2022年4月

<<前<<   >>次>>

22/04/30(Sat)

最近裏の廃屋に野良猫が棲みついてしまい、少し困っています。何より困るのが糞問題。うちの庭の特定箇所をトイレと認識したようで、かなりの高確率で毎日糞が落ちています。猫の糞って臭いんですよね。愛着のある飼い猫ならともかく、見ず知らずの野良猫の糞なんて迷惑でしかありません。見つけると火ばさみで掴んで用水路に捨てていますが、マジで勘弁してほしいです。

あと、先日はシマヘビが首元を食い千切られて捨てられていました。空腹で狩りをして食べるのならまだ納得できますが、殺しただけで全く食べずに捨てているのがムカつく。蛇はうちの敷地内だと食物連鎖の頂点にいる生き物で、多分個体数も少ないので、こんな風に遊び半分で殺されると非常に迷惑なのです。台所も油断すると入り込んで悪戯をするので、人がいない時は必ずドアを閉めるようにしています。正直猫は好きな方ですし、Youtubeではいくつか猫チャンネルを登録して楽しんでいますが、それとこれは話が別。ですが保健所を呼んで捕獲して貰うとかも面倒だし…。しばらくは気を付けられるところは気を付けつつ現状維持ですかね。

22/04/29(Fri)

サクランボですが、毎朝色づいた実を収穫してタッパーに入れ、冷蔵庫に溜め込むこと1週間。収穫できる果実が少なくなり、冷蔵庫に保存した実もいい加減処理しないと悪くなるので、次の段階に進みました。サクランボのジャムで何が面倒臭いかって、それは種をとる作業です。ヘタだけ切り落とせばいいイチゴや芯を取り除いて銀杏に切るだけでいいリンゴと比べ、1個ずつ種と軸を取り除かないとといけないサクランボはアホみたいに手間がかかります(収穫時に軸を外して収穫する方が手間暇かかりませんが、軸の付け根が傷みやすく、保存可能期間がとても短くなるデメリットがあるので、軸はギリギリまで外しません)。

サクランボの入ったタッパー、果肉・軸・種を入れる三つのボウルを並べ、ただひたすらに黙々と分別していきます。最終的に果肉1kgがとれた状態で所要時間2時間弱。ボウルの並べ方を試行錯誤し、腕の動かす距離を最短にしてもこの結果。もうこれ以上やりたくないのですが、仕方がないので毎年やってます。果肉に50%の上白糖と2%のクエン酸(色止め)を加えて冷蔵庫で半日〜1日放置し、砂糖が全体に馴染んだところで5%のペクチンを加えてジャムに煮ます。煮る時間はごく短いですが、保存の為に熱湯消毒した瓶に脱気密封するのが面倒くさい。でも、やらずに黴させてそれまでの努力を台無しにする方が嫌なので、仕方なくやります。

残った軸は廃棄ですけど、種は表面にそこそこ果肉が付いているのでまだ使います(使わなければ最初からまとめて一つのボウルに入れてしまえば良い)。1Lのペットボトルに入れる事を考えて、700mlの水に350gの砂糖を加えて火にかけ、溶け切ったのを確認してから種を投入。10分ほど煮てサクランボのシロップにします。粗熱が取れたら種を取り除いて廃棄。味的にはここで完成ですが、薄茶色でサクランボシロップっぽくないので、食紅を加えて色を調整します。単なるイメージですが、サクランボシロップというとほんのり紅色というイメージがあるので。出来たら冷蔵庫で保存しておき、4〜5倍に水or炭酸で薄めて飲むと美味。我ながらマメな性格だよな…と思わざるをえません。

22/04/28(Thu)

はしごに上ってサクランボの収穫をしている時唐突に、収穫用のチョークバッグのベストポジションは右腰じゃなくて左腰なんじゃね?と閃きました。私は右利きなので、右手で採ったものは右腰の袋に入れるのが普通だろうと深い考えも無しにチョークバッグを右腰につけていましたが、サクランボの収穫に限ってはコレは不正解でした。何故なら、この作業の際は右手で剪定鋏を持ち、左手でサクランボを採るので、右側にチョークバッグがあると収穫物を入れるたびに左手を右腰に持っていかないといけません。どう考えても左腰につけておいた方が良いです。

無論コレは剪定鋏を使わず右手で直接収穫物をもぎる場合には当てはまりません。そのケースの場合は今まで通り右腰が正解です。とはいえ、私の作業パンツにはベルトループが付いておらず、右腰のは私が後付けで取り付けたものです。ということで、近日中に左腰にもベルトループをつけないといけません。まぁ、ものの5分で終わる作業ですけど。

このように、日常的に習慣化している作業や動作の中でも、よくよく考えてみると合理的ではないものが結構あって、そういうのを見つけて改善していくのはたとえその結果が微々たるものだとしても結構嬉しいものです。ましてやそれが自分の力のDIYで解決できるとなると嬉しさも二倍。まぁ、そんな都合のいい改善案はなかなか転がっていないんですけど。

22/04/27(Wed)

落ち葉の季節というと一般的には秋で、今が落ち葉の季節なんていうと頭おかしいと思われるかもしれませんけど、うちでは今が落ち葉の季節です。確かに楓や銀杏は秋に葉を落とし、冬は枯れ木で過ごして春に新芽を出します。しかし、冬に葉を落とさず春に新芽を出した段階で落葉する樹が結構あるのです。うちでいうとウバメガシ・アラカシなど樫系全般、椿各種、モッコクetc。植物の立場からすると冬も含めて通年で光合成が出来るわけだから、それはそれで戦略として間違ってないのかなと思います。

そんな落ち葉だらけの庭を見つつ、この季節になると買おうか買うまいか激しく迷ってここ数年なのが、バッテリー式のブロワーです。木工の後片付けや家具裏の掃除の為にコンセント駆動のブロワーは持ってるんですが、庭仕事に使うとなるとバッテリー式じゃないと話になりません。価格は大体一万円なので、全然問題ない値段ではあるんですが、仮に買ったとして使い倒せるか自信が無くて購入に踏み切れてません。

買えない理由1. 庭に苔部分が多い。コンクリート部分なら無敵の威力を発揮しますけど、苔の上の落ち葉は多分苦戦します。引っ掛かりますし、無理やり吹き飛ばそうとして苔まで剥がしたら本末転倒です。2. 運用期間の短さ。庭の落ち葉が厄介なのはほんの一瞬…いいとこ2〜3週間です。それだったらホームセンターのレンタルサービスを利用した方が賢いかも…と思ってしまうんですよね。屋内で使うんなら手持ちのコンセント駆動の方が遥かに便利なんで、活躍の場は少なそう。私、新しい物を買う際はAmazonの欲しいものリストに入れっぱなしにしてしばらく考えるのが常なんですが、今回のブロワーは入れてはみたものの使いこなせる予感がしません。これだけ慎重に買ってもなお3割くらいは結局あんまり使わず失敗だったという結末になるので、今回は買わないのが正解なのかなと思っています。

22/04/26(Tue)

先日買ってきたラズベリーですが、行灯作りにすることにして支柱を自作しました。ラズベリーは蔦というわけではないですが、ひょろっと細長く成長し、茎についた棘を他の植物に引っ掛けて姿勢を維持する植物なので、栽培する際にも何らかの支えが必要になります。うちの場合は地植えにしてネットに絡ませるか、行燈仕立てにするかの二択。数年前に買った似たような植物のブラックベリーは行燈仕立てにしたんですけど、最近は成長著しく鉢植えが限界になりつつあるので、今年の冬にでも地植えにしようと思っていますが、今回買ったラズベリーはまだ苗が小さくて甘やかさないと枯れてしまいそうなので、当面は鉢植えの行燈仕立てを選択しました。

その支柱ですが、ホームセンターで普通に売ってます。売ってますが、ココは敢えて自作です。私がドケチで家に材料があるからというのも理由ではあるんですが、主な理由は違います。うちには父母や祖父母が無計画に買った園芸用の支柱が山のようにありまして、ほぼ使い道がありません。断捨離的な視点でいうととっとと捨てろという話になるんですけど、使えるんなら使い倒した方が良いのは自明。各支柱をつなぐ輪っかの材料になる針金も硬いの柔らかいの太いの細いの各種揃ってますし、それらを結合する番線も在庫たっぷり。コレだけなんでも揃っていたら、わざわざホームセンターで買うのは資材の無駄遣いだと思うのですよね。ちなみに行燈の支柱を仕立てるのに要した時間は20分程度。この程度だったらまぁ、大した作業でもないので許容範囲内かなと思います。

22/04/25(Mon)

庭のサクランボがいい感じになったので、毎朝色づいた奴を選んで収穫しています。ずっと前からあるものなので、品種は不明。粒は小指の先程の大きさで、佐藤錦みたいな有名品種とは比べ物になりませんけど、キチンと甘くて美味しい。近年はこのサクランボでジャムを煮るのが恒例になっています。ただ、今年はちょっと収穫に苦戦中。このサクランボは隣家との境界地点に生えてまして、例年は隣家の敷地から採らせてもらってるんですけど、今年はその隣家で増築工事をしているためその手が使えません。あくまでうちの敷地から採らないといけないんですけど、コレが結構大変で…。まぁ、来年からは元に戻るでしょうけど。

サクランボのジャムの作り方はスタンダードそのものです。軸と種を取り除いたサクランボに重量の半分の砂糖を加えて冷蔵庫で一晩放置した後、火にかけて10分ほど煮ます。昔のジャムは弱火でコトコト煮るのが定番でしたが、今ではサッと煮るのにとどめるのがスタンダードになった気がします。火を止めてサクランボ重量の2%のクエン酸と5%のペクチンを加え、かき混ぜてよくとかしたら瓶詰して脱気密封して完成。感想:他人には惜しくてあげられないレベルで美味い。特にこのサクランボは収穫量が少なくて量が作れないので、基本的に他人にはあげません。個人的に好きなジャムトップ3を挙げろと言われたら、サクランボは絶対にランクインします。ちなみにあと2つは無花果は当確で、残りの一席をイチゴとリンゴが争う感じです。サクランボはアホみたいに高いので買ってジャムにはできませんけど、自分の家に生えている分にはタダですから。でも、私の散歩コースにも何か所かサクランボの実る桜の木があるんですけど、どれも利用されている感じじゃないのがとても残念。使わないならくれと言いたいですけど、見ず知らずの人の家なんで無理なのがとても悲しいです。

22/04/24(Sun)

ホームセンターで見つけたラズベリーの苗をつい買ってしまいました。花系には全く興味が無いんですが、果樹系には滅法弱い私です。キイチゴはウォーキングコースにも結構自生していて、何度か挿し木に挑戦したんですが失敗しました。流石に苗で買ったら大丈夫じゃろと思いますがどうでしょうか。コレでベリー系はブルーベリー・ブラックベリーに続く3種類目。店頭でよく見かけるメジャーなベリー系で残るのはマルベリーだけとなりました。ただ、マルベリーは多分買わないと思います。

マルベリーって要は桑でしょ?この地域は生糸の生産地でこそないものの、祖父母の時代には内職的に蚕を買う家があったようで、その名残として所々に桑の木が残っています。流石に最近は随分減りましたが、無くはない。その条件的にはラズベリーも一緒ですが、何故かマルベリーの苗は高価なのです。30cm程の小さなものでも3,000円、50cmを越えて結構実が付いているものは8,000円って、そんなのちょっと手が出ません。その辺に生えてる桑の苗にこの金額は出せませんわ…。そうそう、最近フィンガーライムという柑橘が面白そうだと思って注目しているんですが、この苗も同じような価格帯で涙を呑んでます。私が苗に出せる金額は1,000円まで。8,000円とか絶対無理です。

そういえば最近苗の値段が全体的にすごく上がった気がします。ブルーベリーの苗なんて私が買った4〜5年前は300円出せばよりどりみどりだったのに、すごく運が良くて500円、普段は1,000円超えないと手に入りません。苗なんて植えても枯らすリスクがあるし、仮に上手くいっても果樹が手に入るのは数年先。まぁ、軌道に乗れば300円で買った苗を更に挿し木で無限増殖できますけど、それにしたってもう少し安く売ってくれても罰は当たらないと思うんですけどね。

22/04/23(Sat)

2月に挿し木をして順調に葉が出ていたブルーベリーがここにきて少し元気をなくし始めました。考えられる原因は2つ、最近の暑さにやられてしまったか、鉢の中にコガネムシ系の幼虫が入り込んで根を食べているか。さぁどっちだ…としばし悩みます。暑さだったら涼しいところに移して様子をみてやればいいだけなのですが、原因が害虫だった場合は放置すると症状が悪化して高確率で枯れます。鉢から出して土を崩して確認すれば一発ですが、挿し木をした時期から考えて今は丁度根が出始めたるそこらの頃のはずなので、土を崩して環境を変えるとそのせいで枯れてしまうリスクが高い。という感じの八方塞がりです。

というわけで仕方がないので人柱になって貰うつもりで、一鉢だけ中身を取り出して確認してみました。結果:虫おらず。他の鉢は分かりませんが、一番元気のなかった個体に虫がいなかったので、多分大丈夫でしょう。ちなみに根はまだ出ていませんでした。本当にブルーベリーは発根が遅いです。暑さが本格化する前に根が出て、環境への抵抗力が上がるとこちらも一安心なのですが…。ちなみに実験に協力してもらった個体は、なるべく丁寧に鉢に埋め戻しました。一応人事は尽くしたので、コレで枯れてしまったらもうそれは仕方がないと割り切ります。

22/04/22(Fri)

最近使われるようになった“名もなき家事”。この名もなき家事は単体では数分どころか30秒で終わるような作業ですが、それが積み重なると割ととんでもないことになります。私の場合、ウォーキングから帰ってきてから自室に戻ってパソコンの電源を入れるまで約1時間。常に時間を有効活用すべく無駄な動きを極力削いで作業をしてもこの結果です。ただ、中身を分析すると個々は本当に大した事のない作業の積み重ねなんですよね。たとえば今日の作業を振り返ると、

1. 先日の雨で取り込んでいた玉葱を日当たりの良い門扉の上に戻す。2. トマト・バジル・パセリなど育成中の苗や鉢植えのライム・レモンなどに水遣り。3. ←で残った水をメダカの水槽に入れつつ、繁茂した水草の除去。4. 庭を一周して目立った雑草や落ち葉を拾う(真剣にやると数時間コースなのでかなりざっと)。5. 最近野良猫のトイレスポットと化した庭の一角に毎日糞があるのでその片付け。6. ウォーキング中に採ってきた蕗の葉を落とし、鍋に入れて水を注ぎ点火(その他作業の時間とうまく組み合わせて下茹で・あく抜きのための浸水まで済ませる)。7. 朝食のためのパンを焼き、ミルクを準備し、作り置きのサラダにドレッシングをかける。8. 昼食のためのパスタとを茹で時間時短の為に浸水する。ついでに乾燥ニンニクも浸水。9. 朝食をとった後、食器を洗い元に戻す。10. 水耕栽培クレソンの水交換し、日向に出す。ついでに先日の夕食で出た卵の殻も日向へ。11. 今日一日分の紅茶を入れて魔法瓶へ。12. 今日の午後焼く予定のフルーツパウンドケーキ用の干しブドウの種を抜いて刻む。他のドライフルーツ(金柑・干し柿・リンゴなど)は計量してタッパーにセット、すぐ使えるようにする。

抜けがあるかもしれませんけど、思い出す限り今日の朝の作業はこんな感じ。ホント、一つ一つを見れば特に名前を付けるほどでもない大した事のない作業ばかりですが、まとまると1時間の時間がいつの間にか経過しています。名もなき家事って本当に恐ろしい…。

22/04/21(Thu)

2日連続でコシアブラの天婦羅をして残り2回分。これ以上冷蔵庫で保存していたら味が落ちるし、かといってあと2日天婦羅を続けて天婦羅4連続というのは無理。安直におひたしにすっか?と一瞬頭に浮かんだものの、天婦羅2回分のコシアブラって、片手で掴める位の量しかないために、おひたしにしたら2人で一口ずつくらいになってしまうためそれはどうかと思いました。んでネットで検索したらコシアブラのレシピって主に2つなんですね。天婦羅と炊き込みご飯。

というわけで、炊き込みご飯を作ってみました。とはいえ、炊飯器のスイッチを入れる前からコシアブラみたいな葉物を入れたら加熱し過ぎで味も歯応えも飛んでしまうのはやらずとも分かります。ですんで実態は炊き込みご飯というより混ぜご飯です。ご飯は普通に水加減をした後、その水を少しだけ醤油と入れ替え、顆粒だしの素を少し加えて普通に炊飯します。具はコシアブラ・筍・油揚げ。全部小さく切りそろえ、ごま油で軽く炒めてから醤油を回しかけて全体に味をなじませます。それを炊飯器のご飯に入れ、全体を軽くかき混ぜたから少しおいて完成。感想:普通に美味い。コシアブラらしい香りが消えないか心配でしたが、全然大丈夫でした。コシアブラっぽい風味は完全に残しつつ、筍で歯応えを、油揚げでコシをプラス。コレは来年また作ってもいいかもしれません。

22/04/20(Wed)

先日の日曜天国のゲストで南極観測基地の調理担当だった人が悪魔のおにぎりというのを紹介していました。天婦羅を作った際に出る天かすと青のりを入れて作った夜食用のおにぎりで、深夜にこんなカロリーマシマシのおにぎりなんて悪魔的だということでこの名前が付いたそうです。ただ、私も天婦羅を作る際は毎回似たようなことをしています。

同業他社のフライはパン粉・小麦粉が粉の状態で残るので、そのまま専用のタッパーに入れて冷凍しておけば、次回もロスなく使えます。ですが、天婦羅の場合は粉を水で溶いてしまうので冷凍保存という手段がとれません。勿論長年の経験からその日の具でちょうど使い切れる量の衣を作るんですが、安全マージンはどうしても必要なので全くのロス無しというわけにはいきません。ただ、残った衣を廃棄してしまうのは私の中で論外なので、こういう時は天かすを作ります。天かすづくりの定番機材といえば茶筅ですけど、うちにはないので、おろし金を掃除するステンレス製のミニ熊手の様な道具を使います。この先を衣に漬け、油の上で振るといい感じで衣が散って天かすになります。

こいつをご飯に乗せ、天婦羅用に作った天つゆをほんの少し流用して回しかけます。あとは気分で天婦羅用に作っておいた大根おろしを添えたり、ネギを少し刻んで散らしたり。いわば天かすご飯ですが、コレがかなり美味い。やっぱり油って美味いのねとしみじみ実感します(無論、頻繁に食べようとは思いませんが)。ちなみにこの天かすご飯は基本私しか食べません。天かすはそもそもそんなに出ないように衣の量を調整してありますし、ココは料理人特権という事で。魚をさばいた際に中落丼を独り占めするのと同じ理由ですね。

22/04/19(Tue)

ここ数年恒例になっているのですが、近所の人からコシアブラを貰いました。ありがたいことです。コシアブラで作る料理といえば天婦羅一択。ですが、コシアブラだけ天婦羅にするのはさすがに寂しいので、家の周囲を回って一緒に揚げるものを探してきました。その結果今回はユキノシタ・ドクダミ・ヨモギの三種類に決定。

ユキノシタはうちの天婦羅の定番で、むしろユキノシタに勝る天ダネが思いつかないレベルの神食材です。食材としてではなく日本庭園のスポットアクセントとして売られていることが多くて、食材としてお金を出して手に入れる事は多分不可能なんじゃないでしょうか。でも、その辺を歩いていると少しじめっとした日陰っぽい場所に生えている、そんなに珍しくもない植物です。強い香りとかもなく味自体は普通ですが、食感が唯一無二。厚みのある柔らかい葉っぱの揚げ物という感じなんですが、ちょっと表現が難しいです。

それに対してドクダミとヨモギは生で口に入れるのはちょっと勘弁してほしいレベルの強い香りがありますが、天婦羅にするとそれがいい感じで緩和され、むしろ個性となります。よく野草の味を表現する際に“癖が無くて美味しい”という表現がされますが、癖が無い野草は美味しさを追求して品種改良を繰り返された野菜に勝てません。癖が無くて美味しい野草を食べるくらいだったら、普通に美味しい野菜を食べる方が手っ取り早い。ですが、ドクダミやヨモギは野菜に真似できない唯一無二の香りがあるから、わざわざ採ってきて天婦羅にしようと思うわけです。どちらもその辺に普通に生えてますが、天婦羅にすると本当に美味しい。まぁ、それだけでお腹を満たそうとは思いませんけど、アクセントで少し添えるのは是非オススメです。

22/04/18(Mon)

新玉ねぎの季節です。玉ねぎは葉の部分が萎れて茶色くなり始めた頃が収穫のタイミング。ただ、新玉ねぎは水分が多いので、収穫したまま箱に入れて保存しようとするとすぐに腐ってゴミになります。ですんで、とにかく乾燥が大事。そしてその乾燥のためには収穫方法が大事です。ポイントはただ一つ、茎を15cm程度残す事。残した茎を紐で縛って吊るすことで満遍なく風を当てて乾かす事が出来ます。ブルーシートの上に転がしても良いのですが、雨天時の取り込みが面倒くさいのと、時々転がしてやらないと接地面から腐るのが問題です。

私が一番好きな新玉ねぎレシピは丸ごとスープです。なるべく小さな玉を選んで丸ごと鍋に入れ、ひたひたの水にコンソメの素適量・ローリエ数枚を加えて点火。沸騰したら火を落とし、玉ねぎが柔らかくなるまで30分ほどコトコト煮るだけ。水に晒してのサラダも美味いですが、新玉ねぎの本領は加熱した際の甘味だと思います。逆にじっくり炒めて甘みを出して…という使い方は、不味いとは思いませんが別に新玉ねぎじゃなくてもいいので、優先度は下がる感じですね。

22/04/17(Sun)

買い物の方法は人によって様々かと思いますが、私の場合はその日買うもののカテゴリーだけ決めてスーパーに行きます。例えば、副菜用の野菜1品・メインになりそうな肉系を2回分・いつもの卵と牛乳は必須で、みたいな感じ。それで店頭で価格と鮮度を見て、その中でレシピを組み立てつつ具体的にどの商品を買うか決めていきます。そんなわけで衝動買いは基本無いんですけど、先日久しぶりに↑のカテゴリーから完全に外れるものを衝動買いしてしまいました。それは鮭の粗。500g入って税込み400円はお得です。私が行く店ではめったに鮭の粗を置いていないので(月に一回あるかないか)、あるとかなりの確率で買ってしまいます。

ゲットした鮭粗は100%フレークに加工します。とりあえず冷蔵庫で解凍した後、塩を振って味をなじませたら、くっつき防止アルミをひいたフライパンで両面よく焼きます。冷えるのを待って皮と骨を取り除き、フライパンに戻して塩と胡麻を加え、弱火でじっくり水分を飛ばしつつ、ヘラで塊を崩しながらフレークに加工します。取り除いた骨は捨てますが、皮はトースターで炙って大根おろしを添えて食べると超美味い。ちなみに500gの鮭粗からフレークが250gほど出来ます。かかる手間暇とグラム単価を考えると市販のフレークを買った方がお得だとは思うのですが、自分で作ると変な増量剤とか入ってないし、何より美味しいので鮭粗を見つけると買って作りますね。

22/04/16(Sat)

私はあんまり一つの食材にこだわるという事がないんですが、そんな私が最近はまっているのが砂肝です。砂肝マジ美味い。砂肝というのは鶏の胃袋で、予め飲み込んでおいた小石などを使い食べ物をこの中で磨り潰す器官です。牛豚鶏どれも一般的に消化器系というのは独特の臭みがあるのですが、この砂肝は基本筋肉の塊なのでそれ系の臭みはありません。むしろ筋肉過ぎて切れ込みを入れておかないと噛み切れないレベルの硬さがあります。また、銀皮と呼ばれる輪をかけて硬い筋の塊がくっついているので、そこをうまく処理しないとかなり食べ辛いです。ですが、それでも美味い、そして安い。私の行きつけのスーパーではグラム80円程で、運が良ければ30%オフのシールが貼られています。

銀皮は取り除く流派とそのままの流派がありますが、私はそのまま派です。ただし切れ込みを入れて食べやすくはしますが。料理方法はペペロンチーネ風が好き。オリーブ油・玉ねぎ・ニンニク・鷹の爪などで作ったソースに切れ込みを入れた砂肝を入れ、中まで火を通すだけの簡単レシピなのですが、後をひく美味さです。また、残った汁は朝食のトーストに乗せて食べると絶品なので全く無駄がありません。無くなった母親はこういう内蔵系をひとまとめにしてゲテモノ扱いし、全く食べようとしませんでしたが、こんなに美味いのにアホやな〜と今更ながらに思います。

22/04/15(Fri)

鉢植えのレモンとライムにいい感じが花が咲いて達成感を味わっています。ただ、所詮鉢植えなので、いくつ結果させるかは考え所。あんまり欲張って木の体力を奪ってもいけないので、適当なところで摘果しないといけないなとは思っています。もうそろそろ地植えにしてもいいんですけど、柑橘類はアゲハが来るんですよね。鉢植えだとよく目が届くので、卵を産まれたりするとすぐ分かるんだけど、地植えは場所によって発見が遅れたりするので難しいです。すぐ目が届くような一等地は既に他の植物が植わってるんで。

同じ柑橘系で全然ダメなのが柚子。桃栗三年柿八年の諺には柚子の大馬鹿十八年という続きがありますが、その通りで全く実が付きません。その癖畳針かといわんばかりの鋭くて長い棘が大量にあるので、剪定も一苦労です。かといって剪定しないと風通しが悪くなって病害虫の発生を招きますし…。コレで実がついてくれれば多少の慰めにもなるんですが、果たしていつ実をつけてくれるのやら。まぁ、期待せずに気長に待とうと思っています。

22/04/14(Thu)

ハーブ類を色々育てている私ですが、唯一手を出して後悔しているのがミントです。ミントの育成難易度は最低に近く、失敗する事はほぼありません。毎年植えないといけない一年草のバジルなどと違い多年草なので、一旦植えたら半永久的に生き続けます。地下茎で爆発的に増えていくので地植えは厳禁。鉢植えにしてテリトリーを限定しないと大変な事になります。鉢が一杯になると掘り起こして半分廃棄して土を足すなどのメンテナンスをしますが、廃棄分もキッチリ焼却処分するなりゴミで出すなりしないと捨てた場所がミントだらけになります。実際うちの近所にも脱走ミントの一大コロニーがありますし。

そんなミントですが、意外に使い道がありません。ミントってお菓子系のハーブなので、うちでは扱いに困るのです。10枚ほどちぎって水から沸かし、取り除いてから蜂蜜で味をつけて飲むというのは好きで時々やりますが、それ位の消費は焼け石に水です。大量に収穫してミントシロップを作り、炭酸で割って飲むというのを一時やってましたが、炭酸を常備するのが面倒くさいんで止めてしまいました。冷水だとノーコストですが、ミントに負けてしまうんですよね。いっそのこと全部焼いてやろうかと時々思うんですが、せっかく買って何年も育てているんだからという妙な愛着が邪魔をします。本当に買わなきゃよかったミントです。

22/04/13(Wed)

ポット播きしたバジルは順調に発芽したんですが、同じタイミングで植えたパセリはサッパリです。こんな時はネット検索だと思って調べてみると、パセリは元々発芽率がよくないうえに発芽までの時間もかかるみたい。同じ場所に10粒とかまとめて播くと発芽率が上がる特性があるそうなので、もう少し待ってそれでも出なかったら播き直しですね。こんなのも100円弱で苗を買えば良いだけの話なんですが、ケチなので出来る限り種から育てたいのですよ。パセリはとても使い勝手が良いので、是非とも栽培には成功したいところです。

他にはクレソンの水耕栽培がかなり順調。甥がまだ本当に小さい頃に買って放置されていた100均の虫かごを有効活用しています。この虫かごにハイポネックをごく薄く希釈した水を3p程の深さではり、100均のスポンジにカッターで5oの切れ込みを入れてクレソンの種を埋め込んだものを入れます。毎日水を替えながら昼間日当たりのよい場所で管理すると、無事発芽しました。クレソンは去年普通に鉢植えでトライしたんですが、失敗してしまいました。元々水辺で育つ植物なので、鉢植えだと適切な水分量を維持するのが難しかったのが原因と思われます。その点スポンジを使った水耕栽培ならかなり水びしゃびしゃの状態を維持できますんで、今回はうまくいくんじゃないかな…と期待しています。

22/04/12(Tue)

ポットに捲いていたトマトの種が発芽したのでホッとしています。経験則上大丈夫だと分かってはいるのですが、保証外の去年の種なので、実際に芽が出るまではドキドキなのです。でも確かに発芽率は悪いです。キチンと計算したわけではないのですが、多分30%位。新品でコレならクレーム案件ですけど、自己責任で使っているわけですし、最初から30粒播いて10本使えればいいやという感覚なので特に問題はありません。

最近は夏野菜の苗がスーパーの店頭などでよく売られるようになりました。ですが私は基本的に苗は買わずに種から育てることにしています。理由はケチだから。今回のトマトだとDaisoで1袋55円の種から2年で20本程度の苗を作っているので、1本当たりの単価は2.7円程度になります(本当はこの何倍もの苗を作れるんですが、そんなに作っても植えるスペースがないのでこの程度に抑えてます)。それがスーパーのセールで苗を買うと1本80円程度、接ぎ木苗だと1本200円弱、ブランドトマトだと400〜500円程度になります。苗に500円払うとかアホやろ…と私なんか思ってしまいますけど、世の中にはセレブっていますからね。私ならせいぜい接ぎ木苗の200円までですわ。

ただ、スーパーの店頭には定番商品のように並んでいるプチトマトですが、個人的にはあんまりビギナー向けじゃないと思っています。理由はとにかく大きくなるから。まっすぐ伸ばすと5m以上になるのが普通なので、それをコンパクトにまとめて栽培するにはそれなりのノウハウが要ります。成長期には脇芽かきなんかも結構な手間暇ですし。まぁ、数回失敗するくらいの思い切りで作るのがいいんじゃないでしょうか。

22/04/11(Mon)

畑のキャベツを食べ尽くした(というか、食べ切れずにかなりの数は腐らせてしまった)ので、夏野菜のキュウリやナスが本格的に取れ始めるまでの昼食はパスタで繋ぐか…と思っていたんですが、ふと玉ねぎが目に入りました。玉はだいぶ大きくなっていますが、玉ねぎの収穫タイミングは葉の部分が枯れ始めた頃で、あと2〜3週間先。ですが、玉の大きさだけ見ればもう食べられる個体もちらほらあり、しかも葉はまだ青々としていて食べられそう。

うちの地域に限りませんが、一般的に玉ねぎの葉は食べません。収穫時に鋏で切ってその場に捨ててくるのが主流ですが、新鮮な玉ねぎの葉なんてほぼ葱ですから普通に食えます。しばらくはこの玉ねぎの葉を昼食メインにすればいいんじゃね?と思いつきました。作るのはお好み焼きの亜種葱焼きです。葉の部分をなるべく細かく小口切りにし、お好み焼きと同じ生地と混ぜて両面焼くだけ。本体の方は葉と同じタイミングで食べ切っていきたいので、なるべく薄く縦スライスしてから水に晒して辛味を抜き、サラダにします。ドレッシングもキャベツが無くなって行き先を探していたからちょうどよい感じ。ちなみに玉ねぎの葉を使った葱焼きですが、オリジナルと味の違いが分からないほど葱焼きです。1株の玉ねぎからちょうど葱焼き1回分150gの小口葱がとれるのもナイス。葉が枯れて玉ねぎをまとめて収穫し、吊るして乾燥させるまでは昼食はこの葱焼きでいこうと思います。

22/04/10(Sun)

使っているトランクスの内の一枚が限界を迎えたので、新しいのをおろしました。当然自作。ウエストのゴムを入れていない状態で2枚ストックしてあって、ゴムを入れて準備完了になります。ちなみに自作で愛着のあるトランクスなので、私の限界はかなりひどい状態に設定されています。外から見て分かるものじゃないというのも大きいですが、コレは完全にアウトだろう…という状態でも使い倒します。

トランクスをおろす作業でゴムを通す以外にルーティンにしているのが、使用開始年月を刺繍するという事です。経験則上寿命は5年位だと思うのですが、確信がないので定量的に把握するために、使い初めにウェストの目立たない所に刺繍を施すことにしています。今回なら2022年の4月なので2204です。ペンで書いて済むのならそっちの方が遥かに簡単ですが、選択を繰り返す内に消えて読めなくなるので、仕方なく刺繍しています。数字4桁なんて10分もあれば完成するので大した作業じゃないですが。

今後の計画としては、残ったストック1枚をおろした段階で再び2枚作成して準備するという流れを考えています。暇だったらストックが残った状態でも作ってしまうかもしれませんけど。このトランクスはなかなかいい自作品で、適度に難易度があってしかも使っているうちに適度に消耗して作り直さなきゃいけないという点がナイスです。ランチョンマットみたいに異常に長持ちされると後が続かないんですよね。

22/04/09(Sat)

今年初の筍を貰いました。皮を剥いた状態で高さ30cmクラスが2本。ありがたいんですが、統計上この時期のガス代が前後の月より高いのは絶対に筍のせいだと思います。貰った筍は時間経過でどんどんえぐみが出てくるので、速やかに下茹でをする必要があります。皮を剥いて寸胴に入れた際に空間ロスが少なくなるように適当に切り分け、水ひたひたで点火します。沸騰したらそのまま1時間茹で、火を落として茹で汁に漬けたまま一晩放置することでアクを抜きます。一般的に筍の下茹でアク抜きには米糠や鷹の爪を入れる事になっていますが、アレは単なる迷信なので不要です。アクは水溶性なので水に長時間漬けとけば抜けます。

アクを抜いた筍は食べやすい大きさに切りそろえ、醤油・味醂などの煮汁で煮ます。ただし、味をしみ込ませようとコトコト長時間かけて煮ると臭みが強くなるのでNG。中火で5分ほど煮たら火を落とし、冷めるまで放置します。煮物全般に言える事ですが、味は煮汁が冷める過程で具にしみ込んでいくのであって、コトコト煮るよりもそっちの方がよっぽど理にかなっていますしガス代もかかりません。

ちなみに今回は貰った筍の1/3程を煮て、残り2/3は下茹で状態です。筍は冷凍するとスカスカになるので冷凍は厳禁です(ごく小さく切ればいけるそうですが、歯応えとか無くなるので私はやらない)。筍全体が入る大きなタッパーに入れ、水をひたひたに注いで冷蔵庫で保存し、毎日水を替えてやれば一週間程度は大丈夫。筍の煮物が無くなった時点で次弾として装填します。多分あと数回は筍を貰うと思うので、この先1カ月ほどは筍三昧ですね。

22/04/08(Fri)

昨日の様なDIY系の作業は大好きな私ですが、悩みが一つあります。それは作るものが無い事。DIY系の結果って一度完成するとずっと残るので、改造するとか作り直すとか以外では次がありません。もともとミニマリスト系の志向が強いので、必要でもない物を作るのは資材・労力・時間の無駄だと感じてしまうのです。一時期はまった編み物もそうで、防寒具を2セットほど作るとそれ以上は不要。手袋なんかはシーズン終わりにきれいに洗って仕舞い、穴が開いたら繕うなどのメンテ作業を怠らなければ、軽く数十年は持つので次を作るモチベーションが沸きません。服に合わせて色やデザインを変えるなどのおしゃれ心は全く持ち合わせていないので。

友人からはメルカリとかで売ったらとも言われましたが、それもなんだかなーという感じです。相場を見たんですがあれじゃ全然報われません。たとえば太い糸でザクザク編むミトンだったら、両手編むのに4〜5時間は軽くかかりますが、それが3,000円とかで売られています。4〜5時間の時給・糸代・機材の減価償却費を考えたらアホらしくて全くやってられません。皆よくあんな値段で出品するなと思います。それだったら親しい人にタダであげるほうがマシですが、貰った立場からの経験から言うと、手作り品ってそんなに喜ばれないんですよね。お礼を言われて死蔵されるくらいならあげない方がマシですし、それだったらいっそ作らない方がマシです。

それに比べて料理が素晴らしいのは、食べたら無くなる点です。無くなるので継続して作り続ける必然性があり、長期間にわたる趣味として無理のない存在意義があります。外食に比べて圧倒的に安く上がるという目に見える数字のメリットもありますし。DIYは大好きなんですが、出来たものがずっと残ってしまうというのが最大の難点なんですよね。

22/04/07(Thu)

ネズミ防止の網を作っているうちに久しぶりにDIY熱が盛り上がってきたので、そのうち作ろうと思っていたチョークバッグに着手しました。チョークバッグというのはロッククライミングなどをする際に滑り止めのチョークの粉を入れて腰に吊っておく袋です。といっても別にロッククライミングをするわけではなく、庭仕事に使います。主に松のみどり摘みとサクランボの収穫。梯子の上で気軽に地上に落とせない小さなものを収穫する際に、それらを一旦入れておくのに使います。手に持てなくなったらいちいち地上に降りて収穫物をバケツに移してまた梯子に上るとか、面倒臭すぎてやってられないので。梯子の上での作業なので両手を使わずに口が上向きに開放状態で保持できる袋をと考えると、チョークバッグが最適なのです。

実はコレは二代目。初代は現役で使っているのですが、数年使って色々と課題が見えてきたので、この際モデルチェンジしようと思っていました。初代は本体を直接腰のベルトに引っ掛ける方式だったんですが、コレだと収穫物が多くなるに従って自重で垂れて開口部が垂直に近くなり、物が入れられなくなります。また、適当なポリ袋を直接枠に固定する方式だったために、中の物の重さで引っ張られて袋が外れたりもしました。

というわけで二代目は大幅に方式を変更。枠から3箇所紐を伸ばし、カラビナ経由で腰に吊るようにしました。コレでどんなに中身が重くなろうが理論的には開口部が垂直になる事はありません。また、布で作った袋を枠に直接縫い付け、ポリ袋はその中に入れて運用することで、重さで袋が外れるリスクも回避しています。まぁ、コレも使っているうちに色々と粗が見えてくるでしょうから数年内には3代目を作り、5代目くらいまでには決定稿が出来るといいなぁ…と思っています。

ちなみに今回の制作にに際し、なるべく家にあるものを組み合わせて作り、新しい物は買わないというのがテーマでした。枠の針金・針金の切断箇所から布を守る為のシュリンクチューブ・袋の材料である布・袋とカラビナを接続する紐・紐を布に通す箇所の補強に使うハトメなど、家にある物の在庫のみで作れたのでその点は大満足です。

22/04/06(Wed)

夜中に水を飲みにキッチンに行ったら、ネズミと鉢合わせしました。夜間は締め切っているのでどこからキッチンに出入りしているんだろうと動きを見守っていたら分かりました。うちのキッチンは地面の上に直接コンクリートを流しビニールクロスを張って床にしており、その一角を30p程床上げして風呂場にしています。その上げた部分の側面にあけた15cm×30cm程の通風孔が進入路です。今までも正直怪しいなとは思っていたのですが、父親がこの通風孔の先は行き止まりになっているからネズミの出入りに使われている筈がないというので、そんなもんかと放置していたんです。やっぱり出入口じゃねーか…。

というわけで塞ぎます。塞ぐといっても普通に板を張ると通風孔として死んでしまい、風呂の床下に湿気が籠って大惨事になるので網を張ります。5p幅の端材を通風孔よりほんの少し小さいサイズで長方形に組み、四辺を2か所ずつ木ネジで固定します。そこに何かに使えるかと思ってとっておいた金網の余りを張り付け、タッカーで固定。出来たものを通風孔に押し込んでやれば完成です。コレで空気の出入りは邪魔せずにネズミの出入りを防ぐことが出来ます。

正直こんなの30分もあれば出来るだろうと高をくくっていたんですが、意外に時間がかかってしまいました。理由は通風孔の形状。奥まで同じ大きさの穴だったら話は簡単だったんですけど、奥に向かって僅かに傾斜が付いて穴が小さくなっていました。奥行10pで5o無い位ですが、木工の世界で5oは大きな数字です。枠は元々外側に金網を張る予定なので、ピッタリより少し小さく作らないといけません。それに加えて、傾斜に邪魔されず適度に奥まで押し込めて、しかも適度にきつくてネズミが中から押しても外れないサイズとなるとかなり大変。通風孔の一番外側はメジャーを当てれば正確に測れますが、外から5pのところの穴の縦横寸法を正確に測るのは不可能です。ですんで、勘で端材を切ったらガムテで四隅を仮止めし、穴に実際突っ込んで具合を確認、というのを繰り返して現場合わせするのに手間取りました。まぁ、そこさえ済んでしまえば後はどうということもなかったのですが。コレでネズミの出入りが少しでも減るといいんですけど…。

22/04/05(Tue)

うちには屋外に1m四方程のコンクリート水槽があり、そこでメダカやドジョウを飼っています。いつもは暖かくなるとホテイアオイを買ってきて浮かべていたんですが、昨年たまには趣を変えようと思い立ち、ホームセンターで見つけたオオサンショウモという浮草を何となく買ってきて浮かべてみました。中南米原産の植物なので冬越しできないかなと思っていたんですが、予想を超えて余裕で冬越し。水槽の全面がオオサンショウモに覆いつくされるレベルで繁殖してしまいました。検索してみると要注意外来生物にしていされているようで、そりゃコレだけ爆発的に増えれば従来の生態系を壊すよなと実感。

うちの水槽も水面全部が覆われてしまうと水中の藻が死んでしまいますし、何より飼っているメダカなどが全く見えなくなるので本末転倒。とはいえ、せっかく買ったのに全部撤去するのもなんだか悔しくて、折衷案をとることにしました。スーパーで肉や魚を買った時に入っていた発泡トレイの底をカッターで切り取り、水槽に浮かべます。そしてこのトレイの中をオオサンショウモのテリトリーに指定し、その中だけで育てることにしました。何かで脱走した奴は処分しますし、テリトリーの中で増え過ぎた場合も適宜間引きます。効果は微々たるものですが、こうやって撤去することで水槽内に溜まった有機物を水草という形で減らせるので、水質の維持にも一役かえるかも。まぁでも、こういうのが自然界に脱走して大変な事になるわけで、安易に外来種を買うのも考え物だなと思いました。

22/04/04(Mon)

暖かくなって庭木などの植物が動き始めるのに伴い、庭仕事の作業量が増えてきました。今回はその庭仕事の中でも私がTOP3に入るほど嫌いな作業、松のみどり摘みです。松は一か所から基本3本(もっと多い場合もザラ)の新芽が出てきます。コレを全部放置するとモッサモサに茂って樹形がぐちゃぐちゃになると同時に、風通しが悪化して毛虫の大量発生につながります。ですんで新芽がまだ柔らかい内に手で摘んでいくのがこの作業です。3本の内で一番成長が早い真ん中のは原則根元からカット。左右のは数センチ残して折りますが、周囲の状況を見つつ要らないなと思えば1本だけにしたりもします。

この作業の何が嫌かって手が松脂でベトベトになる事です。松の新芽を素手で折ってるんだからまぁ当然ですね。そして結構繊細な作業なので軍手は使えません。松脂って石鹸じゃ落ちないんですよ。アルコールだといけるみたいですが、皮脂までとられてパサパサになるので、ざっと水洗いした後は多少べたつくのを我慢して過ごしています。あとはみどり摘みに限りませんけど、高所の作業が大変。うちの松は最大ので4mほどあり、一番上を手入れするのが毎回大変です。しかも植物の習性として一番上が一番よく成長するので新芽の数が多く、ここを手抜きすると後々本当に大変になるので頑張るしかありません。足場を探して重い梯子を振り回し、設置するのはかなりしんどい。この梯子設置の大変さが高所作業の大変さの8割くらいを占めている気がします。

そして最悪なのが、他の庭期に比べて遥かに手間のかかる松が基本何の役にも立っていない点です。果樹なら果物という見返りがありますけど、松は格好が良いだけ。日本庭園に松が多いのは、これだけ手間暇かかる松をうちは維持できているんだぞという、対外的な金持ちアピール的な面も結構あると思います。私が一から庭を作るんなら、松は絶対に植えませんね。

22/04/03(Sun)

布団を干すのに使っている台がボロボロになってきたので新調しました。1.5m四方の金属枠を1辺で4つ繋げたもので、使用時はコレを扇状に広げて自立させ布団を干します。んで問題になるのは古い方。うちの地区では金属ゴミは1m以内にしないと引き取ってもらえないので、分解する必要があります。ところでこの干し台、使っているのはもっぱら父親。私は自室の窓の外に干しているので、この台は使いません。そういう意味では父親に最後まで片を付けてほしいんですが、やらないんですよね。そうしていつかやるだろうとため込んで大変な状態になるのがうちの伝統でした。というわけで、仕方がないので私が片付けます。

こういうのは不要になったら即片付けるのがコツで、そのうちやるだろうととりあえず置いておいくメリットは全く何もありません(再利用先があれば別ですが、今回はどう考えても転職先が無かったので、廃棄を選びました)。不要になった=もう要らないという勢いで、すぐにゴミ捨て場まで持っていける状態にして収集日を待つのがベストです。今回の場合、1. ドライバーを使って枠を1つずつの状態に分解。2. 枠の角をディスクグラインダーで切断して辺に分解。3. 辺をディスクグラインダーで2等分して1mに収まるようにカット。4. 全部まとめて紐で縛って終了。という流れです。全工程で30分ほど。勢いでやれば大した仕事じゃありません。そして、持ってて良かったディスクグラインダー。3,000円くらいで買った安物ですが、研磨用と切断用2つのディスクを持っていれば、少しでもDIYをするならば意外と活躍の機会は多いですね。

22/04/02(Sat)

4月に入ったので、軒下で作っている野菜春分の種を撒きました。今回はプチトマト・バジル・パセリの3種類。プチトマトは雨に当てたくないので畑ではなく軒下の鉢で作ります。バジルとパセリは思い立ったらすぐに使いたいので距離のある畑は不可です。種はどれもDaisoで2袋110円のもの。ホームセンターだと似たような量で300〜400円しますけど、作り方によってはホームセンター製の種の方が上質な結果になるかもしれませんが、私の実感としては大して変わらないじゃろと思っているので、例年安いDaisoの種を使っています。おまけに大体1年では使い切れないので2年かけて使うというドケチっぷり。発芽率は多少落ちてるかもしれませんが、どうせ3粒播いて1本苗が出来ればいいという運用なので、極論33%発芽してくれれば無問題。種は極小のジップロック的ポリ袋に移して冷蔵庫で保存しているので、2年目でも全く発芽しないということはまずありません。

ちなみにプチトマトはそのまま生食はほぼしません。ヘタをとって半分に切った後、天日で乾かしてオリーブ油に漬け込み、パンに乗せて食べます。正直手間はかかりますが、私コレが大好きで毎年プチトマトを作ってしまいます。ジャムと違って当分ゼロなのが良いですし、油脂や砂糖を使わないで焼く自家製のパンには甘いジャムよりもこのプチトマトのオリーブ漬けの方がずっと相性が良いので。バジルとパセリはパスタが最も多いです。どうせ使い切れないほど大量にできるので、食べ切れない分は適宜収穫しレンジで乾燥して冷凍庫で通年保存しています。ハーブは色々作ってきましたが、結局バジル・パセリと多年草のローズマリー・タイム・ローリエで今は安定しています。フェンネル・ディル・コリアンダーなど一通り作ってはみましたが、うちの料理には合わず結局1〜2年で止めてしまいました。まぁこの辺はその家でよく作る料理によって全然違うんでしょうね。

22/04/01(Fri)

ついにネズミが衣装ケースまで食い破りました。手持ちの中でも一番薄いヤツだったのが不幸中の幸いですが、コレで衣装ケースに入れたからとりあえず保存食は安全神話は破られてしまいました。とりあえず比較的プラスチックの厚い衣装ケースに交換しましたけど、そんなに差があるわけではないので、駄目な時は駄目でしょう。コレで駄目ならブリキなどの金属ケースしかないのですけど、衣装ケース並みに大きなブリキのケースなんてそうそう売ってませんし、買うとしてもコストが多分軽く予算オーバー。

箱が守りとすれば、攻めの手段としては主に粘着シートと毒餌の2つがあります。幸い毒餌は結構食べてくれるんですが、その場で即死するわけではないので、効果がイマイチ目に見えず達成感がありません。手の届かない所で死なれて腐臭で気づくのが最悪パターンですが、今のところは大丈夫。屋外に逃げだして野垂れ死んでいるのが理想ですが、どうですかね。粘着シートは全く効果無し。シートに足跡が付いていることがあるので、踏んでいなくはないようですが、一歩目で気が付いて引き返しているっぽい。ネズミ、想像以上に賢いです。一応粘着シートの説明には、プロは大きなネズミや足の裏が汚れたネズミも逃げられないように、何十枚もシートを敷き詰めますと書いてありますが、1枚160円のシートを何十枚も敷き詰めるのは軽く予算オーバーです。うちではピンポイントでせいぜい2〜3枚の同時運用が関の山。というか、一般家庭ってそんなもんじゃないですかね。粘着シートを数十枚敷き詰める素人なんていないでしょ、多分。

<<前<<   >>次>>

copyright by ミソジ since 2004/04/28
本サイトの無断利用は禁止デス。