2021年4月

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21/04/30(Fri)

適正年数を超えて放置された鉢植えの植え替えを淡々と進めています。ですが、大きな鉢から根の詰まった中身を抜くのは本当に大変で、少しでも楽が出来ないかとネットで探したらありました。用意するのは鉢底の穴より少し小さな直径で長さ15cm程度の棒。手すりの切れ端が丁度いい感じだったので、コイツを使います。コレを地面に垂直に立て、棒の上に鉢底の穴をセット。この状態で鉢の縁をゴムハンマーで叩くと、中身は棒に支えられつつ鉢だけに下向きの力がかかり、かなり楽に鉢が抜けます。ただし、デメリットが2つ。

1. 基本的に素焼きの鉢にしか使えません。プラスチックの鉢は底穴が網状になっている物がほとんどで、棒を当てて中身だけ支えるという事ができません。プラスチックの鉢の場合は諦めて地道に土をほぐして引き抜きましょう。2. 無理な体勢が結構大変。棒を垂直に保持しつつ、その上で鉢が倒れないように押さえながらハンマーで縁を叩くのは、特に鉢が大きくなってくるとかなり大変です。二人でやれば楽勝なんですが、父親がいない時も多いので、できれば一人で作業できるようにしたい。ということで簡単な冶具を作りました。

作るというのもおこがましいレベルですが、用意するのは丸棒と厚めのベニヤ板。ベニヤ板の真ん中に丸棒を立て、裏から木ネジで固定してやれば完成。作業時間は10分ほどです。この冶具を使えば、棒が倒れないように保持する必要が無くなり、鉢を押さえつつハンマーで叩けば良くなります。三つの作業同時は結構苦しいですけど、それが二つになれば負担は激減して楽勝レベルです。数年に一度しか使いませんけど、材料はその辺にあるもので調達したので、作って良かったなと思いますね。

21/04/29(Thu)

私は肉料理の付け合わせとして有名なクレソンが大好きで、ウォーキングの際にその辺に生えていないかなと折を見て探してきました。クレソンは繁殖力がアホみたいに高く、従来の生態系を壊す勢いの外来種としてその辺で繁殖しているらしいのですが、なぜかこの辺では全く見かけません。この辺には入り込んでいないのかな…と思っていたのですが先日、赤紫蘇の種を買った際にその横で売っているのを見つけ、衝動的に買ってしまいました、1袋150円です。

クレソンは多年草なので、冬越しに失敗さえしなければ一年草のバジルのように毎年植え直さないといけない手間が無いのがナイスです。ネット情報によれば栽培難度は低くて簡単。ただし、水際を好む水生植物なので、一般的な植物なら根腐れをおこすような受け皿に常時水が溜まった状態で育てつつ、こまめにその水を交換してやる必要があるようです。まぁ、美味いクレソンが常時食べられるのなら大した手間ではありませんけど。

21/04/28(Wed)

毎年梅の季節になると梅酒を漬け、その年の常備パウンドケーキ材料として使っているんですが、今年はひょっとして中華系料理で使えるかも?ととっておいた養命酒を在庫処分で使い切ったり、貰い物で割とお高めの焼酎があったのでそっちを使ったりで結構な量の梅酒が残ってしまった為、例年と同じ量を仕込むと在庫過多になってしまいます。ですんで今年は梅酒の仕込みは例年の半分程度にして、残りは久しぶりに梅干を仕込んでみようと思い立ちました。

とはいえ、梅が出るのはまだ先なので、それまでに赤紫蘇を育てようというのが今回の企画。Daisoに行けば大抵の種はあるじゃろと楽観していたんですけど、ありませんでした。一応店員さんに聞いてみたんですが、赤紫蘇の種自体の取り扱いが無いみたいです。仕方がないので行きつけのディスカウントスーパーの種コーナーに行ってみたらアッサリゲット、110円です。Daisoの倍ですが全然許容範囲内でしょう。紫蘇の育成難易度を☆1つ(簡単)〜☆5つ(難しい)のランク付けするならば、☆1つ以下・サルでも育てられるレベルです。極端な話、その辺の土に種を置いて水気を与えていればOKレベル。そして実際に植えたらあっという間に発芽しました。今後は時々液肥をやって放置です。

紫蘇は雑草並みの生命力を持っており、うちの庭にもあちこちに勝手に生えてきますんで、所々抜かずにキープしておき料理に使っています(割と厳しくコントロールしないと爆発的に増殖して大変な事になる)。ただし、赤紫蘇は滅多にありません。時々見かけるんですが、梅の仕込とは関係ない時期だと青紫蘇の方が汎用性が高いので問答無用で引っこ抜いてしまうのですよね。そのせいで今回110円の出費を強いられる事になりました。紫蘇如きに銭を出すとかちょっとムカついたので、今回の赤紫蘇は梅干に使うと同時に種をとって永久機関化しようと考えていますが、まぁ楽勝でしょう。

21/04/27(Tue)

冬の間ウォーキングの際に着ていたコーデュロイシャツの前身頃下が擦り切れました。私の経験上シャツの傷みやすい部分は、襟後ろの首と触れる場所・袖口・肘の三箇所で、前身頃下が傷むなんて人生初めての経験です。こんな変な場所が傷んだのは、ウォーキングの際に上着とパンツの間に挟まれて太ももの動きで擦れたからです。こんな事は全く想像もしておらず、面白いなぁと思いました。

というわけでこのシャツ、確か学生時代に買ったヤツなのでもう30年物です。コーデュロイもあちこち剥げて、完全に価格分は使い倒したと言いきれる代物ですが、面白そうなので直す事にしました。幸いな事?にこのシャツの前身頃は、デザイン上縦にディテール違いのコーデュロイが3枚縫い合わされて作られており、ダメージは一番下の布に集中しています。となればやることは簡単。リッパーで縫い目を解いて一番下の布を外し、手持ちの布の中でこのシャツに合いそうなものを選んで傷んだ布と全く同じ形に仕立て、外した部分に縫い付けてやり、最後に取り除いた部分にあったボタンホールを再現して完成です。

そして予想はしていたんですが、一連の作業の山場は一番最初の擦り切れた布を外す作業だったりします。残す布を傷めないように、丁寧に縫い目を切っていくのは結構大変。多分総作業時間の7割がこの除去作業です。ただしその後の難易度は高くありません。とはいえ、ゼロから全部作るのと違い、元々のパーツに大きさを完全に揃えないといけないので、布を裁つ順番・縫う順番によって大きく精度が変わってきますから、その辺は事前に十分な脳内シミュレーションが必要となります。30年前に買ったシャツをいまだに平気で着てるなんて、私も物好きですね。

21/04/26(Mon)

近所のおっちゃんから猪の肉を2kg貰いました。とりあえず半分は冷凍庫に直送し、半分料理します。毛は処理してありますが皮はついた状態で、近縁の豚バラよりは少し手間がかかります。冷蔵庫で解凍した後、皮は付けたまま(この段階で剥がすのは大変)拳大に切り揃えて圧力鍋に入れ、水ひたひたと生姜・葱を加えて点火します。沸騰したら蓋をせずにそのまま10分ほど弱火で煮て、出てくるアクをひたすらすくいます。アクの出が落ち着いてきたら蓋をして圧力をかけ弱火で20分茹で、火を止めて放置し自然に圧力が抜けるのを待ちます。

肉を取り出したら皮と皮下脂肪の間に指を突っ込んでベリッと剥がします。皮はとても固くて柔らかくなるまで煮るのが大変ですが、細切りにしてカリカリになるまで炒めるとスルメっぽくて私の好物です。むしろスルメより固いですが、噛むと脂の旨みがじゅわっと出てきて珍味系。ただし調子に乗ると歯の詰め物を平気で傷めそうな固さなので注意が必要かも。

本体の方は一口大に切り揃えて保温調理鍋に投入。やや濃い目の煮汁で約1時間保温調理します。ここに野菜(今回は水煮した筍)・下茹でした蒟蒻を入れて煮汁の味を最終調整し、胡麻油と八角を加えてなんちゃって中華風味にしてから再び30分の保温調理で完成。感想:時間はかかるけど美味い。解凍→圧力鍋→保温調理鍋×2回と時間はかかりますが、別にコレにかかりきりというわけではないので大して手間には感じません。そして肝心の猪肉ですが普通に美味い。ココまで調理してしまうと豚肉との差がよく分からないレベルです。多少臭みが強いかな?と思わなくもないですが、誤差です。猪肉が手に入るんなら怖がらずに一度調理してみると良いんじゃないでしょうか。普通に美味いですよ。

21/04/25(Sun)

庭のサクランボが熟れ始めたんで、収穫を始めました。サクランボとはいっても摘果してないですし、品種も適当なものなので実はせいぜい小指の先サイズで大きくありませんし、甘さも大した事はないです。ただ、ジャムにする分には甘さは重要ではなく、むしろ香りや風味の方が大事。ジャムは果実重量の50%の砂糖を使うので、果物自体が持つ甘さは誤差でしかないですが、香りや風味は後付けできないのでこっちの方がよっぽど大事。

樹がそんなに大きくないので、収量は雀の涙です。野鳥と競争して毎日少しずつ熟れた実から収穫して冷蔵庫に溜めていき、タッパー一杯集まったら軸と種を取り除いてジャムに煮ます。年によって収穫量が結構変わるのですが、できるジャムは300g瓶に2〜3本程度です。ですが、毎年レギュラーで作るジャムの中ではこのサクランボジャムが頭一つ抜けて美味しいです。まぁ、サクランボのジャムなんて不味い筈がないのですよね。材料費が高過ぎるので市販品ではネットの高級品を除いてまず見かけないのもそれが理由でしょう。ちなみに次点は無花果(orイヌビワ)とブルーベリー。貰えない年もあるので不定期ですがイチゴもココに並びます。ジャムを自作なんて凄いと言われたりもしますが、出来に職人のこだわりを求めなければ、自作保存食の中では最も簡単なレベルなので、果物が余ったらとりあえずジャムってみると良いんじゃないでしょうか。

21/04/24(Sat)

父親が栄養ドリンク10本入りの箱を貰ってきました。私は栄養ドリンクを飲む習慣がないので、いつもと違い全くありがたくありません。父親も飲まないので何もしなければこの箱がいつまでもその場所にあることになりますが、それは死んでも嫌。私は生活空間が決められた状態から外れるのが大嫌いなのです。一番簡単なのは中身を全部捨てて空き瓶と金属の蓋を分別したうえでゴミに出す事なのですが、流石にコレは私の中のモッタイナイ精神が邪魔をして不可です。というわけで、1日1本をノルマにして飲みます。

テレビで時々ゴミ屋敷問題が話題に挙がりますが、うちはゴミ屋敷には程遠いと自信を持って言えます。コツというほどではないですが、ポイントは二つだけ。1. 要らないものは速やかに処分する。2. 理想の状態を標準形として、そこから外れたら速やかに戻す。この2つを厳守していれば、絶対に家がゴミ屋敷化することはありません。そしてこの原則が破綻する最もありがちな第一歩が“とりあえず置いておく”です。今忙しいから・ちょっと面倒だから・後でいいやなどの安易な理由でこの“とりあえず置いておく”を発動すると、時間の経過と共に雪崩式に生活空間が荒れていきます。ですんで、物を動かす場合は“必ず最終的な定位置に”というのを死守する事が最大のポイントです。最初はカッタルイですが、それが習慣化するとやらない方が気持ち悪くなるので、そうなってしまえばもう絶対に家は散らからないと思います。単純かつ基本的なことですが、太っている人に食事を抑えて運動すれば痩せるよというアドバイスしても滅多に成功しないのと同じで、出来てない人がいざやろうとするとなかなか難しいんでしょうけど。

21/04/23(Fri)

母親が亡くなってから2年半ほど。母親がメインで世話をしていた玄関周りの鉢植えが要植替えという意味で限界を迎えています。水遣りとたまに施肥はしていたものの、母親も植替えはかなりサボっていたので、鉢の中で根が張り過ぎて全体的に窒息状態になったり、そもそも枯れて再起不能になっている鉢も結構あります。この守備範囲については父親と、お前がやれ・いやお前がと押し付け合ってきたんですけどもう限界。薄々は理解していましたが、あてにしても無意味なので自分でやる事にしました。

植替えで一番大変なのは中身を鉢から抜く最初の作業です。ネットで検索をかけると楽に鉢から抜く方法が山ほど紹介されている位、皆さん苦労しているみたい。植物を持って宙に浮かせ、鉢の端をゴムハンマーで叩いて下に落とす方法が代表的ですが、鉢が一定以上の大きさになるとなかなか効かないんですよね。その場合は鉢沿いにドライバーを突っ込んで少しほぐしてから作業するとか、とにかく大変。1鉢に30分以上かかるとかザラです。抜いたらそのまま少し大きめの鉢に移して土を足すのが定番ですが、これ以上大きくする気がないので、鋸を使って土ごと根を成形し、必要に応じて地上部の元気な所だけ切り出して全体サイズを小さくし、同じ鉢に戻しています。切り取った根は手でよくほぐして篩にかけ、根は可燃ゴミとして出し、土は植え戻しの際に再利用します。鉢に足す土はこの再利用土と鹿沼土・赤玉土などで元の土質を何となく再現したものを用意して使っています。

近所をウォーキングしていると、玄関先に枯れた鉢植えや空の鉢を積み上げている家が結構あって、アレはみっともないと思います。代替わりして現居住者が園芸に興味なくなったなどの事情なんでしょうが、外から一番良く見える場所をあんな状態にしておくなど論外でしょう。などと言いつつもうちも似た様な状態にリーチをかけていたわけですから偉そうな事は言えません。ただし、鉢の数が結構あるので一段楽するまでに2週間程度はかかりそう。次からは2年に1度を目標にこまめな植替えをしようと心に決めました。

21/04/22(Thu)

しゃがんだ拍子にトランクス(自作)の尻が裂けました。ビッっていういい音がしたんで、あぁ裂けたんだなとすぐに分かりました。状態を確認してみるとかなり初期に作った個体で全体的にへたってきており、当て布をして補修しても縫ったそばから破れていくのは確実なので、この個体は廃棄して新しいのを作る事にしました。トランクスはもう10枚以上作っていて型紙も決定稿が出来ており、手馴れた作業です。

作業時間は2〜3時間。ロックミシンがないので布端のほつれ防止処理に手間がかかり、多分これ以上は短縮できません。ロックミシンがあればなーと思わなくもないですが、私が死ぬまでトランクスを作り続けても減価償却できる見込みが皆無なので買いません。手間ではありますが、通常ミシンの袋縫いでしのいでいこうと思っています。まぁコレはコレで高級な縫い方ではあるのですけど。

ところで私、作ったトランクスがどれだけ使えているかというデータをとりたいとずっと思っています。ですが、何度も洗濯を繰り返すトランクスですから、ペンなんかで書き込んでおいても消えてしまうのは確実。となると方法は刺繍一択です。日付までは要らないので、2021年4月の意味で2104と刺繍しておけば問題は解決…するのですが面倒臭い。多分3個体くらい前から企画はあるんですけど、やらずにそのままになっています。ただ、ダラダラ延ばしていても時間の無駄なので、今回は心を入れ替えて刺繍してみようかなと。やり始めれば5分程度の作業なのでどうって事ないんですけどね。

21/04/21(Wed)

穴があいたウォーキングシューズにゴム板を貼って再生した件ですが、念のため接着剤の推奨硬化時間の数倍放置して、もうえぇじゃろという事で実戦投入しました。結果:当面大丈夫そう。まだ使い始めたばかりなので断定は出来ないのですが、数日で接着部分が剥がれて駄目になるという事は無さそうです。このまま一週間ほど使ってみて、大丈夫そうなら旧庭靴は靴紐だけサルベージして廃棄します。ただし、細かな問題点が二つありました。

1. 履き心地が結構変わる。靴底に5mmのゴム板を貼ると、履き心地が結構変わります。特に踏み出しがし辛くなるので、以前のように1回7kmのウォーキングに使うのは無理です。ただ、庭仕事の場合は座っている時間が長くて歩く距離はさほどでもないので、この用途としては問題ないと思われます。2. はみ出た接着剤が小石を拾う。こっちは正直想定外だったのですが、接着面から露出している接着剤に小石がくっついて鬱陶しいです。ゴム系の接着剤は完全に乾いても表面がサラサラにならないので、拾ってしまうんですよね。まぁ、しばらく使っていれば埃が表面を覆ってくっつかなくなるとは思うのですが。ですが、総合的にみればいい修理だったと思います。このウォーキングシューズは3年弱履きましたが靴底が磨り減って穴があいただけで、靴にとっての致命傷ともいえる加水分解や靴底ゴム自体の劣化はまだ全く始まっていないので、あと3年…いや5年はいけるんじゃないかと思っています。とはいえ、その前に多分新しくおろしたウォーキングシューズに穴があいて、こっちを庭用におろすんでしょうけど。

21/04/20(Tue)

毎月メールで今月のカード支払い額のお知らせが来るんですけど、今月の支払額が何と150円、笑ってしまいます。時計の水銀電池を買ったのが全てで、令和3年に入ってからの累計でも2,000円を少し超える位なので、ネット社会の恩恵をまるで受けていない生活をしています。

私が好きな歌の一つに矢野顕子の“ひとつだけ”という曲があります。“欲しいものはたくさんあるの、きらめく星くずの指輪”という歌詞で始まる曲で、色々と物質的なものを挙げていった結果、最後はあなたがいれば良いみたいな捻りがないと言えばない曲なんですけど、昔からこの曲が好きで気がつくと口ずさんでいたりします。そしてそれとセットみたいに、今何か欲しい物があるかな?と考える事が多いんですけど、特に無いのです。日々の食事のような必要不可欠な出費を除くと、私は多分かなり物欲の薄い人間だと思います。今10万円渡されてコレで何か買えと言われても、1週間くらい考えないと思いつかないレベル。新しい物を買うよりも、今身の回りにあるものを工夫して何とかする方が楽しいと思ってしまうのですよね。履き込んで穴のあいたウォーキングシューズの底にゴム板を貼って、庭仕事用に出来ないだろうかとか。靴なんて数千円で買えるんですけど、それよりはゴム板を切って貼ってする方が楽しいです。まぁ、安上がりな人間なんですよ、私。

21/04/19(Mon)

蕗はこの時期の代表的な食材で私も大好きですが、うちの庭や畑ではほぼ雑草扱いされています。特に意識して育てているわけでもないのに勝手に育ち、目立ってくると適当に引き抜いて捨てるというあんまりな扱いを受けてます。とはいえ、先日あちこちから蕗だけを採ってきたらそれなりの量になったので、久しぶりに煮てみるかと思い立ちました。

蕗はなるべく長いまま曲げて寸胴にいれ、ひたひたに水を注いで点火。沸騰したら弱火に落として5分ほど煮てから煮汁を捨て、再びひたひたに水を注いで一昼夜放置しアクを抜きます。あとは手で皮を剥いて一口大に切り揃え、熱々のだし汁に投入して冷めるまで自然放置し味をしみこませれば完成。感想:普通に美味い。ただ、私にとって蕗はその辺に生えている雑草とほぼ同じ扱いなので、わざわざ店で買ってまで食べるのはちょっと…と思ってしまいます。この近所だとあちこちに収穫されない蕗が生えていて、特に太くて立派な茎の個体を見ると、モッタイナイなぁと感じますね。

21/04/18(Sun)

畑のネギにボウズが出来て、これからどんどん固くなっていくので、現在ネギ大量消費推奨期間となっています。そこで、有名なYoutubeチャンネルの“料理研究家リュウジのバズレシピ”で見つけたネギダレを作ってみました。作り方はアホみたいに簡単で、小口切りにしたネギを塩・味の素・胡麻油・胡麻で合えるだけ。動画では卵かけご飯の味付けに使っていたのでやってみたのですが、正直あまり私の口には合いませんでした。決して不味いわけではないんですが、葱が卵に勝ち過ぎる感じ。

ただし、うちで常備している鶏ハムにはアホみたいに合うのです。鶏ハムには色んなレシピがありますが、うちの作り方としては1. ムネ肉を観音開きにして厚みをそろえ、塩を振って一晩放置。2. キッチリ巻いてラップで包み、紐でグルグル巻きにしてから保温調理鍋に入れ、水ひたひたに生姜を加えて点火。沸騰したら弱火5分の後、保温30分。3. 煮汁に漬け込んだまま常温に冷めるまで待って完成、というものです。今まではマヨネーズで食べるのが定番だったんですけど、正直ネギダレの方が圧倒的に美味い。今後は鶏ハムがある時は極力ネギダレを常備しようと心に決めました。

21/04/17(Sat)

ピンホールのあいたウォーキングシューズを、“まだいけるっ!”と引っぱっていたら、庭仕事や買い物に使っている靴に不具合が出ました。アッパーとソールを繋ぐ縫い目が破断して、土踏まず辺りがパックリになってしまいました。この靴は多分父親が使っていた超古い物件で、加水分解しているのを接着剤で強引に繋いで使っていましたが、この縫い目が破断すると私基準でも流石にもう修理できません。というわけで庭仕事&買い物用の靴を廃棄し、今までのウォーキングシューズをココにスライドさせ、ウォーキングシューズには新品をおろすということにしました。

ただ、靴底に穴があいているというのはウォーキング用以上に庭仕事用には致命傷ですんで、塞がなきゃいけません。何か無いかな〜と思って納戸を漁って見つけたのが5mmのゴム板。コイツを貼れば良いんじゃね?という事でやってみます。そのまま貼り付けてもツルツルのゴム表面では長持ちしない事は明らかなので、V字の彫刻刀でゴム板・靴底の両方を荒らし、ウレタン系の接着剤でくっつけます。そんなに長持ちはしないかもしれませんけど、やってみないと分からないですからね。

ちなみに、私が思う日常生活で一番靴に悪い動きはズバリ、自転車に乗る事です。走行中は問題ないんですが、信号待ちなどで止まって足をつく動き。アレをやると靴底が90度曲がるので、靴底のゴムが劣化していればパックリ割れていきますし、もしくはアッパーとソールの間の縫い目が破断します。ですんで私は自転車を使う買い物には手持ちの中でも一番ボロい靴を使うと決めています。靴はその人の顔なんて言いますが、近所のスーパーに買い物に行くのにそんなに気にしてもしょうがないですからね。

21/04/16(Fri)

毎朝のウォーキング中に何箇所か良心市(無人の野菜販売所、料金は備え付けの缶等に入れる)がありまして、今日はホウレンソウを2把買ってきました。良心市のメリットは新鮮で安い事。直前に取れた野菜を農家が直売していて、価格は近所の安いスーパーの更に半額くらい。今日は両手の親指と人差し指で丸を作ってやっと掴める位のホウレンソウの束が100円、そりゃ買うでしょう。

デメリットは無い…と言いたいのですが、二つあります。一つは無人なので当然ですがお釣が出ません。ですんで私はウォーキングの際に小さな財布に100円玉だけ5〜6枚入れたものを常に持ち歩き、いつ良心市で出物を見つけてもその場で対応できるように準備しています。ちなみにこの財布は完全に良心市専用なので、自動販売機で飲み物を買ったりはしません(今年でウォーキング3年目ですが、自動販売機利用は多分ゼロです)。もう一つのデメリットは何が出るか事前に全く分からない点です。何も出ていない日だって多いですし、仮に出ていても欲しい物が無い日だってザラです。ですんでこの良心市の売り物を中心に食卓計画を組み立てる事は現実的ではなく、見つけたら臨機応変に組み込むいわばおまけ要素位の位置づけにしか出来ません。実際私が良心市で買い物をするのは月に1〜2回ですしね。でも、上手に使えばとても便利だと思います。

ところでこの良心市、お金を入れないアホがちょいちょいいるらしいのです。本当に許せない。お金を入れないと農家の人のモチベーションが下がって良心市そのものが無くなってしまいかねません。こんな良心価格で農作物を提供してくれているんだから、代金はキチンと払ってもらいたいものです。

21/04/15(Thu)

ポットにまいたプチトマトが発芽して一安心です。正直苗で買った方がずっと楽ではあるんですが、苗1本80円と種10〜20粒50円を比較してしまうと、ドケチな私はどうしても種を買ってしまいます。ここから間引いて最終的に3〜4本育てると、食べ切れない程のプチトマトになるので、非常に安上がりなのではないでしょうか。

同時期にまいたパセリは順調に芽が出たんですが、バジルはまだちょっと気温が低かったらしく、発芽が遅れています。まぁその内出てくるでしょう。パセリもバジルも超優秀なハーブで、うちでは食べ切れなかった分をオーブンでカラカラに乾かして粉砕保存しており、生より香りはやや落ちますがそれでも年間通じてこれらを使えるのは大きいです。100円ショップで買ってきた瓶に入れて冷蔵庫の扉ポケットが定位置。常温の棚に置く家も多いですが、ハーブは湿気と紫外線が大敵なので、個人的には光が当たらず湿度が低い冷蔵庫内が保存には向いてるんじゃないかなと思います。インスタ映えはしませんけど、そもそも私インスタをやっていない…というかスマホを持っていないので、関係ないです。そうそう、ハーブといえば今年は久しぶりに梅干を漬けてみようと思っていて、赤紫蘇の種を買ってこなくては、と思ってます。

21/04/14(Wed)

使っているヤカンを置いている場所が少し濡れているので気になっていたんですが、穴があいていました。買ったのは確か大学入学で上京したタイミング。アルマイト製で、錆が進行した結果何箇所かピンホールがあいてしまいました。とはいえ、水の中のミネラル成分が固着したもので塞がれていて、そんなに派手にもれているわけではありませんが、気がついてしまった手前放っておく事も出来ません。実は新品のヤカンもあるのでこのまま代替わりというのが一番手っ取り早いんですけど、まだ使えるものを捨てるのは性に合わないので調べてみました。

結果、エポキシパテで塞げるようです。硬化すれば水に溶ける事も無いですし、耐熱温度は約200度あるので、空焚きしない限りは大丈夫。丁度手元にあるので、コイツでパパっと塞いでしまう事にしました。患部に水分が残っているとまずいので、軽く空焚きしてから丸一日天日で乾燥させた後に作業します。パテ埋め自体は5分もあれば終了するごく簡単な作業ですんで、誰でもできます。修理作業は好きですが、中でも修理剤が手元にあってそれを有効活用する修理ってのはひときわ満足度が高い気がします。まぁ、私だけかもしれませんけど。

ところで、ヤカンって使ってない時に水を入れておくのがベターなんですかね。水を捨てておくと、残った僅かな水と空気中の酸素両方が底に触れて酸化が進みやすい気がします。夏場は駄目ですが、多少水を残しておいた方がヤカンを長持ちさせるという点ではベターなんじゃないかと今回の件で思いました。

21/04/13(Tue)

去年のから台所に水槽を置いてメダカを飼っているんですが、最近そのメダカが餌遣りを覚えているという事に気づいて結構驚きました。よく鯉なんかで餌を持って近づくだけで水面に顔を出すという話を聞きますが、メダカも一緒です。私は毎朝ウォーキング後に自作のパウンドケーキを一切れ食べるんですけど、本体からナイフで切り出すと細かいケーキ屑が出ます。それをメダカに遣ると専用のメダカ餌よりもずっと喰いつきが良いので、最近はもっぱらコレを使っています。

で、このケーキ屑を遣る時間になるとメダカ達が何となく所定のコーナーに集まってきて、手をかざすと明らかに水面方向に近付いてくるのです。サイズ的にメダカの脳なんて爪楊枝の先位しか無いと思うんですが、それでも覚えるものなんですね。コレに気がついて割と感動しています。ちなみに一緒に飼っているドジョウの反応はイマイチです。ドジョウは基本水底をテリトリーにしているせいか、餌を遣っても水面まで上がってくる事はしません。ただ、メダカが食べ残して水底の小石の隙間に落ちた餌を全身ローリングして食べている様は結構可愛い。時間になると餌が落ちる区画に待機しているような気もしますが、気のせいかもしれません。そしてエビは無反応。こいつらはあんまり頭が良くないようです。

21/04/12(Mon)

庭仕事のお供にラジオが欠かせない私ですが、ここで何度か書いたようにこの辺りはAMはNHK2局と民放1曲しか入らず、FMは電波状態が悪くて受信不可という地域です。NHKは国会中継が入るとつまらな過ぎて聞けないですし、民放はクオリティがイマイチ。ということで渋々NHKに依存していたんですが、今はネットの時代。やろうと思えば全国のラジオが聴けるのです。そして、やりました。

東京にいた頃は結構聞いていた日曜天国。久しぶりに聴いたんですが、相変わらず抜群に面白いです。安住アナウンサーの話術マジで凄い。もうアレは話芸といっても良いレベルだと思います。そしてアシスタントの中澤さんも絶妙です。聴き始めた頃は、この人笑うか相槌打つかしかしてないじゃないかと思っていたんですが、それが独特の雰囲気を作り出しています。たとえるならば、カレーの福神漬。無くても良いような気がするけど、実は絶対に必要、みたいな。東京が素晴らしいとは思わないですが、民放各局の凄腕パーソナリティが切磋琢磨して素晴らしい番組を作り上げているという東京のラジオ状況は素晴らしいなと思いますね。

21/04/11(Sun)

近所の人にコシアブラを貰いました、ありがたい事です。量があればおひたしが出来るんですが、それほどは無いので無難に天婦羅一択です。ただ、コシアブラだけというのも芸がないので、近所を一周して食える野草をゲットしてきました。その途中でショックだったのが、私の大好物カキドオシのコロニーが消滅していた事。別に整地されたとかそういうのではなく、単純に他の野草(ヤエムグラ)に負けてしまったようです。悲しい…。本によるとカキドオシは割とどこにでも生える雑草だそうですが、この辺ではあまり見かけません。私は毎朝7kmのウォーキングをしているんですが、そのコース上でカキドオシが群生しているのはココだけでした。仕方がないので少しコースを変えて探してみようと思っています。

無いものは仕方がないので、他の野草に切り替えます。1. ヨモギ。ヨモギはどこにでも生えていますんで、カキドオシと違って調達に苦労する事は皆無です。ただ、場所によっては犬の尿リスクがあるので、散歩の犬が入り込まなさそうな場所を選んで新芽だけ摘んできます。ヨモギは生のまま口に入れるとちょっと厳しいか?と思うレベルで癖が強いのですが、揚げるとそれが実にいい感じにマイルドになって美味い。よく癖がなくて美味いなんて言いますけど、癖が無さ過ぎると野菜で良いんじゃね?という事になってしまいます。癖があるけど丁度いい、揚げヨモギはまさにそんな感じ。

2. ユキノシタ。コレはうちの庭に生えてますが、散歩コース上にも一箇所自生しています。味の癖は全くないですが、肉厚で唯一無二の歯応えがありお気に入り。一般野菜で他に似たものはあるかと考えても、ちょっと思いつかない面白い食感です。日本庭園の隅によく植えてあったりしますね。3. ドクダミ。コレはもうどこにでも生えます。ヨモギと一緒で、生だとヨモギ以上に厳しいですが、揚げるといい感じになります。ドクダミの実物を知っている人なら、あんなの食べるの絶対無理無理と思うでしょうが、揚げると意外といけます。確かカンボジアでは生でサラダに入れるそうですが、私もそれは絶対無理ですけど。他にも蕗とかノビルとか、歩いていると意外と沢山食える野草が生えています。タダだからというのもありますが、野菜には無い風味があって面白いので、興味があればチャレンジしてみると良いんじゃないでしょうか。

21/04/10(Sat)

マツの新芽摘みの季節がやってきました。正直面倒臭い。でも、やらないと将来的にもっと面倒臭くなるのでやらざるをえない。果樹だったら果実という目に見える成果が手に入るんですが、マツは育てても風流なだけですからねぇ…。それで全てをチャラに出来るほど私は老成していません。

というわけでマツの新芽摘みですが、やる事は簡単です。マツは枝先に三叉に分かれた新芽を出しますんで、その真ん中の一番勢いが強い芽を摘んでいくのが基本。場所によって成長を抑えたい場合は二本摘んだり全部摘んだりもします。コレをやらないとあっという間に樹形が崩れて、モサモサのみっともないマツになるのです。ちなみにマツの手入れは冬場に古い葉を毟る作業とセットになっていて、とても手がかかります。一般的な樹なら剪定バサミでバシバシ刈っていけばいいのですが、マツは一枝一枝チマチマと切らないといけないので、本当に手間と時間がかかるのです。ですんで、植木屋さんに頼むと結構なお金がかかりますし、自分でやるとそりゃもう大変。マツなんて植えるもんじゃねーなとしみじみ思いますね。

21/04/09(Fri)

もう流石に使わないだろうという事で、ニットのキャップや手袋などの洗濯をしています。以前なら碌に手入れもせずに箪笥に突っ込んでいた所ですが、自作の手間を考えると洗ってキチンと仕舞った方が手間がかからないという、メリットデメリットを考えた結果の行動です。洗って仕舞わないと虫に食われ、修繕の手間暇がかかってしまうので、多少面倒に思えても洗った方が楽です。

ちなみにニットというと洗濯が難しいというイメージですが、私はあんまり深く考えずに洗ってしまいます。ただし、洗濯機は勿論駄目。風呂の残り湯に中性洗剤を適当に注いでニットを突っ込み、2時間ほど放置してからすすいで絞って干すだけです。ただし、絞るのは所謂雑巾絞りをやると生地が伸びてしまいそうなので、圧迫する感じで。干すのは吊るすとこれまた伸びてしまうので、物干し台にタオルを敷き、その上に置いて乾かす感じです。そしてこのタオルを置けるスペースが限られているので、ちょっとずつしか洗えないのが難点ですけど、まぁ急ぐものでもないのでマイペースで1週間ほどかけて洗っている感じですね。

21/04/08(Thu)

最近庭の苔が荒らされている事が多くて困っています。父親によると、犯人(鳥?)は多分ツグミ。苔を剥がしてその下にいるミミズなどを食べているんでしょうが、本当に迷惑極まりないです。名勝などでは地面に網を広げて対策するらしいですが、それも大変なんですよね…。むしられた苔はそのままにすると乾燥して死んでしまうので、毎朝庭を見回って剥がされた苔を元に戻すのが最近の習慣となっています。姿は可愛いんですけどねぇ…。

鳥といえばツバメが巣を作っています。一般的には軒下が多いんでしょうが、うちの場合は農家造りなので、ガッツリ屋内の納屋に営巣するので雨風が降り込むことは絶対にありません。その意味では完璧な住居なんでしょうが、結構な量の糞を落としてくれるので、古新聞によるガードは必須です。巣は6箇所くらい候補があってどれを選ぶかはその年のランダム。気にいった巣を直して住むようです。ただ、去年と3年前にアオダイショウに喰われて全滅しているんですよね。一応足場になりそうなところはどんな細かい釘頭も全部撤去したんで今年は大丈夫だと思うんですが、それはちょっと心配です。

21/04/07(Wed)

愛用しているウォーキングシューズに穴があきました。8,000km程歩いたので、コスパ的には最高の部類に入るかと思います。両足にほぼ同じタイミングで穴があいたのは、両足にほぼ同じ体重をかけて歩いているという事なので◎。ただし、あいた場所はややマイナスです。ウォーキングでは親指で蹴ってカカトで着地するというのが基本です。この基本に忠実に歩いていれば、親指の辺りに穴があくはずですが、私の場合はそのもう少し下の方。つまり、蹴りだす際に親指が働いていないという事なので、要改善です。ただ、靴底の減り方を分析して、この癖は随分前から自覚はしていたのですが、何十年もかけてついた歩き癖なのでなかなか直るものじゃないのが問題です。

ちなみに次の靴はもう購入済ですが、この穴のあいた靴をいつまで履くか、それが問題です。穴とはいってもまだまだピンホールの段階で、穴の内側には中敷があるので、水溜りに直接足を突っ込まない限りはまだまだ履けない事は無いです。ウォーキングシューズにありがちな加水分解はまだまだ全然始まっていない段階なので、磨り減った場所以外は現役そのもの。もうちょっと履けるかな…と日々限界を見極めつつ引っ張っている所です。

21/04/06(Tue)

今年2件目の筍(2本)ゲットです。筍は時間をおくだけ灰汁が強くなるらしいので、貰ったら即下茹でが基本です。うちには以前手打ちうどんに凝った時期に買った、個人用にはあるまじき大きさの寸胴がありまして、コレが筍の下茹でに最適。寸胴である必要はありませんけど、筍を定期的に手に入れられる環境下なら特大の鍋は絶対に必要だと思います。

ところで筍って味自体は大好きなんですけど、冷凍保存が出来ないってのが最大のデメリットです。一旦凍らせると中がスカスカになってしまうのですよね。ネットを見ると薄くスライスすれば大丈夫と書いてあり、多分コレはスカスカを誤魔化す為の方便だと思うんですが、薄くスライスしてしまうと炊き込みご飯の具か炒め物の歯応え担当ぐらいにしか用途がなくなるので、そこまでして冷凍することもないかな…と急いで食べ切る事にしています。メンマ的な干し筍も何度か作ってはみたのですが、物凄く手間がかかります。美味しいのでたまになら作っても良いですが、日常的に作るのはちょっとしんどい感じ。保存性が上がれば筍の評価がもう一段上がるんですけどねぇ…。

21/04/05(Mon)

私は毎朝お茶を淹れて魔法瓶に入れて一日の水分にしているんですが、この魔法瓶も最後に本格的に洗ったのがいつか思い出せないレベルになっているので、久しぶりに洗ってみるかと思い立ちました。勿論使うたびに水を入れて振りすすぎはしているんですが、それでも毎日微量ずつ溜まり続けた茶渋が魔法瓶内部に錆の様に付着しているのが見えます。見えますが、静かに使っている分には剥がれてこないので、まぁいいかとそのまま使っていた私。

洗い方ですが、ギリギリ蓋ができるレベルまで熱湯を注ぎ込み、重曹を小匙1杯加えて蓋をして放置するだけです。昼過ぎにお湯を注ぎ込んで翌日の朝まで放置したところ、まー凄い。ブラック珈琲レベルの濃さの真っ黒いお湯と剥がれた茶渋の塊がそこそこ沢山出てきました。しかも、中を覗き込んだらまだまだ全然落ちきっていません。というわけで今後1週間くらいはこの作業を繰り返して魔法瓶をキレイにしていこうと思います。そして今後は月に1回ペースで重曹掃除をしなきゃ駄目ですね。

ところで私はペットボトルのお茶含め飲料全般を買うのはかなりハイレベルな無駄遣いだと思っています。ウォーキングコース上にある500mlペットボトルは大体130〜150円ほど。自分でお茶を入れたら同量が10円かかりませんし、大した手間でもないです。ペットボトルのお茶を飲んでいる人を見ると、お金持ちなのねーと思う私です。

21/04/04(Sun)

早速先日の筍を煮て食べたんですが、私は小さい頃筍は不味いと思っていました。子供の頃は不味く感じていたけど大人になったら…というよくある話ではなくて、本当に不味かったのです。当時筍を煮てくれるのは祖母でしたが、祖母の煮る筍を食べると口の中がイガイガしてそれがどんどん喉にまで広がり、えもいわれぬ不快感。周囲の大人が平気な顔をして食べているので、筍というのはこういうイガイガした食感の食材であり、自分には合わないなと思っていました。

でも大人になってよく考えるとコレ、単純に祖母のアク抜きが不十分で周囲がそれに慣れて筍はこういうものと思い込んでしまっただけの話なのですよね。後で聞くと母もそう思っていたけど相手が姑なので口に出せなかったとの事でした。通常筍は皮を剥いて1時間ほど弱火で茹でた後、煮汁に浸したまま一昼夜放置する事で水溶性の灰汁が煮汁に溶け出して抜けます。ですが祖母は下茹でしたらすぐに筍を取り出して味をつけてしまっていたそうで、そりゃ灰汁も抜けないよなと思います。よく思い出の味なんて言いますが、私の実感だと美味かった料理よりも不味かった料理の方がインパクトがあって記憶に残ってしまったりします。祖母は大体料理上手でしたがこの筍と味噌汁は壊滅的に不味くて、祖母の料理と言って思い出すのは決まって筍と味噌汁です。母は料理が嫌いであんまり上手でもありませんでしたが、母の料理といって思い出すのはその中でも飛びっきり不味かったハンバーグです。この現実を知ったら天国で2人とも苦笑いをするんじゃないでしょうか。

21/04/03(Sat)

田舎に住んでいると本当に食べるものには困りません。今日貰ったのは今年初の筍。筍は下茹でに1時間かかるんですが、自宅で仕事をしているとその横で下茹でが出来るので、全く負担には感じません。仕事をしていれば1時間パソコンの前で作業なんてザラにありますから。筍は皮を剥いてから寸胴に入る大きさに切り分けて、水をひたひたに注ぎ、浮かないように落し蓋をしてから点火。沸騰したら弱火に落として1時間煮て、火を止めたら丸一日放置でアクが抜けますんで、そこからは適当に味付けをして煮ればOK。

ちなみに定番の鷹の爪と米糠を入れてアクを抜くというのは迷信だと思っているのでやりません。筍のアクは水溶性なので、水に漬けておけば抜けます。あと、下茹での際に沸騰まではキッチンのガスコンロでやりますが、その後の弱火1時間は自室に持ち込んでカセットコンロで仕事をしながら行います。カセットコンロって意外に省エネで、とろ火だったらボンベ1本で5〜6時間は大丈夫。振ってみてもう殆ど無いなレベルでも、1時間なら案外足りてしまったりします。こういう時間がかかるだけの作業はなるべく他の事と抱き合わせると時間の節約になりますね。

21/04/02(Fri)

今日は60cmオーバーのブリを貰いました。ありがたい事ですが、この大きさのブリを2人で傷む前に食べ切るのは結構大変。アラなどを大胆に捨てれば多少難易度は下がりますが、魚は捨てる場所が少ないほど勝った(何に?)気になるので、アラまで極力食べ尽くすのが私のスタイルです。とりあえず三枚におろし、片身の上半分は皮をひいて刺身にします。ひいた皮は勿論塩を振って塩焼きに。私は刺身よりむしろこっちの皮の塩焼きの方がずっと美味いと思う人間なので、捨てるなんてとんでもありません。

片身の下半分は皮ごと適当な大きさに切り揃えてフライにし、自家製タルタルソースベッタリで食べます。残った片身は適当な大きさに切り揃え、塩を振って半日→味醂醤油&胡麻に一晩漬け込んでから干し網で丸一日風に当てて味醂干しにします。こうして多少なりとも水分を飛ばしておけば、冷蔵庫のチルドルームで1週間程度は保存できるので、ゆっくり食べきる事が出来ます。

アラは大きく三つに分けます。白子・胃・小腸など内臓系は生姜を利かせて甘辛く煮付けです。カマ・肋骨の剥き身は骨の割に身が多くて食べやすいので塩焼きにして大根おろしを添えるのが美味いです。兜割にした頭と中骨は骨の割に身が少なくて焼いてもあまり報われないので、茹でてから身をほじくり出します。いつもはコレを炒り煮にしてご飯の友にするんですけど、今回は何となくオリーブ油とタイムで油漬けにしてみました1回茹でているので厳密にはシーチキンではないですが、割と近い。トーストしたパンに乗っけるとかなり美味いです。ちなみに茹で汁は塩で味を調えてから拍子切りの大根を入れ、葱を散らして船場汁風に仕立てると無駄がありません。魚は廃棄率が低いほど勝った気になりますね。

21/04/01(Thu)

毎週水曜日はメダカ水槽掃除の日。私は汚れてきたら掃除する…みたいな運用が出来ない人間なので、スケジュールは基本的に完全固定。○曜日はコレをするとか、月末はコレをする、みたいにしていないと永遠にサボり続けるので、こういうやり方が合っているんだと思います。マニュアルを見るとメダカ水槽の水交換は2週間に1度くらいで良いらしいのですが、うちの場合はそれだとちょっと遅い感じ。隔週だと結構な確率で死者が出てしまうので(実体験)、毎週にしています。それに最近気温の上昇と共に水温も上がり、水が濁るようになってきました。そんなに数は入れてないと思うんだけど、まだ多いのかなぁ…。

水交換の手順としてはまずブクブク(通称)や岩など余計なものを全部取り出し、トップのライトも外します。専用のサイフォンで水を1/3汲み出し、生き物が間違って入っていないかを目視してから廃棄。ブクブクや岩をサッと洗って元に戻し、水を定位置まで注いでから最後にライトを再設置して完成。所要時間は10分弱です。手間暇はそれなりにかかりますが、メダカなどの小さな生き物が泳いでいする姿がなにくれとなく目に入るのはかなりの癒しですんで、水槽買ってよかったなぁ…とは思いますね。

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