2010年10月

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10/10/31(Sun)

しばらく前にここにも書いた、実家からの王手メーカーハム。素では化学調味料の味が濃すぎてとても食べられたものではないので、薄くスライスして中華風スープのダシにし、ワカメを入れて淡々と消費しています。しかし、食べていてつくづく思うのですが、この歯応えって一体何ですかね?肉がプリっとするるんですよ。プリって何?

生の肉を焼くなり茹でるなりして噛むと、肉の繊維の食感が歯に残って、これぞ肉!ってな歯応えが残ります。コレをゆっくりと煮込んでいくと、カレーの肉の様な柔らか食感になり、それを更に煮込むと東坡肉の様なホロホロの歯応えになります。肉が加熱されるとこういう順番で歯応えが変わっていくと思うのですが、その中にプリッとという段階はありません。

ハムと言うのは伝統的な製法としては、肉を一旦塩漬けにし、低温の湯でしばらく茹でた後スモーク、というものの筈。コレでどうやって肉がプリッとした食感になるのか、サッパリ分かりません。まぁ、大人の事情で色々なモノを肉に注入したり、燻製の代わりに燻製液に漬けるだけだったりというのは分かるのですが、これはもうハムでは無いでしょう。ですがそれを扱う商品が一大メーカーとして存続していられる、私には本当に謎です。

10/10/30(Sat)

いつものように、朝早く家の前の掃き掃除をしていると、向かいの家のおばちゃんに声をかけられまして、料理をするかと聞かれたのでイエスと答えたら、小さな袋に一杯の野菜を貰いました。ありがたいことです。部屋に戻って出してみると、ジャガイモ・人参・玉葱という、見事なカレーセット。北海道から通販で買ったと言っていたので、多分元々がそういうセットだったのでしょう。一瞬、ジャワカレーか何かを買ってきて、日本の伝統的なカレーを作るかとも思ったのですが、今更カレーもなぁ…ということで却下。個別に使っていきます。

最近では、こういう根菜類は単純にソテーして塩胡椒というのがマイブームなのです。人参・ジャガイモは皮付きのまま5mm程にスライスして、玉葱は皮を剥いて1/8のクシに切り、楊枝で留めてばらけないようにして、油をひいたフライパンで軽く焦げ目がつく位までソテーします。最後に塩胡椒をして完成。料理とも呼べないような料理ですが、適度に火を加えた野菜はとても甘く美味しくて、変に色々な風味をつけない方が好みなのです。何より、手っ取り早くて簡単ですしね。

10/10/29(Fri)

毎年、寒さ対策には知恵を絞る私ですが、去年辺りから意外に侮れんと思い始めたのが、膝掛け。膝掛けというと、西洋のおばあちゃんがロッキングチェアで膝掛けで編み物というイメージしかなかったのですが、古くからの知恵はバカに出来ません。膝掛け超重要。うちは畳の和室なんですが、冬は座布団では寒過ぎるので、寝る時に使うアクリル毛布を四つに畳んで座布団代わりとし、膝の上には夏場に使っている薄い掛け布団を膝掛け代わりに。コレだと、今の気温ならばまだ暖房は要らない程度に暖かく出来ます。

で、ふと考えたんですが、コレで小型の湯たんぽを膝掛け(夏用の薄い掛け布団)の下に仕込めば、東京程度なら真冬も結構いけるんじゃね?と思いつきました。まだ空くまで企画段階ですが、本人としてはいい線いくのではないかと勝手に思っています。

10/10/28(Thu)

いきなりの寒さ到来。ニュースによると、12月半ばくらいの気温だそうで、ホント勘弁して欲しいです。暑いのが嫌いな私ですが、寒いのはもっと嫌い。今年の夏のあの異常な熱量をどっかに蓄えておいて、寒い日に使ってチャラとかできないんですかね、科学技術を使って。

などと文句を言っていてもちっとも温かくならないので、とりあえず冬用の下着を出しました。登山用の下着で、伸縮性に富んだ化学繊維で作られていて、着ているだけでかなり温かいのです。ヒートテックみたいなヤツですね。ヒートテックが流行る前から持っているので、決して偽者を買ったわけではありません。

後は首巻とニットキャップ。頭を制するものは冬を制する、なんて勝手に造語を作ってしまいましたが、露出しがちな頭部・首を守るのは結構な寒さ対策になります。というわけで、うちの冬の室内着の定番は、フリースの首巻とニットキャップ。こうやって雪だるまのように厚着をしていって、耐えられなくなった所でガスファンヒーターの登場となるわけです。サテ、いつまで頑張れるでしょうか…。

10/10/27(Wed)

今日の一品は里芋の煮付け。うちの近所だと里芋が安くなることが多いんですよね。形がいびつで皮が剥きづらく、しかも濡れた手で触ると痒くなるという面倒な点が避けられて、人気がないのではと邪推しています。煮付けにした状態だと万人受けする食材なんですけど、そこに持っていくまでがちょっと面倒臭かったり。私はさほど気にしないので、普通に買ってますけど。

里芋は皮の薄いものであれば、剥かずにそのまま煮てしまいますが、今回のはそうでもなかったので、皮を剥きました。それを一口大に切って軟らかく煮ます。定番だと、米の研ぎ汁でした茹でをしたりするんですが、お惣菜でそこまで白く煮る事に拘る必要はないと思うので、うちでは下茹で無し。塩・砂糖・醤油で甘じょっぱくして、ダシは鰹節を使います。

柔らかくなったら火を落とし、タッパーに移して荒熱をとってから冷蔵庫へ。里芋の煮つけは寝かせて味をしみ込ませた方が美味しいので、食べるのは翌日からです。この煮物を煮汁ごとご飯にかけて食べるともう最高。寒くなってきたら熱々の煮物が欲しくなりますね。

10/10/26(Tue)

いつものようにラジオを聴いていると、都内インターナショナルスクールの給食事情というレポートが放送されて、コレがなかなか興味深い内容だったのです。とりあげられていたのはインド系とフランス系。まずインド系では、他民族・他宗教国家の為、食材にもタブーが多く(豚肉ダメ・牛肉ダメ・野菜ダメetc。)、給食では対応しきれない為に、各自がお弁当持参。そうすると、教室には多種多様なお弁当が並ぶわけで、私もレポーターと同様シェアすれば楽しそうと思ったんですけど、基本的にそれは禁止。豚の骨から作ったゼラチンなど、一見して何がタブー食材か分からない為の措置だそうです。あと、クラスごとに時間割の枠まで自由に決められているために、教室によってお昼ご飯の時間が違うとか、まさに所変われば品変わるって感じです。

フランス系はいかにもそれらしく、ビュッフェ形式の食べ放題。ココで私代わりとビックリしたのがそのお値段で、小学生で年間15万円程度。長期休暇をどれくらいとるのか分からないので、正確には分からないのですが、一食にならすと700円位だそうです。学校の担当者は、本格フレンチでビュッフェで食べ放題だから安くないと言っていましたが、コレが給食と考えると高い!ですね。ただそれは、税金から随分補填を受けている日本の公立学校の給食費を念頭においているからこの感覚なのであって、同じものを普通のレストランで食べる事を考えると、確かに安い気もします。紹介された内容だけでも、具沢山のクスクス・バゲット・サラダ・洋梨のデザート、ですから700円だったらかなりお得。

他にも日本と違うなと感じたのは、生徒は何を食べても食べなくても完全に自由と言う点。サラダが嫌いだからととっていない子が結構いました。それを見越して、メインのバランスを良くするんだそうです。あとは、先生は生徒とは別の部屋で食べるとか、いかにも個人主義の国らしいなぁと。この辺りも、所変われば…ですね。

10/10/25(Mon)

米のストックがなくなってきたので、自宅に“コメオクレ”の連絡をしたら、速やかに荷物が届きました。ところが、いつもは10kg弱あって両手でないと持てない荷物が、何故か片手でも軽々持てる位の重さしかないのです。おかしいなと思って宛名を確認すると、誤配。いつもは確認もせずにサインするのに、今回に限って郵便局の人のいる間に確認した自分を褒めてやりたいです。

私はそこそこ珍しい苗字をしてまして、高校卒業で上京して以来、リアルで同姓の人間に会った事がありません。ところが、今回間違ってうちに来た荷物は私と同姓のもので、住所もうちが○○区△△三丁目なのに対し、そちらは○○区△△二丁目。名前の方はかすりもしないくらい似ていなかったのですけど、まぁ間違えても仕方ないかなと。その同姓宛の二つの荷物が、同じ宅配のトラックに載るのは、なかなかにレアな出来事だと思います。ドラマだったら、こういう間違いから出会い⇒恋へと発展したりするんでしょうけど、リアルではまぁ、ないでしょうねぇ。

10/10/24(Sun)

いつも流行に周回遅れでついていく私らしく、今更のように食べるラー油を貰いました。沖縄島唐辛子使用と大きく書いてありますので、そっち方面のお土産です。島ラッキョウというのは聞いたことがありますが、島唐辛子は初耳なのはまぁ置いておいて。感想:悪くはないが…。少々甘味が強すぎるような気もしますが、唐辛子の辛さを中和して万人に受ける味にするためには必須なのでしょう。日本人好みの甘辛に仕上がっています。これならご飯も進む筈。でも、やっぱりラー油ですから、これをかけるとご飯の香りが飛んでしまうんですよね。

琴欧州だったと思うのですが、来日当初は味のしないご飯が食べられなくて困ったと言う話を聞いたことがあります。あと、ご飯にマヨネーズをかけて食べる人も今や珍しくなくなりましたが、多分そういう人も同種でしょう。ご飯を単体で美味しいと思えない人には、この食べるラー油は非常に有効だと思います。でも、私はご飯を美味しいと思っていますんで、正直邪魔なんですよね。

割と同じ路線としてカレー好きもあります。カレーは美味しいと思いますが、ご飯の香りなんてあの暴力的な香辛料の塊であるルーに比べたら、貧弱この上ないので、つやつやのご飯にカレールーがかかっていると、なんだかモッタイナイ気になるのです。つまり、ご飯のパートナーとしては個性が強過ぎると。というわけで、食べるラー油は野菜炒めの風味付け要員にコンバートです。

10/10/23(Sat)

ここ一週間ほど、私の中にトンカツ食べたいウェーブが巻き起こっているのですが、ただ徒に時は過ぎ行くのみ。トンカツって高いじゃないですか。外でトンカツ定食を食べると、1,000円前後。スーパーでトンカツ単品を買うと300円前後でしょうか。私とて一応成人男性ですので、それくらいの財力はあります。ですが、なんというか相場の問題なんですよね(うちでは揚げ物をしないので、そっちはパスです)。

うちは米を全量実家から送ってもらい、野菜を月に1〜2度送ってもらい、その他の追加野菜・肉魚・調味料などをこっちで買って自炊しています。その出費が大体月に3,000〜5,000円。ゼロが一つ少ないんじゃないかと思うかもしれませんが、コレで合ってます。加工食品や冷凍食品に手を出さず、ロスが出ないようにキッチリ計算すれば、この程度で結構いけてしまうものなのですね。ちなみに食事は1汁5〜6品・ご飯は山盛り2杯が基本。多分、標準以上に良い食事してます。仮に月3,000円とすると1日100円。スーパーで買うトンカツは、たった1枚でうちの3日分の食費に相当してしまいます。トンカツ定食はなんと10日分。そりゃ、二の足も踏みますって。

何度かここにも書いてますが、私の食に対する金銭感覚は、相当狂ってます。お金がないと言いながら、同僚の食事はコンビニ弁当とジュース。それだけで600円前後です。その調子で自炊をせずに最低レベルの外食に頼れば、1日で1,500円程度は必要でしょう。それで時々間食をしていれば、月に5万円は固いです。私の十倍以上。贅沢やな〜と思っているのは内緒。

話が随分逸れましたが、後数日我慢してトンカツ欲求が消えるか、辛抱たまらず買ってしまうか、現状では微妙な所です。

10/10/22(Fri)

今月は実家荷物がいつもの月より多くて、どうも“東京は野菜が高い”というニュースを気にした母が、いつもより多目に色々入れてくれているみたいで、ありがたいことです。ですが、100Lしかないうちの冷蔵庫はもう既に満杯。常温で保存できるものはなるべく外に出しているんですが、それでもパンパンで、毎日ガッツリ食べていかないと、とてもじゃないが間に合いません。

現在課題になっているのが葉物の数々。大根抜き菜・辛子菜・山東菜・小松菜etc。とりあえず一品はおひたしで常備するとして、もう一品はやっぱり野菜炒めでしょう。フライパンにサラダ油を温めて、鷹の爪とニンニクを泳がせます。火を最強に上げ、適宜葉物を放り込んで素早く炒め、塩・醤油のみで味付け。塩は味・醤油は香り担当って感じです。以前はダシとして肉類を入れてたんですが、最近では野菜だけの方がスッキリ味わい深いような気がします。

ところで、こんなに送ってくるうちの実家畑の様子を訊いたら、普通に収穫できてるよ〜ということでした。もしかしたら、商品になるようなクオリティのものは難しいけれど、ただ食べるだけレベルならば、品種改良や肥料が発達している現代なら、天候不順があってもさほど難しいものではないのかもしれません。

10/10/21(Thu)

少し前に作った生姜の甘酢漬けを全部食べ終わりまして、タッパーに半分ほどの甘酢が残りました。そのまま流してしまうのがまぁ、一番簡単なのですが、そんなもったいないことは出来ません。安いとはいえ酢を500ml・砂糖250gも使っているのです。しっかりと再利用しなくては。

というわけで、小ぶりの大根が98円のセールで売られていたのを買ってきました。例年からすれば随分と割高ですけど、時節柄まぁ仕方ないかといったところ。で、この大根を千六本に刻みまして、軽く塩をして絞った後、↑の残り甘酢と合えます。少し旨味が欲しかったので、昆布も追加。生姜から出たピンク色が美しい、大根の甘酢和えです。

そこで気になるのは、この大根の甘酢和えを食べ終えた時に残る甘酢をどうするかですが、流石に料理は永久機関ではありませんから、大根から出た水分で残り酢も限界でしょう。そこでオシマイかと思われます。でもまぁ、二倍美味しかったのだからよろしいかなと。

10/10/20(Wed)

実家の母親から、ハムを貰ったんでそっちで食べるなら今度の荷物に入れるけどと言われ、“貰える物は何でも貰う”がモットーの私には、否定すると言う選択肢はありません。ただし、市販のハムにロクな物は無いんですね、私の基準からすると。小さな農場が小規模に作っているハムはまだマシですが、それでも調味料が強過ぎて、肉の味を殺してしまっているのが大半。ましてや、今度送ってきてもらった王手メーカーのハムなんて、元は肉だったんだろうな〜と地平線の彼方に感じられる位のレベルです。やっぱ、こういうものを本当に味わいたかったら、自作に限りますね、面倒なんで最近やってませんけど。

とはいえ、某山岡の旦那のように、不味いから食べない・残す、というのはうちでは無しです。そこを何とか工夫して、食べられるラインにまで持ってくるのが、猿より多少進化したといわれる、人間様の知恵の見せ所でしょう。

こういうハムの不味さの原因は、旨味調味料を効かせ過ぎている所に原因の大半があるので、それを散らしてしまうのが王道です。最も簡単なのがスープにしてしまうこと。ワカメとか卵とか、そういうのを加えて中華風スープにしてしまうのが鉄板。次点としては野菜たっぷりの野菜炒め。最近野菜がやたら高いので、それが問題ですけど。良い材料を使えば、料理が美味しくなるのはいわば当たり前。そうでもない材料をつかって、いかにそこそこのものを作るかってのも、料理の醍醐味じゃないでしょうか。

10/10/19(Tue)

先日の日曜日、知り合いが参加していると言うので、都内某所で行われたエコでベジなイベントに行ってきました。各種有機野菜や身体に良さそうなフードが並ぶ中、私の目を惹いたのはベジなたこ焼き。国内産小麦・キャベツ使用。ソースは手作り。でも、ベジなイベントなので、鰹節は無し。タコも無し。タコの入っていないたこ焼きなんて、最早たこ焼きじゃないだろうと思うのですが、タコの代わりにコンニャクが入っています。まぁ、歯応えが似ていると言えば似ているのでしょうけれど…。

コレで気になるお値段が6個入りのパックで500円。みんな騙されてますって。うちの近所の秋祭りで、バリバリのテキヤが出してるたこ焼きが、8個で400〜500円。それだってボッタクリだと思っているのに、タコが入っていないたこ焼きが6個で500円。これはもう、犯罪行為といっても差し支えないでしょう。おまけにそれが結構売れてるんだから、世の中どうなってしまったのか。

大体ね、身体に良いたこ焼きなんてのが、自己矛盾の存在だと思うのです。アレは、ちょっと不潔かな…くらいの屋台で売られてて、何が入っているか分からないようなソースがベットリと塗られていて、それを祭りの雰囲気で食べるから、たこ焼きなのですよ。それがあんな、たこ焼きスピリットを忘れた6個500円のたこ焼きがバンバン売れるなんて…。エコでベジ恐るべしと思った日曜の昼下がりでした。

10/10/18(Mon)

近所の古いお宅に、これまた古い桜の木がありまして、幹の根元は私が抱えても全然足りないくらい、高さは2階建てのそのお宅を遙かに越えるくらいありました。ハイ、過去形ですね。先日そのお宅の取り壊しとともにアッサリ伐られてしまったんです。私はその家の方とは知り合いでもなんでもないので、どんな事情があったのかは全然知りませんけど、あそこまで大きく立派になるのに、50年ではとても足りないでしょう。残念なことです。

うちでもそういう話が持ち上がってまして、大家さんがもう管理が難しいから、敷地内の木を業者に頼んで全部伐ってもらうと言い出しました。隣近所に枯葉が落ちて迷惑だからと言うのですが、もう何年もその状態なのに何を今更という感じです。というか、ここ1〜2年は、私がボランティアで庭木の剪定までやっているので、そんな事は無いと思うんですが、まぁその押し付けが重荷になってきたというのもあるんでしょうね。私は楽しみでやってるんで、ちっとも構わないんですけど。

最近の人は無責任にペットを買うけれど、大きくなって飼い切れなくなるとすぐに捨ててしまう、なんて話をよく聞きます。コレ、植物だから顕在化しないだけで、庭木含めた樹木にも言える気がします。庭付き一戸建てを建てた⇒庭があるから樹ぐらい植えよう⇒興味が無いから放置⇒手に負えなくなって業者を呼んで伐採。愛が無いですよ、愛が。この辺を散歩していると、無論キチンと庭木の手入れをしているお宅もあります。でも、放置して雑草まみれの家の方が、残念ながら多数なんですよね。

日本は四季に恵まれ、日本人は自然を愛する国民だ、なんて言われますけど、その日本人が一番自然を意識するのは花見、それもあの桜なんて全然見てないどんちゃん騒ぎ。自然を愛する日本人なんて本当はマイノリティなんじゃないの、と思ったりしてます。

10/10/17(Sun)

うちには毎月郵便局のふるさと小包で各種季節の果物が届くようになってるんですが、今回はリンゴ1ダース。一人暮らしでリンゴ1ダースと言うと食べきれないわ⇒アップルパイにしましょう、みたいな流れになる事も多いのですが、うちは普通にリンゴとして淡々と食べていきます。毎朝半分ずつ食べていって24日。休日は午後にも半分…なんてやっていると、3週間弱でなくなります。割と楽勝。

で、リンゴを毎日食べていて思うのですが、コレって最強ですね、主に通じ系が。いや私も、普段から秘する系ではないのですが、いつもにもましてスポポンと…、食事前の方すみません。リンゴに含まれている繊維質がいいんでしょうかね。ちなみに私が、リンゴを凌ぐ最強アイテムだと思っているのが、ゴボウ。それも、コンビニで売っているような調理したキンピラゴボウでは駄目です。スーパーで太いのを買ってきて、大き目の乱切りにして作った酢ゴボウ、コレ最強中の最強。

世の中には通じ系で悩んでいる人が多いらしく、それ用の薬も沢山売られていますが、繊維と運動と習慣付け、基本にして王道だと思われます。

10/10/16(Sat)

最近ニコニコ動画で、西丹沢の山の中で自給自足生活をする青年の動画を見つけまして、ちょっとずつ見てます(検索すればすぐ出ます、興味があれば是非)。12〜13分くらいの動画が全部で20本強あるので、今のところ全部で4時間くらいでしょうか。コレを見ると、現代人の生活ってホント恵まれてるなぁと思います。テントや服などは持ち込みですが、食材は全て現地調達。法律の関係で、哺乳類・鳥類は捕獲できないらしいですし、何故か魚類には手を出しません。たんぱく質は蛇・蛙・昆虫(蝉・カブト虫・クワガタ虫・バッタetc)。あとは食べられる野草と茸類。

私とて、極限状態に追い込まれれば何だって食べますんで、食べているものがゲテモノだと騒ぐ気はありませんけど、それにしたって摂取カロリーが低過ぎます。魚でさえ、鱗・頭・骨などで半分は廃棄になります。ましてや昆虫なんて、見てても食べる所ほとんど無いですよ。総重量の1割って所じゃないでしょうか。蛇や蛙だってそんなに大きいわけじゃなし、それが大量に見つかるわけでもありません。それが野草や茸にいたっては、カロリーなんてあるんでしょうか…。

また、蛙や沢蟹などの水棲生物、それに川の水そのものは、キッチリ煮沸しないと寄生虫の危険性があります。それなのに、雨が降ってしまえば火も起こせません。↑の彼は二泊三日くらいの期間限定でやってるんで、食べられなくてもまぁ、プチ断食感覚でいけますけど、たとえばそれが日常だった縄文人なんて大変ですよ。一説によると、平均寿命は三十代だったそうで、それも頷けます。ホント、現代に生まれてよかったですよ。

10/10/15(Fri)

イナゴは揚げるとエビらしい。デイリーポータルZのレポートで知ったんですけど、この玉置さんという人は食に関してかなり面白いレポートをします。今回はイナゴを捕まえて食べてみたという記事。私も佃煮は食べた事があるんですけど、記事の中にもある通り、佃煮は所詮佃煮なんですよね。醤油と砂糖の味しかしません。でも、折角いつも食べないものを食べるのなら、もっとこう味がストレートに分かるものを食べたいじゃないですか。

わけの分からないものを食べる時はとりあえず揚げとけ、という格言があるのかないのか知りませんが、大概のものは揚げるとそこそこ食べられるみたいです。そういう意味で、イナゴの天麩羅というのはまだ安全牌の領域かもしれませんけど、イナゴ=エビという風に考えると、一度はやってみたいなと。

一度実家の父親に聞いてみたことがあるんですが、戦後の食糧事情が悪かった時期にも、実家あたりではイナゴを食べる事は無かったそうです。ところが、そこから4〜50km離れた母の実家あたりでは食べていたそうですから、随分と地域差があるんですね。東京のこの辺りでは、小さなバッタしかいませんから、やるとすれば実家に帰った時ですが、後で天麩羅鍋ごと処分されてしまいそうです。

10/10/14(Thu)

趣味の農園をやっている知り合いに大根の抜き菜を貰いまして、ありがたいことです。抜き菜というのは要するに、間引いた野菜。畑に大根の種をバラバラと撒き、ある程度大きくなると、元気がいいのを残して間引くんですが、その間引かれた方の野菜。林業で言う所の間伐材みたいなものでしょうか。規格外品中の規格外品なので、その辺の店で売っている事はまずありません。

で、大根の抜き菜ですが、基本的に大根葉と一緒です。ですが、まだ若いのでかなり柔らかく、普通の大根葉よりも汎用性は高いです。今回は茹でて鰹節と合えてスタンダードにおひたし。大根葉でコレをやると、固くてとてもじゃないが食べられないのですが、抜き菜だったら問題無し。

それと今回は、万能葱もかなりの量貰いまして、こっちはそのまま味噌汁の具に使っていては萎れてしまうので、全部小口切りにして、南側の窓の外で乾燥中。ちょっとお天気が不安定なのが心配ですが、キチンと日光が当たってくれれば、2〜3日でカラカラになりますんで、瓶に入れて冷蔵庫で保存。味噌汁用にとっても便利です。最近ではすっかりマイナーになってしまいましたが、干すという保存方法は、なかなかバカに出来ないのですよ。

10/10/13(Wed)

大家さんにモロゾフのチョコレートを貰いまして、日頃こういうものを一切買わないので、甘いものは苦手かというとそうでもありません。むしろ止まらなくなって一気食いしてしまう人間でして、今朝は食べ過ぎたチョコの影響で胸焼けが止まりません。アホですね。こんな私ですから、欲望の赴くままにチョコの常備なんてすると、問答無用のデブ一直線だと思うのですが、幸い私はお菓子の買い置きという習慣が無いので、そういう事態には陥らずに済んでおります。

反面教師は職場の同僚とか実家の母とか。年がら年中ダイエットと連呼している割には、ちっとも痩せた様に見えません。私からしてみればその、お菓子の常備を止めたらどうだと言いたくなるのですが、“小腹が空く”というのはホント、万能のマジックワードなのですね。

別に昔が良かったとか言うつもりも全然無いんですが、今の人は空腹に対する耐性が異常に低くなっていると思います。お腹が空いた⇒ご飯まで我慢しよう、ではなくお腹が空いた⇒とりあえず何か食べようという思考パターンが圧倒的多数を占めます。これもまぁ、社会が豊かになったからこそなんでしょうけど、間食をなくしてご飯を腹八分で押さえてみると、三度の(うちは二度ですけど)ご飯のなんと美味しい事よ、なんですけどね。

10/10/12(Tue)

親戚の農家が梨を送ってきてくれまして、ありがたいことです。食材全般に言えることですが、うちではなるべくロスの無い食べ方を心がけています。コレは別にマクロビみたいな高尚な考え方に基づいているのではなく、単にもったいないから。多大なコストをかけてうちまで運ばれてきたのに、些細な理由で食べずに捨てられるなんてもったなさ過ぎです。ということで梨ですが、食べない部分は軸と種。この二つは流石の私でも無理です。でも、皮と芯は食べますよ。

梨は八つ切りにして、黒い種を楊枝でほじくり出し、一口大に切って全部食べてしまいます。一般的には皮と芯は取りますし、うちでも去年まではそうしていましたが、果物は実と皮の境目が一番甘くて美味しいというのがセオリーです。わざわざ皮を剥いてそこを捨ててしまう必要もありますまい。それに、覚悟して食べてみると皮も思ったほど邪魔にはなりません。残留農薬、ナニソレ?です。芯は少し酸っぱいですが、今の梨は品種改良が進んで馬鹿みたいに甘くなってますから、芯が一種の口休めとなって、コレはコレでありかと。

というわけで私は、皮の薄い果物は基本的に皮ごと全部食べてしまいます。リンゴ・梨・柿・桃・葡萄…。逆に流石の私でも無理なのは、ミカン・バナナ・メロン・スイカ。この四つは挑戦したこともありませんし、これからもその予定はありません。ミカンの皮は数年に一度干して、調味料の一つとしてストックはするのですが、バナナはまぁ、ないですね。メロン・スイカは無論ギリギリまで攻めたうえで、スイカは表面の緑の部分だけ剥ぎ取って浅漬けにするのは最早お約束ですが。

10/10/11(Mon)

今日は、瓶・缶・ペットボトルの収集日。先日使ったカニ缶も、数日前に作った生姜の甘酢に使った酢の瓶も出せる日です。こういうゴミは、台所の隅にまとめて置いてあるので、収集日にはすっきり爽やか。ゴミの日は大好きです。それにしても、ごみ収集の担当者って偉いですよね。今日は祝日なんですが、この辺では祝日は全く関係無しに、完全に曜日基準で収集が行われます(流石に年末年始は休みますが)。そりゃま、交代とかしてキチンと休みはとってるんでしょうけど、偉いなぁと思います。

ちなみに明日はダンボールと古新聞の収集日。私はなるべく分別収集には協力してあげようというスタンスなので、濡らして野菜を包んであった古新聞紙も、野菜を使い終えればざっと伸ばして規定のサイズに折り畳み、古新聞の中に混ぜてしまいます。以前は面倒臭がって、丸めて燃えるゴミの中に入れていましたが、どれだけ燃えるゴミを減らせるかという、これまたゲーム感覚ですね。ちきゅうにやさしく、などと大上段に構えずに、気楽にやるのが長続きの秘訣かと、勝手に思ったり。

10/10/10(Sun)

実家荷物に入っていたカニ缶×2。1缶目はカニ玉にして、一週間ほどかけて完食。ちょうど卵も無くなったし、また同じ料理で一週間と言うのも芸が無いので、2缶目はカニ茶漬けです。いつものようにご飯を食べ進め、茶碗に半分ほど残した所でストップします。そこにカニ缶のカニを箸で二つかみ程、練り山葵を少々、塩をパラリ、で最後に番茶を回しかけて完成。番茶とカニの風味が妙にマッチして、かなりナイス。1缶目もカニ茶漬けにすれば良かったかも…。

それにしても、どうしてカニ缶っていまだにプルトップ式じゃないんですかね。プルトップ式をおおっぴらに採用していない缶って、私の周りではカニ缶くらいかも…。キコキコと缶切りを使って開ける所に、有り難味と言うか高級感があるのでしょうか?詳細不明です。ちなみに、カニ缶の中にはカニの変色を防ぐためのパラフィン紙が入ってますけど、それは茶漬け初回時に、番茶で洗ってキッチリカニエキスを味わうドケチっぷり。でもまぁ、買ってまで作るもんではないですね。同じ茶漬け系なら、鮭の切り落としを買ってきて鮭茶漬けの方が、ずっとコストパフォーマンスに優れていると思われます。

10/10/09(Sat)

知り合いが最近、食材の宅配サービスを利用し始めまして、絶賛です。曰く、家まで持ってきてくれるので便利、農家から直接仕入れているのでルートがわかって安心・安全、品物の質が良くて美味しい、ちょっと高いけどね、とまぁそんな感じ。かくいううちの近所でもよく、食材の宅配サービスのトラックを見かけます。結構普及してきてるんですね。でも私はそういうのを使う気は、今のところ全くありません。

ドケチな私のことだから、“ちょっと高いけどね”で引っかかったとお思いでしょうが、割と違います。まぁ否定はしませんけど、一番大きな原因は、食材の見極めを完全に他人任せにしてしまうのが嫌だから、です。スーパーなり八百屋なりに行けば、現物を見て、品質を自分の目や香りでチェックし、値段と釣り合っているかを検討してから購入します。その過程がとても大事だし、また面白いポイントだと思うのですよ。

宅配サービスの場合はそれが全くありません。品は良いかもしれませんけど、それはどっかの知らない人が目利きをした結果なわけです。つまり、その部分までお金を払って外注してしまっているわけで、あんまりそんな事をしていると、本当に何にも出来なくなってしまうよという危機感があるんですね。大根一本とメールすれば、翌日にはプロの目が選んだ上質の大根が自宅に届く、私が憧れる生活ではありませんね。

10/10/08(Fri)

かなり涼しくなってきたので、とうとう毛布を出しました。一日干して風を通したので、押し入れ臭さもかなり薄れていい感じ。本当は丸洗いしたいんですけどね。うちの洗濯機には入らないので、以前浴槽で足踏み洗いをして干したら、乾くまでに一週間弱もかかるという酷い目にあいました。アクリルの分厚い毛布なんで、足で踏むだけでは絞り切れないんです。もう二度とやりません。本当は大容量のコインランドリーに持っていくのがベストなんですが、あのかさばる毛布を持って歩いて行ける範囲に、そんなコインランドリーはありませんし。

そのかわり、といってはなんですが、毛布の一番汚れる部分…顎が当たる周辺には安全ピンでタオルをとめています。掛け布団もそうですが、顎との摩擦&涎があるので、毛布の中で傷む場所と言えばここがぶっちり切りでダントツ。そこにタオルを当てておいて、週一程度で交換・洗濯していけば、そんなに酷い事にはならないんです。初代は10年程使ったでしょうか、真ん中に穴が空きましたからね。それくらいの激務。まぁ、見かけが多少ビンボ臭くなるのが欠点と言えば欠点でしょうか。でも、背に腹は代えられませんね。

10/10/07(Thu)

先日ラジオを流し聞きながら仕事をしていると、賞味期限についての討論が始まりました。製造年月日はともかく、私は何度聞いても消費期限と賞味期限の違いがよく分かりません。それに議論もなんだか議論のための議論という感じで、笑ってしまったのが難しい例として出されたクリスマスケーキ。

クリスマスケーキはご存知の通り12/24に集中的に売れるので、繁盛店では秋口からスポンジケーキを少しずつ焼いて冷凍しておき、直前にデコレーションをしたりします。つまり、スポンジとデコレーションの製造年月日が大きく違ってしまうわけで、その表示をどうするかとか、ちょっと口調を変えればすぐにコントのネタになってしまうようなことを大真面目にしゃべっていて可笑しかったです。

私は基本的に賞味期限は見ません。“俺センサー”が食えると判断したら食えますし、ダメだと判断したらダメです。それにそもそも、食べるタイミングまで考えて買いますんで、捨てる事はほぼありません。更にそもそも、うちでは賞味期限に意味がある様な品を滅多に買いません。生鮮野菜には表記が無いですし、酢や醤油などの調味料には一応書いてありますが、全く無視します。肉や魚には書いてありますけど、そもそもこういうものは買ったらすぐに処理してしまうのが基本なので、賞味期限が意味を持つことはありません。

反対に賞味期限に意味がある品と言えば、惣菜類・練り物などの半加工食品などがすぐに思いつくでしょうか。こういうの、見事に私は買わないんですよね。魚柄師も言っていました、何でも人間の手がかかればかかるほど割高になると。ホントケチなんです、私。

10/10/06(Wed)

実家荷物に生姜が500gほど入ってまして、生姜500gというと両手に山盛りくらいの量があり、すりおろし生姜にして使っていたのでは、7割方干からびさせる羽目になってしまいます。そんな時に便利なのが生姜の甘酢漬け。レシピはネットにたくさんありますんで、ここにはいちいち書きませんけど、要はさっと湯通しした生姜を、砂糖と酢を合わせて一度煮立たせた漬け汁に漬け込むと、それだけの料理です。

生姜の甘酢漬けはほぼ毎年の様に作っているんですが、今年は少し新機軸。毎年思ってたんですが、酢が勿体ないんですよ。うちの酢は京都の千鳥酢。凄く美味しくて、一度使い始めたら止められない味わいなんですが、高いんです。私が買っている店では一升瓶で1,000円強。その店は一升瓶の取り扱いを止めてしまって、現状五合瓶しかないので、今後はもう少し割高になると思います。で、生姜の甘酢漬けですが、この酢を一旦煮立たせるわけです。酢の香りは相当飛びます。おまけに、かなり大量の砂糖を投入します。そしてトドメに、生姜の強い香りが入ります。この条件だったら、わざわざ高い酢を使わなくても良いんじゃないかと。

というわけで、近所のスーパーでPBの穀物酢を買ってきて代用。なんと、500ml瓶で80円。単価は千鳥酢の1/3以下です。で肝心の味わいですが、私が味音痴の性でしょうか、そんなに違和感は感じませんでした。一応素で味見をしてみたところ、PBの穀物酢は酸味がとがっていて、今後も酢の物なんかに使いたい味ではありません。まぁ、適材適所というヤツでしょうね。

10/10/05(Tue)

うちの部屋掃除は基本的に週一。毎日部屋を掃除する専業主婦のいる家庭からすれば、とんでもない不潔っぷりですけど、一人暮らしということもあって、私としては結構キレイに保たれているのではないかと思っています。そして、なにかにつけて前時代的な私が使う道具は、箒とチリトリ。で、こうやって掃き掃除をしていると、掃除機なら一瞬で見えないところに吸い込んでしまうゴミが、全てクッキリと目に入ることになります。

一番多いのは、無論綿ボコリ。でも、それに迫る勢いで多いのが髪の毛なんです。私もお年頃で、周囲では段々てっぺんが危なくなってきた輩が散見されます。私はまだ大丈夫と時々確認はしているんですが、それでもこの髪の毛の量を見るとね…。一週間分で、片手にこんもりと乗るくらい。健康な人間は、普通に生活していても一日100本程度抜けるということなので、外で抜ける分をさっぴいて7を掛けたらまぁ、余裕で許容範囲内ではあるのですが。

でも時々、いっそのことハゲが進んでスパッと坊主にしたら、風呂も楽だし散髪代も浮く、一石二鳥なんじゃね?などとお年頃の男性にはあるまじきことを考えたりもします。兆候が見えたら私はスッパリ坊主にしますよ、えぇ。未練がましい落ち武者状態はダメダメです。

10/10/04(Mon)

先日、ここでシメジの事を書いたのですが、そういえばこの前、友人としゃべっていてシメジの話題になりました。シメジって2種類あるよねという話。日頃スーパーで買い物をしない人には何の話だかサッパリ分からないと思いますが、スーパーで“シメジ”という商品名で売られているものには明らかに種類の違う二種類の品があるんです。

一つは最近の主流で、ほとんどの人が“シメジ”と言われて思い浮かべるであろう種類。傘はお菓子のキノコの山みたいな形をしていて、色は薄いこげ茶色。手で割るとパリッとした感触を残して、キレイに裂けます。正式名称が分からないので、こちらは“パリッとシメジ”と仮に名付けました。もう一つは、傘は潰れて平たく中心部分がやや凹んでいて、色は灰色のもの。手で割ると“パリッとシメジ”よりもかなり水分が多い感じ。こちらは“くにゅっとシメジ”と名付けました。“くにゅっとシメジ”は“パリッとシメジ”よりも人気が無いのか、最近はめっきり見かけることが少なくなりまして、見かけたとしても、特売品で安く叩き売られているケースが多いです。かく言う私も、“パリッとシメジ”の方がずっと好き。

で、帰宅してからWikipedia先生に問い合わせてみると、シメジには三種類あるのですね。一つはキシメジ科シメジ属ホンシメジ 。これは栽培が非常に難しくてほぼ天然物に限られ、価格も非常に高いです。私もこのホンシメジは、噂に聞いたことがあるだけで、実際に口にしたことはありません。そして、私が“パリッとシメジ”と仮称したのがキシメジ科シロタモギタケ属ブナシメジで、“くにゅっとシメジ”と仮称したのがヒラタケ科ヒラタケ属ヒラタケということです。先生の記述にも、“ブナシメジの流通量拡大におされ流通及び生産量は減少している”とありますね。

10/10/03(Sun)

今日の買い物はシメジ。私が買うスーパーのシメジなんて、室内栽培で年がら年中出てますけど、やっぱり季節ということで。おまけに、舞茸・シメジ・エノキがよりどり3パックで98円だったのです。コレは買わなきゃなりますまい。内訳は、シメジ×2・エノキ×1。作るのはシメジご飯に味噌汁です。

シメジは一口大にばらしてから網で軽く炙り、蒸らしの段階に入ったご飯に放り込むだけ。ご飯は昆布とほんの少しの醤油で極薄味に調整しておきます。感じとしては、外で食べる炊き込みご飯の半分くらいの味付け。醤油が強過ぎると、キノコの風味が消えてしまう気がするので。残りのシメジ・エノキから、当座の味噌汁に使う分をさっぴいて、残りは全部さっと煮に加工してしまいます。

片手鍋に一口大に切ったキノコを入れ、ほんの少しの水・醤油・酒・塩、それに鰹節と昆布を加えて、蓋をした状態で蒸し煮にします。味付けは、薄味のうちにしては濃い目だけれど、佃煮までは遠く及ばないって感じに調整。コレをタッパーに保存しておけば、今の季節2週間は大丈夫。そのままご飯のお供にして良し、キノコご飯の素にして良し、98円で至福の楽しみ放題です。

10/10/02(Sat)

うちからちょっと離れた、私が愛用しているスーパー。価格が押さえられてて品質もいいものだから、夕方時になると大混雑。先日は店内レジ前に30m程の行列が出来ていました。行列が出来るのは繁盛していて結構なんですが、私がちょっとイラッとしているのはその並び方。店内にはレジが四つあり、いわゆるフォークの状態で客が並んでいます。でも、完全なフォークではなくて、各レジには五人くらいが並び、根元一列から各レジの行列の空いた所に各人が自分の判断で動くという、フォークになっていないフォークなんです。

おまけにその根元の一列からレジ行列に移るのは、完全に順番というわけではなく、後ろ2〜3人までが何故だか自分の判断で前をバンバン飛ばして、レジ行列に移っていきます。こうやって書くと自分でもわけ分からなくなりそうですが、つまり、フォークのようでフォークでない、秩序があるようで無秩序な行列。イラッときますね〜。コレは多分、店側の手落ちで、根元の行列の先頭に店員を一人つけて、レジの方に誘導させないとダメだと思います。

とはいえ、実はそれも難しくて、店内商品が溢れていて通路が狭くなっている上に、お客さんにはお年寄りも多いです。レジが空いたからあっちに行って下さいと誘導しても、お年よりはすぐに動けないでしょう。となると、かなりの時間がロスしてしまいます。結果、あの無秩序フォークが一番早いのかと、考えてしまった次第。上手い方法はあると思うんですけどね。

10/10/01(Fri)

先日のお茶に続いて、味噌汁復活。35度オーバーの猛暑日が続いたこの夏、いかな味噌汁好きの私とはいえ、汗をダラダラ流しながら熱々の味噌汁をすすって喜ぶほどのマゾではありません。冷やし汁という手も無くはないのですが、イチイチ冷ますのが流石に面倒臭くて、時々イベント的に作るのならいいかもしれませんけど、毎日の一品として作るのはパス。ということで、しばらく封印していたのです。

一昨年作って大事に食べてきた味噌も、ふた夏を越して今年が限界。もう既に発酵が進んで真っ黒、旨味はマックスなんですけど、流石に後一回夏を越すとダメな気がするので、今年の冬中には食べ切って、新しいのを仕込みたい所です。

というわけで、今シーズン一発目の味噌汁は、キャベツとワカメ。ダシはその場で削った鰹節。キャベツは三週間ほど前に買って、少しずつ酢の物やおひたしで食べていたヤツで、掌に乗るくらいに小さくなった真ん中の甘い所。ワカメはお特用のを買って大量ストックしてあるヤツです。コレを少し残したご飯にかけて食べると、行儀は悪いですが、最高なんですよね。

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