2020年2月

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20/02/29(Sat)

先日ココでバスマジックリンとバスピカの話を書きましたが、節約という意味で言うとこんな1本数十円のコストカットは全体的に見るとほぼ意味がありません。たとえばバスマジックリン500ml1本170円、バスピカ100円として、差額70円。ですが毎日消費する物じゃなく1ヶ月以上はもちますんで、1ヶ月と仮定しても年間で節約できるのは800円弱。この金額をどう見るかですが、個人的には所詮800円だという評価です。

そんじゃなんでそんなことするのかと言うと、単純に趣味です。一円でも安く買って回すのが楽しいから、それだけ。年間800円の支出に困るほどの困窮生活はしていないので、実体面ではバスマジックリンとバスピカどっちを使ってもいいんですが、安くあげたほうがスコアが高い気がするというゲーム感覚で楽しんでいるだけです。

世の中には様々な節約術があり、塵も積もれば…なんてよくいいますが、個人的な実感としては、確かに塵が積もれば山にはなりますが、人間の一生という時間で区切るとせいぜい人の高さ位にしかならないです。もしそんな1円2円の節約で心が貧しくなるんだったら、そんな節約は止めた方が良い。私は楽しいんでやりますけどね。本当に節約効果を上げたければ、生活そのものをガラッと変えるくらいのラディカルな事をやらないと駄目です。車を処分するとかテレビを捨ててNHKとの受信契約を切るとか、それくらいやれば目に見えて節約効果が上がります。でも、人間は今の生活を大きく変えるのに抵抗を感じる生き物なので、なかなか難しいのですよね。ですが、いざ変えてみるとそこまで固執するほどの物でもなかったな…という場合が結構多いです。節約したい場合は一考してみると良いんじゃないでしょうか。

20/02/28(Fri)

何気なくAmazonのトップページを開いたら、オススメにバスマジックリンの業務用4.5Lというのが出てきまして、あまりに的確に私の弱点を突いた攻撃に驚愕しました。業務用=割安=大好きな私、通常店舗にこんな商品は置いてないのでその存在すら知りませんでしたが、コレは買わねばなるまいとポチろうとして危うく踏みとどまりました。コレ本当に安いんか?と小指の先ほど残った理性が仕事をしたのです。

丁度翌日買い物に行く用事があったんで、ついでにドラッグストアの洗剤コーナーをチェック。結果として確かに安かったです。500mlボトルのものと容積を揃えて比較すると、大体2/3くらいの価格です。ただし、同等の廉価品であるバスピカと比べると500mlボトルでもバスピカの方が更に安い。ネット上ではバスピカは洗浄力の面であんまり評判が良くありませんし、主成分の界面活性剤の配合比率もバスマジックリンが7%に対してバスピカは5%とちょっと薄味です。でも、私が実際に使ってみた感じでは汚れをためずにこまめに掃除する運用ならバスピカでも十分。ですんで今回は業務用バスマジックリンの購入は見送りました。

それにしてもAmazonマジ恐ろしいです。私の検索履歴を分析して的確なおすすめ商品を出してくる智謀、クリックだけで商品が買えてしかも家まで届けてくれるお手軽さ、クレジット払いで身を切る痛みを感じさせない危険性。やっぱAmazonの利用は必要最小限にしようと改めて思い直した出来事でした。

20/02/27(Thu)

そろそろ暖かくなり始めるということで、片付けの準備として冬の間着っぱなしだった綿入れの修繕を始めました。30年ほど前に祖母が作ったものをいまだ現役で使っているんですが、使い続けるためにはシーズンごとの手入れが欠かせません。古くなって糸がだいぶ弱ってきているために、負荷のかかるところは容赦なくほつれていますんで、そういうのを細かくチェックして縫い直します。

いちばんほつれやすいのは何といっても腋の下。腕の上げ下げでテンションがかかるので、綿入れで真っ先にほつれるのはココです。次点で他の物と当たって摩擦が多い前開きの部分。ココも結構要修繕ポイント。腕との摩擦が大きい袖口の部分もかなりダメージを受けるポイントです。あとは、小さな鉤裂きが2箇所は布と似た色のフェルトを穴から突っ込んで中で広げ、千鳥縫いで裂け目をかがってから並縫いで全体を補強します。最後にシーズン終わりに風呂の残り湯と中性洗剤を使って洗ってやれば完成。

以前はそこまで補修に熱心ではなかったんですが、最近ミシンを使ってトランクスを自作するようになり、こういうのを作るのがいかに手間暇かかるかを身をもって実感してしまったので、以前にも増して修繕に身が入るようになりました。一から作るよりもこまめに直して長持ちさせた方が手間もコストも遥かに軽く済むのでお得だと思います。

20/02/26(Wed)

最近すっかりお気に入りの番組となったグレーテルの竈は今週も飛ばしていました。テーマは不思議の国のアリスのケーキ。作者のルイス・キャロルがオックスフォード大学の数学者だったなんて初めて知りましたが、数学者があの不思議の国のアリスの作者だった事にも驚きです。んで今回のケーキ、番組サイトにレシピが載っているそうですが、多分絶対作らないので見る気が起きないくらい飛ばしています。

まず色つきのスポンジケーキを焼き、それをスペード・ハートといったトランプ記号の型で抜きます。抜いた物を4〜5枚重ねてパウンドケーキの型に入れ、周囲に生地を流し込んでもう1回焼きます。そうすると、切った時の断面にトランプのマークが浮かび上がるという寸法ですが、やらねーよこんな面倒臭い事、と突っ込んでしまいました。そして、デコレーションは青のバタークリーム。百歩譲ってバタークリームはまぁいいとして、そこに青色の食紅(この表現ってどうなんだろう…)を加えて薄い青にするってのが日本人としては違和感バリバリです。コストコのケーキにはあるみたいですけどね。この青いクリームと白いクリームを混ぜてマーブルにしたものでデコレーションするんですが、青いのにも馴染めないし、わざわざクリームを2分して片方を染めた上でもう1回マーブルに混ぜるとかやってらんねー、と思います。

とまぁ文句ばっかり言ってきましたが、簡単お手軽がもてはやされる昨今に、こんな誰もやんねーだろっていう料理を紹介して詳細レシピまでサイトに載せてしまう製作陣の確信犯的な趣味のよさに痺れつつ毎週番組を鑑賞する私です。

20/02/25(Tue)

最近すっかり常備菜と化しているロールキャベツ用に合い挽き肉を冷凍ストックしているんですが、それが尽きたんで買ってきました。1kgパックを買ってきて250g×4に小分けし、ポリ袋に入れて空気を抜きながら平らに潰して冷凍庫に入れます。こうすると急速に凍ってあんまり味が落ちないらしい。

んで、もう一方の食材であるキャベツを採りにいったら、最近の暖かさで割れはじめていました。割れても味はあんまり変わらないんですが、ロールキャベツは出来ません。せっかく1kg買ってきたのにこのタイミングでキャベツ割れるか〜、とガックリきたんですがコレばっかりは仕方がないです。今回はロールキャベツ食べたいという欲求が強くて比較的無事なのを選んで何とか作ったんですが、今シーズンのロールキャベツはお仕舞いです。冷凍した合い挽き肉は来シーズンまでとっとくと冷凍焼けしてしまうので、ハンバーグにして食べることなると思います。ロールキャベツは作れなくなったけど、ハンバーグも美味いのでまぁいいか…ってなもんです。

20/02/24(Mon)

私が好きなラジオ番組の1つに日曜日の午前中にやっている子供科学電話相談があります。先日それを聴きながらいつものように昼食の準備をしていると、ちょっと凄いなと思う回答がありました。質問者は小学校三年生の男の子で、“溺れている燕を見かけました。どうすればよいですか?”というものでした。回答者はマイベスト回答者トップ5に入る鳥類学者の川上センセ。

結論は助けずそのまま放置すべき。理由は主に2つ。1. 燕は1羽につき1年で平均5個の卵を産むので、それが全部無事に育ってしまうと燕の数が多くなり過ぎてしまう。自然界においては死ぬのもシステムの1つ。2. もし仮にその燕が翼が短いとか飛ぶのが下手といった理由で溺れている場合、それを助けてしまうと、そのマイナスの資質が子孫に受け継がれて将来的により多くの燕を死なせる事になる。ただし、人間の活動が理由で死にそうになっている場合(番組では明言していなかったけど多分トキやアホウドリを指しているんだと思う)は積極的に助けなければいけない場合もあるので、どうしてその鳥が死にそうになっているのかをよく考える事が大事です。

というものでした。川上センセ、相変わらず凄い。相手が小学校三年生だからもっと安全な回答(保護して動物病院へ連れて行く等)をするのは簡単だったと思うけれど、敢えてこの回答をしたのにはぐっときました。自然のバランスに人間が安易に手を出してはいけないということですね。見た目やファッションセンスははちょっとアレですが、私は川上センセ大好きです。

20/02/23(Sun)

たまに食べたくなる鶏モモ肉の照り焼きをすぐに作れるように、うちでは業務用スーパーで買ってきた2kgのブロックを半解凍して1個ずつばらし、個別にポリ袋に入れて冷凍ストックしてあります。そして今日は久しぶりに照り焼きしてみるかと作成しました。とはいえ料理は段取り。思い立ってすぐに作れるわけではありません。スタートは前夜、寝る前に冷凍庫のモモ肉を1個冷蔵庫に移してゆっくり解凍しておきます。翌日の昼食準備時、ポリ袋に醤油・味醂各50mlと冷凍生姜を微塵切りにしたもの適量を加えて再び冷蔵庫へ。

あとは夕食前に焼くだけです。油をひいてよく熱したフライパンを使い、強火で両面各2分→弱火に落として注し水・蓋をして両面各4分。取り出したら網に乗せて冷ましている間に、使ったフライパンにつけダレの残りと砂糖を加えて煮立たせ、とろみをつけてソースにします。あとは適当に水を切った大根おろしとキャベツの千切りを加えて完成。感想:レバーと違い万人受けするこれぞザ・鶏肉という一品。コレが嫌いな人はあんまりいないんじゃないかな。

20/02/22(Sat)

モツ系の食材で何が一番好きかと言われたら、実は先日ココに書いた鶏レバーではなく豚ハツです。豚ハツ最高、もう毎日…は無理だけど毎週でも食べたいくらいです。鳥の心臓は親指の先くらいの大きさしかないのでイマイチ現実味が薄いですが、豚の心臓は拳くらいの大きさがあり、ここまでくると結構生々しい感じになります。くっついている大動脈は結構太くて血管もそれなりの厚さがあるので、うわっ心臓だ!という感じですが、スライスしてしまえばただの肉です。

モツの臭みなんてよく言いますが、肉系の臭みは基本的に脂に原因があることが多いので、筋肉ほぼ100%のハツに臭みはありません。そして四六時中動いている筋肉なので、噛み応えがあってちょー美味い。醤油味醂とか適当な垂れに漬け込んでフライパンで焼くだけでお手軽に極上の一品となります。そんな大好きな豚ハツをどうして最近私が食べていないかというと、理由は単純・行動範囲内のスーパーで取り扱っている店が無いからです。東京で行きつけだったスーパーはやたらとモツ系が強くて、豚ハツ常備は当たり前、喉軟骨〜食道部分もたまに売ってました。アレはとても恵まれた環境だったんだなぁ…と今になってもっと食べておけばよかったと後悔しています。

20/02/21(Fri)

母親が生きていた頃はゲテモノ扱いされて絶対に使えなかったモツ系の食材、私は母とは逆に大好きなので、割と積極的に使っています。その中でも一番登場頻度が高いのが鶏レバー。いや普通に美味いでしょ、鶏レバー。火を通し過ぎると固くなって臭みが出るという点にだけ注意すれば、手軽に美味しく食べられます。

最近はあり余るキャベツと一緒に炒め物にすることが多いです。牛乳に漬けると臭みが抜けるというのは迷信らしいので、私はやりません。一口大に切ったレバーとハツを軽く水洗いしてから下味をつけます。コレは塩胡椒だけの時もあればトウバンジャン系のタレを作る時もあり、色々その時の気分次第です。15分ほど漬け込んだらペーパータオルでよく水分を拭き取ってから小麦粉をまぶし、油をひいたフライパンで火を通し過ぎないように注意しながら両面焼きます。一旦取り出してざく切りのキャベツを炒め、しんなりし始めたらレバーとハツを戻し、気分次第の味付けをして完成。感想:ハツはともかくレバーは確かに好き嫌いが分かれそうな味ですが、その美味しさに開眼すると非常に魅力的な食材だと思います。

20/02/20(Thu)

布団カバーを作るために折角ミシンを出してきたんだから、久しぶりにトランクスでも作るかと思い立ちました。トランクスを自作してる男性ってまぁほとんどいないでしょうし、私もわざわざ材料買ってまで作るほどのものでもないとは思いますが、ミシン・布・ゴム紐・その他裁縫道具が全部揃っているので、特に死蔵している布とゴム紐の有効活用方法としてトランクスはほぼ全て自作の物を使っています(徐々に入れ替えていって、市販品はあと数枚のみ)。

型紙はネット検索してフリー素材として手に入れたもの。最初に作った時はまだミシンが使えず全部手縫いだったので、今考えるとよくあんなの縫えたな…と我ながら感心してしまいます。裁縫に対する知識経験も乏しくて、型紙を全面的に信用して縫い上げたら小さ過ぎてはけず、絶望しながら型紙を修正して作り直したのもいい思い出。結局型紙は2回の修正を経て決定稿となりました。今はミシンが使えるので手縫いとは比較にならない手軽さで作ることが出来ます。トランクス1枚で1.5時間くらい。手間賃を考えれば明らかに買った方が安いんですが、趣味と実益を兼ねているので問題になりません。

また、トランクスは結構いいミシンの練習になります。基本的に人に見せる物ではないので、多少縫い目が失敗していても無問題ですし、雑巾よりは格段に難しいので丁度いい難易度。外からは見えないものなので、布の種類も(本人が気にしなければ)問いません。妹が中学か高校時代に買っただろうと思われるサンリオキャラクターのプリント布とか、赤緑ベースのクリスマスツリー&サンタ柄なんかも気にせず使っています。そしてトランクスはああ見えて意外に布を使います。型が割と不定形で布のロスがそれなりに出てしまうのと、折り返しや縫い代を加味すると、トランクス1枚を作るのにバスタオル1.2枚分位の布が必要で、死蔵品消費にはもってこい。

あと、地味にメリットだと思うのが、布製品に対する視点が変わります。たとえばサッカーの試合を観戦するにしても、全然やった事がない人に比べればちょっとでも実際にチーム入って体験した人の方がずっと楽しめるんじゃないでしょうか。それと一緒で、ミシンを実際に使ってトランクス1枚仕上げられるようになると、市販品の下着でもシャツでもその縫製や処理の良し悪しが自然と分かるようになります。うっわ、そこそこの値段がするのにこんな雑な処理してるわ…とか、明らかに目が肥えます。意外にそれがミシンを使う一番のメリットかもしれません。

20/02/19(Wed)

地域の行事に参加するとペットボトルのお茶を貰う事が多いのですが、貰ったお茶は最優先で飲んでいきますが、別にペットボトルのお茶が好きというわけではないです。貰ったお茶は冷蔵庫に仕舞うんですが、いつもペットボトル飲料を買わない私にとって、冷蔵庫にこういうのが入っているというのは異物感がハンパ無くて、とても気持ちが悪いのです。うちの冷蔵庫は基本的にどこに何を入れるかが完全に決まっており、ペットボトルのための空間はありません。それなのにそこにペットボトルがあるという違和感。耐えられないのでとっとと飲んで処分します。

ああいう地域の行事で飲み物としてペットボトル飲料を配るというのはまだ分かりますが、日常生活でペットボトル飲料を買おうとは全く思いません。お茶は茶葉から淹れればコストは十分の一以下ですし、お湯を沸かしてお茶を淹れる労力を面倒臭いとか言いはじめたら、そのうち自分呼吸すら面倒臭くなってしまうんじゃないかと心配してしまいます。一方でジュース系は、含まれている糖分の量を客観的に見つめたら、とてもじゃないけど恐ろしくて飲めません(滅多にないですが、貰ったら飲まずに捨てます)。公式サイトによるとコカコーラ100mlに含まれる糖分は11.3g。ということは500mlペットボトル一本で56.5g。料理をしない人はピンと来ないかもしれませんが、卵一個の重さが大体50gですので、砂糖だけを目の前に盛ったらとてもじゃないけど一回に摂っていい量じゃないです。というわけで身体にもお財布にも優しくないペットボトル飲料は私の敵なのです。

20/02/18(Tue)

布団カバーを作り直す材料に使うために、使わないタオルをストックしている袋を出してきたんですが、やっぱりコレ何とかしないとアカンですわ。完全に供給過剰でオーバーフローしてます。そんなに供給量があるわけじゃないんですが、とにかく需要が少ないので溜まる一方。一番現実的なのは最寄の動物保護センターに寄付する事なんですが、結構遠いのが災いしてモチベーションが沸きません。

ネットでタオルの使い方を検索すると、皆困っているのは一緒らしく沢山の用法が出てきます。でもまとめると、雑巾・バスマット・ウェス辺りが多数派です。でも、うちではどれも要らないんですよね。雑巾は勿論使いますが、多少破れるなどの見てくれを気にしなければ1枚の雑巾が年単位でもちます。バスマットは既に一杯あるのでこれ以上作ってもしょうがないですし、ウェスはそもそも使いません。珍しい所だと布草履がありますが、コレもスリッパがあと10年分くらいストックされているので、必要性が薄いです。食器拭き辺りを回転上げてバンバン使うのが一番現実的ですが、つい洗ってしまって捨てられず、全く減りません。やっぱ今回も寄付ですかね。

20/02/17(Mon)

今日は住んでいる地区の草刈に参加する予定が雨で流れてしまいまして、ただし発注していた弁当を無駄にできないということで何もしないのにお弁当だけ貰ってきました。そして我ながら細かいなと思うのがこのお弁当を食べた後の分別っぷりです。1. 外側を結んでいた紐は常備してある要らない紐ストックに繋ぎ、新聞やダンボールを束ねて出すのに使います。2. 使わなかったお手拭は次回のトイレ掃除に使うため、忘れないようにサンポールの横に設置。3. 杉の容器・中敷の紙・割り箸など燃やせるものは次回の焼却に備えてペール缶へ。

4. アルミのカップは可燃ゴミ。5. プラスチックのカップ・仕切りのハランは軽く洗って乾かし、プラスチックゴミへ。7. 海老の頭・貝殻は生ゴミ扱いで一旦冷凍庫の生ゴミ袋へ。8. 魚の形のプラスチック容器に入った醤油は中身を醤油注しに移した後で洗ってプラスチックゴミへ。ココまで細かく分別する人はまぁあんまりいないでしょうが、コレも性分なんで仕方がないですね。

20/02/16(Sun)

畑にあり余る白菜で私が作るのは主に2つ、おひたしと浅漬けです。どっちも簡単で美味い。おひたしは軽く(1〜2分)茹でてからザク切りにし、絞って塩・醤油・鰹節と絡めるだけ。冷蔵庫に入れておいて今の時期4日くらいまで大丈夫ですが、努力目標として3日で食べ切るようにしています。

浅漬けは火を使わないので更にお手軽。白菜はザク切りにしてボウルに入れ、塩を振って30分以上放置します。しんなりした所でギュッと絞ってから鷹の爪・細かく刻んだ昆布・乾かして小さくきったミカンの皮を加え、タッパーに入れて3%の食塩水をひたひたに注いで半日以上寝かせれば完成。白菜のパリパリ感がご飯のお供に最適です。こっちは冷蔵庫保存で1週間くらいいけますが、長く保存すると酸っぱくなってくるので、その前に食べきるようにしています。酸っぱいのは多分乳酸菌発酵でそれはそれで美味いんですが、何となく心配なので。まぁ、酸っぱくなったのを食べてもそれでお腹を壊したことは無いので、多分大丈夫ですが。

20/02/15(Sat)

友人に台所仕事のコツはと聞かれ、そんなんその人がどれだけ台所仕事に慣れているかでも全然変わってくるから一概に言えんわ…、などと言ったら身も蓋もないので、少し考えた末にこう答えました。二口のコンロ両方に鍋がかかっていて調理が進む横で野菜を刻むなり調理道具を洗うなり手を動かす仕事をしている状態をなるべくキープする事。ゼロからはじめていきなりこの状態には出来ませんが、複数の料理を作る場合、鍋に入れて火にかけるまでの時間が短い方を優先し、その鍋をコンロの上で加熱調理している間に時間のかかる方を仕上げてもう一方のコンロにかけます。また、コンロは大小2つの火口があるので、最初の鍋はとりあえず大にのっけて沸かしつつ、次の鍋の準備が出来たらそれを小に移し新しい鍋は大で沸かせば全体の時間短縮になります。

コンロが両方塞がっても絶対に手は止めません。食器を並べる・使い終わった調理器具を洗う・今回の調理ではもう使わないシンクの部分の拭き掃除をする、などなどやる事は一杯ありますんで、煮ている間ちょっと一息新聞でも読もうか…なんて事は絶対に無いです。コンロの加熱時間はタイマー二台体制で管理し、残りの時間を見つつ次に使う鍋の準備は最優先。加熱が終わったらロス無く次の調理に移れるようにキッチリと時間管理をします。一般的に料理って味付けが一番大事だと思われている気がするんですが、味付けなんてレシピ通りにやればアホでも出来ます。それよりも段取り・時間管理の方が遥かに重要。30分キッチンに立っていて1品しか出来ません、みたいな人は、レシピを買い漁る前に自分の行動をよく分析し、段取り力を磨く事が重要だと思います。

20/02/14(Fri)

最近昼食はほぼパスタなんですが、パスタが茹で上がった後の茹で汁問題。折角光熱費をかけて沸騰までもっていったのにそのまま流しに捨てるのが嫌で、いつも夕食に出す温泉卵を作るのに最利用しています。茹で汁からパスタの仕上げに使う茶碗一杯分程度の茹で汁を取り分けてからコンロに乗せて再点火。沸騰したら火を止め、冷蔵庫から出したばかりの卵を割れないようにお玉に乗せてそっと入れて蓋をせずに13分で私好みの温泉卵が出来上がります。

が、2ヶ月に一回くらいの頻度でこの13分タイマーのスタートスイッチを押し忘れて絶望します。昨日もそうでした。温泉卵だけ作ってたらそんな事は無いんでしょうが、パスタの仕上げをしてサラダを作って常備菜を出して…とかしていると、気をつけていても忘れてしまう事があります。物理的にタイマーのスイッチを押してからじゃないと鍋に卵が入れられないシステムを作るみたいな事をしないと、気をつけるだけでは限界があるなぁ…と人間の不完全さに思いを馳せています。覚せい剤で20年ぶりに捕まった某有名人のニュースを見ながら、そうだよね“気をつける・頑張る”みたいな精神論だけじゃ駄目な事あるよね、などと思いつつ。

20/02/13(Thu)

久しぶりにミシンのメンテをしようと思い分解注油したんですが、折角出してきたのだからと以前から気になっていた掛け布団のカバーを作り直しました。カバーといっても全体ではなく、特に汚れと傷みが激しい顎や首が当たる周辺です。そんなこともあろうかとバスタオルを縫い付けておいたのですが、もう何年も経ってそのバスタオルも随分ぼろくなってきたので、この機に作り直そうと思い立ちました。

材料はバスタオルとタオル各1枚に木綿の紐3m程。バスタオルとタオルを縫い合わせて掛け布団の横幅よりちょっと長いサイズにしてから二つに折って両端を縫い、掛け布団にすっぽりはめられる袋状にします。掛け布団との固定用にずれないように位置を考えながら木綿の紐を10cmずつ切って縫いつけ、結んでとめられるようにします。庫一時間で作業完成、簡単です。ただ、バスタオルもタオルも死蔵品が山ほどあるので、洗濯交換用にもう1セット作るべきか悩み中。

男性でミシンを使う人って本当に少数派だと思いますが、マジで便利だからやるべきだと思います。シャツ仕立てろとまでは言いませんが、ミシンが動かせて基本的な直線縫いが出来るだけで全然違います。最近アップロードを楽しみにしている某アウトドア系ユーチューバーの人が、DIY工作をハトメを使ってやっているのを見て、あーこんなのミシン使えばずっと手早くキレイに出来るのに…と思うと共に、こんなナイフまで作っちゃうような人がミシンには手を出さないのねと感じました。ミシン、オススメです。

20/02/12(Wed)

畑の金柑がいい感じに色付いたので収穫してきました。生食はちょっと酸味が強いので味見程度にとどめ、残りは加工に回します。こういうのの加工方法は干す系か砂糖で煮る系かの二択。第一弾はフルーツケーキ用に干したので、今回は甘露煮と迷った末にジャムにしました。第三弾があるのなら多分甘露煮です。

収穫量は800g強で大き目のボウルに2/3位。一年分のジャムとしてはいい感じの量なんじゃないでしょうか。とりあえずよく洗って汚れを落としザルにあげます。そしてまずやるのはヘタの除去。収穫時にちぎって採るのでヘタはほぼ残っていないのですが、たまにあるので取り除きます。包丁の根元の角を使って円錐状に切り込むと簡単。次に赤道ラインで真っ二つにカットし、切断面を見て種があれば竹串でほじくり出します。その後経度のラインで更に半分にカットして端からスライス。実はコレが一番時間のかかる作業で、800gを処理するのに50分かかりました。特に種を取るために包丁と竹串を持ち変えるのが地味に時間をくいます。

次にひたひたの水を注いで点火。沸騰したら弱火に落として10分茹でて余計な苦味や酸味を抜きます。ザルにあげて水気をよく切ってから重量の50%の砂糖を追加。かき混ぜて一晩置いてから弱火で15〜20分煮込み、仕上げにペクチンを1%加えて瓶詰めすれば完成。正直買った方が早いような気がしなくもないですが、折角実った金柑を全部鳥に献上するのも業腹なので、なんだかんだで毎年色々使いまわしています。

20/02/11(Tue)

今日のメインは貰い物のブリ(70cmクラス)。とりあえず三枚におろして半分だけ血合い骨をすいてから皮を剥ぎ、2日間にわたって刺身にします。私の中で魚を美味く食べる手段としての刺身の位置は低くて正直言って作りたくないんですが、うちの父親の中には“新鮮な魚は刺身が一番!”という長年の習慣から来る思考停止の結果生まれた先入観があるので、忖度してとりあえず一定量は刺身にするようにしています。でもね、刺身って脂が乗っているとか言うけど、味の9割以上は醤油ですよ。あとはつるっとした喉越し。魚のポテンシャルがほぼ死んでるというのが私の正直な感想です。なお念の為書いておきますが、生魚が食べられないので嫌いとかいう理由ではないです。それなりに美味いとは思いますが、もっと美味く食べる方法があるので相対的に評価が低いのです。

残った片身は血合い骨ごとぶつ切りにし、薄塩1時間→同量の味醂と醤油を煮立てて冷まし胡麻を加えたものに一晩漬け込んで寒風に晒し味醂干しに加工します。腸の中から心臓・胃・消化管・卵巣を取り出し、残りは廃棄。胃と消化管は鋏で切り開いてよく洗い、一口大に切ってから心臓・卵巣と一緒に生姜味醂醤油で濃く煮付けます。中骨からはスプーンを使って中落ちをこそげ落として中落ち丼に。頭は兜割りにし、刺身で引いた皮・カマ・スナズリと一緒に薄塩をしてタッパー保存します。この中から今日食べる分だけ取り出して、軽く小麦粉をはたいてフライパンで両面焼いてから味醂醤油を投入し、蓋をして蒸し焼きにすればアラの照り焼きになります。

正直このアラの照り焼きの方が刺身より遥かに美味いと思います。特に皮の中でも尾ヒレの付け根に位置する皮の下に筋が集まっている部分が絶品。今回は片身しか皮をひかなかったので一個しか取れませんでしたが、当然コレは私が食べます。そして今回皮の他に使ったのは、マグロで言う大トロのスナズリ。くっそ美味い。刺身なんかで腹を満たすんじゃなかったと後悔するレベルで美味い。あと↑の胃の煮つけが地味に美味い。鯵なんかの小さな魚だと胃も小さくて作る意味はほぼ無いんですが、70cmクラスとなると胃もかなり立派になります。コリコリした歯応えで珍味系。大きな魚を手に入れると私は必ず作ることにしているくらい美味いと思います。

20/02/10(Mon)

今日のメインは特売の鶏レバー。ただでさえ安いのに特売がかかって更にドン。買わないわけにはいかないでしょう。レバーを調理する際のポイントはただ1つ、火を通し過ぎない事です。火を通し過ぎるとパサパサになるので、鮮度のいいヤツを買ってきて中心までギリギリ火が通る位の火加減で食べるのがコツ。あと地味に重要なのが電子レンジ不可という点です。レバーってレンチンすると何故か爆発します。味は変わらないので気にしなければ良いのですが、レンジの掃除が面倒臭いので私はなるべく鶏レバーはレンチンしないようにしています。

今回は簡単に鶏レバーとキャベツの炒め物。レバーとハツは一口大に切り揃え、ハツは中の血をよく洗い流してから醤油味醂同量の漬け込み液に15分漬け込みます。汁気を切ってペーパータオルでよく拭いてから片栗粉をまぶし、油多目のフライパンで両面ソテー。一旦取り出してからざく切りのキャベツを炒め、7割方火が通った所でテンメンジャン&トウバンジャンで味付け。最後にレバーを戻してざっくり混ぜれば完成。感想:普通に美味い。レバーはやや癖がありますが、慣れるとやみつきです。安いし美味いので鶏レバーを美味く活用すると食卓のバリエーションが広がっていい感じだと思います。

20/02/09(Sun)

今日のメインはたまに食べたくなるカツカレー。一般的にはカレーを自宅で作ってカツは惣菜コーナーで買ってくるというパターンが多いんじゃないかと思いますが、うちは逆。カレーは自宅で作ると数日間食べ続けなければいけないのが苦痛なので、カタログギフトで貰ったレトルトカレーを使います。カタログギフトって欲しい物がなくて選ぶのに本当に苦労していたんですが、レトルトカレーって意外に優秀な選択肢なんじゃないかと思います。食べると無くなるという意味で肉や果物も悪くないですが、賞味期限が年単位というのがレトルトカレーのメリット。それに、カタログギフトのカレーはそこそこいい商品なので、味も悪くありません。

カツはスーパーでたまに3割引シールが貼られている時を狙ってゲットし、ラップで個別包装して冷凍しておいた物を前夜から冷蔵庫で解凍し、揚げる数時間前に塩胡椒をして下味をつけておきます。あとは小麦粉→溶き卵→パン粉の順につけて揚げるだけ。バッター液を使うと揚げる難易度が下がるらしいのですが、材料のロスが多いので特に揚げるものが少量の場合は止めた方が良いです。うちは残った小麦粉・パン粉は専用のタッパーに入れて冷凍保存して次回の揚げ物に再利用、溶き卵は塩胡椒してスクランブルエッグに転用してしまいます。水で薄めてあるので味はそんなにですが、捨てるよりはマシなので。また、揚げ油は出来るだけ少量に押さえ、残ったら冷えるまで待って漉した物を翌日からの昼食パスタに使いまわします。揚げ物は後片付けが面倒で…などとよく言われますが、手順を確立してしまえば意外にそうでもありません。それに、やっぱり揚げものは揚げたてが美味いので、惣菜コーナーは手軽ですが私は使う気になれないのですよね。

20/02/08(Sat)

本日紹介する私が好きなユーチューバーは世田谷一郎さんです。世田谷一郎なんて知らねーよと言うかもしれませんが、実は超有名。タレント所ジョージさんのペンネームというか別名義です。世田谷一郎の登録者数は16万人弱。中堅どころに手が届く数ではありますが、所ジョージというネームバリューを考えると異常に少ない数と言えます。登録者数を伸ばして収入を…とか全然考えてないんでしょうね、本当に好き勝手やってるんですが、その姿が実に格好良いで、私の理想の1人です。

内容は本当に気ままで好き勝手。一番最近のだとアメリカの古い時計のムーブメントを入れ替えて電波時計に改造するヤツ。表面のプラスチックカバーの外し方が分からず試行錯誤する様子が実に楽しそう。自宅の畑で野菜や果物を収穫したり、貰い物の魚を捌いたり。プラモデルを組み立てたりギターを爪弾いたり。見ているとこっちまで楽しくなってしまいます。結構前ですが、貰ったハタハタ200匹を延々捌く動画(早送りですが)というのがあって、思わず笑ってしまいました。彼はお金が十分あるからあんな真似が出来るんだというのは簡単ですが、どうもそれだけではない気がします。お金があり余っていても(私から見て)つまらない生活を送っている人は山ほどいるわけで。とりあえず身の回りの事を面白がろうという彼の姿勢が肝なんじゃないでしょうか。この動画を見るたびに、もっと周囲の出来事を面白がって、面白おかしく生きなきゃと再確認します。

20/02/07(Fri)

今作っているニットは長めのネックウォーマーです。下は鎖骨辺りから上は目の下まですっぽり覆う長さのもので、一番上にはゴムを仕込んでずり落ちないようにする設計。ニットキャップとセットで運用すると、目だけしか出ていない不審者丸出しの格好になりますが、最近そういうスタイルで歩いたり自転車をこいだりしている人をちょいちょい見かけるので、まぁいいかなと思って解禁しました。

口元を覆う関係上洗濯はこまめにしたいので、素材はアクリル100%をチョイス。太い糸の方が当然早く編めるんですが、手持ちの糸に太いアクリルがなかったためにかなり細い糸と3号の5本針で編んでいます。1周172目(多い!)、もー全然はかどりません。おまけにカーデガンか何かを解いた糸っぽくてあちこちがラーメン状になっていて結構編みにくい。湯気を当てるとある程度マシになりますが、結構な量があるので中まで湯気が浸透しそうになくて、もーいいやと省略してしまったのが良くなかったのかも。指先のテンションコントロールに一層気を遣いつつ、無心で編み進めています。ただ、同じ編み目が延々と続くので意識が遠のいていくのですよね。頑張っても連続で1時間半が限界。まぁ、10日くらいで出来ると思うので、寒さが残るうちには実戦投入できるんじゃないでしょうか、多分。

20/02/06(Thu)

今日はYoutubeでChef Ropiaさんがアップロードしている“【料理がうまくなるコツ】初心者が覚えるべき事!”を紹介したいと思います。悪い事は言わない、マジでためになるから絶対に見るべし。色々言ってますが、全部大事。レシピをアレンジする事は悪い事ではないけれど、最初はレシピ通りに作って自分の中に味の基準を作る事。そのために100均でいいから軽量カップ・軽量スプーンなどの計量計グッズをしっかり揃えて量る事。目分量は駄目です。

もー、ホントその通りだと思います。調味料は目分量で入れるのがカッコイイみたいな謎の価値観が蔓延してますが、かくいう私も目分量は基本的にやりません。量ったって余計にかかる時間は多くて数十秒ですし、そっちの方が絶対に味は安定します。また、たとえば今回大匙1で作ってみて少し味が足りないなと思ったら、次回は大匙1&小匙1にしてみるといった風に、経験と反省を確実に次回にフィードバックできます。目分量でやる癖をつけたら、確実に成長速度は遅くなるでしょう。あとは簡単でいいからレシピノートつけろとか段取り大事とか、どれもとても大事な事ばかりです。料理番組や料理本って個々のレシピは詳しく説明しても、こういう料理全般に縦断的に大事な事ってほとんど触れないんですよね。また、この考え方は料理以外にも応用できるので、ホント見て欲しい一本です。

20/02/05(Wed)

先日ココでちょっと触れたカメ五郎さんについて紹介したいと思います。毎日今日の料理の事を書いてても飽きるので。カメ五郎さんはYoutubeでネイチャー・ポケットというチャンネルを持っていますが、元々はニコニコ動画に動画をアップロードしていました。多分もう十年以上になるんじゃないかな。私が今見ている人の中では間違いなく一番古くからチェックしている人です。ジャンルはアウトドアなんですが、今流行っているようなヤツでは全然なくて、山にナイフ一本で分け入って食材や寝床を現地調達して過ごすという、どちらかといえばサバイバルといった方がいいジャンルになります。

野草やキノコに関する知識が豊富で、山道をちょっと歩くだけで次々と食べられるものを見つけていきますし、セミやカブトムシは貴重な蛋白源でおやつ扱いに、蛇やカエルはご馳走扱いとなります。ここ数年は罠猟の免許をとって鹿や猪を獲っており、罠にかかった獲物に止めをさして解体するシーンをモザイク無しで上げているので、そういうのに耐性がない人には向きません。まぁ、スーパーのお肉なんかは全てそういう過程を経て商品になっているので、そういうシーンは隠すべきという主張に私は全く賛成できませんけど。最近のカメ五郎さんはますます眼光鋭く、まるで山賊のような雰囲気すら漂わせていますが、少し動画を見るだけで彼が凄く几帳面で真摯な人だと分かると思います。個人的には是非見て欲しいユーチューバートップ3に間違いなく入る凄い人です。

20/02/04(Tue)

石灰の食品乾燥剤が溜まってきたので、裏庭菜園に撒いてみました。ここは主にハーブ系を育てていて、そういうのはえてしてアルカリ性の土壌を好みます。ですが日本では弱酸性の雨に晒されて徐々に土が酸性に傾いていくので、こういうのを撒いて土をアルカリ性に戻してやるわけです。ついでに使うのは灰。日々のゴミを焼いたペール缶に溜まった灰(灰はアルカリ)をふるいにかけ燃え残りを除去した物もついでにすき込んでやります。こうすればゴミも減って一石二鳥。

そしてこの際ということで土を思いっきり掘り返して空気をすき込みつつ、礫の類も除去します。もう何年も使っている場所なので、礫なんか出てこないだろうと思いきや、掘り返すと結構出てきて吃驚します。ちなみにハーブ系はどちらかというと痩せた土地を好むので、肥料の類は敢えて入れていません。バジルやパセリなどが主力になるんですが、こういうのってスーパーで買うと割高だし使い切れないしであまりいい事がないので、少しでも土地orプランターを置けるんなら自分で作るのがオススメだと思います。

20/02/03(Mon)

Youtubeの八丈冒険団というチャンネルが好きで、動画が上がるたびに楽しみに見ています。最初にニコニコ動画で見つけた頃(10年前とか多分そのレベル)は埼玉かどこかでアウトドア料理をする動画で、当時よくあったカメゴロウさん(その筋では有名人)リスペクトの人ね、くらいの印象だったんですが、継続は力なり。コンスタントに動画を投稿し続けてすっかり(割と)有名ユーチューバーになりました。首都圏から八丈島に移住し、現在は奄美在住で漁師業という激動の人生を送っており、八丈時代は堤防や漁港からの釣り→料理動画が多かったんですが、最近では釣りはほぼなくなって、料理:猫:アウトドアが7:1:2位の割合になっています。料理は豪華なメイン食材を買ってきてガッツリ作る系で私の料理とは全く毛色が違っており、正直ほぼ参考にはならないんですが、美味しそうなんですよねー彼の料理。

とまぁなんで突然この動画を推したかというと、先日の動画の最後の“最近は手軽な時短料理とか流行ってるけど、手間暇かけた料理はやっぱり美味い”というコメントが刺さりまして、そうだよねぇとシミジミ思ったからです。そりゃま、手を抜ける所は抜けば良いんだけど、特に自分で作って自分で食べる場合は“これだけ手間暇かけたんだから!”というバイアスも調味料のひとつになることを忘れてはいけません。何でもかんでもお手軽時短言うてんじゃないよ…という私の日頃の鬱憤を代弁してくれたようで、ちょっと嬉しかったのです。

20/02/02(Sun)

少し前からはじめた生ゴミを冷凍庫で保管するという運用ですが、かなりうまくいっています。生ゴミと入っても残飯や野菜由来の生ゴミはコンポストに直行するので、冷凍庫に入れるのは主に卵の殻・鳥の骨・魚の骨の三つです。これらはコンポストに入れると嫌な臭いの元になったり分解が遅くてずっと残ってしまったりするので、冷凍庫で保管してゴミの日に出しています。この三つだったらまあ、食品と一緒に保管してもそんなに嫌じゃないかなと思います(残飯は私も無理です)。まぁ、個人差があるのでそんなの絶対無理!という人もいるでしょうけど。

この運用の一番のメリットは生ゴミを出す周期が長く出来る事です。この地区では生ゴミは有料のゴミ袋に入れて出さないといけないのですが、大中小とあるゴミ袋は入れられるゴミの量で比べると当然大が一番割安になります。ですが、大を一杯にするためにはそれなりの時間がかかるわけで、その間に生ゴミが悪臭を放つようになります。ですんで以前は割高な小さいゴミ袋を使うか、別にゴミに出さなくてもいいもの(落葉とか)を入れて無理矢理嵩増ししていました。ハッキリ言って無駄です。ところが生ゴミを冷凍庫で保管すると他には特に長時間保存する事で腐って臭いを出す物は無いので、長い時間をかけてゴミを貯められます。そうすると割安な大きいゴミ袋が使えて経済的というわけ。抵抗がない人にはオススメだと思います。

20/02/01(Sat)

今日作る一品はキャベツの甘酢漬け。食べて食べて食べまくっても全く追いつかないくらい畑にキャベツがありまして、何割かは賞味期限切れで捨ててしまう事を前提にしても、折角作ったんだから少しでも食べたいと思い、せっせと加工しています。甘酢漬けの作り方は簡単。キャベツは葉ごとに分解して芯の部分をとりわけます。大きな鍋に湯を沸かし、塩多目に投入。沸騰したら芯を入れて1分→葉を追加して更に1分と時間差をつけることで芯も柔らかく茹でる事が出来ます。

取り出したら水で〆てから芯は小口切り・葉は2cm角程度のザク切りにして軽く絞っておきます。甘酢は酢100mlに対して砂糖大匙3・塩小匙1・種を除いて刻んだ鷹の爪1本・細切り昆布少々を加えて砂糖塩が溶けるまでよくかき混ぜ、キャベツと合流。全体をざっくり混ぜて完成です。酢が利いているので賞味期限は割と長め。主菜にはなりませんが、作っておくと食卓にアクセントが出来ていい感じだと思います。まぁ、ゆでると嵩が減るので量を捌けられるというのが今は一番嬉しいですが。

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