2013年1月

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13/01/31(Thu)

最近は野菜が高いだろうからと、実家からいつもにもまして大量の野菜が送られてきました。ありがたいことです。寒さ真っ只中の季節なので、部屋の隅で常温保存できるのがラッキー。どうパズルしても冷蔵庫には入らない量ですから。目下の課題は大根二本。最近は大根一本ですら食べきれないと、カットで売られていることが多いのに、それが二本。これを萎れてしまう前に食べ切るのが今最大のミッションです。

とりあえず大根の煮物は切らさずに。私が一番好きなのはイカ大根ですが、手頃な価格のイカが手に入らなかったので今回は厚揚げに。タッパーにいっぱい作れば、大根半分強は消費できます。毎晩の小鍋に投入するのも必須。こちらは5mm程のスライスを3〜4枚しか使わないので、目に見えて減りはしませんが、確実に減ってはいますから。大根おろしも作ります。こっちは小鍋に添えるというよりは、これまた最近溢れ気味のご飯の友系を合えて一品にします。昨日は昆布の佃煮を大根おろしで合えて七味を少し振りかけたもの。箸休め的な一品としてナイスです。最後は千六本にして塩で揉んだ酢の物。人様に出す時はニンジンなどでアクセントをつけるんでしょうけど、そんなの関係ありません。純粋大根膾です。このように現在大根色一色の我が家ですが、キャベツ二個もどうにかしないといけないのが問題です。

13/01/30(Wed)

風邪をひいていて鼻の中に鼻水がたまっているっぽい雰囲気なのに、鼻が詰まってかめないというジレンマ、私も去年までたっぷり味わいました。しかし、これを解消する小技を知った今年の私は一味違います。方法は極めて簡単です。1.思いっ切り深く息を吸い込む。2.吸い込んだ息を細く長く、ゆっくりと吐き切る。3.そのまま鼻をつまんで息を止める。4.そのまま限界までゆっくりと首を上下に何度も振る。

ホンマかいなと思うかもしれませんが、これで鼻が通ります。詳しい理屈は忘れましたが、身体が酸欠の危機感を察知して鼻の中に大量の血液を流し込んで腫れが一時的におさまるとか何とか、そんな感じでした。ただし、この効果は本当に一時的ですんで、この機を逃さずに鼻をかんで、鼻の中にたまっているブツをすっかりとり除かないといけません。この時も、ただ鼻先だけでかむのではなくて、喉の奥から鼻の方へ空気を回す感覚でかむと、鼻の奥のほうのブツからとり除く事が出来ます。あんまりかみすぎると中耳炎の原因にもなるらしいので、とにかく少ない回数で効果的にかむのが重要なのですよ。

13/01/29(Tue)

風邪をひきました。幸いインフルエンザではないようですが、これ幸いと安静中。しかし考えてみると、風邪ウィルスってとんでもないですね。私は賃貸に住んでますけど、物件はなるべくきれいに使いますし、退去する時は現状復帰です。ところが風邪ウィルスというヤツラは、こっちの許しも得ずに勝手に身体の中に入ってきて、やりたい放題。賃貸にたとえるなら、契約書もなしに部屋を不法占拠して、周囲に大迷惑をかける飲めや歌えの大騒ぎといったところでしょうか。

今私の頭の中では、ばいきんマンみたいな格好をしたいかにも悪そうな奴等が、身体の中で暴れている妄想で一杯です。こんな時の私の基本は食って寝て治す。食欲もあんまりありませんが、かといって摂らないと体力が落ちて負のスパイラルになります。薬だと思ってガッツリ食べて、とにかく寝る。症状も山場を過ぎたみたいなので、ここで油断せずにあと少しです。

13/01/27(Sun)

先日実家に電話して父親と話していたら、後ろからジャズっぽい音楽が聞こえるんです。うちの父親にジャズの…というか音楽全般の趣味はなかった筈だと思って訊いてみると、“テレビがつまらな過ぎるので、最近YOUTUBEで音楽を聴くようになった”との事。まだ一ヶ月しか経ってないけど、今年一番の驚きです。父親来年70歳、あのどんなつまらない番組でもとりあえずテレビが点いていないと落ち着かなかったテレビ中毒の父親の口から、“テレビがつまらない”などというコメントが出てくるとは。

逆に言えば、あれだけ新テレビ派の父親に愛想を尽かされる様ではテレビも終わりだなと思います。更には70の爺さんがYOUTUBEというのもなかなかだなと。そういえば最近、うちの姪3歳も自分でノートパソコンを操作して好きなYOUTUBEの動画を見ているそうで、油断なりません。テレビがネットに駆逐されるなんてありえないと数年前は思っていましたが、割と真実味を帯びてきているっぽいですね。

13/01/26(Sat)

去年妹に第二子が生まれまして、二人とも一応順調には育っているんですが、可哀想な事にどちらもアトピー性皮膚炎というヤツなのです。アレって一体何なんですかね。私も妹もアトピーはありませんし、旦那の方も同様です。つまり、遺伝的な要因は無いかかなり低いものと思われます。となると食事その他の環境因子って事になるんでしょうけど、一体何が悪いのかサッパリ。

私が子供の頃もアトピー性皮膚炎の子供はいました。が、150人位の学年の中で目立って症状があるのは2〜3人でした(軽くて目立たない子も入れればもっといたかもしれませんが)。が、どこかで見たうろ覚えの記憶によると、10人に1人、ごく軽いものを入れれば3人に1人はアトピーだそうです。食べ物もたいして変わってない気がするんですけどね。いやむしろ、私たちの世代の方が農薬とかバンバン使っていたのは確実です。特に冬場の乾燥している今の時期のアトピーは本当に可哀想。アレ、現代の日本の医学で何とかならないもんですかね。

13/01/25(Fri)

本日のお買い物は鶏レバー。鶏レバーを買うたびに思うんですけど、レバーと言いながら普通は心臓もセットで入ってます。レバーとハツ、食感も全然違う全く別物の食材だと思うんですが、表記は常に鶏レバーとはこれいかに。それはともかく、鶏レバーと言うと生姜で風味をつけて砂糖醤油で甘辛く煮付けるのがスタンダードですけど、私はやりません。尊敬する魚柄先生曰く、レバーはコトコト煮れば煮るほど臭みが出る、その臭みを消すために生姜が必要になる、要はコトコト煮なきゃエェ。全くその通りだと思います。

鍋に好きな味付けを施した煮汁を煮立て(私は大体塩胡椒のみ)、食べやすい大きさに切ったレバー・ハツを投入。すぐに火を止めて、ご飯の蒸らしに使う密封ダンボールに移して、そのまま冷めるまで放置。余熱でふんわり火が通っていい感じになります。これをほんのり温めて、マスタードを塗って食べるだけ。シンプルイズベストとはよく言ったもので、私が考えるレバーの唯一無二の食べ方がコレだと思います。

13/01/24(Thu)

本日のお買い物は生鮭。鯖や鯵辺りも安くて美味しいんですけど、私が行く店では何故かいつも生鮭が安くて、どうしてもそっちを買ってしまいます。30cm位の片身が250円くらい。コレを一食分ずつ切り分けまして、薄く塩胡椒してから保存。小麦粉をはたいてソテーするのです。一回に買った分から7〜8切れ取れますんで、鮭原価は30円くらい?超お買い得です。

更に今日は鮭白子もゲット。こっちは元がアレということや、形がややグロいということでいつも安い不遇の食材です。滅茶苦茶美味しいんですけどね、実は。軽く蒸してからポン酢に漬け込んで、七味をパラッと振りかけて食べるともう最高。1パック150円とはとても思えない味わいです。鮭と聞いてフィレの部分だけ食べて喜んでいる人には分からないでしょう、あっちはむしろダシガラです。というわけで、寒い間は鮭の日々が続きそうな予感。

13/01/23(Wed)

最近は毎晩戻したウツボと昆布をダシにして、白菜と春菊を鍋仕立てにするのが恒例になっているんですが、ホント寒いこの季節に最高です。特に素晴らしいのが茶漬けならぬダシ漬け。最後に残ったゆで汁を、茶碗に半分ほど残しておいたご飯にそそぎ、昆布の佃煮をほんの少し塩味として足して、お茶漬けっぽく食べるんです。

少し前にラジオで、“我が家のご馳走”というのがテーマになってましたけど、うちって特にご馳走ってメニューがないんです。普通ならハンバーグとかカレーとかになるんでしょうけど、そんなの作らないので。かわりに私がご馳走だなと思うのが↑みたいな日々のどうってことないメニュー。白菜とかホウレンソウのオヒタシも割とご馳走かも。ホント安い男ですわ。

13/01/22(Tue)

ロシア料理のボルシチに欠かせないビートという野菜があります。基本的に私は使わないのですが、ずっと蕪や大根の仲間だと思ってましたけど、全然違うんですね。植物学的にいうと蕪や大根はアブラナ科で、ビートはアカザ科です。で、アカザ科の代表的な野菜というとホウレンソウ。そう、まるで蕪みたいな格好をしているあのビートはホウレンソウに近い種類なんです、意外。まぁ、ホウレンソウの根っこに近い部分は赤くなるんで、強引に納得しようと思えば出来なくもないですが。

更に意外だったのはこれらがアカザ科だったということ。アカザっていうのはその辺に生えるThe雑草ともいえる草で、あれを品種改良していくと私の大好きなホウレンソウになるなんて驚きです。元々は杖の材料になるくらい硬い植物の筈なんですけどね。ちなみに植物の分類は結構面白いです。割と一緒くたにされがちなキャベツとレタスも全然違う種類。キャベツは↑の大根や蕪と親戚に当たるアブラナ科。レタスはシュンキクなんかに近いキク科です。同じ根菜でも人参はこれまた全然違うセリ科。同じニンジンとついていても、朝鮮人参はウコギ科です。まぁ、知ったからってどうという事もないんですが、何となく面白いなと。

13/01/21(Mon)

紀州南高梅の梅干しを食べる機会がありました。こういうのを食べる時にいつも思うんですけど、何でこんなの売ってるんですかね。気に食わない点は二つ。一つ目は減塩であるという事。この梅干しは塩分6%でした。私は自分で梅干しを作ったこともありますが、塩分6%では全く保存食になりません。常温保存するには少なくともその倍は必要です。だからこの梅干しは要冷蔵なんですけどね。塩を減らすと当然腐りやすくなるので、保存料が必要になります。保存食なのに保存料を入れるとはこれいかに。そもそも減塩って言うんだったら食べる量を減らせばいいんです。元々梅干しなんておかずとしてカパカパ食べるもんじゃないんですから。大粒の南高梅だったら一粒で4〜5食ご飯が食べられる筈。メーカーとしては減塩・健康を売り物にしながら本音としては、一度に沢山食べてもらって回転を早くしようとしているようにしか思えません。

二つ目、甘い。梅干しを何であんなに甘くするんですかね。流石に砂糖ではないでしょうが、甘味料系の味が強過ぎます。これは多分↑とも関連してて、塩を減らすと旨味も減ってしまうので、物足りなさを補うために甘味を足しているんだと思います。梅干しは塩辛くあるべし原理主義者の私としては、許しがたい事です。そして一番納得できないのが、この味が消費者に受け入れられて広がっているという点です。こういう高級梅干しを買うのは、ファストフード漬けになって味覚がおかしくなっている層ではなく、ある程度お金をかけてきちんとしたものを食べている層の筈。そういう層ですら、こういう梅干しに慣れているというのが恐ろしい。ちなみに、話は梅干しだけではなくて、漬物系全般に言えてしまいます。沢庵も白菜漬けもどれも塩が薄くて甘味が強い。本物の漬物を食べたかったら最早自分で漬けるしかないと思う私です。

13/01/20(Sun)

私の周囲にもニコニコ動画大好きという人がいまして、日に何時間もニコ動にはまっているそうです。私も一応アカウントは持っていますが、それほどではありません。チェックしているシリーズのいくつかが更新されてれば見るのと、ランキングの中で面白そうなもの(五寸釘を叩いてナイフにするとかは大好物)をほんの時々見るくらい。そんな中で一番のお気に入りがムコ殿シリーズです。作っているのは多分独身・男性・料理好き。必殺仕事人の中村主水・ムコ殿の悲哀あるテーマ曲に乗せて男の料理を作るというもの。料理のBGMとしては異色中の異色ですが、料理自体がいわゆる渋い系ばかりなので(アラ炊きとか焼き鳥とか…)、実によくマッチしています。これを見たからといって真似するわけでもないんですが、非常に憧れますね。

料理系ではもう一つお気に入りがあって、それがアメリカの食卓。作っているのは多分既婚・男性・料理好き・アメリカ在住。アメリカの極日常的なメニューを作って紹介している動画。こっちも↑に負けず劣らず丁寧なつくりがとってもナイス。ただこちらは、美味しそうだなと思うことはあっても、多分参考にする事はありません。アメリカの映像を見ていると、ビア樽みたいな人を良く見かけますけど、そりゃこんなの日常的に食べてたらああなりますって。

13/01/19(Sat)

親戚に頼まれて毎月とっている郵便局のふるさと小包(3,000円/月)の来年度冊子がやってきました。コレ、毎月20種類くらいの商品の中から好きなのを選べ、しかも欲しいものがなかった時の各月共通商品まで用意されているという親切設計っぷり。半額は親戚が出してくれてるんで、尚お得。で、私が頼むものは基本的に果物です。

果物って定期的に食べていると明らかに体調がよくなるんですが、店で買うと意外に高くて、野菜や魚などの必需品にどうしても押されてしまうんですよね。それに、肉や魚と違って冷蔵庫内で保存しなくても良い商品が多いのもポイント。うちは冷蔵庫小さいんです。よって、頼む果物も限られてきます。桃・ブドウ・洋梨など柔らかくて傷みが早いものは基本的にNG。スイカやメロンなど大きくて割らないと冷蔵庫に入らないものも駄目です。そうすると頼むのは自動的にリンゴ・ミカン・カキ・ナシなどになるのですね。たまにはオカズ系もいいなと思ったりするんですが、ローストビーフ600gとフジリンゴ4kgが同じ3,000円で並んでいると、つい重量単価を考えてしまうのはやはり私が生粋のケチだからでしょう。

13/01/18(Fri)

ここ最近寒過ぎるので、基本的に毎晩鍋です。一昨日は鯛。実家からサルベージしてきた鯛飯の素。切身の鯛二切れを真空パックにしたものとダシスープがセットになってましたが、ダシスープは美味しくなさそうなので廃棄。残った切身を鍋に転用したのですが、コレがイマイチ。しっかり火の通った白身の魚はたいして美味しいもんじゃないですね。そりゃましっかり鯛の味はしますけど、基本的にパサパサ。魚が好きじゃなかった子供の頃の感覚が蘇ってしまいました。私見ですが、鯛は刺身を少し胡麻醤油に浸してから茶漬けにするのが最強だと思います。ちょっと火が通った生、というのが一番美味しい鯛じゃないでしょうか。

翌日はウツボ。和歌山かどっかのウツボの一夜干しというのを貰いまして、キッチンバサミで細く切ってから前日より土鍋の中で水に浸しておきます。これをダシにしての鍋。コレが超美味かったのです。棒ダラや干ナマコもそうですが、一旦干した海産物を戻して使うのが最強伝説はここでも生きていました。あの凶悪な面相からは想像も出来ないような上品なお味。パッケージには炙って齧れとありましたが、そんなもったいないことは出来ません。これからしばらくの間、鍋はウツボです。

13/01/17(Thu)

寒いです。東京は週頭の大雪が全く解けず、うちの周りは相変わらず真っ白。そして毎朝この雪を見て私が思うことはたった二つ。1.寒いのは嫌いだ。2.雪って有効利用できないもんかね。1.は言わずもがな。寒いと碌な事がありません。生きるテンションが下がり、暖房費もかかる。日本はもっとバンバン火力発電をして二酸化炭素を放出し、地球温暖化に手を貸すべきだと思うのです。出来れば平均気温が沖縄くらいになってくれると理想的。

2.はいかにもケチの私っぽい。所謂水が凍った状態のものがそこらじゅうに転がっているわけで、そのまま解けるに任せるのではなくて、飲料水としては無理でもせめてトイレの水や植物の水遣り用に有効利用できないものかと。まぁこれも解かすエネルギーを考えたらむしろ非効率的なんでしょうが。毎朝窓を開けてはこんな事を夢想する私です。

13/01/16(Wed)

同僚の帰省土産に金山寺味噌を貰いました、ありがたいことです。金山寺味噌といえばご飯に乗っけて食べるのが定番ですが、うちには海苔佃煮・柚子佃煮・山椒佃煮などご飯の友系のストックが山ほどあって(全部自作か貰い物)、そこに並ばせると順番が巡ってきた頃にはとっくに賞味期限を過ぎることになってしまいます。そこで、季節柄山ほどある大根を皮のまま薄くスライスしまして、軽く塩を振ります。しんなりしたら水を切って、そこに金山寺味噌をつけて食べるだけ、美味い。

ただ、一つ納得がいかないことがあります。これ、金山寺味噌をつけなくても、塩と大根で普通に美味しいんですよ。そしてこのパターンは実によくあります。キュウリ・蕪・人参etc、下処理をしようと塩を振ると、そのあと下手に味をつけるよりも塩のみで食べた方が本体の味がストレートに分かって美味しいという。何が言いたいのかっていうと、世の中で最強の調味料は塩・何はなくとも塩さえあれば何とかなる、って事ですね。

13/01/15(Tue)

実家荷物に入っていたバターピーナッツ、不覚にも途中で止められなくなって…。お腹が全然すかないので、今日の夕食はお茶だけ。いつもいつも、小皿一杯で止めようと思うのに、どうにもナッツ系は歯止めが利きません。それでいて結構カロリーが高いんで、油断できない。まぁ、砂糖が多量に入っているお菓子系に比べたら身体への影響は小さいんでしょうけど、やっぱり駄目なものは駄目です。

ここ数年来、一旦開封したナッツを毎日ちょっとずつ食べる方法を模索しているんですが、どうにも名案が浮かびません。皿に取り分けたら袋の方は速やかに片付けるとか、そもそも袋は別室に置いておくとか、所詮は無駄な足掻きです。まぁ、買う習慣がないだけマシなのかもしれませんけど。

13/01/14(Mon)

唐突ですがスーパーの生鮮食品売り場って、結構地域性が出ると思うんですよ。肉系はそうでもないんですが、魚系は顕著。東京でスーパーの鮮魚売り場をフラフラしていると、東京の人の好みが何となく分かります。まず何はおいてもマグロ。マグロを置かずんば鮮魚売り場に非ず、とさえ言えるでしょう。刺身系として次点は鯛・鮭・烏賊の三つを抑えておけばとりあえずオッケー。青魚系としては鰯・鯖・鯵の三点セットで必要かつ十分。貝類はホタテ・アサリ・シジミの三つでしょうか。

東京って日本各地から人が集まってるんで、魚介類も多種多様揃えるかと言えば、割とそうでもないのが不思議です。私が小さい頃から馴染んだ太刀魚やイトヨリは全然見ないわけではありませんが、↑の常連さんに比べると登場頻度はぐっと落ちます。サメ・シイラ・ボラなんかも安くて味わい深い魚だと思うんですけど、これまたあんまり見かけません。鰻とか鮪とか最近人気急上昇で値段ばっかり上がっている魚も良いんですけど、目立たないのに美味しい魚って結構あると思うんですよね。以前こういう話で盛り上がった際に、東京の人はやわやわっとした歯応えの魚が好きじゃないのではないかという結論になりました。太刀魚やイトヨリはまさにそんな感じ。イシモチも東京近海で獲れる割にはさほど人気ないですし、案外当たっているかもしれません、この説。

13/01/13(Sun)

大家さんから煎餅を一缶貰ってしまいました。食材系ならほぼ全てウェルカムな私ですが、こういうお菓子系は正直あんまり嬉しくありません。間食をする⇒お腹が一杯になる⇒食事の有難味が薄れるという悪循環が発生するから。何度かここにも書きましたが、私は基本的に間食はしません。ここ十年以上、自分でお菓子を買ったことはないかも(贈答用を除く)。職場の女性が、小腹がすいたと言ってはすぐにストックのお菓子に手を伸ばすのを不思議に思っているような人種ですから。

それはともかく、ベストな選択肢は多分“そのまま手をつけずに捨てる”なんですが、それが出来るほど達観できていないのも事実。ついつい食べてしまうのです。まぁ、貰ったのが甘くない煎餅だったのがまだ救い。コレがチョコレートや羊羹だったらと思うと、ぞっとします。ついついもったいないと思って食べる⇒血糖値急上昇⇒お腹がすかないので食事が美味しく感じられない、という最悪のパターンにはまるのは目に見えてますんで。

13/01/12(Sat)

本日は実家から送ってもらったキャベツをコールスローに加工。固い芯の部分を除いて(ここは冷凍ストックしておいて後日スープに)片っ端から千切りに。深い寸胴に全部貯めたら、軽く塩をしてから落し蓋を落とし、大きな石を乗っけて半日放置。良い感じでくたっとしたところで、胡椒・酢・砂糖・油で味を調える超ワイルド調理なんですが、コレが結構美味しい。後先考えずにキャベツ一玉を全部加工してしまったら、うちで使っている最大タッパー二つ分出来てしまったんですが、まぁ寒くて傷みも遅いので、何とかなるでしょう。

実家は農家ビギナーなので、キャベツ自体も結構ワイルド。簡単に言うとアク・エグ味が強いです。よくゴボウは水に晒してアクを抜きましょう、とか聞きますが、最近のゴボウはアクなんて殆どないので別に晒す必要なんてないと思います。極論すれば、店で野菜を買う現代人は基本的にアクの味を知らないんじゃないかとすら思ったり。が、実家キャベツはこれぞアク!という味わいがあります。私はそれも味のうちと思って特に抜いたりはしないんですが、レストランとかケータリングではきっとコレは出せないですねぇ…。逆にこういうのに慣れると、甘いだけの店売りキャベツはイマイチ物足りなくなったりするんですけれども。

13/01/11(Fri)

最近考えている事のトップはなんといっても、いかに暖房を最小限にして冬を乗り切るか、コレに尽きます。愛用のガスファンヒーター、お大尽に使用すると月のガス代は軽く一万円を超えます。ここをいかに圧縮するかが目下最大のテーマ。

一番効くのはなんといっても厚着。特に30年来愛用のドテラは決して手放せない一品です。ただ袖が洋服で言うとろの七分袖になっているのが非常に惜しい。あと15cm長ければ完璧だったんですが、そうなると今度は袖口の傷みが激しくなるんで、まぁこれでよかったという説も。座布団代わりに敷くアクリル毛布四つ折と膝掛け代わりに使うジッパーを開いた寝袋もかなりの戦力になります。どちらも寝る時には普通に寝具として使っているんですが、こうすると一日中活用できるので、減価償却的な視点からも○。あとはニット帽・ネックウォーマー・指なし手袋などの小物をそろえれば完璧。ただし、それでも暖房ゼロに出来ないという最近の寒さ。とっとと春になって欲しいものです。

13/01/10(Thu)

先日ラジオを聴いていたら、どっかのトンカツ屋さんでカツ丼に魚沼産のコシヒカリを使っていると言ってまして、もうねアホかと思いました。米がもったいない。美味しい米はそのままかせいぜい沢庵・佃煮辺りとあわせて食べるから味が良く分かるのであって、ご飯の味よりも遙かに濃い卵とじトンカツなんかを乗せてしまったら、そりゃま美味しいでしょうけど、米の味がもったなさ過ぎです。

更に酷いのはカレー。時々良い米使ってます、なんて自慢する店がありますが、あんな香辛料バリバリのソースをかけるんだったら、古米いや古古米だって十分な気がする私。私もカレーは嫌いではありませんが、自宅で進んで作ろうとは毛ほども思いません。子供の頃は米なんて味がしなくてどこがいいんだろうと思ってたんですが、いつの間にか米最高となりました。これも長年の経験と教育の賜物なんでしょうか。ただ、最近は米離れが進んで、大人になっても米=味がしないと感じる人が増えている気がします。海外から来たお相撲さんの最初のハードルが米だそうで、マヨネーズやソースをかけて食べる人も多いと聞いたことがあります。生粋の日本人もそういう感覚の人が増えているっぽいので、ちょっといかがなものかなと。

13/01/09(Wed)

今回も実家から色々サルベージしてきましたが、その中でも白眉は沢庵の古漬け。今年のを漬けるから&色が悪くなったからという理由で大量破棄されようとしているのを見つけ、そんなのは食えたもんじゃないという親の声を無視して持ってきたのですが、明らかに私の正解でした。一年経った沢庵は味わいにより深みを増していて、ほんの数切れと添えるだけで白飯が絶品の味わいになるという魔法のアイテム。それこそこんなのを捨てるなんてとんでもないレベルです。しかもうちのご飯は十年弱のキャリアをもつ鍋炊き。ハッキリ言って、実家の炊飯器の数倍美味しいです。ここにこの沢庵、まさに鬼に金棒と言うべきでしょう。

次点としては不味いと放置されていた丸大のハム・ソーセージセット。確かに不味い。ですが、ポトフっぽくして化学調味料の不自然な味を散らしてやれば、食べられないこともありません。幸いストックにジャガイモ・玉葱が揃ってますんで、折角だから人参も買い足して。食事の内容としては多分あっちのほうが豪華ですが、毎日食べるご飯として軍配が上がるのは多分こっちです。というわけで、今年も変わらず淡々とご飯作っていこうと思ってます。

13/01/08(Tue)

東京に戻ってきて以来、ダイエット実行中。田舎にいると余計なものが沢山あるので、どうしても食べ過ぎて太ってしまうんです。おかげで頬っぺたがパンパン。アレは意志の強さとかいう問題ではないですね。そこに賞味期限が刻々と迫る食材が大量にあれば、食べてしまうのは仕方ないです。おまけに、気が付くと無限にお菓子が供給されているコタツの上の母曰く“お楽しみボックス”。容量が半分を切ると、次の日には律儀に満タンに補給されてます。そんなにマメな人じゃないはずなのに、恐るべし。

というわけで、現在ご飯を2/3に減量中。ただ、私も段々基礎代謝が落ちてくるお年頃なので、このまま一日2合飯⇒1.5合飯にしてしまうのも悪くないかなと検討中。お腹一杯食べる快感は捨てがたいのですが、それで病気になるリスクが高くなっては本末転倒なので。ちょっと我慢してみるかなと思う今日この頃です。

13/01/07(Mon)

というわけでだらけきった正月休みが終わってしまいました。ところで帰省中にコタツの上を見ると、今話題のビブリア古書堂の事件手帖ってのが置いてありまして、新聞で話題になっていたので母親が買ったみたいです。私も読んでみたんですが、つくづく自分の趣味嗜好が一般的なものとはかけ離れていると再認識しました。アマゾンの評価欄を見ると星四つ〜五つが多いんですが、そんなに面白いとは思えなかったんですよね。

推理の形式としては探偵役がずっと部屋にいて、助手役が足で集めてきた情報を元にベッドの上で推理をするという、旧来からよくあるタイプなんですが、なんという推理に説得力が無いんですよ。その場で推理しているというよりは、初めから知っていた事を推理している体でみんなに話している様にしか見えないくらい、推理が当たり過ぎです。その材料でその発想は無理だろ的な。でも、北鎌倉周辺の歴史ある閑静な土地を舞台とした雰囲気作りはなかなか良いので、むしろ推理要素をスパッと抜いて、古書店での内気な店長と本が読めない店員の仄かなラブストーリーに集中してもらった方が個人的には受けたかなと。2巻目以降を自分で買って読んだりはしないレベルですかね。

13/01/06(Sun)

今回帰省したら実家の台所に蛇口が一つ増えていました。そう、とうとううちにも上水道が開通したのです。一昨年近所で火事があった際に、この辺ではどの家庭も井戸水を汲み上げて使っているもんだから、消火用の水の量が確保できなくて困ったそうなんです。死人は無かったものの結局その家は全焼。それを機会に上水道を通そうという話になったみたいです。そういう切欠もあるんですね。

ですが、作ったとはいえ我が家の井戸水は立派に現役。水道水に用はありません。親に聞くと生まれてこの方井戸が枯れた事はないそうなので、当面新しい蛇口に出番は無さそうです。で、蛇口が二つ並んだら本能的にやってみたくなるのが味比べ。両方の蛇口からの水を飲み比べてみると、やっぱり全然井戸水の方が上。最近は水道水も美味しくなってきたというだけあって、水道水の方も悪くはありませんが、井戸水と並べてしまうとどうしても粗が感じられます。東京でも美味しい井戸水、飲めないですかねぇ…。

13/01/05(Sat)

実家のすぐ近くにく○ずしが出来まして、親が目下それにハマリ中らしく、帰省中に二度も連れて行かれました。東京にいても回転鮨なんて殆ど行かないのに…(頻繁に回らない寿司に行っているというわけではないですよ)。で、く○ずし。個人的には悪くないと思いました。シャリがちょっと固いかなとは思いましたが、一貫で105円をキープしてあのネタの鮮度なら十分以上でしょう。

父親はビールを頼み、非105円メニュー:赤だしや茶碗蒸しをちょこちょこ加えて三人で丁度3,000円くらい。で、お腹は一杯になりますから、普通のファミレスなんかに行くよりはずっとお得だと思います。これは店の中が子供連れで一杯になるはずです。ただ、私としては自宅でその辺のありあわせのおかずで食べる方が帰省してる感があって良いんですけどね。

13/01/04(Fri)

実家でダラッとするたびに実感するんですが、本当にテレビってくだらないですね。いわゆる芸人の皆さんがキャーキャーと内輪受けに近い盛り上がりをしている番組を見るのはかなりの苦痛なので、なるべくテレビをつけないようにしているんですけど、中毒患者が一人いるもんでなかなか上手くいきません。私が就職活動をしていた20年程前には、テレビ・広告業界の人気は銀行・証券と並んでトップクラスでした。仲間内でも優秀なヤツが何人かその方面に就職したのを覚えています。時期から言ってその年代が今、バリバリの現場トップとして働いている頃なわけで、なーんか才能の無駄遣いだよね、と思ってしまうんでが。

思うんですけど、クレジット払いとか口座振替がいけないんじゃないでしょうか。今、NHKの受信料はBS契約で月に2,200円くらいです。コレ、窓口で毎月実際に払わなきゃいけないとなったら、その月のテレビの放送内容と2,200円が釣り合っているかを良く考えると思います。そりゃま、月に何本かは興味深い番組もあるでしょう、ニュースも見なきゃいけない家庭はあるでしょう。でも、それが2,200円の価値があるかといわれると、私はあのコンテンツにその金額は払えません。行きつけのスーパーで大根が500円で売られていたら買わないのと一緒です。まぁ、人それぞれですけどね。

13/01/03(Thu)

実家でダラッとする時の必須アイテムの一つがコタツです。コタツって日本の生んだ最大の発明の一つだと思うのですよ。エアコンだと部屋中を温めなくてはいけませんけど、コタツなら極めて一部だけを温めるだけですんでエコ、しかも超快適。このコタツにミカンさえあれば、エンドレスで何時間でもダラッと出来てしまう魔法のグッズと言えましょう。腰から下が温まっていれば、部屋そのものにエアコンをつけなくても結構快適と言うのがまた素敵。エコ商品としてもっとコタツを押せばいいのにと思うんですが、やっぱ今時の部屋に似合わないのが致命的なんでしょうか。

ここまで押しておきながら東京の家にはコタツがありません。あんなの導入したら駄目人間まっしぐらなのは目に見えてますから。それだけ危険かつ快適ということなんですよ、コタツってヤツは。

13/01/02(Wed)

元日は寝て過ごし二日から始動です、あけましておめでとうございます。そして毎年恒例の正月料理、一日目にして既に飽き始めています。人間ってどんどん贅沢になるものですね。おせち料理って元々がある程度の長期保存を意図して作られてるんで、どいつもこいつも味が濃いんですよ。黒豆・田作り・煮しめetc、濃い味ってのは一口目は美味しいんですけど、すぐに飽きます。それにあんまりご飯の友って感じの味付けでもないですしね。

昔の人は正月料理で疲れた胃を七草粥で休めたそうですが、よくもまぁ七日まで我慢できたもんだとか、そもそも胃が疲れることが分かっているなら最初っから正月料理の方を何とかしろよとか、色々と心の中で突っ込みながら数の子を齧るいつもと変わらぬ正月です。今日は残った刺身を醤油に浸して茶漬けにしよう、そうしよう。

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