2025年10月

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25/10/09(Thu)

冬の葉物野菜がいい感じに発芽してきたので、今日は一度目の間引き作業。間引くことで残した株の成長が良くなるため必要不可欠な作業ですが、最初の内は何だかもったいなくて嫌でした。ですが、間引かないと全ての成長が目に見えて悪くなるので、最終的にいい結果を得たかったら間引きは必須です。そして間引いた株も無駄にはしません。

今日抜いてきたのは小松菜。ただ、今間引く野菜は蕪や水菜といったアブラナ科のものが多く、成長したら全然違う野菜になるものでも数cmの段階では味に違いはありません。タライに貯めた水でザブザブ洗って泥や虫をよく落とし、熱湯で1分茹でた後水に放ち、よく絞ってから醤油鰹節ベースで味をつけてお浸しにするのが定番です。注意点としてはよく洗う事。細かい苗が複雑に絡み合っているので、成長した野菜よりも格段に内部に汚れをため込みやすいです。土は洗っている内に下に落ちるのでまだ良いですが、小さなカタツムリが茹で終わった葉っぱの中から出てきたとか良くあるパターン。慣れているのでカタツムリだけ取り出して廃棄し、葉っぱは普通に食べますけど。また、根もまだ糸サイズなのでわざわざ落とす必要はありません。というか、イチイチ根を落とすなんてコスパ的にも不可能です。そんな抜き菜のお浸しですが、癖が無くとても美味しい。この辺だと捨てる人も多い抜き菜ですが、持って帰ってくると一品になるので私は無駄にしない事にしてます。

25/10/08(Wed)

そろそろ畑のサツマイモが掘り時じゃね?と思い試掘してみたらいい感じだったので本格収穫する事にしました。芋掘りというと幼稚園や保育園の園児のお楽しみイベントというイメージが強いかもしれませんが、実際やってみるととんでもない重労働です。アレは9割5分を大人が御膳立てして最後の最後楽しい部分だけ園児がやるから楽しいのであって、最初から全部やらせたらただの児童虐待だと思います。

芋掘りの手順としては、1. 地上部分を鎌で刈り取る。2. シャベルで掘る。3. 日当たりの良い場所で丸一日乾燥。4. 傷のある個体を弾き、不要な根や茎をカット。5. 1個ずつ古新聞紙で包み、鼠対策を施した風通しの良い冷暗所で保存。という手順を辿ります。特に大変なのが2.の掘る工程。とにかく力仕事で滅茶苦茶大変です。うちの場合、約20m1列に植えてますけど、コレを1日でやろうとしたら過重労働で死んでしまいますので、私の場合3等分し3日かけて掘ります。シャベルが芋に少しでも当たると一発で傷物になり長期保存出来なくなるので、適度に距離を置いて刃を入れてこの原理で土を起こして取り除いていくのが本当に大変。たった6m掘っただけで汗まみれになります。また、裸の状態で日を跨ぐと夜間高確率でネズミがやってくるので、最終工程までを1日で終えないといけないのも地味に重労働。芋掘りってそんな楽しいものじゃないですよ、マジで。

25/10/07(Tue)

今日は行きつけのホームセンターで見切り品150円となっていたクランベリーの苗を買ってきました。私、見切り品の植物が大好き。安いというのは勿論ですが、死にかけを復活させたときのカタルシスがたまりません。とはいえ私の技術は全然高くないので失敗する事の方が多いんですが、摘んだ試行錯誤と経験は無駄になりませんし、仮に失敗しても150円なら全然許容範囲内です。

軽く調べたんですが、クランベリーは冷涼な気候の湿地帯に育つ植物でして、この辺の気候だと暑い夏を超せるかどうかが勝負所となりそうです。水切れはとにかく注意するとして、暑さ対策としてはなるべく風通しが良くて涼しいけれど日差しは確保できる場所という難しい条件をクリアしないといけないので、枯れるとしたらココだろうなと思います。クランベリー畑を映像で見た事あるんですけど、収穫時は畑丸ごと水没させ浮かせた実を掃除機みたいな機械で吸い取るという超ダイナミックな風景でした。是非一度直に見てみたいものです。

25/10/06(Mon)

今日は軒下で作っていたプチトマトの片づけ。涼しくなってワンチャン復活するかと思ったのですがどう見ても無理っぽいので見切りを付けました。まずはビニタイを一個ずつ丁寧に外します。その際中の鉄線が切れているものは廃棄し、無事なものはまとめて袋に入れ次回も使用します。次にトマトの茎を支柱から外し、まとめて畑へもっていって堆肥化します。うちは行灯型の支柱を使っていて複雑に絡み合っているので結構面倒ですが、頑張ります。

最後に鉢から支柱を引っこ抜いた後、鉢の土は畑に返したら、鉢と支柱を所定の位置に戻して完了。他人の家でたまに終わった鉢をそのままにしているのを見かけますが、アレは本当に家全体が荒れた印象になるので駄目です。終わった鉢はとっとと片付け、次があるなら速やか移行することで、鉢の減価償却も捗っていい感じになります。出来れば年中鉢を使っている状態にするのが理想ですが、それはなかなか難しいですね。

25/10/05(Sun)

梅雨前に収穫したジャガイモを昨日食べ切りました。今回は初挑戦という事もあり種芋1kgから収穫したのは5kg程とイマイチ本意ではない成績でしたが、そこは次回に期待です。収穫はイマイチでしたが、常温保存は完璧でした。何度やっても上手くいかず、来年からは常温保存をスッパリ諦め、炒めて冷凍&ピクルスでいこうと決めた玉葱とは大違いです。うちのジャガイモ常温保存決定版はこんな感じ。

収穫は少なくとも4〜5日は雨が降らず土が乾いたタイミングを狙います。掘ってきたジャガイモをブルーシートの上に広げて丸一日乾燥させます。腐るリスクが上がるので、絶対に洗ってはいけません。表面が乾いたジャガイモを1個ずつ古新聞で包み、野菜コンテナ×3に入れて縦に積みます。このコンテナには持ち手の部分に穴があいており、そのままだとネズミが進入して食い荒らされるので、コンテナをピッタリ囲むように作った金網のケージで覆い、一番上はこれまたピッタリサイズに切った合板の蓋をして冷暗所に保存します。コレでも小さいヤツから干乾びていくので、保存は大体大きさ別にし、小さいのから優先的に食べていきます。こんな感じで多分完璧。それでも稀に腐るのがありますが、それはもう仕方ないと諦めるしかありません。これ以上を狙うなら温度・湿度を人工的に管理する必要がありますが、流石にそれは無理なので。

25/10/04(Sat)

暑さ寒さも彼岸までと言いますが、9月はアホみたいに暑かったので今年は例外だろうと油断していたら本当に涼しくなり、暦すげーと思わざるをえません。今までは就寝時タオルケット1枚あれば十分だったんですが、流石に寒いので掛け布団を出しました。部屋着も昼間はともかく朝晩はTシャツ1枚だと無理があるので長袖のトレーナーが必要です。ただし問題が一つ、臭いが…。

勿論前回片付ける前にしっかり洗濯はしたんですが、繊維にしみ込んだ脂汚れを100%落とすのは不可能でして、それが約半年間を経て酸化しえもいわれぬ香りにクラスチェンジしてしまっています。一度洗濯すればほぼほぼ大丈夫なんですが、ここ数日は秋雨前線の直撃で雨が続いており洗濯できず、重度の加齢臭みたいな香りに包まれて鬱な日々。早く天気が回復してくれるといいなぁと願う今日この頃です。

25/10/03(Fri)

真夏に収穫したカボチャを1個ずつ新聞紙で包み、うちの中でもかなり涼しいと思われるガレージで保存していたんですが、約2カ月経過で既に1/3が脱落しています。去年はもっと全然成績が良かったんですが、今年は暑さが酷くて耐えられませんでした。しかも理由は不明ですが、時間経過でもそんなに美味しくなりません。カボチャは上手く保存すると甘味がのって美味しくなり、冬になってからが食べ頃になるんですけど今年は全然駄目。うちでは煮物の他にもポテサラ的にカボチャを使う事が多いんですが、煮物はともかくポテサラは水っぽさが抜けず全然駄目です。

とはいえやっぱりポテサラは食べたくなるわけで、仕方がないんでジャガイモを買ってきて作ってます。皮を剥くのが面倒で以前は皮ごとマッシュしていたんですが、最近ではやっぱり皮は邪魔だなという考えに至り、下茹で後に皮を剥いています。そしてその皮が意外と美味しい。うちでは朝食のトーストをフライパンで焼いているんですが、余った場所でジャガイモの皮をカリカリに焼いて塩を振ったのが好き。トーストをフライパンで焼くのは少数派かと思いますが、トースターと違って余白で色々料理できるのでお得な感じです。先日のアジの中骨は軽く塩をして(日持ちの為に)軽く焼いて火を通したものを冷蔵保存しておき、毎朝コレをカリカリになるまで両面焼いて骨煎餅で全部消費しました。そのおかげでトースターはもう何年も使ってません。今年こそいい加減リストラだな…と思って早数年。もう流石に処分しても良いかなと思ってます。

25/10/02(Thu)

うちの庭には何か所か紫蘇が勝手に自生してまして、時々摘んできて料理に使っていたんですけど、最近葉っぱがどんどん小さくなり花が咲きました。こうなると今年の紫蘇は終わりですが、花は食えるんでコレが最後という事で摘んできました。紫蘇の葉は穂紫蘇といって立派な食材です。とはいえ調理方法はほぼ一択、醤油漬けしかありません。穂紫蘇は毛が無くて実が疎らな猫じゃらしみたいな構造をしてます。軸の部分は食えないので、とりあえず実を軸から外さないといけません。外し方は軸の先の方を親指と人差し指で摘んでしごけばOK。ただし、欲張ってあんまり先の方を摘まむと軸が切れるんで、ある程度の所を摘まんでしごき、そこから先は指先で摘んでちまちま千切るか効率重視で諦めるの二択になります。私は勿論前者。

あとは集めた実を醤油に漬ければ完成。勿論鷹の爪・生姜・胡麻など味変フレーバーの利用は自由なんですけど、うちでは醤油だけの場合が多いです。コレをご飯に乗っけて食べると、紫蘇の香りと実を噛んだ時のプチプチ感が絶妙で珍味。ただ、実を軸から外すのに結構手間がかかるのが難点です。ボウル一杯採ってくると処理に小一時間位かかってしまいます。醤油漬けなので日持ちしますし、当面食べられない分は冷凍しておけばいいので、作ってしまえば問題ないんですが、その手間と時間が唯一の難点ですね。

25/10/01(Wed)

今日のメインは昨日半分残して塩を振っておいたアジ4匹分を使ったアジフライ。今回はアジが小さかったため、ウロコとゼイゴはとらなくても良いんじゃね?と思い敢えて付けたまま調理しました。小麦粉→溶き卵→パン粉の順に衣をつけ、油に投入。魚全般に言える事ですが、火を通し過ぎるとパサパサになって不味くなるので絶対NG。アジの場合アニサキスは例外として基本生で食べられる食材なので、加熱し過ぎよりは加熱不足の方がまだマシというスタンスでいきます。

今回は魚が小さく身も薄いので一瞬で火が通るため、180度で両面各1分弱を目安にしました。タイマーはかけますが、箸で少し押して弾力を確認し手ごたえが変わったタイミングが決め手です。一回だけひっくり返して両面きつね色に色付いたら完成。味付けはウスターソースも良いですが個人的にはタルタル好きなので片手間で作ります。茹で卵1個を刻んだものと晒した玉葱、微塵切りのパセリをマヨネーズで和え胡椒で少しパンチを加えるだけの簡単バージョンですが結構美味しいですし、余れば朝食のパンに塗るだけなので無駄も出ません。そしてつくづく思いますが揚げたてのフライは最強です。スーパーの総菜フライ位なら軽く勝てるレベルですね。ちなみに問題のウロコとゼイゴですが、ウロコは全く気にならずゼイゴはカリカリしてむしろアクセントになりました。大きさにもよりますが、基本外さなくても良いと思います。

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