2017年5月

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17/05/31(Wed)

今年も隣家からのタケノコテロの季節がやってきました。うちの隣家が敷地の境界線に竹を植えやがったうえに廃屋化し、世話をする人のいなくなった竹が爆発的に増殖してうちに進入、というはた迷惑な状況です。隣家との境にはブロック塀があり、数十センチ地下まで基礎が入っているはずなのですが、それを潜り抜けてやってくる竹。マジでタケノコテロです。

タケノコは地下茎で増えるので地上に出た分だけ刈り取っていてもどんどん勢力範囲が広がるだけです。ですんで、見つけ次第ラウンドアップ(除草剤)を塗りつけ、塗ったよマークとして緑色の針金を巻きつけます。1週間くらいするとエェ感じで枯れるので、根元にラジオペンチを突っ込んでなるべく地中部分から撤去します。竹も人家から隔離した所でキチンと管理して育ててくれれば良いのですが、庭に竹を植えるのは絶対にNGだと思います。

17/05/30(Tue)

注文していたステンレス用のハンダ&フラックスが届いたので早速修理。台所でスポンジや洗剤を置いてあるステンレス針金台の溶接が一部剥がれていたのと、ステンレス製のトレイに一箇所腐食によるピンホールがあいていたので買いました。結果:専用品を使ってもステンレスのハンダ付けは難しい。ステンレスがハンダを弾いてしまい、表面張力かかりまくりのハンダの玉が出来るだけで、ちっともくっつきません。最低必要量の数倍のハンダをつぎ込んで根性でなんとかしましたが、コレは“ステンレス専用ハンダ”なんて名乗るべきじゃないと思います。

ネットで調べるとステンレスのハンダ付けには2つコツがありまして、1. 専用のハンダとフラックスを使う。2. 大容量のハンダゴテを使う。です。今回ネットで600円という格安のセットを見つけて1. はクリアしたのですが、流石にハンダゴテまで新調する気にはなれませんって。うちにあるハンダゴテだって電気回路のハンダ付けには十分な性能なのですよ。まぁ、ステンレスのハンダ付けなんて今後の人生で後何回もないでしょうから、今回はここで終了です。

17/05/29(Mon)

今日は裏庭のブドウ棚の増設。うちは勝手口を出た所から向こう5m位に半透明の波板で屋根を作っていまして、ちょうどその真下にブドウが生い茂っています。今まではその屋根の梁から紐を垂らして竹棒をくくりつけてブドウの支えにしていたんですが、ブドウの成長が早くて足場が足りなくなってきたので増設しました。今までのものと平行に竹の棒を渡し、所々既存の棒と紐で連結すれば完成。もう母屋の庇まで来てしまったので増設も限界になってしまいましたがまぁ、何とかなるでしょう。

ついでにブドウの蔓も軽く整理。枯れている枝は撤去し、あまりに茂り過ぎている所は間引きしたり蔓の方向を変えて疎らな場所に誘導してやったり。早いのはもう実が重くなり始めているので、そういうのは紐で支えを作って垂れ下がり過ぎないようにしてやったり。まぁ、どう考えても買った方が早くて美味いんですが、自分が手をかけて果物が実っていくというのは嬉しい物です。以前はこんなの全く興味がなかったんですけどね。安曇さんがラジオで言ってたんですが、人間の興味というのは成長するにしたがって動物→植物→鉱物と動かないほうにシフトしていくんだそうです。ヤバイ、その通りだと思います。

17/05/28(Sun)

ジャムを消費するために始めたクラッカー作り。端を波型に切るためにパイカッターまで買ってしまって本格稼動して今や常備品となってしまいましたが、ジャムの消費には全く貢献しませんでした。何故なら、ジャムをつけなくても美味い…というかつけない方が美味いので。オリーブ油で塗った塩味ベースでハーブの香り付きクラッカーにジャムは要りませんって。

というわけでジャム消費企画第二弾は杏仁豆腐です。キチンと杏仁豆腐を作りたければ杏仁霜という香り付けのアイテムが必要なんですけど、近所で売ってないのでアーモンドエッセンスで代用します。牛乳500ml・砂糖30g・粉寒天小匙1を火にかけて沸騰手前の状態で3分キープし粉寒天を溶かします。火を止めてアーモンドエッセンスを20滴投入してから冷やし固めて完成、アホでも作れる簡単お菓子です。感想:コレはジャムの消費が捗りそうです。今年は苺ジャムを300ml瓶で10本弱作りましたし、去年末に作った金柑の甘露にも結構あるのでここで一気に消費してしまう予定。とっとと瓶を空にしないといざという時に次のが作れなくて困りますしね。

17/05/27(Sat)

ニンニク収穫してきました。収穫してきたニンニクは天日でよく乾燥させた後、紐で繋いで冷暗所に吊るしておけば年間を通じて利用できます。が、そこは素人の作るニンニクですんで、イマイチ発育の良くない個体も混ざっています。こういうのは吊っているとすぐに萎びてしまうのですぐに使うしかありません。というわけでそんな発育不良のニンニクを集めたら剥き身状態で100gほど。ニンニク→保存食といえばオイル漬け・しょうゆ漬けがありますが、どちらも持て余してしまった経験があるのですよね。オイル漬けは意外に保存が利きません。常温に置いておくとオイルが白濁してきて3ヶ月はもたない感じ。しょうゆ漬けは保存の面では問題ないのですが、ニンニク風味の醤油ってイマイチ使い道がないのですよね。というわけで、次善の策として作るのがニンニク味噌。

ニンニクは包丁で地道に刻みます。フードプロセッサーを使えば一瞬なんですが、流石に臭いが気になって…。ニンニク専用にするわけにもいきませんしね。ここに酒を適量加えて火にかけ、煮立ったところで砂糖→味噌の順に加えていき、練れば完成。鷹の爪は入れるかどうか少し迷ったのですが、今回は見送りました。結果:普通にご飯のお供。まさに可もなく不可もなし。ニンニクをわざわざ買ってきてまで作るような物ではないですが、今回の様にすぐに使わなきゃいけない事情があるような場合には良いんじゃないでしょうか。

17/05/26(Fri)

賞味期限的にヤバイ豆腐がありまして、今日の夕食メインはコレに決定。うちでは伝統的に豆腐を食べる=冷奴です。料理嫌いなうちの母親らしいチョイスと言えましょう。ですんでもう冷奴には飽き飽きで、自分で作ろうとは絶対に思いません。というわけで豆腐メインの料理(ただし冷奴は除く)で脳内検索して出てくるメニューは、麻婆豆腐・肉豆腐・揚げ出し豆腐の三つ。流石に季節的な観点から湯豆腐は除外しました。うーんどれにすっぺと3秒考え、インスピレーションで揚げ出し豆腐に決定。

とりあえずだし汁作ります。半日ほど前に水300mlに昆布一枚を投入して放置。火にかける前に昆布は取り出します(取り出した昆布は冷凍庫に貯めていき、ある程度まとまったら佃煮に)。ここに醤油・味醂を各50mlと塩小匙半分投入して火にかけ、沸騰直前に鰹節を一掴み入れて火を止めだし汁完成。豆腐は重石をかけて気持ち水きりした後、表面を布巾で拭いてから小麦粉をまぶして揚げ、だし汁に投入。最後に葱を微塵切りにして散らせば完成。感想:実は揚げだし豆腐を作ったのは超久しぶりなんですが、やっぱり美味い。大した材料も使っていないのにだし汁の旨みを吸った衣・柔らかい豆腐のコンビネーション最高。ここに大根おろしがあれば完璧なんだけどな〜と思わざるを得ません。近日中にまた作ろう。

17/05/25(Thu)

家の中の家具って見慣れすぎているせいで不具合があっても案外気がつきません。しかし今回、箪笥の裏板が剥がれかけているのを見つけまして、趣味の木工の一環として修理する事にしました。裏板部分ってかなり大きな弱点だと思います。例外はあるでしょうけど、一般的に裏板は壁の至近距離の風通しが劣悪な場所に置かれっぱなしになります。そうすると木製品の大敵・湿気が襲ってくるわけです。今回の箪笥はかなり古い品で、裏板も無垢板だったのですが、無垢板には当然木目があり湿気を吸ったときの膨張率が一定でないために反ります。もう少し新しい品になると、裏板にはベニヤ板が使われるようになります。ベニヤ板の場合は湿気を吸って接着剤が駄目になり、表の化粧板が薄くベロベロに剥がれるのが一般的。最近のベニヤは接着剤が進歩してそうでもないらしいですが、今から30〜40年前のベニヤ板の現状は悲惨です。

今回の箪笥の敗因は裏板の固定方法にもあります。釘を使いたくなかったのでしょう。竹釘で固定してあるんですが、頭もないストレートな竹釘で一枚板の反る力を抑え込める筈もなくあちこちで抜けてしまっている状態。というわけで対策は単純。木ネジでガッツリ固定、これしかありません。ダボでネジ頭を隠す方法もありますが、どうせ裏面の見えない所なので、単純に固定するだけ。まぁ、鉄製の釘を使っても抜けていたと思われるので、除去が楽な分竹釘でよかったかなという気がしなくもないですが。

そして箪笥をどけた際に追加案件が発生。箪笥の後ろの柱の一部にでかい鼠穴が開いていましたんで塞ぎます。キープしておいた銅の樋を広げて切って塞ぐだけ。まぁ、こんな穴一箇所塞いだ所で大勢に影響はないんですが、あると知っているのに放置するのは気分が悪いので。実際、田舎の家には鼠なんて珍しくもないですからね。

17/05/24(Wed)

いつものように業務用スーパーをウロウロしていたら、目に入ったのが豚モツ。東京時代はよく食べていたのですが、うちでは私以外誰も食べないのでご無沙汰になっていたのです。でもたまにはいいよねと買ってきたのが冷凍豚モツミックス1kg800円。こんなに安くて美味い食材なのにイメージだけで食べないなんて非合理的過ぎると思います。豚ロース=美味しい・豚モツ=気持ち悪いって何なんですかね。

それはともかく豚モツ。市販の豚モツは下茹で済みで一口大に切ってある事が殆どなので料理も簡単です。今回の場合は木槌で叩き壊して半分の500gを取り出し、残りは冷凍庫へ戻します。半分を自然解凍したら目視チェック。大き過ぎる物が混ざっていたので切り直します。ここに一口大に切ったコンニャクを足し、味噌ベースの甘辛い味付け&ニンニク生姜で味をつけ、圧力鍋に入れて点火。蒸気が吹いたら弱火に落として20分、自然冷却して完成です。大根を入れると美味いのですが、季節外なので買いませんでした。感想:確かにモツって独特の臭みがあります。でもそれも味の一つだと思うのですよ。茹でこぼして徹底的に香りをとるのも方法の一つですが、そこまで持つの香りが嫌ならそもそも食べなきゃ良いんじゃないでしょうか。私はこのモツの香りが結構好き。クニュッとした歯応えも他に類似品が無くていい感じ。安い・美味い・早いの三拍子揃ったいい食材だと思うんですけどね、モツ系って。

17/05/23(Tue)

今日のメインは鰹。60cmクラス丸ごと1本で1,000円というありえない値段で売られていたので、思わず買ってしまいました。鰹はプロでも外見からは良し悪しが分からない難しい魚ですが、この個体に関しては特にハズレという事も無く、普通に食べられる1本だったのでラッキー。まぁ、鮮度さえあればニンニクと葱で誤魔化して何とかなるんですけど。

鰹の捌き難度は個人評価で“やや難しい”にランクされます。鱗がない(厳密に言えば後頭部&背鰭付近に鎧化したものがあるだけ)・身に厚みがある点は楽なのですが、とにかく身が柔らかくて崩れやすいのが難しい。まぁ、慣れればどうという事はありませんけど。頭を落として腸を取り除き、鎧化した鱗を包丁で削ぎ剥がしてから三枚におろします。腹骨と血合い骨を取り除いて片身を上下に分離したら下拵え終了。腹側の身は脂が乗っているので、藁で炙ってタタキにします。うちでは伝統的に新しい→刺身・2日目で鮮度が落ちる→タタキという運用をしてきたのですが、タタキは鮮度を誤魔化すための調理法ではないと思うので、初日からタタキにしてしまいます。

背側の身は塩振ってローズマリー・セージなど各種ハーブとともにジップロックにオリーブ油と一緒に密封し、湯煎で30分かけてシーチキンに加工。シーチキン(マグロ)より癖はありますが、コレはコレで結構美味い。すいた腹骨は所謂大トロ部分で脂がのりまくっているので塩焼きに。落とした頭の後頭部&中骨から回収した細かい身は醤油&卵黄で合えてからご飯に乗っけて食べると激ウマ。魚は丸ごと買って色々楽しむのが醍醐味だと思います。

17/05/22(Mon)

今週は姪の運動会があるというので母が東京に旅立ちました。で、私はその姪&甥のリクエストでガトーショコラを作成して持たせてやるという理想の伯父さんっぷり。一本でブラックチョコレートを135g使うレシピなんで、明治の板チョコ50gが3枚必要。板チョコって昔からこの量でしたっけ?絶対に大幅に減っていると思うんですけど…。そしてそのチョコのせいで跳ね上がる原価。同じサイズのリンゴパウンドケーキが1本100円弱なのに対してガトーショコラは1本300円弱と実に3倍。まぁそれでも市販品よりはべらぼうに安いんですけが。

それはともかく、このレシピでは生クリームを60ml使います。ところが一般的な生クリームは1パック200mlなので140ml余る。珈琲に入れて消費するのは芸が無いよねと考えた結果、久しぶりにプリンでも作るかとなりました。常備の牛乳260mlを足して400mlにし、全卵3個と砂糖60gにバニラエッセンスだけで作るシンプル焼きプリン。自宅でプリンとか大変じゃね?と思うかもしれませんが、↑のガトーショコラなんかに比べるとプリン作成にかかる手間なんて屁でもありません。準備に10分、後はオーブンに突っ込んで25分放置するだけと楽勝です。結果:やっぱり濃厚。牛乳だけで作るバージョンに比べると明らかにねっとり濃厚になっています。市販品だとこういうのが喜ばれるよねって感じ。私もたまに食べるなら生クリーム入りの方が良いと思いますが、日常的に作るなら牛乳だけバージョンを選びます。ちなみに私のレシピには全卵プリンと卵黄をだけを使う二つのバージョンがありまして、当然後者の方が濃厚。生クリームオンリー&卵黄のみのプリンを作ったらどうなるか、怖い物見たさでちょっと興味あり。まぁ、コレをやると5個分の卵白の有効活用に頭を悩ませる羽目になるので、多分やりませんけど。

17/05/21(Sun)

畑のキャベツが終わり、ニンニクが採れはじめたところで昼食のメインをお好み焼きからパスタにシフトしました。そして半年ほど前に仕込んだ鰯のアンチョビもエェ感じで熟成しているので、しばらくはアンチョビパスタになります。安い・早い・美味いと三拍子揃ったパスタは昼食に最適。原価計算すると一食多分数十円じゃないでしょうか。

パスタは茹でる1時間前に水に浸して柔らかくしておきます。コレ重要。平均茹で時間9分のパスタがわずか1分半で茹でられて非常にエコ。厳密にアルデンテを作るのは難しくなりますが、そこはまぁ毎日の昼食なので適当でOK。オリーブ油多目を弱火にかけ、潰したニンニクを泳がせて香りを出したら縦スライスにした玉葱1/4個を入れ、少し火を強めて玉葱がしなっとするまで炒めます。エェ感じになったら細かく輪切りにした鷹の爪・細かく切ったアンチョビ・タイム少々を入れてざっくり混ぜます。ここにパスタの茹で汁お玉一杯を投入。がーっと混ぜて乳化させてからパスタを入れ、塩で味を決めて完成。皿に盛って山ほどパセリをまぶすのが最近のマイブーム。

昼食はこのパスタとボウルに山盛りのサラダに前日の夕食の残りでこのメニューにあいそうな物があればそれも出して…という感じ。ちなみに使うパスタは乾麺状態で50g。大学時代は150gとか食べても全然体型が変わらなかったんですが、今では如実に現れてしまうので、試行錯誤の結果50gに落ち着きました。コレでも皿に盛ると外で食べるパスタ一皿より少し少ないかな?位はあるので、慣れれば割と平気です。

17/05/20(Sat)

ドクダミ茶完成。ここ数日やたらと天気がよくて気温も高かったので、たったの2日でカラカラに乾燥しました。乾き難そう&香りが強そうな茎と根は取り除いておいたのも大きいですが。次からは全部使ってもいいかも。というわけでドクダミ茶。軽く一握り程度の量を鍋に入れ、400ccの水を注いで火にかけてしばらく煮出します。茶漉しでドクダミ茶殻を取り除いてから氷をたっぷり詰めたグラスに注いで完成。

結果:拍子抜けするほど普通の味。ドクダミ茶というと罰ゲームに使うような癖の強さ・独特の香りを想像していたのですが、さほどでもありません。確かにいかにも薬草茶といった癖はあります。ですが、それも飲むのには全く支障の無いレベルで、知らない人に材料を告げないで飲ませたらまずドクダミとは分からないと思います。美味いか不味いかといわれたら、美味くはないけど飲み続けたら癖になりそうな味、という感じ。これだったら大量発生するドクダミを捨てずに再利用するのも悪くないかもしれません。ただ捨てる為だけに地下茎から無限発生するドクダミをつみ続けるのは苦痛ですが、一種の収穫と思えば楽しめなくも無いかも。

17/05/19(Fri)

ツワブキを煮ていて思ったのです、やっぱ円カッターが欲しいと。佃煮と円カッター、一間全然関係ないように見えますが関係あります。佃煮の様に弱火で長時間煮る系の料理の場合、鍋の中に紙の落し蓋を入れて少ない煮汁を対流させるのが定番です。木製の物も持っているんですが、紙だと重さが(ほぼ)無いので煮ている物を圧迫しないので私は紙製をよく使います。この紙製落し蓋、現状はダンボールで直径3cm・18cmの同心円を描いたドーナツ状の型紙を作り、コピー用紙を重ねてハサミでカットして使っているんですが、これだと紙同士がずれたりしてイマイチ作業として美しくないのですよね。円カッターがあればもっとエレガントに作業が出来ます。それに、もう少し大きな鍋用にワンサイズ大きな物も作りたい。

で、調べてみたのですが結構高いのです。直径15cmまでを切る小型のものなら500円程度で買えるんですが、それを超える物だと1,500円程度と一気に値段が跳ね上がります。そりゃま買えない値段ではないですが、現状紙製落し蓋を作るだけの道具に1,500円…無いな。というわけで円カッターの構造を検討した結果、自分で作れるんじゃね?と気がつき、自作する事にしました。

カッター部分は汎用の物。これを60度位の角度で保持して30cm程度の板に固定します。この板は幅2cm程度の物を使い、真ん中に幅6.5mmのスリットをあけます。ここに先を尖らせた直径6mmのボルトを組み込んでスリット内を動かして固定できるようにするだけ。カッターは汎用の物が何故か一杯あるので、一つくらい潰しても問題ありませんし、木切れ・ボルトは在庫で賄えます。市販の物には劣りますけど、たまに落し蓋作るくらいならこれくらいでも十分なんじゃないでしょうか。

17/05/18(Thu)

うちの庭の主要部分では私の地道な努力によりドクダミはほぼ絶滅しました。苔の下に地下茎が入り込んでいるのが面倒だったのですが、丁寧に苔を剥がしつつ地下茎を除去、というのを繰り返して何とか根絶に成功。それでも時々隅っこの方で出てきたりはするんですが、まだ根の浅い状態なので撤去は簡単です。ですが問題なのは塀の上の部分。うちの外壁は50cmほどの幅を持たせていて、そこにツツジを植えています。そのツツジの中に生えてくるドクダミが難問。

ドクダミは地上部分をいくら刈っても、地下茎を取り除かないと殆ど意味がありません。ところが塀の上のドクダミは地下茎がツツジの根と複雑に絡み合っているので、どうやっても撤去できないのです。ラウンドアップを塗れば枯らすことはできますが、当然の様にツツジも弱ってしまいます。仕方がないので無駄と知りつつ地表部分を刈り取る日々。光合成が阻害されるので多少は弱まるか現状維持だと思いますが、まぁやらないよりは良いかなと。

刈り取ったドクダミはそのまま捨てるのも業腹なので、お茶に加工してしまいます。作り方は簡単。茎から葉っぱをちぎりとり、ザルに広げて天日で1週間ほどかけてカラカラになるまで干すだけ。正直全く美味しいとは思いませんが、身体に良さそうな雰囲気はあります。ネットで調べるとアトピーにすら効くそうですが、まぁ眉唾でしょう。でもま、そろそろ私も四十半ばで健康に気をつけたくなるお年頃ですから、こういうのも良いんじゃないでしょうか。

17/05/17(Wed)

うちの庭はカテゴリー的には日本庭園で、あちこちにツワブキが植えてあります。このツワブキ、節度を守って繁殖している間は岩と相俟っていい景色なんですが、いかんせん繁殖力強過ぎ。本体が強靭なのもありますが、タンポポに似た花を咲かせて綿毛を四方に飛ばすので、油断するとあっという間に一帯がツワブキまみれになるという恐ろしい植物です。というわけで今年もキャラブキを作ってみました。

キャラブキはいわば蕗の佃煮。食用の蕗を使って作ることも出来ますが、本来はツワブキを使って作るものらしいです。ツワブキは遠目から見ると蕗に似ていますが、近くで見ると細部が全然違うので見間違う事は絶対にありません。全体にツルツルした感じ。食用として市販はされていないと思うので、作りたかったら自分で採ってくるしかないかも。雑草並みの生命力なので、その辺に群生していたりします。選ぶ基準はとにかく太いのを。野草を採取する際は柔らかい芽を使うのが定番ですが、キャラブキでこれをやると煮ている間に溶けてなくなります。私が使うツワブキは根元が小指くらいの太さのヤツ。結構太いです。

これを布巾でしごいて表面の毛を取り除いてから5cm程度に切り揃え、15分ほど煮てから一昼夜水に浸してアク抜きの後、醤油と砂糖で煮詰めるだけ。蕗料理のセオリーに引きずられて皮を剥くのは厳禁。間違って皮を剥くと、煮ている間に溶けてなくなります。コレ、ご飯のお供に最適です。

17/05/16(Tue)

今回の趣味の木工はパソコン机。うちでは夏場の暑さ対策として真上に向けたサーキュレーターの上にノートパソコンを乗っけるという豪快なスタイルをとっているのですが、美しくないのは否めません。サーキュレーターの上面と高さを合わせた箱を右側においてノートパソコンを引っ掛けているので、サーキュレーターの角度が変わってパソコンが落ちる心配はほぼありませんけど、やっぱりココは何とかしたい。というわけで、作ります。

構造としてはコタツの櫓をイメージしてもらえば良いかも。サーキュレーターの上面を四本の棒で取り囲み、その四頂点から床に向けて脚を下ろします。更に、脚を互いに繋いで強度を確保。上面はサーキュレーターの円を棒で四角く囲むような形になるので、その四隅に直角三角形の板を張ってパソコンの安定性&見た目UPを狙う方向で。上面&脚は3cm弱角の棒を使い、脚同士の接合補強はもう少し細いヤツで。特段変わった事はしていないので、3週間くらいで出来るんじゃないでしょうか、多分。

で、ここに着手してしまうと気になるのが右側に高さをあわせて置いてある箱です。左側は結構前に作った三段引き出しの自作小物入れ&肘置き。中間が自作のパソコン机。となると右側だけ間に合わせってのは駄目でしょう。自然と次回作は右側の箱自作になるわけです。左側のコピーだと芸がなくてつまらないので、何か一捻りしたいところ。うーん、どうしようと考えている時間が一番楽しかったりするんですよね。

17/05/15(Mon)

今日の昼食はぶっかけうどん。汁で食べる普通のうどんも悪くないんだけど、個人的に一番好きなのはぶっかけです。麺はワカメを注文した時におまけで入っていた乾麺。200g入りだったので、1食65g計算で3食分にします。これを規定時間茹でた後、冷水でよく洗ってから食べやすいように一口ずつ玉にまとめて盛り付け。トッピングの基本は葱と鰹節。葱はこれでもかというくらい細かく小口切りにしたやつをたっぷりふりかけ、後は花鰹。

先日まで毎日お好み焼きで使って残った揚げ玉もこの際使ってしまいます。あとは山葵。チューブのヤツも買ってあるのですが、私が使うのはもっぱら刺身系を買ったときについてくる使い切りの小さな山葵パック。これをためておいてこういうときに少しずつ無駄なく使うと何となく自己満足に浸れます。仕上げに刻み海苔があれば完璧なんですが、在庫がないので今回はスルー。結果:やっぱりうどんはぶっかけに限ります。昔時々行っていた丸亀製麺ではぶっかけと称して出汁醤油をかけていましたが、アレは邪道。やっぱり純粋な生醤油じゃないと。あっ、生醤油といってもたまりとかああいう濃くて甘ったるいやつはNG。何の変哲もない一般的な醤油がベストだと思います。

17/05/14(Sun)

自室の窓外に鉢植えしてあるミントが茂ってきたので散髪しました。ミントは強烈な繁殖能力を秘めているので、かなり強く剪定しても大丈夫。今回も直径1.5cmを越える大ぶりの葉っぱは全て収穫しました。そして乾燥。ミントは和名“薄荷”いう名前の通り、乾燥させるとペラッペラでほんの少しの風でも飛んでしまうような状態になります。ですんで、通常のようにザルの上に無造作に広げて乾かすのは不可。屋外に15分も放置すればわずかな風で飛んでいってなくなってしまいます。

そこで、このようなときのために趣味の木工で作っておいたミント乾燥マシーンの登場。コレは網を張った枠2枚を蝶番で繋いであるもので、この間に乾かしたいミントを挟んでネジで固定すれば飛んで行くことはありません。このまま窓の外の日当たりの良い場所に出して数日間放置すれば完成。とはいえ、乾かしてもお茶くらいしか用途がないのですよね、ミントって。当初はバーブといえばミントだろくらいの勢いで苗を買いましたが、お菓子系ではない料理でミントを使うことってほぼありません。そして肝心のお菓子系でもミントってあんまり好きじゃない事に気づく私。カンロ飴の缶でも白いミント飴って何が美味いんだかサッパリ分かりませんでしたし、外国土産で貰うミントチョコなんてもう心底意味不明です。

ミントを使う自作のデザートで食べてもいいなと思うのはシャーベットくらいでしょうか。アレはそこそこ美味い。でも、製氷機に突っ込んだ後30分おきにかき混ぜる面倒臭い手間をかけてまで食べたいかというと正直微妙。結果ミントティーくらいしか用途がないのですよね。そしてそのミントティーも大好きかと言われると…。でも、そんなに手間をかけず窓の外を緑に出来る観賞用としては優秀なのですよね、ミント。

17/05/13(Sat)

先日裏庭で何気なく上を見上げると、ブドウ棚に仕立てているブドウに花が咲いていました、やったね。思い起こせばアレは2年前。最近サッパリ実がつかなくなったブドウを撤去するという親を説得して再生計画を発動したのです。とはいえ、やる事は簡単。1. なにはともあれ施肥。聞き取り調査をするとロクに肥料をやっていないようだったので施肥しました。メインの幹の周りを深さ30cm程度のドーナツ状に掘り、自作の堆肥&化学肥料をぶち込んでみました。2. 剪定。メインの枝を決め、そこからサブの枝をあまり養分が分散しない程度の数だけ出すように整理剪定しました。

そんなこんなで去年。樹勢は戻ったものの花はつかず。とはいえ、花芽が出来るのはその前年なので、多分対策が間に合わなかったのだろうという事で期待した今年。ガッツリ花が咲きました。で、これからの予定ですが基本放置です。プロのブドウ農家は一房に付ける玉の数までコントロールするそうですが、そんな事しません。ただし、害虫対策として袋はかけたほうがいいかな…とは思っています。近所のホームセンターに行けば、果樹用の袋も普通に売ってますんで。自作も考えたんですが、片面が透明フィルムになっている市販のやつならリアルタイムで中身が確認できるのですよね。まぁ、コレくらいは必要経費かなと思います。あとは害虫対策。ブドウはかなり虫がつきやすいので、必要に応じて殺虫剤を投入します。無農薬などには興味がありません。用法用量を守って使えば殺虫剤なんて安全そのものなんじゃないでしょうか。

17/05/12(Fri)

今日は近所のおっちゃんが持ってきてくれた苺をジャムに加工。生食分を除いて1kg×2回。逆算すると3kg弱の苺があったわけで、コレを傷む前に美味しく生で食べるなんて不可能ですから、とっととジャムに加工してしまうに限ります。うちでは生前祖父母が苺農家をしていた関係上、ジャムもよく作っていましたが、昔とは作り方が全然違います。昔は長時間煮込んで苺の鮮やかな色なんて全部飛ばしていましたけど、今では加熱は最小限にとどめ、色を残すやり方が主流になっています。

砂糖の量は少ないほど苺の風味が生かせますけど、その分保存性は落ちます。私はそんなに沢山ジャムを消費する方ではないので、砂糖は保存性優先で苺重量の50%。ヘタをとった苺と砂糖を交互に重ねて鍋に入れ、そのまま一晩放置して馴染ませてから点火。沸騰したら弱火に落として10分。火を止めてクエン酸とゼラチンを加えて完成です。クエン酸は苺1kgに対して大匙1位。ゼラチンは苺300gに対して5g目安で総量を計算します。クエン酸を加えないとイマイチ味がピリッとしません。レモンを使うのが一般的ですが、うちには以前買ったクエン酸が沢山あるのでこっちを使用。ゼラチンは味を考えれば入れなくても構いませんが、今回のレシピのように煮る時間が短いとジャムというよりはシロップになるのですよね。とろみを出したいのでゼラチンの力を借りてます。ちなみに以前粉末のまま振り込んで上手く溶けなかった苦い経験を元に、今では予め白ワインでふやかしてから使ってます。まぁ、水でも良いんですけど何となく気分で、ですね。

ジャム作り名物のアクとりはしません。煮ていると泡らしきものは出てきますが、コレって本当にアクなんですかね?舐めてみても普通に甘いだけですし。瓶詰めしてしまえばそのうち消えるので、別にとらなくても良いんじゃないでしょうか。それにアクとりするとジャムの量が減って勿体ないじゃないですか。煮上がったジャムは瓶詰めして脱気密封して完成。こうしておけば常温で何年でももちます(色は褪せていきますけど)。砂糖を馴染ませる時間を除けば総作業時間は30分ほど。イメージよりはずっと簡単だと思います、ジャム作りって。

17/05/11(Thu)

朝起きたら愛用腕時計が止まっていました。この時計、電池が少なくなってくると秒針が1秒飛ばしで動く機能が備わっているはずなのにいきなり止まったということは故障か?とも思いましたが、流石に壊れた時計を分解して患部を特定・修理する技能はありませんので、とりあえず無難に電池を交換します。これ位なら自分で出来ますね。電池交換は時計屋でやってもらうと大体1,000円、近所のヤマダ電機で電池を買ってくると500円、ネットで安いところを調べて注文すると200円と値段が全然違います。私は当然Amazon派。裏蓋をあけて電池を交換し、再び蓋をセットする1分ほどの作業に800円は払えませんって。ちなみに電池はまとめ買いすれば150円とかもっと安くなりますが、自然放電のロスを考えると、個人ならバラで買った方が結局は安いと思われます。

今回は電池が注文してから2日で到着。時計は無事動き始めました。最近ネットの送料が問題になっていますが、時計の電池は極小で封筒でも楽々送れるサイズなので、送料タダの220円ですし、郵便で来るので不在再配達の問題もなく非常にエコ。時計の電池交換はカッターナイフなどの薄い刃を使って出来なくはないですが、出来れば専用の道具(こじ開け)が欲しいところ。Amazonで調べると安いのは200円弱で売っているので、すぐに元はとれます。コレくらいは自分でやっても罰は当たらないんじゃないでしょうか。

17/05/10(Wed)

うちは月の電気代がコンスタントに1万円を超えます。3人家族でホント馬鹿じゃないかと思う浪費っぷり明らかに無駄だろって家電が動いてるんですよね…冷蔵庫。3人家族でフルサイズの冷蔵庫を3台動かす必要なんてないと思うのですよ。保守派が死んだら真っ先にコンセントを抜いてやろうと思っているのがこの冷蔵庫の内の2台です。冷蔵庫を3台→1台にするだけで電気代は劇的に下がると思うのですよね。

次に私が目の敵にしているのがテレビ。テレビそのものが悪いとは思いませんが、BGM代わりに見てもいないテレビを延々とつけているのはホント無駄としか言いようがありません。それに朝昼晩とニュースを見て同じネタを繰り返し確認する事に何の意味があるのか、私にはサッパリです。ニュースなんて大きな事件でもない限りは日に一日で十分だし、そもそも新聞取ってるんだから全然見なくてもほぼ問題なし。というか、ラジオで同じ内容を報道してるんだから、そっちをながらで聞けば十分じゃね?と思ってしまいます。

そんな私ですが、テレビを全然見ないというわけではありません。ただ、BGM的に流すのは嫌なので、見る番組を決めて見るというのがスタイル。夜中にやっている番組は録画して夕食後とかに見てます。ちなみに私が楽しみにしている番組は、1. ぶらタモリ。普通に面白い。笑っていいともの時はタモリにこんな側面があるなんて全然知りませんでした。2. サイエンスゼロ。何だかんだで毎週楽しみ。奈央ちゃん可愛い。3. ふるカフェ系 ハルさんの休日。ただのカフェ巡り番組だと侮っていたけど実は面白い。現地民の下手な演技が味わい深い。4. ドキュメント72時間。地味、しかしスルメのような滋味。5. プロフェッショナル 仕事の流儀。タイトルを見て半分くらいはスルーするけど、面白い時は面白い。6. 笑点。唯一の民放。笑太抜擢は大正解だったと思う。全部足すと週に3時間半くらい。テレビが嫌いという割には結構見ているのかな?

17/05/09(Tue)

先日友人としゃべっていたら、最近あんまり眠れなくて…という話を聞きました。かわいそうに。こういう時に自分もなんだよと相槌を打てれば話も進むのですが、残念ながら私は不眠とは無縁。布団に入って30秒で意識を失う自信があります。あんまり眠れない時期もあったのですが、入眠のルーティーンを確立した事が大きいのではないかと。コレをやると眠るっていうお約束を体に覚えこませる事が出来れば無敵です。

私の場合は朝日新聞で連載されている4コマ漫画の“ののちゃん”を読む事。無論新聞を持ち込むわけにはいかないので、単行本化されたものを買って読んでます。4コマ漫画なんてすぐにネタが尽きるんじゃないかと思うかもしれませんが、さにあらず。コレ、現在全集が10巻まで出てまして、10巻最後の4コマについた通し番号が6,557ですんでちょっとやそっとじゃ読みきれません。一晩で10個も読めば確実に根落ちしますんで、順番に読んでいっても一周2年弱かかる計算です。刊行のペースは大体2年に1巻なんで、その頃には新刊が出てしまいますし、それより何より結構忘れます。久しぶりに読むと、アレ?こんな4コマあったっけ?と本気で首を捻る事も多い。同じ本の読み返しは非常にエコで財布にも優しいと思います。時々しか出てきませんが、隣のキクチ食堂の婆さんのロックな生き様が最高。

それと同様エンドレスに読み返しているのがクウネルという雑誌。最近編集方針がガラッと変わって、名前だけ同じ別雑誌になってしまって買わなくなりましたが、それ以前のは創刊号周辺のを除いて全部持ってます(80冊くらい)。コレを本棚にずらっと並べまして、端から読んでいくのです。とった所には本棚の栞的な自作の木製ツールを突っ込んで、どこまで読んでいるかをマーク。一冊取り出したら2週間くらいは手元において折に触れては眺め直し、飽きたら本棚に戻して隣のを抜き出す、というのを繰り返すのです。これまた結構忘れてますし、その時の環境によって興味の対象も微妙に変わりますんで飽きる事はありません。新刊をどんどん買うよりも、確実に面白いと分かっている手持ちの本を読み返す方が安全なんじゃね?と思わなくもない今日この頃です。

17/05/08(Mon)

今回の趣味の木工は壊れてしまったドライバーケースを木で作り直す一品。ハンドル用の直径25mm穴はリューターを駆使して何とか無事あけたんですが、予想外だったのが8本のドライバーを入れる15mmの穴の方。元々はハンドドリル用のビットとして買ったものが上手い事セットできるってんで使ったんですがこのビット、切削能力が強過ぎて彫れ過ぎます。30mm程彫って底を5mm程残して止めるつもりだったのですが、とてもじゃないけどそんな繊細な作業が出来ません。ものの0.5秒で35mmの板が貫通してしまいました…。2箇所失敗の後何とかコツをつかんで途中で止められるようになりましたが、それもかなりギリギリ。ミリ単位の深さ調整とか絶対無理です。結果、8箇所の穴の中で2箇所が完全貫通で失敗。裏から板貼ってリカバーするしかないです。

で、ネットで調べてみた所やっぱり今回の挑戦は無謀だったみたいです。私が持っている一般的な形のドリルビットは太くなると切削能力が強過ぎて止め穴(貫通させない穴)をあけるには不向きなんだそうです。一般的にはボアビットという太い穴を開けるため専用のビットがありまして、これだと程よい切削能力で微調整も出来るのだとか。15mmの穴位だったら時々使うかもしれないので、買っとくか?と現在悩み中。でも、こういう失敗って貴重です。何も経験していない状態と失敗して調べてようとした状態だと、同じ記事を読んでも理解度が段違いですから。大きな穴を開けたければボアビット、一つ勉強になりました。ちなみに、大きな穴を開けつつ底をキレイな平らにしたければ、フォースナービットというこれまた別のビットが必要になります。やっぱ木工って道具=金の力が大きいですねぇ。

17/05/07(Sun)

近所のおっちゃんに筍貰いました。ありがたいですが、このおっちゃんに限らず、この辺で物々交換される筍はやけにデカイです。全長50cmオーバーとかザラ。市販のものは地上に出る前の小さな状態で収穫して食べ場合が多いと思うのですが、コレは地上に出てしまったものも容赦なく収穫しているのでしょう。当然エグイです。子供の頃は筍って口の中がイガイガしてどこが美味いんだかサッパリ分かりませんでしたが、今考えるとアレは単にアク抜きの処理が下手糞だっただけだと思われます。

サテこの筍、皮を剥いて下2/3は基本的に食べられません。固いしアクは強いしで、人間の食べるものじゃないのです。ですが、以前結構生長した筍でもシナチクにすると食えるという記事を読みまして、一度作ってみたいと思っていたのですよシナチク。というわけで、いつもは捨てる筍の固い部分を使ってシナチクを作ってみました。とはいえ、2ヶ月以上に及ぶ長丁場ですんで気長にいきましょう。

初日は何はともあれ下茹で。筍を5cm位の輪切りにした後、かっこいいシナチクになるように、5mm幅くらいに刻みます。コレを寸胴に入れ、水をひたひたに注いで点火。沸騰したら弱火に落として1時間半放置します。ちなみにアク抜きの定番、鷹の爪や糠は科学的根拠のない迷信なので入れません。いつもは迷信を信じる家族への言い訳として入れるのですが、今回は純粋に私の好奇心料理なので、無駄な事はしません。茹で上がったら鍋のまま一晩放置したのち水を切り、筍重量の25%の塩をまぶしてジップロック密封で冷蔵保存2ヶ月。ゆっくりと発酵熟成させます。出来上がりの日を忘れないようにカレンダーにマークも忘れずに。と、今回の作業はここまで。成功するといいなぁ…。

17/05/06(Sat)

今日のメインはカツカレー。私はカレーを殆ど作りません。カレーって市販のルウを入れるとそれだけで味が決められるので、面白くないのです。かといってチョコだインスタント珈琲だと隠し味をぶち込んで悦に入るのも何か違う気がしますし。若い頃は小麦粉炒めてカレー粉入れてルウから作ったりしてましたが、正直そこまで固執するほどの料理ではないなと思い止めてしまいました。ですがここでまさかのカツカレー。理由は簡単、雑誌を読んでいたらカツカレーの店特集をやっていて、食べたくなったから。相変わらず食欲には忠実な私です。

カレー自体は母親が時々作るので、ルウは在庫があります。肉はカレー単体なら塊肉を使うところですが、今回はカツがメインなので肉は冷凍ストックの豚コマでエェでしょ。野菜は人参・ジャガイモ・玉葱とメジャー御三家がこれまた冷蔵庫ストックで揃います。昼食を作るついでにザザッとルウだけ作ってしまいます。肉と野菜を炒めて水を注ぎ、しばらく煮てからルウを入れるだけなので簡単。このまま夕食時まで放置しておき、温め直せば完璧。隠し味系は面倒臭いので一切入れません。というか、今時のルウはそれだけで完成形なので、あんまり手を加える必要性を感じないのです。

トンカツはそのまんまトンカツ。それようの肉を買ってきまして、筋切り&塩胡椒で半日放置してから揚げるだけ。ルウとトンカツ両方いっぺんに作ろうとすると面倒臭いですが、ルウ→トンカツと時間差を設ければ手間はさほどでもありません。結果:やっぱり美味いカツカレー。特に揚げたてのカツとカレーのコンビネーションが凶悪です。油が大量に入ったカレールウ&トンカツと健康生活的には全く褒められない一品ですが、たまには作っても良いかな。

17/05/05(Fri)

筍の季節がやってきました。とはいえ、食べる方の筍ではなくて隣家(廃屋)から壁越しに進入してくる筍の話。食べる方の筍は一足早く終わってしまいましたんで、種類が違うのかもしれません。所謂マダケのように太いものではなく、直径はせいぜい3cm。ですが、庭の苔を割って出てくる姿にはもう嫌悪しかないです。庭には竹を植えてはいけません。キチンと管理していれば問題ないかもしれませんが、実際問題代替わりなどでソレは不可能。管理を外れた竹はバイオハザードに等しいと思います。

というわけで竹問題。よく知られているように竹は地下茎で勢力範囲を拡大するので、地表に出た部分を駆除しても殆ど意味がありません。そこで登場するのがラウンドアップ。有名な農薬で、塗るとそこから浸透して根まで枯らしてくれます。筍を見つけたらとにかく即ラウンドアップを塗るのみ。ただ、塗ったからといってすぐに枯れるわけではなく、1週間ほどの時間が必要です。その間無駄な二度塗りを防止するために、塗った筍にはマークをつけておきます。最初は輪ゴムを試したのですが、色が肌色でイマイチ目立たないのですよね。というわけで今使っているのは園芸用の針金。細い針金の周りに緑色の平ビニールがコーティングしてある、一昔前にはパンの袋の留め金なんかに使われていたアレ。アレを3cmほど切ってラウンドアップを塗った筍の先に巻きつけておけば、そこそこ目立つし間違えません。巻いた筍がいい感じで枯れたら撤収して再利用も可能なのでエコ。

ちなみに、ラウンドアップを入れてある容器は自作です。元はインスタント珈琲の空き瓶。瓶の口のすぐ下に竹ひごを渡して接着固定してあります。ここに尻の部分をフック状に加工した刷毛を引っ掛けて蓋をして保存してます。この容器を使うとラウンドアップが無駄に蒸発する事を防ぎつつ、いつでも刷毛が使えて超便利。引っ掛けた時に刷毛の先が瓶の底につかないように調整してあるので、毛先が傷む事もありません。以前は蓋のない瓶に入れていて、雨が入って駄目にしたりして他のですよね。必要は発明の母だと思います。

17/05/04(Thu)

高知に文旦という柑橘があって季節になると親戚が送ってきます。外皮&内皮を完全に剥かないと食べられないので、結構面倒臭い果物なんですが美味いです。ネットで見るとお値段もそれなりにしますし。で、今回文旦の中に一個だけ入っていたのがウチムラサキという柑橘。ソフトボール大で見た目は文旦に似ていますが、品種改良の進んだ文旦の先祖というか原種的な柑橘らしいです。市場にはほぼ乗らないので購入は難しい。親戚も近所の人に貰ったので入れてみたということです。

コレが美味かったのです。内皮を剥くと中は柑橘特有の薄いレモン色がわずかに紫がかっています(名前の由来でしょう)。水分は文旦よりもやや少なめでジューシーさでは劣りますが、パリッとした歯応えがちょー私好み。甘さ控え目・酸味もそこそこあって、とにかく甘くしとけ的な昨今の果物に疑問のある私としてはコレくらいがちょうど良いです。コレはもっと食べたい、ということで中に山ほど入っていた種の中から大ぶりの物を選んで植木鉢に植えたのが2週間ほど前。それが今日見たら発芽していました。品種改良の進んだ文旦はそこから採った種を植えて育てても同じような果実がなるとは限りませんが、原種に近いウチムラサキなら結構良い線いくんじゃないかなと目論んでいます。まぁ、順調にいっても10年以上先の話で、親には気が長すぎると馬鹿にされましたが、最初に植えなきゃ永久に食べられませんしね。

17/05/03(Wed)

ドリルビット&リュータービットのケースがほぼ完成し、接着剤乾燥待ちや塗料乾燥待ちの時間が長くなってきたので、同じケース系だから作ってしまえとドライバーのケース作成に着手。こっちも構造はほぼ一緒です。元々のドライバーケースは8本セットのドライバー&グリップが薄いプラスチックのケースに収納されているものですが、経年劣化&衝撃でケースがもうボロボロなのです。見た目も美しくないので、いっそのこと作ってしまえという流れ。

構造は前回のビットケースとほぼ一緒ですが、あける穴の大きさが違います。ドライバーの握りの直径が13.5mmでオプションのグリップの直径が23mm。13.5mmは15mmのドリルで誤魔化すとして、23mmはどうしよう。こんな太いの持ってませんし、買っても今後多分そんなに出番はありません。仕方がないのでリューターで彫ります。作業テーブルに穴を開ける板を木ネジで仮固定し、フリーハンドでとりまわせるように自作した冶具をとりつけたリューターで穴を彫っていきます。元々穴を彫る器具ではないので、刃に過負荷がかからないよう一回に彫る深さは3mm。意図的に23mmのラインより少しだけ内側を彫ります。段階的に穴を深くしていき、目的の深さに到達したら最後にラインまで削って穴の直径を調整する感じで。趣味の木工も長くなって道具が揃ってきたので、欲しいものは大体作れてしまうようになったのが嬉しい所です。

17/05/02(Tue)

今回の趣味の木工はドリルビット&リュータービットの収納ケース。ドリルビットは0.5mm単位どころか3.2mmなんてサイズもあるので、ちょいちょい買い足していくうちに収拾がつかなくなってきました。元のパッケージに入れとかないとすぐにサイズも確認できないしので不便この上なし。リュータービットも以下同文。こっちは格子に仕切った木箱を収納に使っているんですが、サイズの割に収納力が低くて不満だったのでこの際作ってしまえと。

ケースの形状としては、30mmほどの厚さの板にドリルで均等に穴を彫り、そこにビットを根元から刺した状態で上から蓋をする感じ。ドリルビットの根元は六角になっており、対面する辺同士の距離は6.35mmで規格化されてます。これが頂点同士の距離になるとちょっと長くなって、計算すると大体7.33mm。トリマービットの根元は円形でこっちの直径はちょうど6mm。最初は別々に作ろうかと思っていたのですが、ちょうど手頃な板で測ってみたら穴が4×5の彫れるので、もう一緒でいいやと7.5mmに決定。格子のマークをつけてからポンチで滑り止めを打ち、ドリルでギリギリまで垂直に穴を開けます。更に増えてきたら6.5mm位の穴バージョンを作ってトリマービットの方を分家させれば良いやと考えてます。

適当な板をこの底板に合わせて四面組み合わせて接着し、底から15mm切り出して底板にはめて接着。残った部分に蓋をつければ、スポッと嵌め込める上部分の完成です。全体の高さをどうしようかと思いましたが、こっちは並べた時の美しさから以前作った別のドリルビットケースに合わせました。このケースは元々合ったプラスチック製のものが割れてしまったので、無事な部分を嵌め込む形で作った木製のケース。高さも適当に決めたのですが、どうやら今後作るケース系はこの一番最初に作ったケースが基準になってしまう模様。まぁ、基準決めなんて割とこんなものかもしれません。

17/05/01(Mon)

今日のメインは里芋コロッケ。食べても食べても減らない里芋にうんざりしつつ、千里の道も一歩からと食べ続けるのです。コロッケは簡単に作れるけど面倒臭い料理です。安く売っているのですっかり有難味のなくなったコロッケですが、作ってみると不当に低評価されているのではないかと思ってしまいます。まぁ、待ち時間が多いのでそう感じるだけかもしれませんが。

1. マッシュ里芋を作る。何はともあれコレがないと話になりません。皮を剥いた里芋を適当な大きさの乱切りにしてひたひたの水を注ぎ点火。沸騰してから7〜10分を目安に竹串が簡単に刺さる柔らかさになるまで火を通したらザルにあげて水を切り、マッシャーで潰します。2. 挽肉と玉葱の微塵切りを炒めたものを↑に投入。均一になるまでよくかき混ぜてから荒熱が取れるまで放置。熱が残っていると丸めようとした際に手にベタベタついて作業効率が悪いです。冷えても結構くっつくんですが、まだマシなので待機します。

3. ↑をミニハンバーグサイズの小判型に成型し、軽く小麦粉をはたいてから冷蔵庫で冷やします。コレをサボると高確率で爆発するので要注意。まぁ、多少破裂しても味に変わりはありませんが、そこはソレ、どうせならキレイに作りたい。あとは溶き卵とパン粉をつけてカラッと揚げれば完成。生ものと違って里芋コロッケの場合は既に火が通っているものを揚げるので、表面がキレイに色付いたらOK。私の場合は両面1.5分ずつがスタンダードです。結果:普通にコロッケ。ジャガイモよりもねっとりしますが、普通にコロッケしています。美味いことは美味いんですが、一から材料を買ってきて作るのならジャガイモで作りますねぇ…。

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