2010年12月

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10/12/31(Fri)

実家で何をしているかというと、基本的にはコタツに入ってミカンを食べてます。もうダメな幸せ感が全開。一旦コタツに入ってしまうと、本当に何も出来なくなりますね。週刊誌など斜め読みしつつ、箱のミカンを隣に置いておくと、半日くらいはあっという間に過ぎ去ってしまいます。

あまりに快適過ぎて、東京の家には絶対に置けません。一人暮らしでコタツなんて導入した日には、家から出られなくなってしまうことが確実。まぁ、そんなこんなでコタツに篭ってボーっと過ごす、いつもと同じ年の瀬。今年も今日が最後ですねぇ…。

10/12/30(Thu)

実家に戻ってみると、キッチンとリビングのテレビが新しくなってまして、いつ買ったのか訊いてみると、先日の貰えるエコポイントが少なくなる日に、ようやく間に合って買ったという事でした。私自身は、あの騒ぎをどこか冷めた目で見ていたので、まさかこんな身近にあの騒ぎに乗った人がいるとは…。

というわけで、めでたく実家は地デジになったわけですが、それを見ていても何の必要があってこれだけのコストをかけ、地デジ化を進めたのかが良く分かりません。画質は確かに段違いに綺麗になりましたが、まぁそれだけ。四六時中、自然を満喫する番組を見るわけじゃありませんしね。ニュースやバラエティなら、以前の画質でも問題ありませんでしたし。

双方向の番組作りが出来るとも聞きましたが、テレビを見てその感想を返すほど、熱心なテレビ信者でもない私は、あんまり関係ありませんね。父親は更に、衛星放送も見られる様にしたいのですが、私同様テレビに興味がない母が止めています。でも、わずか60戸程のうちの集落で、衛星放送を見られない家は2割ほどだそうで、こんなド田舎にも衛星放送は浸透しているのだなぁと思う次第。

10/12/29(Wed)

というわけで、帰省して実家なう。JALがあんなことになる前から私は何となくANA派で、どうしてもANAの便が予約できなかったという時でもなければ、ANAには乗りません。客室乗務員のお姉さんは、ANAの方が若くて綺麗な人の方が多いというのが私の印象ですが、まぁ気のせいでしょう。

ところで、ANAの機内誌で“翼の王国”というのがありまして、私はこの中の“お弁当の時間”という連載記事をいつも楽しみにしています。色んな業界の人の手作り弁当の写真が1ページにデカデカと載っていて、あとは2ページくらいでその人のインタビュー。でもその中身は写真に載ったお弁当とはあんまり関係なくて、小さい頃母親が作ってくれたお弁当の思い出とか、現在の生活ぶりとか、仕事の内容や大変さとか、そんな感じ。お弁当の中身のレシピなんてのは、全く付きません。でも、他人の弁当を覗く機会などそうそうありませんし、インタビューを受けるということでいつもよりかなり気合を入れて作ったのでしょうけど、その人の普段の姿が見えてとても面白いのです。

この連載もずいぶん長くなり、今年はじめて選りすぐりが一冊の本になりました。お弁当を作る時の参考にといった、実用性は皆無なんですが、興味がありましたら是非。沿うと面白いですよ。

10/12/28(Tue)

予め断っておきますが、食事中の方すみません。そういう方は後で読んで下さい。さて、年末ともなると忘年会です。人付き合いの悪い私でも、何件かは出ることになるんですが、そうなると次の日の辛さかな…。いえ、お酒は殆ど飲まないので、二日酔いになるとかはないんですが、必ずといっていいほどお腹の調子が悪くなり、非常に運が悪くなります。

基本的に私は快運派で、毎朝特に力まずとも形のいいのがするっと出るんですが、飲み会で油っぽいものや塩辛いものを大量に食べた次の日は、見るも無残な悪運になります。ベチャッと形が崩れてこびりつく系のヤツが。事後に使う紙の量も、いつもとは段違いの多さで、もったいない事この上なし。で、コレが通常の快運に戻るには、通常で三日を要します。その間に次の忘年会が入ったりしたら、もう本当に悲惨。

多分、いつも油が少なく腸に負担のかからないものばかり食べているんで、奴らはぬるい環境に慣れ切って軟弱になっているんでしょう。私も、外食が多かった若い頃はこんな事全然なかったんですけどね。でも、逆から辿るといいますか、運の状態から遡って食生活を考え直すというのは、基本ながら非常に有効ではないかと思っています。

10/12/27(Mon)

今の季節、自宅で仕事をする時に欠かせないのが魔法瓶。私はケチなのであんまり暖房を使いません。北海道などでは完全機密の部屋でふんだんに暖房を使い、冬場でも屋内ではTシャツ一枚で過ごせるようにしているなんて聞きますけど、それって壮大な無駄じゃね?って思ってしまいます。うちでは部屋を暖めてもせいぜい10度台後半といったところで、指先がかじかまずにキーボードが支障なく打てればそれで良いんです。

で、こんな時のお供が熱いお茶。急須に入れっぱなしだと、ものの30分でぬるくなってしまいますが、それを魔法瓶に入れ替えると半日くらいは熱いままで飲めます。原理は簡単なんですけどね。二層構造で真ん中が真空に近い容器を作ると、熱が遮断されて冷めない。もう、大発明ですよ。

これを更に進めると、温度が下がってきたら再び沸騰させる機能がつくんですが、うちではそこまでは必要ありません。長時間熱いままで保存すると、お茶の味自体が落ちてくるんで、半日くらいで飲み切って新しいのを淹れるのが、味が良いみたいですからね。今時、茶葉でお茶を淹れる家も少なくなりましたが、やっぱりペットボトルのお茶とはちょっと違う気がするのですよ。

10/12/26(Sun)

先日は知り合いのうちで忘年会兼クリスマスパーティーのようなものがありまして、季節ものだということで、鶏手羽を大量に煮ていきました。手羽を1時間ほど下茹でして柔らかくしてからよく冷やし、形を崩れにくくしてから、砂糖と醤油で甘辛く煮付けつつ八角で香りをつけるという代物で、日本人相手ならまず外れないという便利料理です。でも、パーティー料理を作って終わりではないのですよ。

下茹でをしていると結構な量のアクが出ます。肉類を煮る際に出てくるアクは丁寧にすくうというのが、料理では一種のお約束となっています。これはスープが濁るのを防ぐとか、雑味が入るのを防ぐためとか言われてます。ですが、スープが濁るというのはうなずけるとしても、雑味というのは私の味覚では実感できません。掬ったアクの泡を口に入れてみても、茹で汁の味しかしないんですよね。

他人に食べてもらう手羽なので、アク自体はキチンと掬いますけど、掬ったアクは計量カップに入れて冷蔵庫でよく冷やします。すると、泡・脂・スープとキレイに3層に分かれます。泡は食べられはするけれど、あんまりキレイじゃないのでココは捨てます。脂はキチンと分離して小さなタッパーへ。コレは炒め物の時に入れるととてもいいコクが出ます。スープは他の茹で汁と一緒にして、鍋をする時のダシの元に。年末の帰省までに使いきれない部分は冷凍しておきます。

手羽を家で食べる時は、食べ終わった骨を金槌で割ってもう一回ダシをとるんですが、流石に持っていった手羽の骨だけ集めて持って帰ってくる勇気は私にはありません。ちょっとだけもったいないなと思いながら、身の方を皆が喜んで食べてくれたので良しとします。

10/12/25(Sat)

こういう話題には意識して触れないようにしてるんですが、あんまりなので今日だけ。身近で借金まみれ・家計は火の車を地で行くお宅があります。言わずと知れた日本国さん。日本国さんちの今年の収入は409万円で、支出は924万円。年収以上である443万円を借金しないと、家計が回りません。で、これだけ支出が膨らんだ原因は、年老いた御爺さん・お婆さんの病院代がかさんだから。

仮にこれが、50年もつ家を新築したから、それを使う孫子の代もローンという形で負担してね、というなら分かりますけど、現状ではローンを背負わされた孫子の代には、それを使った爺さん婆さんは既に死んでしまってます。それってどうなのよ、と思うんですよね。近所の偉い人は、日本国さんちは特別だから、いくら借金をしても大丈夫だと言いますけど、私の頭では何が大丈夫なんだかサッパリ分かりません。

孫子の世代も利益を受ける固定資産の代金を、ローンという形で世代間分散するのならともかく、今の世代の支出は今の世代の収入でまかなうのが筋だと思うんです。と考えると、924万円の支出を立てる事がそもそもダメでしょう。日本国さんちはとっても贅沢だから、いくら家計が苦しくなっても、“今まで外車に乗っていたのを普通車にしましょう”くらいの節約しか考えられません。本当は、そもそも車をやめて自転車にするくらい過激な事をしてもまだ間に合わないのに。破産宣告をして、家具に差し押さえ票が貼られる位にならないと、あの家は危機感を持てないと思います。

日本国さんちのお父さんは、ショーヒゼイという仕事を増やせば大丈夫だといっていますが、ショーヒゼイを1%上げて増える年収は20万円くらいだそうです。5%や10%増やしたくらいじゃ焼け石に水です。それにショーヒゼイを上げたら、家族サービスのためにホージンゼイは下げなきゃいけないので、実はショーヒゼイ1%アップで増える年収は20万円からずっと下がってしまいます。ますます焼け石に水。傍から見ると詰んでますね〜としか思えないんですが、実は件の日本国さんちはうちの本家なので、他人事じゃないんですよね…。

日本国さんちのお父さんはとっても野心家で、羽振りの良かった時代が忘れられないみたい。またバリバリ稼いで、バリバリお金を使いたいんです。でも、お父さんもそろそろ定年。怠け者の私なら、後進に道を譲ってそれまでの貯金で楽隠居してましたね、きっと。

10/12/24(Fri)

買い物は現物を見てからに限ると、頑なにネットショッピングを否定していた友人が、最近邪教に落ちました。使ってみるとこんな便利なものはないと、以前までの主張を180度ひっくり返す変貌振り。まぁ、他人は他人なんで別にいいですけどね。私個人は、無駄遣いのリスクが嫌なので、基本的にネットでの買い物はしません。何事にも例外はあるので、ゼロではありませんが、年間で取引額は2,000〜3,000円くらいです。

世の中には、無駄遣いを抑えるコツなるものが沢山流れていますが、私が思うにその根幹は、“お金を使うことを面倒臭くする”、コレに限ると思います。何か欲しいものが出来たら、すぐに買いに行くのではなく手元のメモに書き込み、それを見ながら1ヶ月ほど過ごしてみます。そうすると、とか、“アレを使いまわしても用は足りるんじゃね?”とか“壊れたと思ってたけど、直して使えるんじゃね?とかアイデアが出てきて、10のうちで7〜8は買わなくてもいいんじゃね?となります。

誘惑の多い繁華街に行く時はカードは持たず、現金も必要最小限の交通費くらいで止めておきます。何か欲しいものが見つかったら、最寄のATMまで行き、現金を下ろしてきて買うんです。そうすると、大体ATMへの往復の過程で頭が冷えて無駄な買い物をしなくて済みます。

思うに、カードというのがダメですね。手持ちがなくても、買いたいと思い立った瞬間に買えるというのがダメです。ネットショッピングもダメ。ボタン一つで買えて家まで届けてくれるというのがダメダメです。無駄遣い防止には、お金を使うのを面倒臭くするのが一番。逆に言えば、他人にお金を使わせたければ、買い物をするのを便利にするのが一番。それがカードであり、ネットショッピングでしょう。物が溢れた今の日本、いい物を作るだけじゃ売れませんからね。…消費の最盛日・クリスマスイブに、一体何を書いているんでしょうか、私は。

10/12/23(Thu)

年末になると世間ではお歳暮が飛び交います。私は出していないので、貰うこともないのですが、知り合いや職場の同僚からおすそ分けで貰ったり、実家からの荷物に入っていたり。そのおかげでこの時期のうちの台所には、自分では買わないものが割と多く存在します。そしてそのどれもが、自分では買わないだろうなぁと思われるものばかり。私の味覚が標準からずれてるんでしょうか…。

ハム・ベーコン系は総じて旨味が強過ぎるので、もっぱらスープのダシ系に使います。王道はそのまま厚く切って焼くのでしょうが、私にはちょっと無理。漬物系(かぶら漬けとか柴漬けなど)は、甘過ぎて正直全く口に合いませんが、小さく切って少しずつ頑張って食べます。最悪、刻んで混ぜご飯にするという手もあるにはあるのですが、白飯の方がずっと美味しいので、わざわざ不味くするのもどうかと思ってしまうんですよね。

佃煮系も甘くて困りますが、コレも漬物系同様、少しずつ頑張って食べるしかありません。魚柄先生によると、煮物のダシがわりに使ってもよいとの事でしたが、無理矢理佃煮をダシに使うよりも、普通に昆布や鰹節を使った方がずっと美味しいので、やりません。

逆に、貰って嬉しいのは調味料系です。それも、凝ったあわせ調味料ではなく、砂糖・塩・醤油・油といった単純なもの。それだったらいくらでも用途があるんですが、最近はなかなかないんですよね。塩は最初からありえませんし。

10/12/22(Wed)

去年までは、おばちゃんくさいということで、何となく避けていた靴下の二重履き、私も歳をとって吹っ切れたのか、今年はバリバリの大活躍です。二重履きすると足が大きくなって靴が履けないので、勿論自宅内限定ですけどね。インナーは普通の靴下で、アウターはフリースの室内履き。最初は締め付けるような、窮屈な感覚が気になっていたんですが、慣れてしまうとその圧倒的な暖かさが超快適。やっぱ、冬は靴下二重履きですよ。

この季節、すぐに暖房のスイッチに指が行きがちですが、寒さに身体を慣らしていけば、10度以上は厚着で普通にしのげます。室温一桁になると流石にちょっと辛いので、暖房を入れますけど、地球温暖化とかなんとか難しいことをいう以前に、冬は寒いものなんで、一生物としてはなるべくそこに順応する様に努力した方が、生命力みたいなものも上がるのではないかと勝手に思ったり。でも、やっぱ個人的には冬は要りません。バンバン二酸化炭素を排出して、日本の平均気温(冬限定)が10度くらい上がればいいのにと、身勝手なことを考えております。

10/12/21(Tue)

今年は時々、果物を皮ごと食べるというのをやってまして、柿や梨は我が身をもって皮ごと食べても無問題ということが証明されました。今回挑戦したのはキウイ。ネットで調べると、産地のニュージーランドでは皮ごと食べるのが普通、という記述もあって、多分大丈夫だろうと。実際に皮ごと食べてみたのですが、まったくもって無問題でした。確かに皮の異物感はあります。でも、皮の食感が身と違うのは当たり前ですし、こんなもんかと思ってしまえば、すぐに慣れてしまう程度。食べる前はどうかな〜と思っていた表面の毛も、予想していたよりはずっと気になりませんでした。ただし、キウイのヘタの部分に埋まっている、画鋲みたいな固い部分だけは無理です。そもそも咀嚼出来ません。ただ、そのごく一部を除けば、丸ごと食べても平気でした。

そういえば、ひと月ほど前に洋梨も挑戦したのでした。あっちはキウイ以上に無問題。皮は極薄いので、そのまま食べても気付かないほど。かえって、上手くない人が皮を剥こうとすると、柔らかい身を傷つけてしまうかも…。そして、芯の部分も丸ごと食べてオッケーでした。リンゴや梨も芯ごと食べてしまう私からすると、難易度としてはベリーイージー。種もごく小さくて柔らかいので、実に簡単です。皮を剥かずに丸ごと食べる…、手軽な上にロスも少ないこの食べ方ですが、周囲にはあんまり理解されませんね。

10/12/20(Mon)

実家の母が、最近腰が痛くて…と電話で言っていたのがちょっと心配。それ以上訊かなくても、原因はハッキリしてるんですよ。食べ過ぎと運動不足による筋肉の不足と肥満です。私より10cm以上身長が低くて、私より15kg重いのはダメでしょう…(ちなみに私は170cm弱で55kg)。田舎というのは近所付き合いや人付き合いが多く、特に今は年末。お菓子の類を貰う事が多いんです。頭で考えれば、必要以上のお菓子は食べずに他人にあげるなり、処分するなりすべきなんですが、他人にあげるにも限度があるし、流石に未開封のお菓子を捨てる事は出来ないって事で、食べてしまうんですね。で、太ると。

運動不足の方は、自動車の使い過ぎ。田舎の人って健康なイメージがありますけど実は、都会の人の方が電車の乗り換えや駅までの徒歩で、よっぽど歩いてます。うちの両親なんて、ほんの近くのコンビニに行くのも車を出しますからね。自宅から直線で500m程の所にローソンがあります。でも、その道は両端が用水路になっている一車線の道で、すれ違うには他のお宅のアプローチやちょっとした空き地を借りなきゃいけません。車の運転に自信がない母はそれを避けるために、ぐるっと4.5km大回りします。500m先のコンビニに行くのに、往復で9km車を走らせるわけで、アホじゃないかと。

で、500mくらいなら自転車か、それが危ないなら歩いていけばいいじゃないかというと、ダメなんですね〜。寒いからというのはまだ分かります。でも、その辺を歩いているのを近所の人に見られたらみっともないからっていうのが、全くもって意味不明。都会じゃ考えられませんが、うちの田舎では農作業以外でその辺を歩いているのが異様なんです。アイツは“歩いて”一体どこへ行くんだと、その日の井戸端会議のネタになるという…。私の幼馴染は、千葉からお嫁さんを貰ってそこで暮らしています。生まれ育った幼馴染はともかく、その嫁さんがよくあそこで暮らせるなぁと、密かに尊敬している私です。

10/12/19(Sun)

今年もあと10日ほどになりまして、年末の大掃除という習慣の無い私も、家の周りくらいはキレイにしておこうと思い立ちました。家の周囲のプチ庭とでも言えるスペースは、年に数回の頻度で草むしりをしてまして、もう何度もそれを繰り返したので、雑草の生える絶対量は随分と少なくなっています。更に今は冬、雑草の伸びるスピードも早くないです。ですが、最後に草をむしったのは確か9月ごろ。ちょぼちょぼとではありますが、雑草は生え始めており、年が変わる前にコレをキレイにしてしまおうと思いました。

で、毎朝少しずつむしっているわけですが、コレが結構厳しい。寒いんですよ、とにかく。軍手をはめて作業をすれば随分違うんですが、指先の自由度が落ちるので、私は指なし手袋を使っています。そうすると、指先が寒いのを通り越して痛いんですね。毎朝30分ほどの作業で、家の周りを全部キレイにするのにかかる時間は約1週間。丁度半分終わった所なんで、天気が崩れなければ今週の水曜日頃まで…あと少しです。

草むしりの何が楽しいかって、その日の作業を追えて後ろを振り返ると、今日はこれだけやった〜というのが目に見えるところです。これだけ成果の目に見える家事も珍しいと思うのですが、周囲にはあまり理解されませんねぇ。

10/12/18(Sat)

今朝起きた時の我が家の室温7度。10度を切ると流石にケチの私でも厳しいので、ガスファンヒーターを入れます。しかし、こんな時に効くのはむしろ、外からより内から。部屋で過ごす際は熱いお茶が欠かせません。でも、急須にお茶を入れて置いておくと、ものの30分で冷めてしまうんですよね。流石冬真っ盛り。そんなわけで、押入れの奥から魔法瓶を引っ張り出してきて酷使しています。

何せ20年近く前に買ったヤツなので、同じ500mlでも最新型と比べると、少し太いのはまぁ仕方ありません。でも、ステンレスの銀色を前面に出して、装飾の無いものを選んだのは、我ながら良い選択でした。時代が経っても、違和感なく現役で使えています。やっぱり、何事もシンプルイズベストですね。

一日家に篭って仕事をするときは、朝・昼・夜とお茶を入れるので、一日で1.5リットル。冬場は汗をかかないので、どうしても水分補給が甘くなりますが、極端に摂るのでもない限り、摂って悪いものではありません。というわけで今日も、熱いお茶をお供に頑張りまする。

10/12/17(Fri)

愛用の腕時計の電池が切れたので、交換に出したとここに書いたのがしばらく前の話。その店から電話がありまして、竜頭の部分に錆が浮いているので、交換とオーバーホール、〆て20,000円ですというありがたいお電話が。予想外の出費に頭が痛いですが、考えてみれば、買ってから15年ほど使いっぱなしだったので、いい加減そんな時期なのかもしれません。オフィシャルには、5年に一度のオーバーホールが推奨されてますしね。

出来上がりの予定は1月末〜2月頭。預けてからゆうに2ヶ月以上がかかっているのがちょっと気になりますが、まぁ必要経費として割り切るしかないでしょう。日頃から、愛用のものを直して使う生活に憧れるとか言いながら、実際にリアルな値段が目の前に現れるとひるんでしまう私。まだまだ精神の修行が足りないようです…。

10/12/16(Thu)

アサリの串焼きというのを貰いました。串に刺さったあさり4個がタレ焼きになっているもので、まぁそれはそれでお土産としては良くあるかなと思うのですが、ちょっとビックリしたのが、これが1串ずつ個別の真空包装になってるんです。私の価値基準としてはやり過ぎ。最近ホントに、何でもかんでも個別包装ですよね。お煎餅なんて一枚ずつ袋に入ったものが、更に大袋に入れて売られてますし、飴ちゃんなんて最早、個別包装がスタンダードになってしまいました。

まぁ確かに、便利ではあります。食べるのを途中で止めてもしけらないし、荷物に入れておいても、食べた分の子袋だけ捨てれば、荷物も汚れません。便利ではあるんですが、資源の無駄遣いという気がしてなりません。外袋を輪ゴムなりクリップなりでとめる手間は大したもんじゃないですしね。

あとは、個別包装にするとかさばるので、少しの量でも見栄えのする商品に仕立て上げられるというのが、私の嫌な理由です。NETはほんの少しなのに、結構いい値段がついていて、雲丹の瓶とか佃煮の上げ底トレイとか、私の中ではあんなのと同列。でもま、レジ袋騒ぎの時と違って、こっちは無くならないでしょうね、きっと。

10/12/15(Wed)

昨日のオムレツの話の続き、というわけでもないですが、卵の小売値が上がっているらしいですね。全国平均で10個入りが207円だとか、ニュースで言ってました。これからの季節、クリスマスケーキやおせち料理の需要があるので、もう少し値段は上がるみたい。まぁ、うちは基本的に卵は使わないので、関係ない話ではあるのですが。

ドケチの私はすぐに単価計算をしてしまうのが悪い癖です。卵は一個大体50g。10個入りだと500gで、それが200円としてグラム40円。蛋白源としてはかなり上質な部類に入る卵が、この値段だと相当お得な食品ということになります。定価でコレですから、特売日を上手く使えば更にお得。でも、使わないんですよね。別に嫌いじゃないんですが、もうココまでくると本当に何となくの世界です。

あぁでもやっぱり、“オムレツでも作ろうか?”とか言いながら、片手でパカッと卵を割りつつ、中身トロトロのオムレツをササッと作れたからカッコイイな〜とは思います。もう亡くなりましたけど作家の景山民夫は、オムレツのもう特訓をしてそこらのホテルのシェフよりもずっと上手いのを作れるようになったと自慢してました。永遠少年だった彼らしい趣味だと思いますね。

10/12/14(Tue)

ニコニコ動画でこんなのを見つけました(アカウントが無いと見られませんが、タダで登録できますんで興味がありましたら)。投稿主は10代大学生男性。オムレツを上手に作りたいと思い立ち、一ヶ月連続して毎日オムレツを作り続けた動画記録です。料理は本当に初心者っぽくて、最初の頃は包丁を持つ手も危なっかしく、フワフワ・トロトロの理想のオムレツなど出来るはずがありません。それが、毎日繰り返して同じものを作ることで、明らかに上達していってるのが楽しいです。特に料理をする人なら、画面の前で何度も“アーッ”って叫んでしまう事うけあい。まだ5週目はアップロードされてませんが、一ヶ月の上達っぷりは目を見張るものがあります。

私が嵌った主な“アーッ”ポイントは包丁の切れ味。使っている包丁がとにかく切れません。そのなまくらを使い、伸ばした指先で押さえた玉葱を微塵切りにしようとする姿が怖くて仕方ないです。まな板もそう。シンクとの間に布巾を一枚かませばいいのに、直置きで刻むものだから、ガタガタと動いて危ないことこの上なし。実際一度、シンクに刻んでいる物ごと落としてますしね。そして極めつけとして、熱源が電気コンロ。今流行のオール電化ではありません。ワンルームマンションに良くある、お湯しか沸かせないようなミニキッチンなんです。熱量が圧倒的に足りない…。

そんな危なっかしい条件の下でも頑張ってオムレツを作る姿に、私は涙しましたよ。でも、4週間経過時点で使った卵の数が124個というのは正直どうかと…。オムレツ1個につき卵を3個使い、それを最低でも毎日一食…日によっては二食。オムレツを上手に作ることは、料理好きのロマンの一つですが、私のキャパはせいぜい一日卵一個。そもそも練習のしようがないのが残念ですね。

10/12/13(Mon)

この記事を読んで、少し嬉しくなってしまいました。うちはサラシ愛用派。母親なんかに言うと、今時サラシなんて古臭いものをとバカにされるのがオチですが、古くてあまり使われなくなったからと言って快適でないとは限りません。サラシはいいものです。

とはいえ、うちでは↑の記事のように野菜の水分を搾る事はほとんど無くて、もっぱら食器拭き用。野菜の水分を絞りたい時は、塩をしてしばらくおいた野菜をザルにあげ、両手で掴んでぎゅぎゅっと絞ってます。で、食器拭き。うちでは食器拭き用のサラシが二枚と台布巾用のサラシ一枚の計三枚が常にトリオになります。サラシ二枚を左右の手に一枚ずつ持って、洗った食器の水分を拭いて食器棚に戻していきます。長いの一枚の両端を持って一枚で、という流儀もあるのでしょうが、うちは当初からの流れで何となく二枚派。

サラシの端の処理には今でも少し迷う所がありまして、伝統的には切りっぱなしが正解です。が、不要な横糸がとれて落ち着くまで随分と時間がかかるので、クルッと丸めて縫ってしまった方が精神衛生上良いような気もしています。まぁ、好みですかね。

難点は、売っているのを見つけるのが大変(ネットは除く)。私は大きな洋品店の和服売り場で買いましたけど、自宅に物を溜め込む癖のある年寄りがいるのなら、日本手拭いを蓄えていないか訊いてみるのがいいと思います。昔は銀行とか商店街で結構もらえてたみたいで、うちで使っているサラシの1/3はそんな手拭いを二つに切ったものですから。使ってみるとかなりいい感じですよ、サラシ。

10/12/12(Sun)

毎朝起きて一番にすることは、家の前の掃き掃除。落ち葉がピークなんですよ。でも、一番の落とし頭だったうちの敷地の銀杏がほぼ丸裸になりまして、そっちは一安心。ですが、はす向かいの家の大きな楓がほとんど無傷で残っているのが非常に鬱。

当然ですが、各家庭が自分の家の前の落ち葉を掃くべしなんて法律は存在しないわけで、キチンと掃除する家と、全く何もしない家はクッキリと分かれます。楓の家は後者の典型。5mほどもあろうかという楓の大木が、剪定もせずに伸び放題で、それがこれからの時期、真っ赤な葉を落としまくります。一日に一回でもいいので掃き掃除をしてくれると良いのですが、それを放置されると風に吹かれて大量の葉がこっちに飛んでくるんですよ。まぁ、多少ならこちらも銀杏があってお互い様ですがね。

近くの大通りは銀杏並木が続いてまして、今のシーズンは歩道が銀杏の葉まみれ。店舗の前なんかは、比較的綺麗に掃除されているのですがそんな場所ばかりではありません。というか、放置されてる箇所の方が多かったり。世知辛い世の中ですから、落ち葉を誰が処理するかってのは結構大きな問題ですね。

10/12/11(Sat)

毎日の支出を入力しているエクセルを見て気がついたのですが、今月も1/3を過ぎたというのに、食費の支出がいまだゼロです。原因は、11月の終わりに買った鶏ムネ肉2kgと、実家から送ってきた白菜丸ごと一個&大根二本(葉付)です。簡単鶏鍋・白菜のおひたし・白菜の浅漬け・大根の煮物・大根葉のふりかけetc、なにせ膨大な量がありますんで、使い回せばいくらでもおかずが出来てしまうのです。そして、白菜・大根はまだ半分以上が残っていますので、今の勢いだと今月は食費ゼロかも…。忘年会がいくつか入ってますが、そっちは食費ではなく交際費の分類なので、一応ノーカウントということで。

ご多分に漏れず私の周囲にも、金がないといってコンビニ弁当をよく食べているヤツがいますけどね、金がないなら自炊しろと言いたいです(言わないけど)。コンビニ弁当400円。一日二食を土日除いた平日に食べるとして、400×2×20で、16,000円。朝食にパンや飲み物を買ったり、休日の食費を考えると、本当にお金ないの?と訊きたくなります。

本日も、お昼ご飯に向けて土鍋に水を張り昆布を入れて準備は万端。タダの食材と万全の段取りがあれば、食費など怖くありません。とはいえ、全くゼロもなんだか気持ち悪いので、月末に肉でも買い足しておきますか…。

10/12/10(Fri)

部屋着で愛用しているジャージの腰紐がブチッと切れました。うちのジャージは、腰の部分にゴムが入っている代わりに木綿の紐が入ってまして、それを引っ張って結ぶ事で、ジャージが下に落ちないようになっています。ゴムの方が手間はかからないのですが、紐は腰を締め付けないので楽。個人的にはこっちの方が気に入ってます。

ところがこの紐、結構負担が大きいんですね。結ぶたびに特定の部分がこすれて劣化していきます。材質が木綿なものだからなおさら。ウエストサイズが決まっている以上、いつも同じところで結ぶわけで、今回それが重なって切れてしまったというわけ。今は残った紐で何とか誤魔化してますが、やっぱり不便。この週末にでも紐を買ってきて、付け替えなくては。

で、ふと思ったのですが、登山用品店に行くとザイル用や靴紐用などの、強靭極まりない各種ロープをメーターで売ってます。アレに付け替えれば、これから一生もつのではないかと。山で全体重を預けるような紐が、ジャージの腰紐としての使用程度で切れるはずがありません。週末の予定が一つ決定しました。

10/12/09(Thu)

昨日の包丁研ぎに続いて、良く使う道具のメンテは重要ですという事で、本日は雑巾のメンテ。今時雑巾を使う家も少なくなったかと思いますが、私はクイックルワイパーみたいな使い捨てグッズが嫌いなので、今でも昔ながらの雑巾愛用。で、雑巾を使っていないと分からないかと思いますが、雑巾って消耗品なんです。床を拭いていれば擦り切れていきますし、サッシを拭いていれば角に引っかかって千切れていきます。

で、ある程度減ってきたところで、比較的無事な面に新たに古布を縫い付けてやれば、復活完了。次から使う時は、古い方の面を優先的に使っていきます。で、また擦り切れて穴が開いてきたら再び古布を追加して…という風にしていけば、一枚の雑巾を半永久的に使用可能。無論、使用後はキチンと洗って、時には漂白剤に漬け込むなどの必要はありますけどね。

うちではコレを、鰻のタレ方式雑巾と呼んで重宝しています。老舗の鰻屋のタレは、創業以来注ぎ足しながら使っているそうですが、雑巾もそれと一緒。一番古い部分は最早いつのものか分かりませんが、それが歴史なのですよ。

10/12/08(Wed)

随分サボっていた包丁研ぎ、最後にやったのはいつだったか…。包丁って一気に切れなくなるわけではないので、徐々に鈍った切れ味に慣れてしまい、まぁこんなもんでもいいかと思ってしまうんですよね。日常的に刺身を作ったりするのなら、もっと切れ味をキープする所ですが、うちで切るメインは野菜類。そんなに切れ味が良くなくても、切れてしまうのが問題だったりします。

というわけで、久しぶりの包丁研ぎ。やり始めると面白いんですがね。食事の前に砥石を水に浸し、食事の間で石に水を吸わせます。で、食後にしゃこしゃこと研ぐだけ。最近では、V字型の砥石に包丁を挟んでスライドさせるだけのものとか、棒ヤスリのようになっているシャープナーとか色々ありますが、うちで使うのは伝統的な形の砥石。3,000円くらいで買えて、一生物なんで、実に安いものだと思うのですが、今時の家庭には…存在しないかもしれません。

というわけで、研ぎあがった新生包丁。やっぱり切れ味が違って嬉しくなります。そしてこの瞬間だけは、包丁研ぎはこまめにしようと決心するんですが、徐々に鈍っていく切れ味に慣れてしまい、決心はどこへやらというのが、いつものパターンなんですよね。

10/12/06(Mon)

随分寒くなってきまして、家の中ではフリースの靴下を愛用しています。普通の靴下は一枚の布を土管の様に丸く織って作られてますが、流石にフリースを丸く織ることは出来ないのか、この靴下はアッパーとソールの二枚の布を縫い合わせて作られています。そして、長年使っているとこの縫い目がほどけてくるんですね。特に親指が当たる辺りと、踵の辺り。かなり負荷はかかると思うのですが、某パタゴニアのフリースベストの様に、何年使ってもほつれ一つ見せないくらいの、根性を見せて欲しいものです。一応この靴下も、デパートでキチンとしたブランドのものを買ったのですが、根性的には今ひとつ。次はもうそこでは買いません。

というわけで、ほつれて縫い目が割れてしまったところから泥縄式に繕って、今年もこの靴下でしのいでいます。周囲に繕いの事を話すと、反応はほぼ二通りで、1.呆れるorケチだ、か2.エコでちきゅうにやさしいですね、のどっちか。でも、純粋にもったいないと思うんですよね。この靴下にしろジーンズにしろ、使っていて傷むのは、その製品の全体からしたらほぼ一部で、それも傷む部分はほぼ決まっています。その他の部分は無傷だったりすると、ちょっと穴があいた位で捨てるのは、どうにも気持ちが悪いのです。

昔の日本ではものを大事にして、布はそれこそ雑巾になるまで使ったといいます。全てが手作りだった当時は、単なる布といえ今とは比べ物にならない価値があったからというのが最大の理由でしょうが、でも今のように、繕って使うのはみっともないという価値観はちょっと…。そもそも私の親すらが、みっともないから新しいのを買えといいます。物を大事に使っていてカッコイイねと言われたいとまでは思いませんが、ピカピカの新品が一番という価値観には、なんだか馴染めないですね。

10/12/05(Sun)

うちでメインとなっているたんぱく質は、肉類の中では圧倒的な安さを誇る鶏ムネ肉です。子供の頃はこのムネ肉、パサパサしていて好きではありませんでした。冬場の鍋の時期に水炊きをやると、よくこのムネ肉が入っていたので、その度にモモ肉にしてくれとリクエストしたのですが、油断するとすぐにムネ肉に戻っていました。今考えると理由が良く分かりますねぇ…。似たような見た目で値段が半分以下なら、そりゃムネ肉にしたくなりますって。

で、一人暮らしをはじめて食材を自分の財布で買うようになったら、私も自然とモモ肉よりムネ肉を買うようになっていました。この辺だとモモ肉の相場はグラム60〜70円ですが、それがムネ肉だと30円位で買えてしまいます。最初は安いというだけで買って、ある程度我慢して食べていたんですが、人間というのは恐ろしいもので、その味に慣れてきてしまいました。今ではモモ肉のあのジューシーさがかえってしつこく、脂っこいものに感じてしまいます。純粋にたんぱく質を味わえるムネ肉のポテンシャルは、以外に高いのではないかと思う今日この頃。私ももうオッサンですから。

最近すっかり気温が下がってきたので、一晩塩をしたムネ肉の塊を窓の外に吊るして数日間風を通し、いわゆる一夜干しにしています。コレを軽く炙って食べると絶品。グラム30円の肉が、グラム120円ぐらいにクラスチェンジするので、かなりオススメ。

10/12/04(Sat)

昨日はまるで台風のような嵐。そのおかげで今朝は、家の周りの落ち葉が当社比率3倍増量で大変でした。もうすぐ落ちるぞといわんばかりのリーチがかかっている、今が盛りの落葉樹にあの風だから、結果はもう大変。まぁ、そのおかげで随分ゴールが見えてきましたけどね。あと1週間で丸裸といったところでしょうか。で、今朝は毎朝の習慣であるところの家の周りの落ち葉拾いにかかった時間がいつもの3倍。普段は手で拾っても十分な所なんですが、今朝は流石に箒で集めました。

で、部屋に帰ってくると暑いんです。昨日の天気予報では、今朝はぐっと気温が下がると言ってなかったっけか、また天気予報外したか?とおもって温度計を見ると、12度。私基準では十分寒い室温です。そう、単純にいつもより身体を動かしたので、暑くなっていただけだったのでした。つまり、多少寒い日でも軽く運動をすれば十分に身体は温まるという、古来から知られた法則を実感しただけの事でして、要するに運動しろということですね。生まれてこの方、運動大嫌いで通してきたこの身体ですが、そろそろ若さと勢いだけでは、あちこちにがたが来るお年頃です。何かやらなきゃいけないですよねぇ…。

10/12/03(Fri)

実家から今年初の白菜が送られてきました。この辺のスーパーで売っている白菜はほとんどが四つ切。数年前は二つ切もちょくちょく見かけたのですが、最近ではめっきり見なくなりました。が、実家から送ってきたものは当然丸ごと。一抱えほどもあるヤツで、これぞ白菜!って感じです。最近四つ切が多くなってきた理由は勿論、少人数の過程では食べ切れないからなんですが、うちは一人なのに丸ごと一個。でも無問題。切ってないので、丸ごと置いておいても結構持つんです。うちでは丸ごと一個の白菜を一月以上かけて食べます。おまけに今の時期は気温が低いので、冷蔵庫に入れる必要がないのも○。とはいえ、この大きさだと最初から入らないんですけどね。

冬場の私の身体の6割は、白菜と大根で出来ているといっても過言ではありません。白菜は、冬の重要食材なのです。とりあえず、毎日小ぶりの土鍋で作っている鍋。ココには当然毎日、白菜が入ります。サッと茹でて醤油と鰹節で和えたおひたし、塩で揉んで昆布やミカンの皮を入れた浅漬けも外せません。スーパーで売るときは外して捨てられる緑色になった葉っぱも一緒に入れてしまいますし、芯も細かくスライスして食べるので、白菜は捨てる所がありません。スーパーでも白菜丸ごと一個売りを再開して欲しいんですが、多分もう無理でしょうねぇ…。

10/12/02(Thu)

数日前でしたか、天麩羅の油を火にかけたまま目を放して、家を全焼させてしまったというニュースがありました。コレが20歳やそこらの新米主婦だったら話は分かるのですが、火事を起こしたのは70代のおばあさん。流石にそれは同情できないなと思ったり。

コンロに火をかけたまま目を離してはいけないというのは、台所のお約束ですが、うちでは結構破っています。弱火で何かを煮込んでいる間にシャワーを浴びるというのは、時間の有効利用として、うちでは最早お約束。そんな事を10年以上続けているわけですが、コンロに火をかけたまま目を離してもいい条件というのがあります。

まず、油はたとえ少量でも絶対ダメです。火にかけられた油というのは、驚くほど短時間で高温になり気化します。そこに鍋から漏れた火が引火したら、即アウト。というわけで、火にかけた油の鍋から離れる時は、どんなに短時間でも火を消すか、そもそも火から離れてはいけません。それが水ならぐっと危険度は下がります。ただし、うちでは弱火限定。強い火はそれだけ脅威です。人間の想像力には限りがありますが、放置した強火は何か不測の事態を引き起こす可能性が高くなってしまいます。

更に、火の前に戻ってくる時間がキッチリ決まっている時だけ離れてもオッケーです。たとえばシャワーは、浴び終わって浴室を出たらそこはもうキッチンなわけで、つけっ放しで忘れるという事はありません。逆に危ないのがネット。この空き時間にちょっとお気に入りのブログ群をチェックして…などとやっていると、火にかけた鍋の存在を忘れる事があります。

そして最後に、火の周りに極力物を置かないこと。コンロの周りは普通ステンレスやタイル張りになっていて、何かあっても火が燃え広がらないようになっています。しかしココに、プラスチック製の調理道具などをゴテゴテ置いておくと、そのコンセプト台無し。まぁ、コレは火の放置云々以前の問題ですけどね。

10/12/01(Wed)

いつも行くスーパーに買い物に行くと、この店では初めて鶏ガラに遭遇しました。一羽分で58円、即ゲットです。鶏ガラというと、こだわりのラーメン屋さんが丸一日かけてダシをとり…などという文章が頭に浮びますが、私はそんなにこだわりの人間ではないので、鶏ガラのダシとりもそこまで大仰にはしません。

鍋に買ってきた鶏ガラを入れ、ヒタヒタの水を張って点火。沸騰したらざっとアクを掬いながら、30分ほどダシを取ります。ココで一旦鶏ガラを引き上げ、大皿にとって、身をせせって塩をつけながら食べます。ガラとはいえ、実は結構な身が付いてたりするんですね。特に、首の周りの身は良く運動していることもあって味わい十分。いわゆる“セセリ”という部分で、スーパーなどではまず売っていません。後でもう一回使うので、ぐっと自制してしゃぶるのは禁止。あくまで指先でほじって食べます。頚椎・背骨は一個ずつに分解してダシが出やすいようにし、背骨につながるアバラもペキペキと折りながら、肉をせせっていきます。

完全に骨だけになったら、一旦水洗いして再び茹で汁の中へ。再点火して更に30分ほど煮込んだら漉して完成。この鶏スープで土鍋を使って大根と春菊をサッと茹でると、最高に美味しいのです。そういえば、私の敬愛するデイリーポータルZの元ライター・高瀬さんが、幼い頃に母親からダシをとったあと渡された鶏ガラをせせるのが大好きだったとどこかで書いてましたが、そんな育て方をしたらそりゃ、あんな食いしん坊ライターになりますよね。ちなみにうちの母は、正肉以外の肉は全てキモチワルイという人なので、鶏ガラどころかレバーも見たことがありませんでした。それがこうなってしまうのだから、分からないものですね。

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