2024年4月

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24/04/30(Tue)

今日のメインはカツ丼。以前はカタログギフトを貰うと決まってレトルトカレーを頼み、温めてご飯にかけるだけだと何となく料理をした気がしないので、カツを乗せてカツカレーにしていました。それが最近カタログギフトを貰っていないためにカレーが尽き、かといってたまにはトンカツが食べたい&レトルトカレーを買ってくるのは何となく嫌ということで、トンカツを作ってみたのです。

鍋は以前買っておいたカツ丼専用鍋を使用。蓋付きの底がごく浅い鍋で取っ手が垂直についているという、丼物を作るのにしか使えない鍋で、うちでは年に数回しか使いませんが、それでも重宝なのでリストラ対象にはなっていません。別鍋でめんつゆを適当に薄めた煮汁でスライス玉葱を煮ておきます。鍋に玉葱めんつゆを加え、揚げたカツを入れてから周囲に溶き卵投入。煮る時間はお好みですが、私は強火で40秒と決めています。最後にミツバを散らして蓋を戻し、一呼吸おいたら完成。丼ご飯に煮汁ごとカツをスライドさせて移すのですが、コレがいつまで経っても上手くなりません。並べたカツが崩れてぐちゃぐちゃになってしまいがち。集中的に練習すれば出来るようになりそうですが、何せ年に数回しか作らないので、いつまで経っても上手くならないのです。まぁ、味は同じなので割り切れば無問題ですけど。

24/04/29(Mon)

植えていたズッキーニに花がつきはじめたのですが、残念な事に雌花先行で雄花が全然咲きません。本当に家庭菜園は上手くいかない事ばかりです。雌花は花の根元に実がついており、受粉しなくてもある程度は大きくなるのですが、すぐに頭打ちになって奇形化するので、株の体力を奪わないという意味で速やかに除去します。小指サイズの小さな実は、昼食パスタに入れるのでとりあえず無駄にはなりません。

このズッキーニですが、もう何年も育てているのにちっとも上手くいきません。毎年決まって梅雨時期あたりで枯れてしまうのです。ズッキーニは水に弱くて雨が当たると一発アウト。うちではそれを避ける為にビニールハウス内で作っているのですが、高温にも弱くてもう最悪。味は好きなので毎年数株を植えますが、せめて夏位まではもってほしい。その為にネットを見て色々研究するんですが、結論としては雨の少ない涼しい地域じゃないと多分長生きさせられないんだと思います。今年は少しでも長生きさせられると良いなぁ…。

24/04/28(Sun)

先日クレソンの件を書きましたが、それに負けず劣らず最近頭を悩ましているのが軒下でプランター栽培しているレタスです。こっちはクレソンと違ってある程度まではキチンと成長するんですが、最近葉を食い荒らす何者かに困っています。葉は食い荒らされているし糞もあるので、何者かがいる事は分かるのですが、目視チェックしても何もいないという状況。夜だけ出現するヨトウムシかとも思ったんですが、葉の食われ方が違います。ヨトウムシなど芋虫系は、葉を端から丸かじりしていくんですが、今回の犯人は葉の片側を薄く食べ、残った葉が透明な膜状になっています。私の経験だとコレは多分カタツムリかナメクジだと思います。

とはいえ、現行犯で見つけないと手が出ません。私は無農薬にこだわらない質ですが、そのまま口に入る葉物にはなるべく使いたくないというのが人情です。ですが、対策をしないと全滅までカウントダウン。しかしその対策が無いという…。こうやって野菜を自分で作っていると、プロ農家ってマジで凄いと思います。害虫・日照り・多雨などを潜り抜け、市販に耐えるレベルの奇麗な野菜を作るのは本当に大変。それでいて野菜は大して値段がつかないんだから、私だったらやってられないと投げ出しそうです。本当に農家さんってのは凄いものですね。

24/04/27(Sat)

ここで家庭菜園をしていると書く場合は〇〇を収穫して料理をした的な話が多いので、一見順調に色々作っているのかと思われがちですが、色々失敗もしています。今回失敗したのはクレソン。実はクレソン、何度失敗したか分かりません。正直舐めてました。クレソンは要注意外来生物に指定されている植物で、野生ではとにかく繁殖力が旺盛。水辺で猛威を振るい、ほんの少しの欠片が残っているだけでそこから復活再生するという強烈な生命力を持っています。実際うちの庭でも時々クレソンの仲間のカラシナを見かけます。ただ、いうほど強烈な繁殖能力は無い印象です。

そんなクレソンですが、いざ育てようとするとコレが意外に難しい。調べた結果、水多目・日当たり少な目が好きな様なのでそれを再現しているつもりなのですが、駄目。発芽までは簡単ですが、そっから先の成長がとにかく悪い。日当たりが強過ぎるとあっという間に萎びるくせに、弱いとヒョロヒョロになってしまいます。水も乾燥には激弱なくせに多過ぎても成長が遅れるっぽい感じ。そして異常に害虫に弱く、屋外で育てているとすぐにモンシロチョウ系の何かに卵を産み付けられ、1日で致命的なダメージを受けます。買ってきた種はまだたんまりあるので、次はキッチンの窓辺で完全屋内栽培を試してみるつもり。パセリ・バジル・タイムなどハーブ系は一通り成功してきているんですが、ここにきて意外な伏兵クレソンに悩まされています。

24/04/26(Fri)

今日は庭の一角に勝手に自生している蕗がかなり大きくなってきたので、収穫してきました。正直もう少し太くなってくれればと思うのですが、イマイチ大きくなりません。かといって肥料をぶち込む程のものでもないし…、難しい所です。採ってきた蕗は一回の煮物にはやや足りない量なので、先日塩蔵処理を施した筍と合わせ技で一本を狙います。

蕗の下処理方法には諸説ありますが、うちでは茹でてから皮を剥く方法を採っています。葉を落とした蕗をなるべく折らないように曲げ、直径の大きな鍋に詰めます。水をひたひたに注ぎ点火、沸騰したら弱火に落として5〜10分(太さによって変える)茹で、一旦茹で汁を捨てて再びひたひたに水を注いだ状態で丸一日放置してアクを抜きます。仕上げに皮を剥いて食べやすい長さにカットすれば完成。筍は食べやすい大きさに切ってからひたひたの水に一晩浸して塩を抜きます。最後に筍と蕗を合わせ、醤油味醂ベースの煮汁でサッと煮て完成。最近やっと少しだけなら収穫できるようになった木の芽を添えて完成。感想:不味くしようがない。筍と蕗を一緒に煮て醤油味醂ベースの味付け、コレで不味く作る方が難しいレベルです。プロだったらここに高野豆腐とか入れてしまうんでしょうけど、そこまで贅沢をすると罰が当たりそうなので、今回はココまでです。

24/04/25(Thu)

最近雨の日が多くて割と困ってます。洗濯物が乾かないのは鉄板ですが、意外なのが野菜関係。今、ポットでトマトの苗を作っていて本葉が2枚出た段階なんですが、トマトは水が多いとすぐに弱って腐るので雨の日は軒下から屋内に避難させます。軒下だから大丈夫だろうと油断していると、風に当たって吹き込んだ雨で弱るとか割とアルアルなので油断できません。ところが、屋内に避難させたから問題解決だろうというとそんな事は無く、トマトはかなり光が必要な植物なので、屋内だと日当たりの良い場所を選んでも光が足りず、ひょろっとした徒長苗になってしまいがち。マジで難しいです。

畑を弄っていない頃は雨=恵みの雨だろと単純に思っていましたが、野菜は日照りで水が切れて枯れるのは勿論ですが、それ以上に雨が多過ぎて腐って枯れるケースがかなりあります。畑につきものの畝だって、なるべく早く余分な水分を根周辺から排除するために土を盛り上げているものですし。というわけで、週間天気予報を見て3日以上雨が続くのを見ると、つくづく嫌になる今日この頃です。

24/04/24(Wed)

今日作る一品は玉葱の丸ごと煮。玉葱を自分で作ると、同じ場所で同じように施肥して育てている筈なのに、大きさにかなりの違いが出てしまいます。小さいものは成長が遅れており、放置すればやがて大きくなる…なんてことはなく、長雨に当たって腐るのが関の山なので、諦めて収穫してしまうのが吉。そしてこの小さな玉葱は長期保存にも向きません。体積が少ない分、全体的に水分が抜けてすぐに萎びてしまうので、とっとと食べてしまうしかないのです。

そんな小ぶりの玉葱をまとめて食べる良策が今回の丸ごと煮。作り方は簡単で、皮を剥いた玉葱を鍋に入れ、ひたひたの水とコンソメ・塩を加え点火。沸騰したら味を見て調整し、いい感じになったら弱火5分→保温調理鍋で保温30分で完成です。トロトロの玉葱に塩コンソメのシンプルな味。メインの一品にはなれませんが、副菜としては非常に優秀だと思います。食べる際は電子レンジで温め直しても良いですが、冷たいままでも結構いけます。個人的には冷たい方が好きかも。まぁ、他の料理との兼ね合いもありますけど。

24/04/23(Tue)

私は冬場は寝袋in布団というスタイルで寝ています。こうすると温かい空気が布団の隙間から逃げる事が無いのでとても具合が良くて止められません。ですが、4月も後半に入って随分暖かくなり、最早寝袋を使う事は無くなりました。というわけで、今年の冬まで仕舞うわけですが、その前に補修・洗濯をします。この寝袋は買ってから30年、1年の最低1/3は毎日使うというヘビーユースですが、流石はモンベルの品だけあってまだ全然現役でいけます。ただし、やっぱり傷むところは傷みます。

傷むのはズバリ顔や髪が触れる場所。しみ込んだ汗や皮脂が酸化し、周囲の繊維を傷めつけて劣化するというシステムのようです。半面首から下は冬場という事もあり何らかの服を着て寝るので、汗や皮脂が直接寝袋に触れる事は無く、傷みも殆どありません。この辺は流石だなと思います。それで直し方ですが、破れた分よりかなり大きめの布を調達し、四辺を折返してミシンで縫ってから患部に当て、再びミシンで縫いつけるだけです。患部よりかなり大きめにするのはこういう補修の定番で、破れるという事はそこだけではなくその周囲の生地も満遍なく弱っている筈の為、ヘタにギリギリの布を当てるとバランスが崩れて周囲がすぐに破れてしまい、また補修作業をしないといけなくなる為です。実際に敗れている場所だけではなく、その周囲の生地がどこまで弱っているかを見極めて補修の規模を考えるのが今回のキモ。ただ、生来のドケチ性分の為、どうしてもギリギリを攻めてしまい、再補修になりがちなのが私のいつもの流れです。

買ってから30年、もういい加減元はとったと思うのですが、顔と頭が触れる場所以外は至って健康で、買い替えを躊躇しています。80まで生きるとしてあと1回買いかえれば死ぬまで使えるな…と思わなくもないですが、多分あと数年は修理を重ねて使い続けるでしょうね。

24/04/22(Mon)

ここ最近畑の新玉葱を中心に献立を組むことが多いのですが、包丁の切れなさを実感していました。もう本当に切れない。スライスしようとすると玉葱の細胞を切っているのではなく、潰しているのが手に伝わってきます。考えてみると随分包丁研ぎをサボっていました。ヘタすると1年とかになるかも…。包丁研ぎ、始めると別にそんな大変な作業でもないんだけど、何となく面倒臭くて先延ばしにしていました。多少切れなくても料理が出来なくもないというのも、先延ばしの大きな言い訳になっています、反省。

というわけで、実に久しぶりに包丁を研いでみました。使うのは中砥。15分水に浸してから自家製の研ぎ台にセットして作業開始。使っているステンレス包丁は鋼に比べて硬いのでやや時間はかかりますが、それでも5分ほどで作業完了。結果:切れ味復活。これからはこまめに研ごうと決めましたが、多分またサボるんでしょうね。ちなみにこの自家製の研ぎ台は超便利。一般的に研ぎは砥石が滑らないように濡らした布巾の上でやる事が多いですが、この方法だと刃を当てた部分が沈み込み、刃と砥石の角度が微妙に変わるのが気になっていたため作りました。シンクに渡せる棒の両端を加工して上手い事ハマるようにし、棒の中間あたりに砥石を動かないようにするストッパーをつけ、腐食を防ぐために全体にペンキを塗っただけの簡単な代物ですが、コレがあるおかげで砥石が全く動かないので、研ぎの精度がかなり上がった気がします。ホント、マメに研げよと思うのですが、面倒臭いのですよね。

24/04/21(Sun)

最近のマイブームが納豆かけご飯です。私は大体週に1度のペースで買い出しに行くのですが、その買い出しで3回に1回程度納豆を買ってきて納豆ご飯にします。ちなみに3パック約80円。メーカーに拘りは無く、単純にその時売り場で一番安いものを買いますが、ただ一点だけ注意点としてひきわり納豆はNGです。割ってても味は一緒だと思うんですけど、納豆ご飯にすると何か違う。一般的にひきわり納豆の方が安いんですが、ココは譲れません。ひきわりで無ければ、小粒タイプであろうが通常タイプであろうが何でも良いです。

味付けは付属のタレ・辛子は使いません。味付けをしない状態で少しかき混ぜ、糸を引き始めたら醤油をやや多めに加えて更にかき混ぜます。ただし、最近巷で言われているような、かき混ぜまくって糸をフワフワに…とかはやりません。常識の範囲内で糸を引いた状態になったら刻み葱を加え、全体に混ぜ込んでからご飯に乗せて完成。感想:美味い。ヘタにおかずを作るんだったら納豆ご飯と味噌汁+おかず一品で良いんじゃね?と思うレベルです。ちなみに洗い物はちょっと変則。

うちでは洗い物は漬け置きせずにすぐに洗う主義ですが、納豆ご飯に使った茶わんや小鉢は少し漬け置きし、糸を水に溶かしてから洗います。すぐに洗うとスポンジが粘々になるので駄目。10分ほど漬けないといけないので、手順が通常版と少し変わってしまいますが、それはそれで一つのパターンとして脳内登録しておけばいいので、慣れてしまえばどうという事はないですが。

24/04/20(Sat)

タラの芽天婦羅を作った翌日はかき揚げ蕎麦が最近のルーティンになっています。天婦羅は揚げたてが美味いので、その食事で食べ切れる量で作るのが基本ですが、2人だとそんなに食べられません。かといって、ほんの少しだけ揚げ物を作るのはコスパが悪過ぎるため、大体2人×2食分を目安に作る事が多いです。そんなわけで残った天婦羅を翌日の昼食に一番おいしく食べられるのがかき揚げ蕎麦です。

今回の天婦羅のお品書きは、タラの芽・ユキノシタの葉・新玉葱と人参のかき揚げの3種です。この内傍に一番合うのはどう考えてもかき揚げ。というか、翌日の蕎麦を美味しく食べる為にわざわざかき揚げを作っているといっても過言ではありません。蕎麦作りは超簡単。麺は買い置きの5分茹であがり乾麺で、汁はこれまた常備ストックしてある4倍濃縮の麺つゆ。昨日のかき揚げを電子レンジで軽く温めて蕎麦に乗せ、刻んだ葱をトッピングして七味を散らせば完成。感想:当然美味い。私はかき揚げにたっぷり汁をしみ込ませて食べるのが好きなので、多少揚げ加減をしくじってもほぼ問題なく美味しくなります。

というわけで今回、割と短い間隔で3回かき揚げを作り、多少コツが掴めた気がします。ですが、いまだに迷っているのが衣の量。少な過ぎるとまとまらず揚げている最中にバラバラになりますが、多過ぎると食感が重くベッタリしてしまいます。衣をギリギリの量に抑え、全体的に軽い食感でサクッと揚がっているのが理想…ですが、当面そこに辿り着ける気がしません。かき揚げ、難しいです。

24/04/19(Fri)

今日は今シーズン筍4回目ゲット。正直持て余しています。貰った筍は速やかに下茹で。流派によっては皮付きのまま茹でるようですが、うちでは茹でる前に全部剥いてしまいます。ただでさえ大きい筍、皮を剥いて少しでも体積を減らす事が最優先。皮をつけておくことで柔らかく茹であがるそうですが、正直そんなの誤差だと思います。茹で時間の目安は1時間。竹串がスッと刺さるようになったら完了で、そのまま茹で汁から出さずに丸一日放置することでアクを抜きます。ここも流派によっては鷹の爪・糠を加えますが、水溶性のアクを抜くには温かいお湯だけで十分で、鷹の爪・糠は所詮迷信効果に過ぎないと思っているので、私は使いません。

で、ココからが問題。筍は基本的に冷凍保存が出来ません(解凍時スカスカのスポンジ状になる)。細かく切った状態ならある程度誤魔化せますが、食感の低下は隠しようがないので、うちではやりません。1週間位なら、大きな容器に入れてひたひたの水を注ぎ、毎日水を替えて何とか保存できますが、それ以上は無理。現状うちでは食べられる量を超えてしまっており、水漬けで保存しても食べる順番になる頃には傷んでしまっています。ですんで今回は仕方なく奥の手の塩蔵。下茹でした筍に大量の塩をまぶしておけば1年位は冷暗所で保存可能になります。ただ、個人的には塩がもったいないのであんまりやりたくはないです。やりたくはないですが、どう考えても塩コスト<<筍コストなので、総合的に損得を考えるとやらざるをえません。この時ばかりは冷凍保存できない筍の特性が恨めしいです。

24/04/18(Thu)

貰ったタラの芽が天婦羅3回分あったので、今日も天婦羅。つくづく思うんですけど、天婦羅を上達するコツは間をあけずに続けて作る事だと思います。回数を重ねても間をあけてしまうと、前回の経験や感じた事を忘れてしまうので、イマイチフィードバックが出来ている気がしません。その点間隔が短いと、前回の反省点などを余すところなく活かせるので、上達が早いと思います。とはいえ、1週間連続天婦羅とか物理的に不可能なので、毎日天婦羅を揚げ続けるプロとは根本的に違うんですね。

というわけで今回のお品書き。タラの芽と玉葱&人参のかき揚げは前回と一緒ですが、全部一緒ってのもつまらないので、何かないかと冷蔵庫の中を漁ったんですが、残念ながら天婦羅にできそうな食材がありません。全部一緒かーと多少残念に考えていた時に、庭の隅のユキノシタを思い出しました。最近天婦羅していなかったのですっかり忘れてましたが、今の季節なら食べられる筈。という事でゲットしてきましたユキノシタ。少し小ぶりで理想サイズの8掛けといったところですが、イケなくはないでしょう。という事で久しぶりのユキノシタ天ですが、相変わらず安定の美味さ。山菜ってタラの芽もそうですが、レシピは天婦羅orおひたしの二択というものが多い中、ユキノシタは天婦羅しか食べ方のない山菜です。しかし、天婦羅にすると他に類似品が無い独特の味わいで超美味い。

ユキノシタが食材として売られていることはほぼ無いと思います。主用途は日本庭園の岩の根元に植える用。形はミニ蕗ですが、多分分類上は全然赤の他人です。日陰のちょっとじめっとしたところを好み、暑さに弱くて日当たりの良い場所に置いておくと死滅します。野生でも普通に見かける一般的な野草で、似ている毒草が無いので比較的手を出しやすいと思います。ユキノシタの天婦羅、おススメです。

24/04/17(Wed)

今日は雨でいつもの草むしりが出来ないので、その時間を有効活用すべく玉葱の干しスペースを作りました。今までは軒下を利用していたんですが、軒下は油断していると結構雨が当たります。雨が当たると腐るので、雨が降るたびに玉葱を移動するのが非常に面倒臭く思っていたのです。というわけで、今回新しく候補に挙がったのは現在使っていない屋内駐車スペース。

天井の梁からマイカ線を3箇所同じ長さで垂らし、結んで輪にします。ココに納戸にあった太めの竹棒を通して物干し状態にしたら完成。後は十分乾いた玉葱を吊るして保存するだけです。ココは日中でも薄暗くて涼しいので、計算上は玉葱の保存に最適の筈。残る候補はココより明るくて温度の上がる場所ばかりなので、駄目だった場合の次善策は今のところありません。まぁ、結局のところ腐る前に速攻で食べ尽くすってのが一番だったりするのですが、なるべくそこには頼りたくないと思っているのです。

24/04/16(Tue)

今日は知り合いからタラの芽を貰ったので天婦羅にしてみました。タラの芽は春の山菜で非常に美味しいんですが、レシピは天婦羅or酢味噌和えの実質二択です。そしてうちの場合、量があれば酢味噌和え・なければ天婦羅と自動的にレシピが決まります。また、天婦羅の具材がタラの芽だけだと流石に寂しいので他に何かないかと考えた結果、採れはじめた新玉葱とストックのニンジンでかき揚げを作る事にしました。

天婦羅は一般的に後片付けが面倒臭くて敷居が高いと言われていますが、うちでは結構気軽に作ります。ただし、結構難しくて今でも納得がいくものは作れたためしがありません。一般的な天婦羅は何とか形になってきましたが、かき揚げはまだまだ。ネットを見て色々試行錯誤していますが、カラッとしたかき揚げを作るのは結構難易度が高いです。まぁ、回数を重ねたので流石にそこそこの物は作れるようになりましたけど。とはいえ、私は翌日のかき揚げ蕎麦の方が好きなので、揚げたてをカラッとさせることにあんまり意味はなかったりします。無いのですが、やっぱり自作する以上カラッとさせたいというのが人情なわけで。今回も頑張って作ってはみたのですが、自己採点65点といったところでしょうか。まだまだ先は長いです。

24/04/15(Mon)

畑の玉葱が採れはじめました。全部で200個程あるので、どのみち長期保存はしないといけませんが、経験則上玉葱の常温長期保存はとても難易度が高いです。私もネットなどを見て研究して色々やってみましたが、日陰の風通しの良い場所に吊るしておいても夏を超すのは難しいと感じます。結局のところ爆速で腐る前に食べるという力業が一番の解決策だったりします。というわけで今の時期に常備しているのが、スライスして塩で揉み、水に晒した状態の玉葱。ココまでやっておけばすぐにサラダにして食べられます。毎回スライス→塩揉み→水晒しはかなり面倒なので重宝ですね。ただし、加熱した玉葱の甘味も捨てがたいので、今日はかき揚げを作ってみました。

流石に玉葱単体のかき揚げはさみしいので、今回はストックしてある人参を使用。縦スライス玉葱と細く切った人参を合わせ、衣を加えてお盆型に成形しつつ油で揚げます。家でかき揚げをするとどうしてもペチャっとなりがちなので、それを回避すべく高温で揚げますが、なかなか上手くいかないので最近は諦めてます。まぁ、ちょっとしっとりしているくらいで味は良いので。ちなみに味付けは塩…ではなくめんつゆを適宜薄めたものと大根おろし。塩は素材の味をそのまま生かせて通っぽいですが、やっぱり天婦羅はめんつゆだよねと思う次第です。

24/04/14(Sun)

暖かくなって保存しているサツマイモに芽が出始めました。ジャガイモと違ってサツマイモは芽が出ても毒が含まれているわけではないので、特に問題なく食べられるはずですが、目が出るとどうしても全体的に萎びてきて美味しそうじゃなくなるので、現在ラストスパートで朝晩150gずつ程をノルマとして食べています。食べ方は焼き芋一択。1本300g程の芋を1回に6〜7本まとめて焼き芋にして粗熱をとった後冷蔵保存しておき、都度レンジで温めて食べる手法です。サツマイモのレシピとして代表的な大学芋やスイートポテトなども一通り試したのですが、一番手間がかからずサツマイモの旨味を引き出せるのは結局焼き芋だという結論に達し、今ではもっぱら焼き芋一択です。

ちなみに焼き方は、こんな感じ。前夜に洗って泥を落とし、両端を切り落とした芋を3%の食塩水に漬け込みます。コレが地味に面倒臭いですが、この塩味で美味しさが段違いになるので、絶対に欠かせません。また、両端を切り落とすのは断面を見て腐敗を確認するため。少しでも茶色く変色していたら、腐敗臭が全体に回っているので全廃棄です。翌朝コレを新聞紙で2重に包んでから浸水し、ザっと水を切ってからアルミホイルに包んでオーブンへ。160度の余熱済み状態から3時間焼き、オーブンから出さずそのままの状態で冷まして完成。感想:市販の石焼き芋の様に、割ると断面がランダムになって美味しそうなあの状態を目指してはいますが、あそこまでキレイには焼けません。焼けませんが、十分美味い事は確実です。そしてまだ残っている芋は多分うちのオーブン換算で7〜8回分。正直結構飽きているんですが、製造者責任的に食べられる限りは食べようと思っています。

24/04/13(Sat)

この時期、私が庭仕事の中でも嫌いな作業ベスト3に入る松の新芽摘みが始まってしまいました。この時期、松は1か所から基本3本の新芽を出します。それを全部放置すると、あっという間にモサモサの団子松になってしまうので、一番勢いの無い1本を残して残りの2本を摘み取るのがこの新芽摘みです。コレがとてつもなく面倒臭い。うちの松は大きなものだと高さが4m程度あり、梯子を使わないと天辺まで届きません。デカい三脚をあちこち移動させつつ、身体を乗り出して新芽を摘むのは結構大変。

ただ、大変さだけで言ったら他にも色々あるんですが、この作業は基本何の報酬もないので嫌いです。例えば果樹の剪定。キッチリ剪定すれば実が沢山ついて後々美味しい思いが出来ます。それが松は、ただ格好が良くなるそれだけ。マジで不毛です。一回だけ松葉を瓶に詰めて発酵させる松葉ソーダというのを試してみたことがあるのですが、正直わざわざ作る程の味ではありませんでした。根元から松茸なんか生えたら最高なんですが、世の中そんな美味い話がある筈もなく。松は他の庭木に比べて圧倒的に維持のコストがかかり、しかも作業中は葉が腕に刺さって痛いというおまけつき。私が一から庭を作るのなら、絶対に植えないのがこの松だと断言できます。

24/04/12(Fri)

去年使った落ち葉堆肥を各種ポット苗の作成で使ってしまったので、今年分の作成を開始しました。作り方は簡単。落ち葉をポリ袋に入れ、水少々を加えて密封し、時々ひっくり返しながら適度に温度がある場所に置いておくだけ。庭でミミズを見つけたら捕獲してきて放り込んでおくと尚良しです。この作業のため、この時期庭の落ち葉拾い・草むしりはややスタイルが変わります。ポイントは雑草を入れない事。雑草の種や地下茎が入ると、堆肥からそれらが発生して面倒臭いので、極力入れないようにします。雑草も種類によって別に入れても問題無いもの・致命的に駄目なものと色々ありますが、そこまで分別するのは流石に面倒臭すぎるので、うちでは雑草は一律入れない運用にしています。

使うポリ袋は冬場に沢庵漬けを作ったものの再利用です。かなり分厚いので重宝していますが、ポリ袋の宿命として紫外線劣化に弱いため、直接日にあたる場所には置けません。中の温度を上げる意味では日向に置きたいんですが、袋がボロボロになると後々面倒臭いので、日陰が最適です。また、中の水分が切れると腐敗が進まなくなるので、時々様子を見て水分を加えます。加えすぎると泥状になってこれまた扱いが面倒臭くなるので、その辺は加減を見つつ。今袋詰めにすれば、秋口には良い感じの堆肥になっています。実に気の長い話ですね。

24/04/11(Thu)

今日は今年分の大玉トマトの苗を植えたので、2カ月くらいしたら収穫できるようになるものと思われます。ということで、昨年作ったトマトピューレ最後の1瓶の使い切り体制に入りました。以前はトマトピューレをトーストに塗って食べていましたが、トマトピューレは結構水分が多くて、トーストに塗るには不適なんじゃないかと思い、最近はやってません。ということで、うちで作るのはもっぱらいわゆるアラビアータというパスタです。

当日朝から戻しておいたスライスニンニクを微塵切りにし、サラダ油で泳がせて香りを移します(本当はオリーブ油を使いたいんですが、最近アホみたいに高くなったので、常備を止めました)。冷凍ストックのシメジを小さく切って投入し、少し炒めたら多目のトマトピューレと鷹の爪少々を加え、良い感じになるまで煮詰めます。最後に茹でたパスタを加えてからめ、微塵切りのパセリを散らして完成。感想:美味い。油断しているとついベーコンとか入れたくなりますが、それをやるとアラビアータの主役のトマトを食ってしまうので、個人的には入れない方が良いと思います。本当はシメジもちょっと余計なんですが、あんまり入れ無さ過ぎるとそれはそれで寂しいので、この辺で妥協している感じ。

ちなみに使うパスタは1回80gです。大学の頃は200gとか食べても全然太らなかったんですが、今そんな事をしたら病気一直線ですし、そもそも物理的に食べらせません。当時の私はどんな燃費をしていたのか、今考えても恐ろしいです。

24/04/10(Wed)

今日は朝から玉葱100個ほどの収穫作業に従事しました。玉葱って作るのはそんなに難しくないんですが、保存が大変。よくネットで“軒下に吊るしておいたら年末までもちました”みたいな人がいますけど、いつも本当かね?って思ってしまいます。玉葱が腐る原因は水分に尽きます。とにかく水分を飛ばす事が重要。まず、収穫は数日間雨が降ってない日に、根元から茎が倒れて水分が抜け始めた個体を狙って行います。採ったらナイフで根と玉上15cmをカット。中が蒸れないように表面の傷み始めた茶色い皮を全部取り除きます。ちなみに分球してしまったものは蒸れやすいので、小分けにして作業するのが原則です。

この状態で4〜5個ずつまとめて縛ったものを2つ1組でペアにして繋ぎ、日当たりの良い門扉に引っ掛けて10日ほど乾燥させます。いい感じに乾いたら、風通しの良い日陰に移してそこで使うまで保存。とまぁここまでやるので非常に大変。100個を処理するのに1時間ほどかかってしまいました。とはいえ、梅雨時期を中心に何割かは腐らせてしまうので、玉葱の常温下長期保存はマジで難しいです。

閑話休題、うちは祖父母→父母と野菜を自作してきたんですが、私が見るに保存が本当に適当な家系です。野菜を育てる技術は一般的な農民レベルに達しているのですが、とにかく保存が雑過ぎて腐らせる量がハンパありません。玉葱も以前は収穫したものをそのまま乾かしもせずに野菜コンテナに詰めてその辺に放置するので、数週間でほとんど使い物にならなくなっていました。サツマイモもすぐ食べる分以外はほぼ腐らせるかネズミの餌にしてました。苗・肥料・人件費コストをかけて育てた野菜を何でああも雑にゴミに出来るのか、私には全くもって理解不能です。父や祖父は料理をしない人なので、それもあるのかなと思いますが、母や祖母はそんな事ないですしね。多分単純に性格が雑なのでしょう。

24/04/09(Tue)

先日に続いて今日も山菜。高知の親戚がイタドリを送ってくれました。イタドリは高知以外ではあまり食べない山菜で、独特の酸味があるので子供の頃は全然好きじゃありませんでした。が、中年になって味覚が変わり、子供の頃嫌いだったものが好きになるというよくあるパターンで、最近は結構好き。ただし、食べられる状態にするまでがそこそこ面倒臭いのが難点です。

一番面倒臭いのが皮を剥く作業。とっかかりを作れば基本スッと剥けるフキと違い、途中で切れてしまうのがデフォルトなので、作業が全く捗りません。沸騰直前の熱湯に一瞬漬けると剥きやすくなるとネットには書いてありましたが、私の実感だとあんまり効果は無いんじゃないかな。剥いたら一晩水に浸してアクを抜き、必要量を除いて塩漬けに。残りはさつま揚げや油揚げと一緒にキンピラ風にするのが定番です。感想:アクを抜いてもやっぱり結構酸っぱいので、好みが分かれる味だと思います。酸味を活かしてジャムにするレシピもあるそうですが、私はやった事がありません。ルバーブジャムなんかと似た系統になるのかも。私個人としては、わざわざ採ってきて食べたい味というほどでは無いですが、一部地域では結構人気があるっぽいですね。

24/04/08(Mon)

今日は今年初めての筍ゲット。筍は速やかに下茹でしないとアクが強くなるので、最優先で茹でます。ただし、筍の下茹でにかかる時間は約1時間。この間うちの二口しかないコンロの片方が占領されるわけで、夕食の準備をしながらは結構厳しいのですが、何とかやりくりをして準備→食事→後片付けの中で1時間を捻出しました。この間はずっと台所にいるので、可能ならばこのスタイルが一番楽です。最悪自室にカセットコンロを持ち込んで仕事をしながらというスタイルになりますが、最近世界情勢が不安定でガスボンベの価格がアホみたいに上がっているので、なるべく避けたいのです。

さて、筍というと私にとっては祖母の味です。といっても悪い方ですが。祖母は基本的に料理上手な人でしたが、何故か味噌汁と筍の煮物の2品だけはゲロ不味でした。当時はまだ幼く、美味しい味噌汁・美味しい筍の煮物がどんなものか分かっていなかったので、子供心にコレ苦手だな〜と思っていた程度ですが、大人になって思い返すとアレは酷かった。筍が不味かった原因はズバリ、アク抜き不十分です。母の証言によると祖母は、下茹でした後すぐに茹で汁からあげ、味をつけて煮ていたらしいのです。セオリー的にはコレNG。筍は下茹で後、茹で汁に漬けたまま一晩おくのが一般的。こうして時間をかける事で、水溶性のアクが茹で汁に溶けだします。また、大きな筍を茹でるにはそれなりの量のお湯が必要で、そのお湯が冷めるまでには時間がかかるわけで、この温度でアクを抜けやすくしているという面はあると思います。

そんなアク抜き不十分の筍を食べると、口の中がイガイガになります。筍のアクの主成分シュウ酸は極小の針状の結晶で、コレが口の中の粘膜に突き刺さって酷い目にあうという仕組みらしい。というわけで、筍は祖母の思い出の味です。思い出の味というと一般的に美味しいものというイメージですが、悲しい現実として美味しかったものよりも不味かったものの方がえてして記憶に残るのです。祖母は基本的に料理が上手で、美味しかった料理も沢山あるのですが、一番覚えているのは何かと言われると、やっぱりゲロ不味だった筍と味噌汁がトップに来てしまうのですよね。現実は厳しいです。

24/04/07(Sun)

4月になって庭のあれこれから新芽が芽吹いていい感じです。一番期待しているのが山椒。苗を買ってきて植えては枯らすというのを4〜5回繰り返しており、今まではマニュアル通りあまり直射日光が当たらない所を選んで植えていましたが、失敗続きで逆切れして逆に日当たりの良い所に植えたら今回は比較的順調です。これからの敵は猛暑とアゲハ。アゲハはこまめにパトロールして卵と幼虫を潰す事である程度防げますが、猛暑は割とどうしようもないので、今から頑張ってくれと祈るばかりです。

逆に冬の寒さで死んだのがレモンorライム。同時期に買ったので、自分でもどっちがどっちか分からなくなってますが、多分片方が死んでます。もう片方はやっと遅めの新芽が出てきたので、多分大丈夫。私の勘ではレモンが生き残っていると思うのですが、正直実がつくまで分かりません。こっちもこれからの時期はアゲハ警戒です。去年植えたラズベリーも新芽が出てきました。まだ株が大きくないので、今年はまだまとまった量を収穫してジャムにというわけにはいかなさそうですが、来年以降に期待です。

ブルーベリー・マルベリー(桑)・無花果辺りは放っておいても大丈夫なレベルで根付いているので、全く心配はしていません。マルベリーに関しては、植えてまだ2年目なのに大きくなり過ぎており、春先も多分剪定しないと大変な事になりそうな予感。放任で実をつけさせても絶対使い切れないので、近々バッサリいく予定です。別件で雑草が勢いづく予兆もあるので、今からやる事を考えると頭が痛いですね。

24/04/06(Sat)

いつもの様に行きつけのスーパーを巡回している際に、粗扱いのビンナガ腹身を見つけました。5cm×25cm程のサイズで400円。正直そんなに安くはないんですが、正月明けからずっとこういうのを狙っていたので、少し迷った末に買ってきました。理由としてはこんな感じ。今年のおせち料理として初めて昆布巻きを作ったんですけど、その際の昆布と干瓢がまだ半分ほど残っており、邪魔臭いので早く使い切りたいと思っていました。おせち料理の際は冷凍鮭アラをいい感じで成形して具にしたんですが、年が明けてからこっち昆布巻きにできそうな鮭アラがすっかり出なくなってしまったのです。そこで今回見つけたのがビンナガ腹身。正直昆布巻きの具としては鮭アラよりも適任なので、こちらとしては願ったりかなったり。値段はやや折り合いませんでしたが、コレをスルーすると次はいつになるか分からないので、ゲットしてきました。

今回のビンナガ腹身のメリットは二つ。1. 形がほぼ長方形なので、成形が楽。前回の鮭アラの際は骨や分厚い皮を外しつつ棒状に成形するのが手間でしたが、今回は皮を剥いで切るだけで狙った形になります。2. 筋が多い。鮭アラにはほぼ無かった筋が今回は山盛りです。刺身にする際はデメリットにしかならないマグロの筋ですが、加熱すると一転美味に変身します。ちなみに、普通に昆布巻きを作ろうとすると結構な長時間コトコト弱火で煮込む必要がありますが、そこはうちにある保温調理鍋で大幅なコストカットが見込めるので無問題。昆布巻きは作るのが大変そうに見えますが、たまに作る餃子と比べても実は大した事ありません。今後も定期的に作りたいのですが、コンスタントに手に入る昆布と干瓢はさておき、中の具の入手が運任せなのがネックなのですよね。以前行きつけのスーパーに常備されていた干鱈が無くなっているのが地味に痛いです。乾物、一般的にはあんまり人気が無いですが、便利なので色々取り揃えて欲しいです。

24/04/05(Fri)

畑の野菜の端境期なので野菜を買う機会が増えているのですが、週に一度程度しか買い物に行かないので、鮮度面で野菜だけだと辛くなります。ですんでこの時期は乾物の登場頻度が上がる傾向が出てきます。最近よく使うのが大豆。大豆は柔らかくするのが大変なので、一般家庭では多分あんまり使われない食材だと思うんですが、うちでは保温調理鍋があるのでこういうのは大得意分野。安い・美味い・栄養満点と素晴らしい食材だと思います。

うちでよく作るのが醤油漬け。大豆は一晩水に漬けておき、その水のまま火にかけて沸騰したら弱火20分→保温半日で相当柔らかくなります。ザルにあげて煮汁と本体を分離し、適当な量の煮汁を醤油と同量で混ぜ合わせて豆を漬け、半日以上放置して完成。時間だけはかかりますが、正直美味い。うちでの定番料理となっております。ちなみに残った煮汁ですが、捨てるのがもったいなくてコレでご飯を炊いたことがあります。結果は不味くもないが別にわざわざ入れる必要を感じないというもの。味噌汁なんかに使っても多分味噌の味で上書きされてあんまり意味は無いと思います。モッタイナイとは思いますが、うちではそのまま捨ててますね。

24/04/04(Thu)

今日は雨で庭の草むしりが出来なかったので、その時間を先延ばしにしていた下駄の修理に当てました。今時下駄かと思うかもしれませんが、うちでは普通です。うちは古い農家造りの為、屋内でも土足の場所が多々あり、夏場は下駄・冬場はサンダルを使っています。元々は通年サンダルだったのですが、下駄箱の中に貰って放置されていた下駄を見つけ、有効活用の為に使うようになりました。ただ、下駄は鼻緒があって靴下を履いていると使えないので、もっぱら素足の春〜秋限定。靴下をはく時期はサンダルという運用です。

この下駄、本体は桐ですが、底にはゴムが貼ってあって摩耗対策となっています。ただ、長年の仕様でこのゴムがすり切れて本体の桐が表面に出て来てしまいました。このままでは本体が削れていってしまうので、今回の補修となりました。補修といってもやる事は単純で、農業用の厚いゴム板を靴底の形に合わせてカットし、接着剤で貼り付けます。ただし、コレだけだと長期間使っている内にずれてくるので、ミニサイズの釘で何か所か補強して完成。

話は変わりますが、先日ラジオで包丁の宣伝をしてました。その中で“春の新生活、切れ味の悪くなった包丁を買い替えて気分一新”みたいな文句に割とブチ切れな私。包丁をは切れなくなったら研ぐものであって、買い替えるものではないです。マスコミって日頃はSDGsがーとか言っている割に、結局こういう所だよなと思いました。下駄も包丁も全てにおいて、直して手を入れて使い続ける事が結局一番のSDGsだと私は思います。

24/04/03(Wed)

4月に入って気温が安定してきたので、春野菜の種播きを一通り済ませました。プチトマト・バジルは例年通りのルーティン。ニラは裏庭のごく一部エリアに生えているのをもう少し増やしたいと思い、昨年種をとっておいたのを使用。そして鬼門のセロリ。種を播いて発芽させるのが一番難しいと言われるセリ科の評判にたがわず、私も何度か失敗しています。とりあえず今回は、鉢受け皿に四つに折ったペーパータオルを敷き、水をしみ込ませてから種を置いて数日放置からのポット植えでいってみようと思います。

ちなみに種ですが、うちでは冷蔵庫で保存しています。販売時の紙袋のままだとかさばるので、100均で買った3cm四方程の小さなジップロックに入れ中身と購入年度をメモしたものをクリップで纏めて冷蔵庫のドアポケットに入れてあります。播き方・育て方を書いている袋も重要なので、こっちはクリップで纏めて食器棚の中で保存。種の種類によっても全然違うと思いますが、3年位なら余裕で使えます。Daisoのプチトマトの種なんて、1袋55円で買って3年来毎年数百個の実を採っているので、大黒字と言えましょう。まぁ、慣れも必要なんで最初は随分種代を無駄にしましたが、それも必要経費です。マンション住まいの人なんかは難しいかもしれませんが、土があれば野菜作りは趣味と実益を兼ねてオススメの娯楽だと思います。

24/04/02(Tue)

今回久しぶりに焼き芋を作ったのですが、近年稀に見る大失敗でした。私の分析によると失敗の原因は主に二つ。一つ目はオーブンの温度を低くし過ぎた事です。先日テレビのバラエティ番組で、焼き芋を美味しく焼くコツは80度という温度だというのを見ました。焼き芋のデンプンは80度でちょうどいい感じで糖に分解するのだそうです。そこで今回、今まで150度に設定していたオーブンを120度にしてみました。時間は3時間。そしてコレが大失敗。3時間焼いても芋は生焼け状態で、結局のところオーブン庫内を120度にしても、芋の内部は80度まで上がらないという事なのでしょう。無論半日とかアホみたいに時間をかければ別でしょうが、たかが焼き芋にそんな電気代は払えません。

結局もう2時間かけて焼き直したんですが、ココで想定外の事態。一般的にサツマイモは長期保存すると甘くなると言われていますが、全然甘くなってません。キチンと火が通った状態で食べてみたのですが、収穫直後と全く変わらないどころか、ごく仄かに傷み始めのサツマイモ臭までする始末。保存事態は極めてうまくいっていると思うのに、なぜこうなっているのかこっちは原因がよく分かりません。ちなみに今回の失敗ですが、後者はともかく前者は今後に活かせます。手製のレシピ帳の焼き芋の所に120度では温度不足で駄目駄目だったと書いておけば、少なくとも今回の失敗を次回以降に活かすことは出来ます。最近ではレシピもスマホ等で管理している人が多いでしょうが、こういうフリーの書き込みをできる点に関しては紙のノートが強いと感じますね。

24/04/01(Mon)

先日ココでかいたことで気になり、15年ぶり位?に愛用のザルを洗ってみました。一応誤解無きように書いておきますが、毎回使った後に一般的なレベルの洗浄はしています。ただ今回は、網目の交点に潜り込んだ汚れまで徹底的に落とすというレベルの洗浄です。洗い方としては、ザルより一回り大きなステンレスボウルにザルを入れ、ひたひた迄水を注いでから重曹小匙1を加えて火にかけます。沸騰したら弱火に落として10分→火からおろして2時間放置した後、タワシで全体を擦って汚れを落としていきます。結果:笑えるレベルの汚れ。タライに3cm程の深さで水をはって洗ったのですが、たかだか3cmなのに汚れで真っ黒になって底が見えなくなるレベル。そして肝心のザル本体の方は、汚れが落ちてステンレス線が細くなり、ザルの目が一回り大きくなったように見えます。水も以前よりスルスル抜ける感じ。

ただし、とても気持ちよくはあるんですが、正直この状態を維持するのは無理です。ユーチューバーのキッチンだったら突っ込まれて大炎上するんでしょうが、一般家庭の台所なんてこんなものだと思います。汚れを数値化して、新品:0→汚れMAX:100とした場合、30〜40をキープできていれば一般家庭としては十分合格ラインだと思います。それ以上キレイにしようとするとコスパが赤字になるので。汚れ100を90にする労力と汚れ10を0にする労力は全然違ってて、多分後者は前者の10倍じゃ効きませんし、そこまでやるのはちょっと潔癖症過ぎるか自己顕示欲が強いかのどっちかな気がします。それが悪いとは言いませんが、私には無理なので、うちの台所はいつも汚れ30〜40ラインを目指して妥協しており、それ位で良いんじゃないかと思っています。

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