2011年1月

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11/01/31(Mon)

親戚から無農薬栽培のオレンジを箱で貰いまして、ありがたいことです。で、中身は普通に食べたんですけど、皮もただ捨てるのはもったいないかなと思いまして、オレンジピールに加工してます。オレンジは八つ割にして食べるのですが、残った皮を更に上下に二等分して三角形になったヤツを冷蔵庫に溜めていきます。2週間ほどかけて全て食べ終わった所で溜まった皮を計ってみると約600gありました。

寸胴にたっぷりの湯を沸かし、沸騰したら皮を投入して茹でる事10分。一旦ザルにあけてから再び寸胴に戻し、ヒタヒタに水を張ります。1時間に一回ペースで水を交換し、4回目でいい感じになったのを確認したら、砂糖300gを加えて弱火で煮詰めます。皮がいい感じで透き通り、煮汁が殆ど無くなったら、ビニールを敷いたザルにあけて、お互いがなるべく重ならないように広げて風通しのよい場所へ(今ココです)。

今後はくっつかないように時々皮を動かしながら、3日ほどかけてよく乾かし、砂糖200gをまぶして再び2日ほど乾燥。今週末には完成の予定です。オレンジピールって買うと結構高いんですが、自分で作るとタダ同然。捨てる筈だったオレンジの皮に、キロ98円の特売で買った砂糖が500gで49円。完成品で1キロ弱出来て原価が砂糖代の49円のみ。後はガス代と手間賃ですね。この時期うちでは熱い番茶が欠かせないのですが、いいお茶請けになってくれる予定です。

11/01/30(Sun)

数年前から、寒い時期は布団の中で寝袋に入って寝ています。一見ビンボ臭く見えるのが最大の難点ですが、実用性は満点。この寒い時期に、暖房を切った部屋で電気アンカや湯たんぽの助け無しに、普通にぬくぬくと寝られます。うちでも以前は冬場に湯たんぽを作っていたのですが、このコンビネーションに気付いてからは止めてしまいました。それくらい強力。

それを更に一歩進めたものも開発されておりまして、↑の布団の敷き毛布の代わりに、キャンプ用のアルミ蒸着マットを敷く、というものです。ここまでくると本気で最強。室温が0度付近にまで下がっても、何の問題もなく眠れます。ただし、弱点が二つ。1.布と違って水分を全く吸収しないので、室温が10度を越えた辺りから蒸発した汗が溜まって気持ち悪いです。2.摩擦が無いので、掛け毛布が滑って外れてしまうことがあります。が、それ以外は全く言う事ありません。

一応、更に上のバージョンも構想はありまして、ダンボールで大きな箱を作って布団の周りを囲むというものです。しかしコレ、いわゆるダンボールハウスというヤツと同じなので、それはあんまりだろうという事で実現には至っていません。あと10度室温が下がれば、恥も外聞もなくなってやるかもしれませんけどね。

11/01/29(Sat)

今年の冬は特に寒いらしいですが、例年この時期、シモヤケに悩まされている子供のような私です。昨年までで多かったのが、足の小指の付け根。ここが真っ赤になって痒いことこの上なかったのですが、今年は平気。理由はよく分かりません。特に何か対策をしたというわけでもないんですけどね。そのかわり今年は右手の小指の付け根に出来やがりました。

なんで右手だけかは、これまた不明。右手も左手も同じ様に使っている筈なんですが、左手は全く無事で、右手だけが痒くてたまりません。それも、小指の付け根のみ。ですが、右手は水仕事にも良く使う手なので、薬を塗って安静にしておくというわけにもいかず、一応こまめにシモヤケのクリームは塗ったり、揉んで血行を良くしたりしているんですが、まさにコレ焼け石に水。とっとと暖かくなってくれないと、私の小指が凍傷で落ちてしまいます(大袈裟)。

11/01/28(Fri)

大家さんから卵を貰いまして、ありがたいことです。理由は勿論アレ。卵を買い置きしてあったのですが、アレを聞いて不安になり、食べられなくなったので貰ってくれないかとの事。その理由はどうなんだと頭の片隅で思いつつ、基本的にそういうのを気にしない私はありがたくいただきました。

私が一番好きなのは卵かけご飯ですが、さすがにアレを考えると生はちょっと控えようかという気になりまして、煮卵を作ってみました。ラーメンによく乗っている、黄身がトロトロで醤油がしみ込んだ柔らかゆで卵です。で、ネットで茹で時間と漬け込む汁のレシピを調べた所、気になる記述が。煮卵は沸騰したお湯から茹でた方が黄身をトロトロにしやすいとのこと。

私の常識からいうと、卵は水から茹でるものです。一気に熱湯なんかに入れると、温度差で殻が割れてしまうと教えられました。が、卵を室温に戻してから茹でれば早々大丈夫と書いてありましたし、元々貰った卵なのでやってみることに。結果、6個中1個に割と大きな罅が入り、白身が1割ほど無くなってしまいましたが、5個はバッチリ。7分の茹で時間で黄身トロトロの半熟茹で卵になりました。今の時期は室温が低いので、もう少し暖かい時期だったら6個全部上手く茹でられたかもしれません。そういえば炊飯も、水ではなくお湯から炊くやり方がありますし、なんでも色々やってみるものですね。

11/01/27(Thu)

実家から冬野菜便が届きまして、ありがたいことです。でも、最近箱がどんどん大きくなっている気がするんですよね。まぁ、その方が送料が割安になるからなんでしょうけど、白菜(大)二個・大根(大)二本・蕪(大)四本・ホウレン草(大)一束は、一人暮らしの人間に送るにはちょっと多過ぎるのではないかと…。でも、他人にあげたりするのはなんだか負けたような気がするので、知恵と気合で食べ尽くしますけど。

この中で一番先に食べなきゃいけないのは、多分ホウレン草です。どれも比較的傷みにくい食材ではあるのですが、ホウレン草が一番しおれて鮮度の落ちるスピードが早い気がします。春菊や小松菜が入っていたら、これはもう最優先ですが、ホウレン草はそこまでではありません。あとはまぁ、どれも一緒くらいの優先度ですけど、量的に白菜が一番多いので、コレは毎食コンスタントに使っていかないと、多分無くなる前に傷みます。

とまぁ、自炊をしていると自分の好きなものが好きな時に食べられると思われがちですが、割とそんな事はありません。特に私は、実家から大量の食材がどかっと届いたり、自分で買うものも業務用スーパーで大きなロットで手に入れるものが多いので、必然的に“今食べたいもの”よりも“今食べなきゃいけないもの”の優先順位が高くなります。料理というよりパズルの感覚です。まぁ、それが結構楽しかったりするんで、別に問題はないんですけどね。

11/01/26(Wed)

去年の忘年会に持っていった鶏手羽の煮込みを作った時に出た鳥スープ。年末の帰省に間に合わないということで、タッパーに入れて冷凍しておいたのをすっかり忘れてました。気温が低過ぎると冷凍庫ってあまり開けないんですね。というわけで、今更ながらに取り出して解凍。とっとと使い切ります。使っているタッパーがうちで一番使用頻度が高いヤツなんで、遊ばせてるわけにはいかないというのもありまして。

とはいえ、いつもの如くそんなに凝ったものを作るわけではありません。解凍した鳥スープを3〜4倍に希釈して土鍋で沸かし、拍子に切った大根や白菜をサッと煮るだけ。超簡単水炊きとでも言いましょうか。これを炊き立てご飯にかけて茶漬けのようにして食べるのが大好物なのです。冬の寒い日にはしみじみと温かくて美味い。冬場は本当に、温かいだけでもご馳走ですね。

11/01/25(Tue)

数日前ここに書いたノートパソコン、ふとひっくり返してみた時に自分の間違いに気付きました。異音を発していたのは、HDではなくファンだったんです。どうも無意識に先代のノートの構造で考えていたようで。確か先々代のコンパックは分解に特殊な冶具が必要だったので、全てのノートが分解できるとは言えないようですが、少なくとも今のノートはドライバーでばらせるようなので、分解してみました。

当然ですが、ファン周辺は埃が酷いです。特にヒートシンクには綿ボコリがフェルトのようになってびっちりと張り付いています。これらをピンセットで剥がしたり、エアダスターで吹き飛ばしたりしながらキレイに掃除した後、元通り組み立てるだけ。少し異音が小さくなった気がします。ただ、どうやら異音の根本原因はファンの回転軸の劣化のようで、コレはファンごと取り替えないとダメみたい。ネットで調べたら約8,000円で在庫なし。うーん、800円だったら即決で買ったんですけどね。

ところで、今まで歴代のパソコンを分解掃除してきた経験から常々疑問に思うんですが、何でノートパソコンのファンやヒートシンクが外から簡単に取り外せるようになってないんでしょうか。ノートパソコンが落とすなどの物理的な衝撃以外で不具合を起こす一番大きな原因は、ファン周辺の汚れだと思います。ファン周辺に埃が溜まる⇒排熱が不十分になる⇒CPUが加熱する⇒暴走or落ちるというケースはかなり多いと感じます。もし仮にファンとヒートシンクが、HDのように引き出し式で簡単に外せて掃除出来るなら、ノートパソコンの寿命はもっと伸びると思うんですけど、そういうノートは見た事がありません。その分買い替え期間が長くなるので、メーカーが嫌がっているのかもしれませんね。

11/01/24(Mon)

遂に、以前から欲しいと思っていたものをタダでゲット。知り合いが亡くなったお爺さんの遺品を整理していて見つけたという日本剃刀を貰いました。今では日本剃刀なんて使う人もいない(父親も、祖父が使っていたのを見て知っているだけだそうです)ので、どんなものか分からない人もいるかもしれませんが、形はまぁバターナイフみたいな感じ。ただ、バターナイフと決定的に違うのは、“剃刀のように切れる”って事です。何に使うかというと、勿論髭を剃るためです。

私はずっと安全剃刀を使っているのですが、以前からそれがやや不満でもあったんです。安全剃刀は切れなくなったら替刃と交換して切れ味を維持します。でも、私は古い人間ですから、刃物は研ぐものだと思ってるんですね。最近の主婦は包丁が切れなくなると新しいのを買うらしいよ、なんて笑いのネタにしてる一方で、安全剃刀の刃は使い捨てているわけで、言行不一致はなはだしい。というわけで以前から、自分で研いでメンテできる日本剃刀が欲しかったんです。ただ、買うと結構高いんですよね。今時こんなの使う人いませんから、売っているのは手作りの鍛造品ばかり。2〜3万は流石にちょっと。

でも、ここからが苦労してるんです。貰った日本剃刀は錆が浮き、刃も所々こぼれている状態だったので、ゼロから新たに研ぎ直さなきゃいけませんでした。で、結構頑張って研いだんですけど、どうしても“剃刀のように”切れるようになりません。良く切れる包丁レベルなら鼻歌を歌いながらでもできるんですが、髭を剃るにはその更にもう一つ上の切れ味が必要です。それがとっても難しい。研ぎ上がりの目安として、髪の毛を一本親指と人差し指でつまんで持ち、そこに剃刀を落とした時に、剃刀の自重で持った髪の毛が切れる状態というのが必要だそうです。コレがやってみるととんでもなく難しくて、どうやったらそんなこと出来るの?って感じです。剃刀の刃は髪の毛の腰に弾かれて表面を滑るだけ…。

昔の人はそれこそその辺のオッサンも普通にやってたことなんで、やってやれなくはないと思うんですけど。まぁ、期限があるわけでもないので、試行錯誤しながらユルユルとやっていきたいと思ってます。

11/01/23(Sun)

基本的に毎週末は行きつけの喫茶店で他の常連やマスターとおしゃべりしながら過ごす事が多いのですが、最近の大変化として、あんなに好きだった珈琲がそんなに美味しいと思えなくなってきました。20代の頃は缶珈琲を含めて殆ど毎日飲んでいたから、気にならなかったのかもしれませんけど、飲む絶対量がずっと少なくなった現在、胃への負担が目に見えて大きいのです。あと、昔はいくら飲んでも眠れないなんて事はなかったのに、今では結構眠れません。

実際、その店では昔からの習慣で珈琲を飲みますけど(何となく変えられないのです)、ふらっと入る一見の店で珈琲ではなく紅茶やハーブティーを頼むようになりました。紅茶もカフェインが入っているので、全く刺激がないというわけではないのですが、珈琲に比べるとずっと優しい感じがします。本当はハーブティーや番茶がベストなんですが、ハーブティーは置いてある店が少ないし、番茶はそもそもメニューに載りません。

酒も飲まず、煙草も吸わず、珈琲も飲まず、ギャンブルもせず、一面どこの修行僧かという感じのストイックさですが、まぁ本人はそれなりに楽しんでいるみたいなんで、良いんじゃないでしょうか。

11/01/22(Sat)

生まれ育った土地ではお茶のお供というともっぱら甘いもので、漬物や煮物の地方もあると知ったのはずいぶん大きくなってから、それもテレビの情報化何かでした。最初はナニソレありえねーと思っていましたが、やってみると意外にハマる。特に私の中で漬物&お茶は甘いもの&お茶を完全に超えています。まぁ、元々甘いものに対して執着がないというのはあるんでしょうけど。

私の朝ご飯は基本的にお茶だけです。が、実家から父親謹製の漬物が届いたからには、ここにアテとして漬物が加わります。売っている漬物は、変な甘味や旨味がプラスされているので全然ダメですが、自家製最高。やっぱ、漬物は自分で漬けるに限ります。材料は白菜と米糠・塩・鷹の爪・昆布のみ。塩分をぎりぎりまで落としているので、すぐに酸っぱくなってしまうのが難点ですが、コレを刻んでお茶漬けにしても絶品。やっぱ、漬物とお茶は良くあうのですね。

11/01/21(Fri)

先日は白菜の事を書きましたが、冬場の常連野菜の双璧をなすもう一つの野菜が、勿論大根。こっちも最近は、1/4カットとかで売られることが多くなりましたが、白菜と違って丸ごと一本の商品も割と頻繁に見かけます。ただ、葉付きは少ないですね。私は葉まで全部食べてしまう派なので、こちらも付けて売って欲しい所。ただ、葉を付けたまま置いておくと、本体の劣化が早くなってしまうので、商売としては落としたほうが良いのでしょう。残念なことです。実家から送ってもらう時には、必ず葉も付けてもらいますけどね。ただし、こちらも受け取ったらすぐに葉を切り離して別保存するのがポイントです。

大根といえば、中までじっくり火が通ったふろふき大根系がすぐに思い浮かびますが、私はあんまり好きじゃありません。というか、野菜ってコトコト煮込んで美味しくなる食材ではない気がします。好みの問題はありますが、牛肉は表面だけサッと炙ったレアが美味しいですし、魚のフライは中心まで火が通るか通らないかのタイミングがベスト。野菜も一緒だと思うのですよ。サッと火が通ってなおかつ歯応えが十分残っている段階が一番美味しいと思います。それ以上煮込むと、野菜の香りは飛ぶし歯応えはグズグズになるしで、良い事ないのでは。

ということで、私が一番好きな大根の食べ方は味噌汁の具。やや太目の千六本に刻んだ大根にサッと火を通した味噌汁は冬場の絶品。トン汁系が定番ですが、それだとやや豚の脂に押されてしまうので、個人的には鰹節の出汁が一番だと思います。

11/01/20(Thu)

家で使っているパソコンのHDの駆動音が酷くなる時があり、そろそろ買い替え時かなと考えてます。うっかり買った日を記録し忘れたのですが、多分3年弱くらいは使っている筈。中古で4万円前後だったので、客観的に見たらまぁ対費用効果は十分だったといえるでしょう。それまではずっと新品を買ってたんですけど、私がパソコンに求めるのは、主にネットとメール。それだったら別に最新型じゃなくて、数世代前の機種でも機能面では十分過ぎるほどです。

というわけで、いつHDが動かなくなってもおかしくない現状、バックアップは万全にして、万が一に備えています。それにしても、パソコンというのは脆弱な機械ですね。今回のは中古だから別にしても、歴代の私のパソコンは全て3〜4年で買い換えています。それも、新しいのが欲しくなったからではなく、何らかの理由で使い続けることが出来なくなったから。

私が家で使う道具には、壊れにくい&壊れても直せる、という二つの条件を課す事が多いですが、パソコンはまさに例外中の例外。ソフト的な不具合なら、試行錯誤で自分で何とか出来ることもありますが、ハード的に壊れたらハイそれまで。こんなに生活に食い込んでいなかったら、即刻リストラしてやるところです。

11/01/19(Wed)

今時の部屋掃除というと、掃除機とクイックルワイパーというのが定番でしょうが、万事がレトロな我が家では、相も変わらず箒と雑巾が現役活躍中。冬場の嫁いびりとして嫁に冷たい水で雑巾がけをさせるというのがありましたが、私には姑もいないし、そんなところで根性を出しても一銭の得にもならないので、アッサリとお湯を使います。それに、言い訳ではないのですが、油系の汚れは冷たい水を含んだ雑巾よりも、温かい雑巾の方がよく汚れが取れるのです。まぁ、冬場は常時靴下を履いているので、足の裏からの汗と油で結構汚れる夏の台所の床のように、レギュラーで酷い汚れが出るところはそんなにないのですが…。

そういえば、小学校の頃の床雑巾がけでは冬場も変わらず冷たい水を使っていた記憶があります。今も同じなんでしょうか。下手をするとクレイマーな両親が、幼児虐待だとか言って怒鳴り込んできそうな気もします。面倒臭い世の中になりましたね。まぁ、小学生というのは冬場も半ズボンで登校できるような、可笑しな生物なので、冷たい水での雑巾がけなど何ほどでもないのかもしれませんけど。

11/01/18(Tue)

寒い日が続いて嫌になります。この辺ではまだ雪が降っていないので、それだけがラッキー。小さい頃は雪を見ると大喜びしていましたが、大人になると雪なんて厄介者でしかありません。心が穢れてしまったのね…。何はともあれ、こんな寒い日には暖房の効いた暖かな部屋で、干し柿を齧りながら熱いお茶をすするのが最高の贅沢。やっている事は100%ジジイですわ。

でも、現在うちには最終兵器がもう一つ。それは葛湯です。葛粉(片栗粉でもいいけど、貰い物があるので)適量を水に溶き、火にかけて糊化させたものに甘味をつけるだけ。甘味は蜂蜜(砂糖でもいいけど、以下同文)。とろりとした甘味が体に優しく染み渡るの感じです。私は食後にすぐ歯を磨く人間なので、飲むタイミングが難しいのが今の課題ですが。

ところで、私は基本的に夢のない人間なんで、○○を飲むと温まるとか、○○湯に浸かると湯冷めしない、というのは眉唾だと思っています。飲んで温まるのはその飲み物の持つ熱量が体に移るからで、熱量は確か温度×比熱×重量で計算される筈。素人考えですが、真水と葛湯でそんなに比熱が変わるとも思えないんですよね。温泉も一緒。多少鉱物質が溶け出していてそれが一体何なのか。とまぁ、夢はないんですが、葛湯も温泉も大好きではあります。

11/01/17(Mon)

例年この時期、私の体の半分は大根と白菜で出来ています。嘆かわしい事に、ここ数年スーパーの店先で丸ごとの白菜を見かけなくなりました。二つ割すら売ってません。でも、主流の四つ割りはどうしても割高になりますし、切り口が空気に触れるので、この時期腐る事は早々ありませんけど、乾燥してしまうことは十分に考えられます。そんなわけで私は、白菜がなくなるとちょっと離れた八百屋まで行って、わざわざ丸ごと一個買ってきます。200〜300円の白菜が丸々ひと月もつのだから、お得ここに極まれり。

殆ど毎晩のように作っているのが、白菜と鶏肉の水炊き。一応うちにはカセットコンロもあるのですが、冷める前に全部食べてしまうので、調理台で全部作ってしまいます。風情は無いですが、毎日続けるのなら簡単が一番。あまりに簡単なので特に書く事もないんですけど、敢えて言うならば、白くて厚い部分と緑の薄い部分を予め切り分けておき、時間差で投入して、白い部分はやや柔らかく、緑の部分はサッと火が通った程度にすることくらいでしょうか。最後に残った汁は、茶碗に半分だけ残しておいたご飯にかけて、お茶漬け風で〆ます。すると、体が内側からホカホカ。また明日も作ろうということになるわけですね。

11/01/16(Sun)

寒い寒いと毎日文句ばかり言っている今日この頃ですが、ほんの少しだけいい事もあります。それは、間食がなくなること。寒いので、仕事場への行き帰りで用が無い限りはコンビニやスーパーに寄る気になりません。一旦家についてしまえば、最早ヒキコモリ。次の日の朝まで外に出ることもありません。

暖かい時期には、夜中に小腹が空く⇒ふらっと近所のスーパーに行って、菓子パンかカップ焼きソバを買ってきてしまう、という流れがありましたが、今年の寒波は偉大です。12月以降の記録を見ると、買い食いゼロ。夜中にわざわざコートを着て食べ物を買いにいくなんて、ありえない気温ですから。まぁ、最初からこういうものを買い溜めておけば、寒いからといって間食が無くなる事はないんですが、それはしないというのがうちのお約束の一つですんで。

そんでもって、そういう風に買い食いの習慣がなくなると、用があってスーパーに行っても、菓子パンなどに全く心動かされなくなるんですね。癖がつくと二日に一回は買って食べてしまうんですが、今では仏の心でスルー出来ます。動物はお腹が減ったら何かを食べますが、人間はお腹が減っていなくても他の要因で食べてしまう生き物なのです。その辺が、いつのよも世間を騒がせる、肥満・ダイエットの根本的な原因かもしれません。

11/01/15(Sat)

最近の東京はお天気の日が続いてまして、空気はカラカラ。庭の植物はすっかり休眠状態に入っているのでそんなに問題は無いのですが、問題なのは台所で使うマッチ棒。うちの台所は今時ですが鋳物コンロを使ってまして、点火はマッチです。梅雨の時期に湿気でマッチが点き辛くなる事は当初から想定してましたがまさか、乾燥が過ぎるとマッチの頭が砕け散る事は想定外です。

全部が全部じゃありません。割合にするとそうですね、10本に1本位でしょうか。特にうちのマッチは、何十年もデッドストックだったのを知り合いから貰って使っているので、ただでさえ劣化しているという面もあると思います。条件が上手く重なると、そりゃもう気持ちいい位にマッチの頭が砕け散ります。そうすると当然、点火は無効。大体の場合は擦ったのの反対側が砕けずに残りますんで、一応もう一回チャンスがありますが、ただでさえ脆い&反対側が無くなって、軸から剥がれ易くなっていると、悪条件が加算。こうなるとほぼ失敗します。また、仮に上手く点いても、頭の薬剤が半分しかないので、軸に火が移って安定する前に消えてしまう事も。

早く暖かくなって、マトモに雨が降り、普通の湿度にもどることを強く希望。とはいえ、梅雨になって湿気が高すぎると今度はマッチが点かなくなるので、その辺は凄く贅沢な希望なんですけどね…。ちなみに、このマッチの件以外では乾燥していて特に不都合な事は無いので、加湿器は使ってません。アレ、部屋の隅とかで黴になりそうで。偏見かもしれませんけど。

11/01/14(Fri)

塩が切れたので業務用スーパーに買いに行ったら、1kg120円。少し前まで1kg100円以下で普通に買えたのですが、じわじわと物価が上がっている気がします。ちなみに、岩塩などちょっとお高い塩だと軽く200円オーバー。まぁ、私は塩に関しては一番安いヤツで大満足なので、見向きもしませんけどね。+αの味わいはミネラルとかじゃなくて、ダシなどで付け加えればいいわけですし。

で、120円の塩を目の前に高くなったな〜と悩んでいると、隣にあったのが5kg499円の塩。コレだと1kg単価はギリギリ100円を切ります。が、痩せても枯れても5kgです。一人暮らしの分際で、5kgの塩を買っていいものか。コレもしばらく悩みまして、結局買ってしまいました。良く分かりませんけどまぁ、3年もあれば使い切れるでしょ。考えてみれば、砂糖のストックも数年前から同じ袋がありますし。一般的な食品と違って、腐ったり変質したりする心配が全く無いのが嬉しいですね。塩5kg…、白菜でも漬けますかね。

11/01/13(Thu)

缶入りの栗かのこを知り合いから貰いまして、ありがたいことです。以前はこういう餡子系は全般苦手だったのですが、最近は“ひょっとして美味しいかも?”というレベルに変化してきています。少量の栗かのこを黒文字の楊枝の先につけて舐めながら、熱い番茶をすする時のなんと幸せな事よ。特に栗かのこはこの、微妙な渋みがたまりません。

ただやっぱり、甘いもの=身体に悪いという観念は抜きがたくありまして、亡くなった祖父が糖尿病で何年も透析生活に苦しんでいた姿を見て育っているだけに、特に糖尿病に対するリスクは避けたいところ。私とていい大人ですから、お気に入り和菓子を買って家に常備しておくくらいの事は出来ますが、それをやってしまうと際限がなくなるので、禁止。こういう甘いものは、他人からもらった時か、本当にどうしても食べたくなった時限定です。その方が、ありがた味も増してより一層美味しく感じますしね。

それに、日常的に料理をしている感覚からいえば、お菓子を作る時に使う砂糖の量は異常の一言に尽きます。うちで一ヶ月かけて消費する砂糖が、お菓子4人分のレシピ1回分にも満たなかったりして、とにかく洋菓子であれ和菓子であれ、お菓子は砂糖の消費がハンパないです。それを実感すると、お菓子は本来贅沢品であると同時に、健康リスクが高いよなと思わずにはいられないですね。

11/01/12(Wed)

今朝の朝食(?)はリンゴ半分・金柑5個、それに番茶。客観的に見たら酷い内容ですが良いんです、本来うちでは朝食は抜きで番茶だけなんですが、リンゴと金柑は実家からのサルベージ品。こうでもして食べていかないと、追いつかないのです。でもまぁ、こんなもの朝から食べて、お腹の調子が悪いわけはありません、今日も絶好調。これでもう少し、暖かければ言う事ないんですけどねぇ…。

リンゴは親戚からのお歳暮。実家に届いたのが12月半ば頃なので、固体によってはスが入り始めてますんで、とっとと食べなくては。でも、作ってくれた農家の人の努力を考えると、一番おいしい時に食べてあげたかったなぁとは思います。金柑は自宅製。畑の隅に植えてあるんですが、両親は好きじゃないというので全く食べません。おかげで、近所の人が一声かけて持っていくのが消費の全て。それじゃあんまりだというので、年末に帰省した時にザル一杯収穫して持って帰ってきました。

母は毎年、金柑の甘露煮を作っているんですが、これまた作るだけで満足の人。冷凍庫には甘露煮のストックが氷壁になってますし、冷蔵庫の中の分は、うっすらと黴が生え始めていたので、私が捨てました。実はこの金柑、道路拡幅の影響で一旦枯れたのを、5年ほど前にわざわざ植え直したものなのです。何故そこまでした金柑を放置しているのかは、私にもサッパリ分かりません。

11/01/11(Tue)

愛用している木製の落し蓋が、長年の使用で反ってきてしまいました。一瞬、シリコン製のに買い換えるか?とも思いましたが、“使える物は使い倒す”という我が家のモットーを思い出して撤回。修理(…とまで大仰なものではないですが)します。木ネジを打ち込んで、反りを強引に真っ直ぐにするだけなんですけどね。

うちにはある程度木ネジのストックがあるんですが、丁度よい大きさでしかもステンレスという条件の木ネジはありませんでした。煮汁がモロに触れる所なんで、メッキネジを使って錆びられると困るのです。というわけで、先日の買い物のついでに東急ハンズでゲット。20本位入って130円でした。

あとは、木ネジを打ち込みたい所にハンドドリルでガイド穴を開けて木が割れないようにした上で、ドライバーを使って買ってきた木ネジを打ち込めば完成。落し蓋も真っ直ぐになって、あと20年は現役で使えることでしょう。木はコストカットで真っ先に消される素材の一つですが、こうやって素人でも修理できて、しかも経年劣化も味になるというのは、なかなか素晴らしい性質ではないかと思っています。

11/01/10(Mon)

部屋の中で3mほどの延長コードが必要な事態となりまして、普通ならここで電気屋に走るんですが、うちでは違います。押入れの中の工具箱を漁ると、以前何かで使った残りの約5mの電源コードとコンセント(単体)が出てきました。探せばあるものです。あとは、コンセント(単体)の反対側に付ける差し込む側の金具(名前不明)があれば、延長コードが自作できます。その辺を確認のうえ、東急ハンズに出かけまして、該当の品を140円でゲット。140円+少しの労働で3mの延長コードが手に入るのだから、安いものです。

それに、現在一般的に売られている延長コードが好きではないというのもあります。延長コードが使えなくなる理由はほぼ100%、内部の電線が切れる断線です。そしてこの断線は、コードの中でランダム位置に発生するのではなく、ほぼ100%コンセント(単体)か差し込む側の器具(名前不明)の付け根で発生します。しかし、現在売られている一般的な延長コードは、これらの部品が樹脂で一体成型されているので、断線したら基本的にオシマイ・買い替えになります。

ところが、私が作ったような延長コードや一昔前の製品は、コンセント(単体)や差し込む側の器具(名前不明)がネジ止めされているので、断線した箇所を切除して再生が可能です。そりゃま、5cmほどは短くなりますが、まぁ問題ないでしょう。身の回りの色んなものから、コストカット・部品数削減のためにネジが消えていってます。そうすると修理不能・交換必須になるわけで、楽しくないよなぁと思う私です。

11/01/09(Sun)

帰省中に親から、洗濯物の中にTシャツが入っていないことを指摘されまして、良く見てるな〜流石親、と妙な所で感心しました。冬場は殆ど汗をかかないので、Tシャツは週2枚のローテーションで回す私。流石に下は毎日替えますけどね。理由として、私がずぼらなのは勿論ありますけど、一番の理由は洗濯によるダメージ。

冷静に考えればすぐ分かると思うんですが、Tシャツを丸一日着るのと、一回洗濯機で洗濯するの、どっちが繊維に対するダメージが大きいかといえば、そりゃ明らかに洗濯機です。手を突っ込んだら指が骨折するような激しい水流で半時間もかき回されるんですから。そりゃま、汚れたら洗わなきゃいけませんけど、殆ど汚れていないものにわざわざ過度なダメージを与えて、寿命を短くする事は無いと思うんです。論より証拠、うちの下着で寿命が長いのは、圧倒的にトランクスよりTシャツです。

不潔にしろといってるわけではありませんが、一日着たら洗濯すると機械的に決めるよりも、季節や気候による衣服の汚れを個別に判断したうえで洗濯のタイミングを決める方が、合理的で衣服も長持ち・万々歳ではないかと思ったり。

11/01/08(Sat)

近所に、農家の人が自分の家で採れた農産物を出してる場所がありまして、商品を買ったらそこに置いてある貯金箱みたいな空き缶に代金を入れるのです。今の時期は苺が出盛り。1パック150円が相場で採れたての苺が食べられるのは、格安というべきでしょう。おかげでこの休みには何パック食べた事やら…。すぐに売切れてしまうのが難点ですが、この価格設定ならまぁ、仕方ないでしょう。

よく、田舎は暮らしやすいといいますが、物価の面からいえばそれは多分嘘です。スーパーでの食品価格は都心の方がずっと安い。↑や農協の直売所では、田舎の方が安いですが、場所が少なかったり商品の数が限られていたりと、色々なデメリットがあります。この辺りは畜産系は弱いので、肉は手に入りませんし、漁港も近くないので魚も…。そうなると結局、スーパーに行って高いのを買うしかないわけで。ちょっとした移動に車が必要なので、ガソリン代や税金・保険料がかかってしまうので、それを考慮にいれると、車不要な都心に比べて更に割高になります。

それでも、田舎が都会に比べてゆっくりとしている事は確かなわけで、最近とみに見直されている田舎暮らしですが、覚悟を決めて飛び込めば、上手くいくこともあるかもしれませんね。私は当分その予定は無いですけれども。

11/01/07(Fri)

この週末には東京に戻るので、実家を台所中心に漁って、(実家にとって)不用品で(私にとって)使える品をサルベージ中。退職して職場での貰い物がなくなった代わりに、地域とのつながりが密になって色々貰うので、溢れている物の量は昔と大して変わりません。食べないものは徹底して放置して腐らせる両親なので、有効活用は良い事なのではないかと。

メインその1:半生ウドン。亡くなった祖母の実家がウドン業者をしてまして、何だかんだで貰う事が多いのですが、茹で時間15分の壁が邪魔をして、実家では全く食べられる事がありません。故に徴収。メインその2:ハム・ソーセージ。年末のお歳暮の定番。12月末〜1月頭にかけて賞味期限が切れるヤツは流石に外し、その他をごっそりと。貰っておいてなんですが、王手メーカーの加工肉はちっとも美味しいとは思いません。でもまぁ、ダシの代わりくらいにはなるかと。

メインその3:リンゴ2箱。ミカンと並んで年末年始のギフト定番。皮を剥くのが面倒だという理由から、放置されます。私は丸ごと芯つきのまま八つ割りで食べてしまうので、皮があろうが芯があろうが関係ありません。それに丸ごとリンゴって結構日持ちがするんです。気温の低いこの時期なら、ひと月程度は常温でも余裕で大丈夫。メインその4:蜂蜜。近所の趣味の養蜂家から貰ったもの。スプーンがベトベトするのが面倒だという理由で放置されます。砂糖の一部を置き換えて使うと味に深みが出るので、割と重宝するということで徴収。その他細かいものも多数。

リンゴがあるので、ダンボール2箱分。送料は持ってくれるので、私丸儲け・実家はスッキリと、いわゆるwin-winの関係ってやつですね。

11/01/06(Thu)

東京知人へのお土産を買いに、中心部にある百貨店までお出かけ。あるお菓子を名指しでリクエストされているのですが、ココしかそれを買える場所を知らないので。でも、母が“空港かどこかで売っているのを見たような気がする…”というので、お店の人に訊いてみました。返事は予想の斜め上を行きまして“さぁ〜、売っているかもしれませんね〜。”もう、答える気ナッシング。一応そのお菓子屋のブースにいた人ではあるんですが、そのお店のプロパー店員ではなくて、百貨店が貼り付けているだけの人だったみたいです。が、そのあまりのやる気無さに驚愕。

私がこっちにいた頃は、高級なお買い物はとりあえずこの百貨店ということで、いつも混雑して隆盛を誇っていたのですが、郊外に安い大規模店舗が出来ると、人の流れをすっかり奪われ、ドーナツ化現象の餌食に。当時の勢いはどこへやらのガラガラっぷりが寂しいですが、どちらが卵か鶏か、店員のモチベーションもグダグダになってしまっているようです。

ただし、この百貨店は中心商店街の核なので、コレが撤退してしまうと商店街の方もシャッター化が加速してしまうでしょう。元住民として、それは流石に寂しい。何とか百貨店にもやる気を出して欲しい所ですが、あの客数ではちょっと難しいですかねぇ…。

11/01/05(Wed)

今週一杯は実家でダラダラ。流石に頬の辺りが少しふっくらしてきてしまったので、食事の量を減らそうかと考えている今日この頃です。先日、食事が終わって皆でテレビを前にダラダラしていると、表から“ちょっと来てくれ〜”という大きな声が聞こえるので、何事かと出て行くと、タクシーが角を曲がり損ねて用水路に脱輪してました。アンタ、一応二種免許だろう?と突っ込みたいのは皆同じだったのですが、とりあえず何とかしないといけません。

軽トラを出してきてワイヤーで連結、引っ張ったんですが、きれいに落ち過ぎていて、全く上がる気配なし。都会ならココで諦めてJAFを呼ぶんですが、田舎にはまだ秘密兵器があります。それは一家に一台トラクター。トラクターは速度こそ遅いですが、泥の中での作業を想定して作られているので、馬力だけはあります。おまけにこの辺じゃ、一家に一台の必須アイテム。

トラクターを出してきて同様にワイヤーで接続。引っ張ってやるといとも簡単に上がってしまいました。強いとは聞いてましたけど、凄いですねトラクター。見直しました。脱輪が起きたら何気なくトラクターが出てきて牽引する、あぁここは東京じゃないんだなと変に実感してみたり。

11/01/04(Tue)

考えてみれば、実家で暮らした時間よりもそうでない時間の方が長くなりつつあるわけで、何が言いたいのかというと、こちらで台所に立っているとストレスが溜まるので、なるべく近付かないようにしているって事です。特に母親は、何かを作るのは好きなんですが、それをキチンと消費する事にはあまり熱意がありません。コレが、私にとっては超ストレス。

生ゴミ入れと称して、広告で折った箱が山になってます。妹にはあげてるらしいですが、それではとても追いつかないっぽいです。去年煮た金柑は、冷蔵庫の隅で黴が生え始めてます。すぐに食べないからと、小分けにして冷凍庫に入れられた食材はまるで氷壁。

自宅菜園で山のように野菜が採れるのもダメですね。私なら使いかけの野菜は濡れ新聞紙で包むなりなんなりで、最後まで使い切る努力をするのですが、切ったまま・皮を剥いたままの使いかけ野菜があちこちに転がって死屍累々。貰ったのは良いけれど、嗜好にあわなくて放置されたまま賞味期限が切れた食品が転がっているのも最早お約束。一応、この環境で育てられた筈なのですが、どうしてこんなに違う進化を辿ったのでしょうか…。

11/01/03(Mon)

実家で新しく買った地デジ対応テレビのリモコンを手に、お爺さんの如きお約束の当惑をかます私。ボタン多すぎですわ、コレ。おまけに、電気屋がその辺に置いていった筈だという取扱説明書は、これまたお約束どおり行方不明。もう、全くわけが分かりません。

テレビのリモコンなんて、主電源・チャンネル・ボリューム以外、要らないと思うんですけどね。かく言う私が生まれて初めて目にしたテレビのリモコンは、ボタンが三つでした。上下部分が押せるチャンネル・ボリュームのボタンと電源ボタン、以上。現状4チャンネルで、12チャンネルを見ようと思うと、8回同じボタンを押さなきゃいけないのは、正直どうかと思いましたけど、あんなんでも十分リモコンとしての役には立ってました。

というわけで、取説のない複雑リモコンは、本当に困ります。年末に、紅白歌合戦の副音声を聞きたかったのですが、切り替えることすら出来ませんでした。まぁ、帰省してからテレビを見たのってそれくらいなので、別に問題無しといえば無いのですけどね。

11/01/02(Sun)

うちは全員無精なので、おせち料理は基本的に外注です。が、何品かは自分の家で作る例外がありまして、その一つが鯖の姿寿司。これだけは祖父が生きていた時から自宅で作っております。

鯖は丸ごとの状態で買ってきまして、背中から包丁を入れて頭も真っ二つ。腹の皮一枚残した状態で、背骨や腹骨を取り出し、ヒラキの状態にします。ココに塩を振って良く〆た後、酢〆。表面の薄皮を引っぺがせば、鯖の方は完成。ココに酢飯を詰め込めば、鯖の姿寿司が出来上がります。

今回使った鯖は一匹800円。ですが、完成品は市販3,000円でも買えないだろうという立派なものになって、大満足。身の部分をスライスして食べるのですが、私が好きなのはそれでは食べられない頭と尻尾。ココをアルミホイルで包んでから、グリルで多少焦げるまで良く焼きます。酢で〆た魚を焼いて食べるなんてあまり例を見ませんが、これが美味しいんです。

焼く事でしみ出た魚の旨味を十分に吸い込んだ酢飯もまた極上。最近では焼き鯖寿司なんてのも売ってまして、要はそれなんですが、頭と尻尾は流石に手に入りません。コレは自宅で作ってこその特権といえましょう。

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