2005年7月

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05/07/31(Sun)

最近知ったのですが、“庖丁”という言葉の語源は人名なんですね。“庖”は料理人という意味で、“丁”がその人の名前。つまり、“料理人の丁さん”くらいの意味でしょうか。中国古代の料理名人である彼は、王様の前で“自分の使っている牛刀は、今さっき砥石をあてた様によく切れるが、実は十九年間一度も研いだことがない”とうそぶきます。牛を解体する際には、皮と肉・肉と骨の間に(自分にしか見えない)大きな隙間があり、そこに厚みの無い刃を入れていくのだから、刃が毀れる道理がないので、砥石なんてあてる必要が無いというのが彼の主張。砥石で頻繁に刃を研ぐのは、所詮並の料理人なのだそうです。

どうせホラを吹くのなら、これくらい大きく吹かなきゃいけません。いつかこの様なセリフを、嫌味くさく効果的にかましてみたいものです。そんな邪念を心に抱きながら読んでいると、某有名料理漫画“美○しんぼ”のごく初期のエピソードにそういうのがあった事を思い出しました。庖丁の達人が、氷の塊を庖丁一本で欠片にしていく話。曰く、氷には刃の通る目があり、その目に沿って刃を入れると刃毀れしないのだとか。どうやら、こういう話は洋の東西を問わず、男のロマンであるようです。あぁ、いつか嫌味くさくこのフレーズを使ってみたい。

05/07/30(Sat)

勤務先に来たお中元から、ビールを全放棄するかわりにゲットしたハムの塊が、最近の私のタンパク質補給源となっています。貰った段階で速攻網を剥ぎ取り、一回分づつ切り分けてラップ冷凍。フライパンで焼いて食べるのが、一番一般的なのでしょうが、それをやると何も味付けしなくてもちょっと塩辛すぎるので、うちではスープに仕立てるのが主流。

出かける前にその日使う分を冷蔵庫に移しておけば、帰ってくる頃には包丁が入るくらいには解凍できてます。それを食べやすい&エキスが出やすい大きさに切り、その辺にある野菜を適当に切って投入。ちなみに今回は、ジャガイモ・玉葱・シメジ。気が向けば、小麦粉を柔らかく練って投入し、ニョッキと言い張る場合もあり。正式名称は、水団なのですが…。最後に塩・胡椒で味を調節して完成。

こういうスープ系は、えてして、○○日煮込みましたとか、××種類の隠し味を入れましたとか、そっち方面にこだわってしまうケースが多いように思います。確かにそれだけ手をかければ当然美味いんですが、でも、こうやって単発でパッと作るスープはメニューの組み立ての要素としてかなり重宝します。うちではもっぱら、目先を変えた味噌汁という位置づけになっています。

05/07/29(Fri)

今日の買い物は、キュウリ7本158円。高くもなく安くもない、どーって事のない値段ですが、食べたくなったのだから仕方が無い。実は隣の茄子特売148円を狙っていたのですが、私が行った時間には売り切れていました。おまけに、その跡に“本日のみ特別に広告から更に10円値下げの138円でご奉仕”なんて書いてある。釣り逃した魚は大きいです。責任者出てこい!

それはともかくキュウリ。半分はスリコギで叩き割って、中華風の和え物。塩で揉んでから、胡麻油・鷹の爪・八角・山椒・酢でビリビリするような味付けにして、戻したキクラゲも入れてしまう。要するに、ものすごく中華風な酢の物ということですね。

もう半分は、超伝統的な酢の物。スライスして塩で揉んだら、戻したワカメ・湯通しした春雨と一緒に柚子酢であえ、最後り胡麻を少々まぶす。小さい頃から嫌というほど食べさせられたこの一品、当時は大嫌いだったのですが、不思議なもので、大人になると美味しいと感じるようになってきました。やっぱり、こういうものを美味しいと感じないと、正統派のオッサンとしては失格でしょう。ちなみに、酢の物は酢の加減がなかなか難しいのですが、今回の二品は比較的うまくいきました。しかし、断言しますがマグレです。

05/07/28(Thu)

常備してある干し葡萄が切れてしまったので、いつものように業務用スーパーにGo。ところが、愛用している大粒レーズン(安い)がありません。仕方が無いので、通常品でいくかと見てみると、通常品とサルタナ種(色の薄いレーズン)が同じ値段ではないですか。確か前回見た時は、サルタナのほうが少し高かったような記憶があるんですけど。というわけで、今回はサルタナ。何となく高級なイメージもありますが、800gで499円とかなりお徳。

レーズンは案外汎用性があり、重宝します。マリネ・カレー・スープなどに入れ、甘みと香りをプラスするのが主な目的ですが、浅漬けに入れても実はよくあいます。うちでは結構登場頻度の高い食材。

しかし、味見をして思うのですが、サルタナって美味いですね。通常品よりも味がマイルドで、そのまま食べているとドンドン減っていくので、危険。以前プルーンを常備していた時に、やはり料理に使わずにそのままバクバク食べてしまうので、常備を廃止したことがありました。今回も同じルートをたどりそうな予感が…。まあ、3割くらい料理に回ればいいような気がしてきます。レーズンって繊維も多そうだし、毒にはならんでしょ、と自己弁護してみる。実は、こうやって日記を打つ傍らにも、レーズンが。

05/07/27(Wed)

先日作った、ズッキーニを炒めてマリネにするやつが非常に美味しかったので、今日もズッキーニ購入。2本入り105円のを2パックで210円。先日のよりは小ぶりですけど、それでも4本もあればかなりの量。全部刻んで炒めてマリネに。前回はついザラザラの茎っぽいところを捨ててしまったんですが、今回はここも入れてしまう。結果、普通に食べられましたので、前回は惜しいことをしました。かなり焦がしても大丈夫という前回の教訓をもとに、今回はちょっと焦がしすぎ?くらいまで焦がしてみました。結果、こっちの方が美味い。

実家の母は、“この料理美味い”なんて言おうものなら、嫌になるくらいその料理を作り続けるという悪癖がありまして、結局その料理が嫌になるので、そういうことをしてはイカンのではないかと当時は思っていましたが、前言撤回。嫌になるまでというのは行き過ぎですが、何度か同じ料理を作らないと、カン所が掴めない様な気がする今日この頃。このズッキーニ、あと2回は作りそうな予感がします。

05/07/26(Tue)

久しぶりに、包丁を研ぎました。ここの所サボりがちで、ずっと研がなきゃいけないと思っていたので、やっと重い腰をあげたという感じです。柳葉包丁ほど神経質にならなくていい三徳包丁は、仕上砥を使わずに中砥一回で大丈夫なので、すぐに研げるんですが、全ては私の不精心のせいです。

うちで使っているようなステンレスの包丁は、使っているうちに側面が曇ってきます。別に曇ったって切れ味には何の影響も無いので放置してもいいんですが、やはりピカピカに光っていた方が気分がいいので、ここも磨きます。貰ってきたワインコルクの先に液体クレンザーを少しつけて磨くとあっという間。どこかの“家庭の知恵”みたいなところで読み、最初は疑心暗鬼だったんですが、この知恵はかなりイイです。

そんなわけで研ぎ直されたうちの三徳包丁。やっぱり研ぎたては気持ちがいいほどよく切れます。手でぶら下げた新聞紙をスパッと切って切れ味を確認するんですが、実によく切れます。その時はマメに研ぐのがいいよね〜なんて思いながら、実際そうならないのは、心の修行が足りないからなんでしょう。修行、修行。

05/07/25(Mon)

貰い物のキムチも、残るはあと数切れと汁だけ。せっかく様々なエキスが溶け込んだ汁を無駄にしないためにも、今日は冷しキムチウドン。数切れのキムチを細かく刻んで汁に戻し、塩と胡麻油でちょい辛めに味を調整。隠し味的に醤油をほんの少し(あぁ、日本人)。いつものように、1kg100円の小麦粉でウドンを打ち、茹でてキリッと冷したものの上から、このタレをかけるだけ。

キムチの酸味と辛味、それにツルッとした喉ごしの麺で、食が進むこと&進むこと。150gの粉で打つ麺は、一般に売られている麺にすると軽く2人分はあるんですが、このクソ暑い中、それがあっという間に胃の中に納まってしまいました。冷しキムチウドンさいこう。材料費が、20円を切っているのも、スバラシイ。無論、他にも何品か常備菜を出すので、食事全体としてのバランスは悪くなく、夏バテへの道を歩むこともありませんです。

05/07/24(Sun)

スーパーでキャベツが一玉98円で売られているのを見つけたとき、発作的にその日の夕食の献立が決まりました。ズバリ、キャベツの炒め物。硬い芯の部分は削ぎ切りに、そのほかの部分はザク切りにして、最強火であっという間に炒めるだけ。味付けは塩・胡椒のみ。冷凍庫には貰い物のハムを一回分づつ小分けにして冷凍しているので、これを刻んで入れれば、典型的な野菜炒めになるんですが、今回はあえて、キャベツのみ。日本人であるからには、出来あがりに少し醤油を垂らしたくなるんですが、それも無し。

私はベジタリアンでは無いので、肉も食べます。食べますが、肉は旨味が強いので、ほんの少し入れるだけで、全体が肉の味になってしまいます。それもいいんですけどね。反面、キャベツだけで炒め物を作ると、キャベツ美味いなぁと強くシミジミできるのです。今日はそんな気分の日。半分はそのまま食べ、半分は大きめの丼に小さく盛ったご飯にかけてキャベツ丼。なんだか、自炊ビギナーの料理のようで、それがまた面白い。野菜炒めって、上京して初めて一人暮らしをはじめた人が作る料理ってイメージがありますね。何ででしょう。

まだまだ沢山あるキャベツ。千切りにして熱々の胡麻油をジュッとかけてみたり、ザク切りして茹でたものに醤油をかけてみたり、今回はそんな原始的なアプローチで食べ尽くしてみようと思っています。

05/07/23(Sat)

休日の本を買った帰り道に、その本を早く読みたくて、いつもはあまり行かない喫茶店に、いつもはあまり行かない時間帯に行き、二人掛けのテーブル席に座ってそれを読んでいました。すると、私の背中側の同じ二人がけのテーブルにやって来た二人組みの客の会話が何となく耳に入ってきます。

曰く、タナカさん(仮)は要領が悪くてちっとも仕事が出来ないとか、スズキさん(仮)は外面ばかりいいけれどものすごく意地が悪いとか、キムラくん(仮)は目を離すとすぐサボるとか。最初はそれらの名前が耳を素通りしていたんですけど、どうも全員の名前に聞き覚えがある。おまけに、しゃべっているその人の声にも聞き覚えがある。よく行く喫茶店のスタッフの声でした…。おまけに、いつもハキハキ仕事をしているその人、その日は声のトーンがぜんぜん違う。あー、溜めてたのね。

私は、店のスタッフというのはすべからく、客に対してシッカリと、然るべきサービスを提供していればオッケーであって、人間性なんて(基本的には)どうでもいいと思っています。無論、そのせいで職場環境が悪化し、客へのサービスの質が低下すれば、アウトですが。だから、これらの話を聞いても、その店への評価は変わりません。何よりも、漏れ聞いたのは“彼女の”評価ですしね。ただ、自分の働いている店から目と鼻の先の店で、愚痴をこぼしていたのは、ちょっと不用意だったかもしれません。

私がいることに気が付いたら、彼女自身いい気分ではないだろうから、できれば私に気が付かないで欲しかったのだけれど、向こうがお手洗いに立った際に、目が合ってしまいました。向こうも当然私の顔を知ってますから、挨拶はするものの、どこか気まずそう。ちょっと脇が甘かったですね。壁に耳ありです。私も気をつけなきゃ。

当然ですが、買った本はちっともはかどりませんでした。

05/07/22(Fri)

珍しくスーパーでズッキーニなど買ってしまいました。理由は無論“安かったから”。1本58円だったので太っ腹にも2本購入。先日なじみの喫茶店の賄いで食べさせてもらった、ラタトゥイユがとっても美味しかったというのも、少しありますが。手持ちの玉葱と一緒にザク切りにしたズッキーニをサラダ油でやや焦げるまで炒め、それをオリーブオイルと酢でマリネにするだけ。

焼きナスでもそうですが、夏野菜を美味しく食べるポイントの一つは、焦がすことだと思います。トマト然り、ピーマン然り。この焦げた香りが食欲を刺激する。あと、オリーブオイルは炒めるのに使うと香りが飛んでしまうような気がするので、炒めるのは安いサラダ油。こっちを少なめにして、後でからめるオリーブ油をやや多めにします。保存のことを考え、塩・胡椒と酢は強めに。塩を強めにしすぎると食えなくなりますが、酢は比較的大丈夫なので、豪快にふりかけます。あとは、月桂樹の葉を四つくらいに切って入れると香りもよろし。夏はやっぱり酢の物系が食も進んでいいですね。

05/07/21(Thu)

お中元の季節でもあり、他人様から色々と物を貰う機会も増える今日この頃。食費的には非常に助かっているのですが、貰い物の食材で私が気をつけている事が一つあります。それは、とにかく意識的に、早く使い切ること。貰い物というのは、自分が普段あまり買わないor使わない食材であることも多いです。そういう食材は、意識しないとどうしても使う優先順位が後ろにまわりがち。その結果使い切れないままに次の食材を貰ってしまい、無限ループ。知らぬ間に、冷蔵庫の一角がこの様な使い切れない食材で占有されてしまうという、非常にモッタイナイ事態が起こりがちです。

例えば佃煮。色々な機会で、重宝な贈答品として使われていますが、うちでは平時は全く使う事の無い食材です。しかし、保存が利くからと使うことを後回しにしていると、いつまで経っても減らずに、冷蔵庫の中に居座ってしまいます。だから、佃煮を貰った時は、炊き込みご飯にしたり弁当の片隅にちょっと入れたり、とにかく全力で使い切る努力をします。

そういう風にしていると、なぜだか使い切った頃に新たな食材を貰ったりするものなんですね。冷蔵庫の中も、常に風通し良く回転していないとイカンと思う今日この頃なのです。

05/07/20(Wed)

鱈の切り落としが売られていたので、衝動的に買ってしまいました。季節外れなので、当然解凍ものです。300gほど入って、200円。いつも買うマグロのアラに比べたら全然割高ですが、たまには贅沢?もいいでしょう。相変わらずクソ暑い日が続くので、なるべく涼しげな&手っ取り早く料理をということで。

切身を食べやすい大きさに切り直し、片栗粉をまぶして熱湯に投入。火が通るか通らないかくらいのところで、ザルにあげ、水に放って急冷。玉葱に塩をしてぬるま湯で揉み、これまた水で締めたものとあわせて、ガラスの器に盛って完成。酢醤油で食います。涼しげなものを食っても、現実にはちっとも涼しくはならないんですが、やっぱり暑い時にこういう料理はいいものです。思い込み・気分って案外重要だと思います。

05/07/19(Tue)

会社で貰ったお中元のキムチは、実は“韓国セット”と称して、韓国海苔と辛子明太子も入っていました。韓国だか何だか知りませんが、この組み合わせだったら、日本人なら当然海苔巻きを思い出すでしょう。

面倒くさいので、いちいち綺麗に巻いたりはしません。ほぐした辛子明太子をドーンと置いておき、茶碗に普通にご飯を盛って、それらを韓国海苔で巻きながら食べるだけ。塩と胡麻油が塗られているし、粒子も少々粗くて穴だらけの韓国海苔。辛子明太子も、よく味わってみれば味付けの仕方が日本のものとは少し違っている気がします。しかし、不思議なことに、こうやって組み合わせてしまえば、何となく日本食。

最近では、一般に辛子明太子→明太子スパという流れが多いですが、私はどちらかというと辛子明太子はご飯と組み合わせたい。全然オシャレじゃないですね。

05/07/18(Mon)

2年ほど前に職場をやめた同僚が、近くまで来たからと、ふらっと職場に現れました。ちょうど手がすいていたので、軽く世間話でもということで、茶を出します。職場で飲んでいるお茶はほうじ茶系で、彼女がいたときから全く同じ銘柄なのですが、この日はたまたま貰い物の“十六茶”がよく冷えていたので、何気なくそれを出しました。

それを飲んで彼女一言。“う〜ん、このお茶を飲むとここで働いていた頃の事を思い出すね〜。懐かしいわ。”私、思わず苦笑い。職場ではあのお茶が出るという思い込みが、味覚の判断を超えてしまったようです。私は人が悪いので、当然十六茶のペットボトルを持って彼女の前に登場して、彼女も呆れて苦笑い。

私は彼女の味覚が特段に劣っているとは全く思いません。ただ、思い込みって強いなと&味覚の記憶って案外アテになら無いなと痛感。自分が彼女と立場だったら、同じ事をしたかもしれません。

05/07/17(Sun)

職場にお中元でキムチが送られてきたのですが、誰も引き取り手がいないので、しぶしぶ?全部貰ってきました。ちょうど白菜半玉分。少なくとも一ヶ月は、キムチ三昧出来そうです。その日の夕食は、たまたま冷ご飯をレンジで温めて食べるローテーションだったので、やはりここはキムチ炒飯でしょう。

冷蔵庫に常備してある、干し肉・玉葱でなるべくパラッとした炒飯を作成。本当は卵を入れるのが好きなんですけど、最近高くて買ってません。100円の安売りが定期的にあるという、あの夢のような日々はまた戻ってくるのでしょうか?それはともかく、キムチは細かく切ってギュッと絞ってから、炒飯とよく混ぜ合わせます。この段階ではもう、炒めるというより混ぜるだけといったイメージ。キムチの酸味と辛味が、食欲の落ちがちなこの時期、スイスイと食を進めてくれますというのは一般論で、私は基本的に夏場でも全く食欲が落ちないので、そういうのはあまり関係無いです。

キムチ炒飯美味かった。次は白飯+キムチでいってみたいと思います。

05/07/16(Sat)

仕事帰りに寄ったスーパーで、鶏元手羽100g38円の特売に遭遇。約700gで300円弱のパックを購入。かなりお得です。サテ、これをどう料理するべと考えながらの帰り道。最近は煮るのがマイ・ブームだし、前回は煮たやつを焼いて結構うまかったなぁなんて思い出していたら、急にそのまんま焼いたやつを食べたくなって、今回は焼鳥決定。

パックから出した鶏肉は、夏場の暑さと冷蔵庫のイマイチ不十分な冷え具合を考え、強めに塩・胡椒+醤油ほんの少し。15分ほど置いたら、網でモクモクと煙を出しながら焼きます。手羽を焼くときの最大のポイントは、この煙。脂が滴って鉄板に落ちる→それが瞬時に焦げて煙になる→その煙が身に当たっていい香りがつく。この一連のプロセスによって、手羽焼きは美味くなると思います。本当は串を打って直火で焼くのが更にイイんですけど、それをやるとあとの掃除が大変過ぎるんで、やめときます。

サテ、出来上がり。久しぶりの手羽焼きの、香ばしいこと。骨の端についている軟骨の部分は、結構硬くて食べ辛いのですが、当然全てバリバリと噛み砕いて食べます。このコリコリ感がタマラン。そして、身はジューシー。手羽もまた、非常にコストパフォーマンスの良い食材だと思います。ただひとつ難点は、火が通るのに結構時間がかかること。同じ大きさのモモ肉やマグロと比べるとその差は歴然とします。これさえなければ、更に良いんですけどね。

05/07/15(Fri)

うちは結構キレイにしているほうだと思いますが、まあ、この時期になると当然出ますわな、ゴキブリが。それに、集合住宅だと他の部屋の状態もあるので、うちだけ頑張っても…、というのはあります。というわけで、昨日も1匹張り倒しました。職場の同僚含め、世の中にはゴキブリを見ると気絶しそうになる人が大勢いるんですが、幸いなことに私は全く平気です。別に蜂みたいに刺されて痛いわけでもなし、毒蛇みたいに噛まれて死ぬわけでもないですから。

ゴキブリ叩きにはもっぱら古新聞を丸めたやつを使います。このシバキ加減が超重要。シバキ方が足りないと相手のHPを削れず、逃げられてしまうことが多いですが、かといってシバキ過ぎると、後始末がイロイロと面倒なことになります。動けないけれど、潰れないくらいの力加減がベスト。また、ヤツラは異常に生命力が強いので、半殺しでゴミ箱に放り込んでおくと、ヨタヨタしながらも必ず脱出してきますので、トドメは必須。叩くのに使った古新聞を広げ、そこに追い込んでから包んで上から思いっきり踏めば完璧。古紙回収の人にはちょっと悪いですけれど。

しかし、ずっと怠けていたんですがそろそろ今年も硼酸団子を作らなきゃいけないようです。丸めた後干す必要があるので、日曜日に晴れてくれるといいんですけど…。

05/07/14(Thu)

実家から送ってきた荷物の中に、緑茶(葉っぱ)が入っていまして、“たくさん貰ったから送るので飲め”とありました。うちはプーアル茶を常飲しているので、要らないんだけどと思いつつ、まあせっかく送ってきたんだから飲んでみるかと、淹れてみました。

プーアル茶同様、冷やしてガブガブ飲むことを考え、かなり薄め。最初はプーアル茶と同じく2リットルのヤカンに小さじ半分でいってみたのですが、これではさすがに薄過ぎたので、小さじ一杯で再トライ。一時間ほど流水で粗熱をとってから、冷蔵庫でよく冷す。

感想:なかなかイケルやないですか。キリッと冷された緑茶の爽やかな風味が、暑気払いにちょうどいい。特に、シャワーを浴びる前に氷を入れてスタンバイしておき、後で飲むのがよろしいようで。夏場は緑茶の方がいいかもと、考えを変えつつあります。ということは、秋口になるまでプーアル茶はお蔵入りまた使い切るまでの時間が延びてしまったのが、悩みの種です。ホント、山のようにあるんですよね。

05/07/13(Wed)

醤油と酢のストックがたまたま同時に無くなったので、仕事の帰りに遠回りして百貨店の地下食品売場に寄り、いつも買っているメーカーの物をゲットしてきました。醤油は丸島醤油、酢は村山醸造のもの。どちらも5合入りで約600円。2本で1,200円です。近所のスーパーで、大手ブランドのものを底値で拾えば、この1/3の価格で買えてしまうので、全然安くはありませんが、これらの調味料は料理の味の鍵ですので、安いやつは使いません。無論、もっと高いのだってあるのですが、私はこのクラスので納得しています。

しかし、見方によればこれだって安いです。その辺の中華料理屋で、ラーメン・餃子・ビールを頼んだら、軽くオーバーしてしまう価格。そのお金で、2ヶ月は楽にイイ調味料が使えるのだから、ものは考え様です。反面、非常に趣味的なお金の使い方だと言われれば、そりゃその通りなのですが…。

05/07/12(Tue)

先日、いつものように電気料金のお知らせがポストに入っていたんですけど、使用量が117Kwhといつもに比べて妙に多い。平成15年の2月から、電気の使用量と料金を記録しているんですが、その中でも最高です。ちなみに、この全30ヶ月の平均が88Kwhで、先月も偶然同じ88Kwh。なんと、使用量33%増。

特に新しい電化製品を買ったわけではないですし、今月に入ってクーラーを使ったわけでもない。暑いと冷蔵庫の消費電力が増えるので、毎年使用量が多くなる傾向にあるので、それが一因ではあるでしょう。あと、もうひとつ考えられるのは、ADSLモデムのAC/DCアダプターの抜き忘れ。今月は2度ほどアダプターを抜き忘れて仕事に行ってしまいました。記録をとっていないので、何ともいえないのですが、これを抜き忘れることがあると、電気の使用量が増える気がします。長時間刺していると、アダプター本体はかなり熱くなりますので、実は結構電気喰ってるんですかね。

というわけで、以前からずっと悩んでいるのが電気の使用量を実測するワットチェッカーなる道具。2万円くらいであるのですが、その金額を考えると節約というより趣味の領域です。まあ、うちにある道具は大体そうやって増えていったんですが…。今度東急ハンズで探してみるか。

05/07/11(Mon)

私が今住んでいるアパートの周りには、結構猫がいます。そして最近、朝出かけようとすると、天気のいい日には必ず、隣の家のひさしの上で寝ているやつが1匹。絶妙に日陰になり、絶妙に風が吹いて、良い場所なんでしょう。私が歯を磨きながら見ているのに気がつくと、“フフン、羨ましいだろう”といった風情でちらりとこちらを見て、再び昼寝に入ります。私が仕事場で働いている最中、コイツはずっとダラダラしているんだろうなあと思うと、確かに、ムカつくくらい羨ましい。ただまあ、毎日これをやるとすぐに飽きるんでしょうねえ。その辺が、人間様の贅沢なところです。

05/07/10(Sun)

本日の買い物は、マグロのアラとエノキダケ。マグロのアラは最近食べまくっていて、少々飽きているんですが、大パック(約1kg入り)300円に半額のシールが貼ってあるのを見ると、買わないわけにはいかないでしょう。色も悪くないのに何で半額?と思ってよくみると、珍しくそこには何パックものアラが。何らかの理由でアラが出すぎてしまい、とっとと処分したいというハラのようです。エノキダケはハーフパック(100g)が20円。うーん、仕方がないねえという感じでこちらも購入。ちょうど味噌汁用のシメジが切れたところだったので、こちらは渡りに舟。本日のお買い物は総額170円也。

アラの食べ方はますます洗練の度合いを増してきております。筋を上手く外せそうなところは、サイコロ型の刺身に。小さ過ぎて刺身にもならないし、醤油に漬けると溶けてしまいそうなところは、スプーンで筋をこそげとってから叩いて中落ち風に。外した筋は全て吸い物に。あとは焼き物にするんですが、当日は軽く塩を振って焼いてから、辛子をぬって食べる。残った分は半分に分け、味醂醤油に漬け込む分と、味噌に漬け込む分。翌日からはハーフ&ハーフで頂きます。またマグロかと思いつつ、食べ始めると美味いんで、別にいいかと思ってしまいます。農家の出身のせいでしょうか、毎日同じメニューが続くことに耐性があるので、助かっているかも。そして、今日の昼もマグロ。

05/07/09(Sat)

喫茶店のカウンターで週末の珈琲を楽しんでいると、隣に座ったカップルとマスターの会話が耳に入ってきました。どうやら二人は近々結婚する様子。“今、新しい台所のために、毎週末青山なんかの骨董店を回って、いい感じの調理器具や食器を集めてるんです。”などと、幸せ全開のよくあるパターン。

まあ、幸せ全開なんで別にいいんですけど、あんまり私はそういうの感心しないなあ。骨董品に限らず身の回りに置くものは、それこそ毎日目に触れるものなので、とても大事だと思います。そういうものを選ぶ際には、それこそ何年もかけて少しづつ揃えていくのがいいんじゃないかなと。それを週末だけ行き慣れない骨董店に行き、“美しい台所”を作るためにファッション的にアンティークを買うというのは、私にはどうしても違和感があります。

アンティークをいうのは、一種の“ズル”だと思うのです。自分で新品を買い、それを何十年かけて時代をつけていくのが一番イイ。その時間に対してお金を払って“ズル”をするのがアンティークではないかと。大事に使われたアンティークには、非科学的かもしれませんけど、それを使った人の気持ちが込められていると思います。アンティークを買うということは、“ズル”をするかわりに、その気持ちを引き継ぐ責任を負う事でもあると思います。それを、ただ数合わせのように週末急いで買い揃えるというのは、どうにも好きじゃない。せっかく今まで大事にされてきたであろうその品物が、この先10年後、20年後にどうなっているか…。

まあ、それらのアンティークを買い揃えることで、彼らの幸せ指数がドンドン上がっていく、それはそれで素晴らしいことなんですけどね。

05/07/08(Fri)

一昨年の11月に10kg仕込んだ味噌が、とうとう最後の1タッパーになってしまいました。一年と8ヶ月が経過し、すでに赤味噌の領域。しかしこれが、とんでもなく美味い。味噌汁に仕立てると、その香りとコクがあまりに強いために、出汁をひく必要がないですし、キュウリなどの夏野菜をスティックに切ってほんの少しつけて食べるだけでも、ご馳走になります。しかし、これだけ風味が強くなると、なんといっても相性抜群なのは、ナメコ汁。ナメコは1袋20円の時にオトナ買いして冷凍保存してありますんで、それを少しづつ解凍して、ワカメとあわせると完璧。ご飯とこのナメコ汁と、あとオカズが数品あれば、極上夕食です。

今のままのペースで行くと、この味噌がなくなるのが八月の後半。その頃には梅雨を越した、昨年11月仕込みの分の味噌が待っています。まだまだ色も薄く、フレッシュな状態ですが、それはそれで美味いもの。でもやっぱり、今の味噌に軍配は上がります。大事に食べなきゃ。

05/07/07(Thu)

本日仕事帰りのスーパーで見つけたのは、ほんのり赤く色づいてしまったピーマン大袋20円と、ヘタのところが割れてしまった大ぶりなトマト2個入り20円。ピーマンは、身の薄いレッドピーマンと思えば、鮮度自体は悪くない。トマトの方は、割れている以外はこれまた鮮度に問題なし。というわけで、ガキの使いのように、今回の買い物は総額40円。

ピーマンは全て中の種とヘタをとり、網で美味そうに焦げ目がつくまで素焼き。それをボウルに入れ、割れ目を丁寧にペティナイフで削ぎとってザク切りにしたトマト、流しの下に放り込んである玉葱の薄切りと混ぜ、塩・胡椒・酢・オリーブ油でザックリあえると、これはもうどこから見ても“夏野菜のマリネ”。ポイントは、オリーブオイルをやや多めにして香りをきかせるのと、干し葡萄・月桂樹でアクセントをつけること。酢が結構入っているので、この季節でも長持ちするのがポイント高し。

大ぶりなタッパー一杯の“夏野菜のマリネ”40円。非常に高いコストパフォーマンスを見せてくれます。

05/07/06(Wed)

親が送ってきた荷物の中に、真空パックのローストビーフが入ってました。生野菜や果物を好む私にとっては、加工食品系はやや鬼門。ひっくり返して成分表示を見ると、なんだかよく分からないものが一杯入っているし、ちょっとダメかも。ダメモトで味見をしてみると、やっぱりダメでした。味が濃過ぎ&旨味強過ぎ。しかし、濃過ぎるものは散らせばええの法則(by魚柄)を使って、有効活用します。その名も、ローストビーフご飯。

要するに、細かく刻んだローストビーフをご飯に炊き込むだけなんですけどね。使った量は、ご飯3合に対してローストビーフ3スライス。結構経済的な使用量です。こんなの初めて作ったので、内心ハラハラしたんですが、まあ、イケル。特に、胡椒をはじめとするスパイスが、全体に散ってちょうどいいくらいの風味になってます。ということは、いかに最初が強かったか…。

まだローストビーフは沢山あるので、あと数回は作ると思うのですが、次はオリーブオイルをほんの少し垂らすのと、ベイリーフを半分ほど突っ込んで、香りをプラスすれば更に良いんじゃないかなと。欧風のカレーによくあいそうな、一品になりそうな予感がします。

05/07/05(Tue)

毎週末になると、台所の板張りの床を拭き掃除をします。まず箒をかけてざっと埃をとってから、洗剤をスプレーしながらよく絞った濡れ雑巾でガシガシと。光を反射させて、汚れがひどいところを確認したら、そこは特に念入りに。これ、結構いい運動になります。日頃の運動不足のせいも大きいかもしれませんが、それでも、かなりの力を入れないと、掃除になりません。あくまで“雑巾がけ”であって、“雑巾撫で”ではないのです。

私は家では一切スリッパの類を使わないので、夏は当然裸足。掃除が終わったばかりのその床の上を、裸足で歩く時の気持ちよさは最高です。たった一週間ですが、足の裏の脂や、料理をする時に飛び散る油などで、床は結構汚れており、それが掃除をすると明らかになります。かなり腕が疲れるので、正直面倒臭いなと思うこともあるのですが、この気持ちよさを考えると、毎週掃除は欠かせません。きれいな部屋は、いいものです。

05/07/04(Mon)

たまに遭遇する鶏手羽100g38円の安売り。今回は700gほどのが1パックだけ残っていたので、喜んで買ってきました。本当はあと1パック買って冷凍しておきたかったんですが、仕方ない。買ってきたやつは、胡麻油と八角で香りをつけ、気温のことを考えて醤油と味醂ベースの濃い目の味付けにします。

それを冷蔵庫に入れておき、少しづつ電子レンジで温めて食べるのですが、網で野菜の素焼きをしている横で、ここで焼いてしまったらエエやないかと考えてしまいました。冷蔵庫で冷やされてゼラチン状になった煮汁が、身に貼りついているので、これを手で剥がし、網の上へ。当然中まで火は通っているので、表面を焦がすように強火で転がします。

生の鶏肉を焼いたときのように、中からジュッと肉汁が出てくることはありませんが、しっかりと味のついた肉と外側に残った調味料が焦げてついた香ばしさがなかなか、イケル。電子レンジで温めるよりは、はるかに美味いものが出来上がりました。おまけに、本当なら電子レンジ+網と使っていたはずが網だけになったのも、お得。

思い返すと、壇一雄の壇流クッキングにも、いったん煮た鶏手羽を冷やし、フライパンの強火で焦げ色をつけるという料理があります。フライパンと網という違いこそありますが、やっていることは要するに同じ。こういう思いつきは大体失敗するのですが、たまにこういう成功があったり、面白そうな方向性が見えたりと、楽しいです。期待値をとると多分マイナスなんでしょうけど、ついついやってしまいます。失敗しても、自分で食べればいいだけの話ですから。

05/07/03(Sun)

先日書いた蚊取り線香の話ですが、実はまだムダなコダワリがありまして、少し補足します。まずマッチ。マッチは箱の側面に薬剤がついており、マッチ棒の頭をここにこすりつけることで点火します。やった事のある人なら分かると思うんですが、こすると側面の薬剤に跡がつくんですね。私はこの跡がアトランダムについているのが、美しくなくて嫌なので、端から順番に使っていきます。一見神経質な行為ですが、事実神経質。でもこれだと、タダのマッチ箱が一生物になります。やっぱり無駄かも…。どうも、物資に困った旧日本軍も同じ事をしていたらしいです、Hahaha。

そして、点火が終わったあとのマッチ棒は決して吹き消さず、振って消します。まあ、これは完全に迷信と習慣の賜物です。

蚊取り線香本体を保持しておくホルダーに関しては、数年前でしょうか、中心に棒を通し、本体を縦にして使うという画期的な商品が出まして、買おうか買うまいか、私も随分悩んだものです。しかし決定的にダメな点は、この商品が蚊取り線香を折らずに渦巻状のまま使うことを前提としていることでした。私は、夜寝る時などは必要量だけ折って使いますので、採用はちょっと無理。蚊取り線香の箱に必ずおまけでついてくる、ペラペラのブリキのやつを使ってます。最初はこれが嫌で嫌で、何かないかとずっと探したものです。

ところが、5年も使っていると、いい具合にヤニがついて、それなりに味が出てくるのですね。それにさすがは定番商品。折った蚊取り線香を二股のところに差し込むと、絶妙に保持してくれます。二股の別れ具合がまさにバッチリ。やはり長いこと使われているものには、それなりの形があるのだなと、この金具を見るたびに思います。

05/07/02(Sat)

うちの部屋は網戸がついているのですが、これを閉めていると風の通りが格段に悪くなるので、休日の昼などはなるべく全部開けるようにしてます。本当は夜も開けたいんですが、そうすると光に誘われて大量の虫が入ってくるので、ちょっと無理。サテ、そうやって窓を開けていると光に関係なく入ってくるのが、蚊。この時期は蚊取り線香が大活躍です。

近年では、液状リキッドも売られており、これだと一ヶ月ほどメンテナンスフリーで楽なのですが、風情が無いので却下。それに、働いている様が目に見えないので、本当に働いているのか?と実は少し疑っています。ですので、うちでは相変わらず蚊取り線香。それも、王手の緑色のやつは臭いが強過ぎて嫌なので、わざわざ除虫菊だけのものを採用。殺虫力はほとんど無く、追い出す働きしかないようですが、一寸の虫にも五分の魂と言いまして、私は蚊すら殺すに忍びないのです―ウソ。

そして、点火は当然マッチ。ガスコンロやチャッカマンはどうも無粋でいけません。マッチ一本でエレガントに点けるのが夏の風流。ただ、最近マッチを手に入れるのが一苦労なんですよね。ずっと以前は喫茶店などで只で配っていたのですが、ここのところ買わないと手に入りません。安いものなんですが、何となく悔しい。今は実家にあったやつを根こそぎ持ってきて使ってますが、来年くらいからは買わなきゃいけないと思います。ただ、貰ったやつはイケテナイ箱が多いので、それは入れ替えて使ってます。

蚊取り線香皿は、某現代作家のウン万円の鋳物皿。買った店で使い道を言ったら、“そんなことをしているのはアナタしかいない”と誉められ(?)ました。私に言わせれば、良い物を買って後生大事にとっておき、たまにしか使わないほうがずっとモッタイナイ。毎日バンバン使えば、いいんですよ。モノなんて、使われるためにこの世に生み出されたんですから。多少汚れたって、別に転売目的で買ったわけじゃないんだから、いいんです。

というわけで、私の夏は蚊取り線香とともに送るヤセガマンの夏と言っていいかもしれません。実はまだ七月に入ったばかり。これから暑さも本番かと思うと、ちょっと憂鬱です。

05/07/01(Fri)

北海道の人から、山羊のチーズをお土産に貰いました。山羊のチーズ美味!私がチーズの美味さに目覚めたのは、東京に出てきてから。田舎に住んでいる頃、チーズといえば、セロファンに包まれたソーセージ状のプロセスチーズだけでした。今じゃ、考えられないですね。あと、“トムとジェリー”に出てくる穴だらけのチーズと、“アルプスの少女ハイジ”に出てくるお爺さんが暖炉で焼いた黄金色のチーズ。どちらも、とても美味しそうに見えたんですが、味は全く想像つきませんでした。歳がバレますね。

上京してきた最初の頃、初めてフレンチレストランというのに行きまして、そこでカートに乗せられてものすごい種類のチーズが出てきたときの驚きといったら。どうも私はチーズの香りに耐性があるらしく、“初めての方にはちょっと香りが強いかもしれません”というようなものも、美味しくて美味しくて。あの、チーズ山盛りのカートは、今でもよく覚えています。

そういえば、数日前に“零式行雲流水”という私の大好きなサイトで、モッツァレラチーズを初めて知ったのは、某漫画だという日記がありまして、私もそうですよ。あのイタリア料理は、超美味そうでした。まあ、ここを読まれている方にはほとんど分からないかもしれません。すんません。

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