2022年5月

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22/05/31(Tue)

畑のビワが熟れ頃食べ頃になって鳥害が出始めたため、冷蔵庫のスペースを考えて…とか悠長なことを言ってられなくなり、ゴソッと収穫してきました。スーパーのレジ袋(大)に約一袋分。まだ少し残っていたんですが、これ以上採ると今度は重過ぎて持って帰るのが辛くなるので、残りはまた明日です。こうして採ってきたビワですが、生食分は冷蔵庫の野菜室に保存すればいいんですが、ビワ専用の野菜室ではないので、当然全部は入り切りません。ですが最近の暑さなんで、その辺に放っておけばすぐに腐ってしまいます。

というわけで保存食。果物系の保存食といえば、干すかたっぷりの砂糖で煮るかの二択です。砂糖は中年の健康を考えて避けたいので今回は干すバージョン。ドライビワなんて聞いた事が無いので大丈夫かと思って検索してみたら、ドライフルーツメーカーを使ってではありますが、やった人がいました。曰く美味しいらしい。ということで早速作ってみました、ただし天日で。ビワは皮を剥き、緯線方向にぐるっと一周切れ込みを入れたら、軽く捻って左右を分離します。種と尻の部分を取り出し、中の皮はとった方が奇麗ですがとても面倒臭いのでパス。トレイに並べて魚干し網の中に入れ、日当たりの良い場所に放置します。本当は干し網を使わず直でザルに並べて日向に当てる方が簡単だし乾燥も早いんですが、どう考えてもハエにたかられる未来しか見えないので、干し網を使います。この先1週間ほどはずっと晴天続きっぽいので好都合。1日干した感覚から言えば、多分3〜4日でいい感じの乾きっぷりになりそうで楽しみです。

22/05/30(Mon)

一応まだ5月だというのに最高気温30度越えのとんでもない暑さで、屋内にいる時は風が涼しいのでまだマシですが、屋外での庭仕事は結構危険。というわけで、暑い時期の屋外作業の必須アイテム、空調ベストを出しました。モバイルバッテリーをチェックしたら意外に残量があったんですが、念のためこっちは再充電しました。空調ベストって最初は見掛け倒しの冗談アイテム枠だと思っていたんですが、使ってみるとマジで神アイテムです。最近は交通整備の人もかなりの確率で身に着けているのを見ると分かるように、暑い時期に体の周囲の空気を動かすと、体感温度がグッと下がって本当に楽になるのです。熱中症予防には水分補給とよく言われますが、空調ベストも併せてオススメしてほしいほどです。

ちなみにうちのモバイルバッテリーだと稼働時間は8〜10時間。昼間使って夜中に充電すれば1個で毎日楽々回せます。最大の欠点はベスト本体の洗濯が面倒臭い点。私のベストには4つのファンを生地を挟むようにネジ式で固定するようになってまして、洗濯するにはこのファンを全部外し、洗濯・乾燥が済んだらまた取り付けないといけません。せめてパチッとワンタッチで取り付け・取り外しが出来ると違うんですけど。そのせいでどうしても洗濯間隔が伸びてしまい、ベストが汗臭くなります。まぁ、コレで人前に出るわけではないので、問題ないといえば問題ないんですけど。後は袖の有無。私は涼しさ優先で袖なしベストタイプを選んだんですが、どうせ日焼け防止でアームカバーをつけるんだから、それだったら最初から長袖タイプを選べばよかったとやや後悔しています。いずれにせよ、安いヤツだったらモバイルバッテリー込みで1万円も出せば普通に使える商品は買えると思うので、これからの時期の庭仕事には空調ベスト、超オススメです。

22/05/29(Sun)

一昨年買ったブラックベリー、うちで一番大きな鉢の中でも厳しいレベルで大きくなってしまい、現在かなりの数の実がついています。早いヤツはあと2週間程度で食べられるんじゃないかなと期待しています。ただし、鉢植えで育てられるのはもう限界っぽいので、今年の冬寒くなって苗の活動が低下したタイミングで地植えに移さないと駄目っぽい。

ただし、ブラックベリーは支えが必要不可欠な植物なので、支柱を立てるにせよネットを張るにせよ、適地が極めて限られてしまいます。日当たりが良くてネットが張れるような構造物がある場所なんて早々ないですからね。しかも、数カ月前に似た様な特性を持つラズベリーの苗まで買ってしまい、現在順調に成長中なので、そっちの今後も考えないといけない…。ちなみにどちらも生食は勿論ですけど、メインはジャム用です。特にラズベリージャムは絶対美味い。苗を買ったのが今年なので、ジャムを作るまとまった量が採れるのは順調に言ってもまだ数年かかるんで、実に気の長い話ですが。

22/05/28(Sat)

暑くなってきたので部屋着をくるぶしまでのジャージから短パンに変更しました。ですが長年使い込んだこの短パン、ウエストのゴムが随分緩くなっています。一番良いのはゴムを交換することですがこの短パン、ゴムが完全にウエストに縫い込まれているので、かなり徹底的に分解しないと取り出すことが出来ません。流石にそれはやってられないので、簡易的に修繕します。

方法は単純で、手持ちの2cm幅ゴムを7cmの長さに切り出し、ウエストの左右に適度なテンションを持たせるようにショートカットしてミシンで縫い付けるだけ。端は折返して縫うのが丁寧ですが、面倒臭いのでピンキング鋏で処理してしまいます。というわけでちゃちゃっと修理して以前よりは随分改善したんですが、多分コレあんまり長持ちしません。ゴムもそんなに新しい物じゃないので、すぐにへたりそう。ですんで、手芸店でパチッとはまるベルトバックル的なパーツとそれにあわせたナイロンベルトを買ってきてとりつけようと思っています。あんまりやると、シマムラで新品買った方が安いじゃないかとなりかねませんが、修繕の経験と練度のアップはプライスレスなので、よっぽどの赤字じゃない限り自分で修繕した方が後につながって結果的にお得になると思います。

22/05/27(Fri)

畑のキュウリが採れはじめました。キュウリは一旦採れはじめると毎日食べ切れない量が出来るので、数種類の常備菜を作り続けることでなるべく消費するようにしています。まぁ、それでも追いつきませんけど。ちなみにキュウリを使い切る一番の対策は、大きくなる前に収穫することだと思います。葉の陰に隠れて見逃すと、市販の食べごろ最適サイズが翌日には腕サイズになり、体積が増えた分胃袋への負担が増します。キュウリの棚は表裏両側からチェックして取り忘れが無いようにするのが大事です。

うちのキュウリの主力は水漬け・ピクルス・南蛮漬け・酢の物辺りです。一番簡単でなおかつ一番好きなのは水漬け。食べやすい長さに切って半分〜1/4に割ったキュウリを3%の塩水に1晩以上浸すだけ。流石に塩水だけだと寂しいので、小さく切った昆布・鷹の爪・乾燥蜜柑の皮などのフレーバー要因を適宜追加します。ピクルス液は当然自作。ハーブは裏庭に植えてあるローリエ・ローズマリーなどを気分で投入します。一般的なハーブ液は白ワインを使うんですが、うちでは常備しておらず、同じ酒なら問題ないじゃろということで日本酒を使っています。一般的なピクルス液からは少し離れますが、コレはコレで美味しいので無問題。南蛮漬けは酢醤油に胡麻油で風味を加えたものに漬け込みます。酢の物は誰でも知ってるアレですね。この時期、うちの地区で畑を持っている人は大概キュウリを作っているので、他人にあげても殆ど喜ばれず通貨としてのキュウリ価値は最低に近いです。他人にあげて別の野菜と交換してもらえると最高なんですが、あげようとしても“うちでもたくさん作っているから…”と言われてしまうんですよね。反対にズッキーニはそこそこレアなので喜ばれたりするんですが。

22/05/26(Thu)

ポットに種を播いて育てていたバジルとパセリがいい感じになってきたので、本番の鉢に植え替えました。とはいえ、あんまり大きく育てても使い切れないので、直径15cmの小ぶりな鉢です。畑の土100%で育てられればコストゼロで最高なんですが、うちの畑の土は粘土質で水はけが悪いため、買い置きの鹿沼土を50%加えます。最後に土の表面に化学肥料をパラパラと撒いて、水をたっぷりやれば完了。後は土の表面の様子を見ながら、適宜水遣りと施肥をしていけばOKです。

ちなみに、苗段階で失敗する事も考えて多目の苗を育てていたので、余った分は裏庭の適当な場所に植えます。パセリはともかくバジルは雨に弱いので、梅雨に向けて雨よけのシェルターをビニールで作らないと長持ちしません。まぁ、梅雨入りまではまだ間があるので、暇を見てやろうと思っています。パセリとバジル、どちらも非常に汎用性の高いハーブで、迷ったらとりあえずこの二つを作っておけば間違いないです。コレで多年草なら言う事なしなんですが、残念ながらバジルは一年草・パセリは二年草なので、すぐに枯れてしまいます。毎年植えないといけないのがすこしかったるいですね。

22/05/25(Wed)

畑の隅に植えてあるビワが採れはじめました。理想を言えばベストタイミングにはまだ少し早いんですが、そのタイミングを待って食べ始めると、熟し過ぎて食べられなくなる個体がたくさん出てしまうので、少しフライング気味ではありますが収穫開始です。果物は色々ありますけど、ビワは私が特に好きな果物の一つ。旬が短いのが欠点ではありますが、この時期は朝昼晩6個ずつで1日計18個をノルマとして毎日粛々と消費していきます。

以前はジャムを作って通年で楽しんでいたんですが、中年真っただ中で健康に気を配るようになり、ジャムの消費を落とすことにしたので今年は作りません。生食で頑張って食べるかドライフルーツにするか。ビワのドライフルーツなんて聞いたことが無いので作っても美味しくないんだろうと思っていましたが、検索してみると作ってとても美味しかったという文章が結構あったので、天気の良い日を狙って挑戦してみようかなと思っています。記事ではドライフルーツメーカーを使っている人が大多数で、私も過去に少し欲しいなと思ったことはあるのですが、多分減価償却できる程使わないだろうという事で却下されています。あったらあったで便利なんでしょうけど…うーんやっぱり買わないと思います。

22/05/24(Tue)

庭の草むしり&落ち葉拾いの中で、最近はじめたのが分別です。今までは落ち葉・雑草をまとめて畑に持っていき、しばらく乾燥させた後で焼却して残った灰は畑にまいていたんですが、これが何だかモッタイナイような気がしていました。堆肥化すればもっと有効活用できるんじゃないかと。ただ、堆肥化するにしても雑草…特にドクダミの地下茎・カタバミの種・ムラサキカタバミの芋なんかは絶対に入れたくありません。ですんで、作業時にはバケツを2つ持参して、片方は雑草を入れ、もう片方は落ち葉を入れます。雑草は今まで通り、ある程度溜めてから畑に持っていき、焼却処分です。

落ち葉はゴミ袋に入れて少し水をかけ、時々上下をひっくり返しながら時間をかけて腐らせます。ゴミ袋も用途に困っているのが一杯あるので、この点でも渡りに舟でした。こういう地域は多いと思いますが、うちの地域ではゴミは有料のゴミ袋に入れて出します。ただそれはここ30年位の話で、以前はどんな袋でも収集日さえ守れば持っていってくれました。その頃にセールなどで買ったゴミ袋が100袋以上ありまして、もはやゴミ出しには使えないので完全にデッドストックになっているのです。あとは、梅干しなどの製造過程で使ったゴミ袋も同様。一旦使った袋は穴など空いていなければ袋としての機能は十分果たせるんですが、洗ってもう一度同じ食品関係で使うのは流石に厳しい。とはいえ、穴があいていないのに捨てるのは惜しい…というのを再利用するのに堆肥作成はもってこいです。堆肥が出来てくると、ホームセンターで堆肥を売ってるコーナーを見てちょっと気分が良くなれますね。

22/05/23(Mon)

今日は久しぶりに厚焼き玉子を作りました。理由は買い物帰りに買い物袋を落として卵を割ってしまったから。強力粉&薄力粉あわせて6袋・安売りの調味料各種など多分10kg強の荷物を自転車の荷台にくくりつけて走っていたら、重さに負けて荷物が落ちました。当然卵はアウトですが、Amazonで買った“たまごまもるくん”というだっさい名前のハードケースを使っていたのが幸いし、割れたのは4個にとどまりました。入れてなかったら間違いなく全滅コースですし、それだけでなく買い物袋の中で卵の中身が飛び散って大惨事になっていたことでしょう。今回は割れたとはいえヒビだけで飛び散りもありませんでした。流石は“たまごまもるくん”です。

とはいえ、ヒビが入った卵は日持ちがしないので、その日のうちに厚焼き玉子に加工してしまいます。考えてみれば厚焼き玉子は母親の思い出の味なので、作る時には少ししんみりしてしまいます。ただ、普通母親の思い出の味というと子供の頃よく作ってもらったというのが定番ですけど、うちは逆。学生時代はリクエストしても面倒臭いからと絶対に作って貰えず、逆に大人になってから母親のリクエストでよく作りました。せめて大根おろし位は作ってくれと作業を振っても、“私は大根をおろすのが苦手だから”と意味の分からないことを言って逃げられたのも今となっては良い思い出です。こんなことをここに書くとあの世で苦笑しているに違いありませんけども。

22/05/22(Sun)

そろそろズッキーニの需要が供給を追い越しつつあり、現在冷蔵庫に5本の在庫が眠っています。厚めにスライスして両面オリーブ油で焼き、塩を振ったものを毎日食べているんですが、全く追いつきません。ということで、ここらで一気に消費しないと冷蔵庫の野菜コーナーの容量もヤバいため、南蛮漬けを作りました。ズッキーニ3本は厚めのスライスにして両面焼き色を付けます。近所の人に貰ったピーマンは種を抜いて大きめのざく切りにし、コレも軽く炒めてズッキーニと合流。玉ねぎ1個は皮を剥いて大きめの乱切りにしてから軽く炒めます。ストックのシメジは石突を取り除いてから以下同文。

南蛮酢を準備し、野菜が熱い内に全体に回しかけて馴染ませます。当初はここでおろしにんにくを加えて風味付けしようと思っていたんですが、味を見て路線変更。軽くごま油を回しかけつつ、すりごまをたっぷり振って和風にシフトしました。結果:普通に美味い。これから夏野菜がアホみたいに採れるようになるので、こんな感じで熱を加えてカサを減らしつつ、材料の間口が広い南蛮漬けはとても重宝する料理方法の一つです。酢を使っているので、暑くなって食欲が落ちてきた時もある程度リカバーできる点も〇。多分この先夏場は多用するレシピの一つだと思います。

22/05/21(Sat)

いつものように草むしりをしていたら、庭の隅で高さ3cm程の見覚えのある葉を見かけました。コレは…と思いほんの少しだけ葉を千切って嗅いでみると、間違いなく山椒です。うちの庭には山椒は無いので、おそらく鳥の糞に入っていた種からの実生でしょう。超ラッキーです。以前から山椒は是非欲しいと思っていて、実は3度苗を買って挑戦したんですが現在全敗中です。苗は1本1,500〜2,000円程するので、現在5,000円程をドブに捨てたことになってまして、正直心が折れてました。ネットで見ると栽培の難易度は高く無いようで、いろいろなノウハウを調べて挑戦したんですが、どれも長持ちしなかったんですよね。今回のはうまくいってくれると良いんですが…。

まだ小さくて葉がほとんど無いので、当面の敵はアゲハ系の幼虫です。孵化されたら初期段階の小さな幼虫でもあっという間に丸裸にされてしまうので、毎日卵が付いていないかのチェックは欠かせません。いっその事、網で小さなドームを作って覆ってしまった方が良いかも…。大きくなったら山椒の実の佃煮とか作れると最高なんですが、山椒は雌雄別の木なので、実が出来る雌木なのかは現段階では判断できません。まぁ、雄木でも葉は一緒なのでそっちで佃煮を作ればいいだけの話ですが、以前実際にやってみたことがあってあまりに大変だったのでもう山椒葉の佃煮は正直作りたくないのです。とはいえ、まともに葉が採れるようになるのは、たとえ上手くいってもまだ数年先の話でしょうけど。

22/05/20(Fri)

自分である程度野菜を育てるようになって変わったことの一つに、他人の家の畑が気になるというのがあります。私は毎朝ウォーキングをしているんですが、その道すがらの畑の様子が非常に気になるようになりました。畑に関わっていなかった時は、何を作っていようが全く興味がなく、トマトとキュウリの区別すらつかなかった(実を見れば分かりますよ、勿論)んですが、今では結構よく見て自分の畑の参考にしたり、他山の石としたりしています。

植え付けがちょっと遅くね?とか、もうちょっと草むしりしないと苗が負けそうとか、トマトの脇芽放置し過ぎで大変な事になってるとか。無論、よく手入れがされて順調に育っている畑を見ると、何か真似できる点が無いかを探すのも楽しいです。畑を世話するようになってから、毎朝のウォーキングの楽しみが増えました。何でもそうですけど、ほんの少しでも齧った事のあるものと、全く縁も所縁もない物とでは、見方が全く変わってきます。家に畑がなくとも、ベランダなど日当たりの良い場所でプランターを使ってネギやパセリを育てるだけで、結構楽しいんじゃないでしょうか。

22/05/19(Thu)

近所のおっちゃんから4kg弱のカツオを貰いました。ありがたいんですが、二人家族の家で4kgのカツオをロスなく食べ切るのは結構難易度が高いんじゃないかと思います。私はやりますけど。とりあえず3枚におろして血合い骨を取り除くと、サクが4本できます。刺身で食べられるのはチルドを活用しても貰った日の翌々日まで、量にすると二人でサク1本が限界ですんで、残りの3本は他に就職先を考えないといけません。1本は梅を採らせてもらった隣家に上納して残り2本。たまに貰う鰤やサバだったら一夜干し系が鉄板ですが、カツオの干物系って見たことがありません。多分干すと色がどす黒くなって、食感がパサパサになるからだと思います。ぶっちゃけ、カツオは干物系と相性が悪いのです。店頭でよく見かけるカツオの加工品といえばなまり節ですが、私はなまり節のパサパサ食感が嫌いなので、自分で作ろうとは思いません。

ところで、カツオは英語でツナ。ツナといえばツナ缶ですが、加熱するとパサパサになるカツオも、外から強制的に油分を足してやれば美味しく食べられます。という事で今回はオイル漬けに加工。身を適当にぶつ切りにして塩を振り、30分ほど放置して余計なドリップを抜きます。保温調理鍋に並べたら、サラダ油をひたひたに注ぎます(無論オリーブ油の方が美味しいに決まってますが、コストが…)。庭に生えているローリエ・ローズマリー、自家製鷹の爪の種を抜いて太めの輪切りにしたもの、自家製ニンニクの厚めスライス・ホールの黒胡椒を加えて火にかけ、温度計を見ながら80度を超えないように火加減を調整しつつ10分煮ます。その後保温モードに移して30分放置。身を取り出してほぐし、200gずつジップロックに詰め、当面使わない分は冷凍保存します。味はそりゃ、最高ですよ。自家製のオイルツナなんて美味いに決まってます。本当は自家製のパンに乗せて朝食で食べたいんですが、まずは使いかけのジャムを使い切らないといけないので、それはもう少し先になりそうです。

あと当然ですが、粗もなるべくロスなく使い切ります。頭の後ろ・頬・中骨などからすきとった身は、刻みネギを混ぜて中落ち丼に加工します。腸からは胃・腸・白子を取り出し、生姜で風味をつけた味醂醤油でサッと煮ます。カマ・砂ずり・すいた腹身は軽く塩して焼いた後、大根おろしを添えて食べると美味。こうやって何とか片付けるのですが、しばらくは冷蔵庫が満杯で、タッパーをパズル的に動かさないといけなくなるのが悩みの種。ワンランク大きな冷蔵庫が欲しいなとも思うのですが、大きくしたらしたでどうせ足りなくなるんでしょうね…。

22/05/18(Wed)

貰ってきた梅はアク抜き・ホシとりをした状態で約7kg。ザルに広げて大きいヤツから4kgピックアップして梅干しに加工し、残りの3kgは梅シロップに加工することにしました。例年仕込んでいる梅酒は、昨年までの分がまだたくさんあるので今年はパスです。ちなみに大小で進路を決めた理由ですが、見た目です。梅干しにすると完成段階で結構体積が減るので、元々小さい梅で作ってしまうと極小になって見栄えがしません。ですんで、縮んでも大きさを維持できるサイズの物は梅干しにし、エキスだけ吸い取って残骸は廃棄するシロップには小さなものを充てました。

梅干しの塩分は18%です。市販品は塩分控えめで10%以下とかもザラにありますが、保存料無しでそんなことをすると絶対に腐敗して食べられなくなるので、保存料を使わない(手に入らない)自作品はある程度の塩分濃度が必要です。健康を考えるのなら食べる量を減らせばいいだけの話ですしね。漬け樽の中に清潔なビニール袋を広げ、その中に食塩と梅を交互に詰めます。ビニール袋の口を閉じ、落し蓋をしてから梅の倍の8kgの重石をかけます。あとは様子を見ながら1週間ほど放置し、梅酢が上がって梅が浸るようになったら重石を2kgまで落とし、赤紫蘇塩漬けを加えて梅雨明けまで待機です。

シロップは簡単。保存瓶の中に梅と同量の砂糖を交互に詰め、浸透圧で砂糖が溶け切るのを待つだけです。世の中的には氷砂糖を使うのが一般的ですが、上白糖ではなくわざわざ高コストの氷砂糖を使う合理的な理由が無いので、私は上白糖派です。氷砂糖だとゆっくり溶けるからなどとさもそれっぽく書いてある人がいますが、上白糖も溶け切るのには結構な時間がかかるので、ゆっくり浸透圧をかけていくという点では、上白糖でも無問題。迷信で余計なコストを1円でも多く払うなんてアホらしいです。ただ、ある程度水分が出てきたら毎日瓶を振って溶解を早めてやるのは必須。放っておくといつまで経っても溶け切らない砂糖がそこに残ってしまいますんで。

22/05/17(Tue)

夜中に水を飲もうとキッチンに行ったら、床の上に何か見慣れない物が落ちてまして、何だろうと思って近づくと石膏ボードの破片。ハッとして天井を見上げると、直径15cm程の穴があいてました。見た感じ、天井裏から踏み抜いたっぽいのですが、ネズミだと軽過ぎて多分無理。以前から天井裏でネズミにしては大きな足音がするなと思っていたので、姿は見えませんが多分ハクビシン、次点でイタチ、大穴で入り込んだ野良猫の仕業でしょう。しかし、踏み抜いた瞬間犯人は焦ったでしょうね。その時の表情を見てみたい気もします。

該当箇所はこのままでも特に実害はないんですが、天井に穴があいたまま暮らすのは精神的にいい気分ではないので塞ぎます。とはいえ、周囲に色を合わせ凹凸をなくすといった凝った修理をするほどではないので、適当な板を張るだけですが。ただ、石膏ボードは柔らか過ぎてネジが効かないので、穴から手を突っ込んで梁の位置を確認し、そこにネジを打ち込めるように穴よりかなり大きな補修板を用意しました。周囲四か所に下穴をあけ、ネジ頭が飛び出ないように逆三角形のくびれを入れたら準備完了。あとは十分な長さの木ネジで固定するだけです。

ただし、懸念点が一つ。うちのキッチンは古いので、天井の難燃性石膏ボードに石綿が含まれている可能性があります。コレが原因で20年後に中皮腫発症とか洒落になってないので、気休めかもしれませんが作業中は2重マスクです。夏場なら地獄でしょうが、まだ涼しい時期で良かったと心から思いました。

22/05/16(Mon)

うちの近所の空き地に梅の木が一本生えてまして、毎日ウォーキング帰りに熟し具合をチェックしつつ、そろそろ頃合いだという事で今年の梅仕事を開始しました。この空き地はうちの隣家の人の土地なんですが、数年前からどう見ても梅を全く利用せず放置している様子なので駄目元で許可をとったら、“むしろウェルカム、根こそぎ持っていってくれ”と言われて以来、毎年梅の無料供給所となっています。ちなみにこの一本の樹から採れる梅の実は10kg弱。近所のスーパーでは似たような梅をキロ600〜900円くらいで売っている(無論ブランド梅なら天井知らず)ので、ロス分を差し引いても私が使わせてもらっている梅は時価5,000〜10,000円相当になります。タダって素晴らしい。

この梅は放置されているだけあってアブラムシが結構ついているため、採ってきた梅はまず水に一昼夜浸してアブラムシを溺死させる&表面についたヤニやアブラムシの分泌物を洗い流します。とりあえずこれをやらないと話になりません。使うのは私達兄妹が幼児の頃に使っていたらしいベビーバス。ずっと死蔵していましたが、この季節になると納戸から出してきて使っています。タライじゃちょっと足りないんですよね。捨てずにとっておいて良かったです。あとは大きさ別に分けつつ、大きめのは梅干し・小さめのは梅シロップと進路を分けて加工していきます。ちなみに、隣家には日頃から畑で採れた野菜をおすそ分けして良好な関係を心がけていますが、当然貰った梅から出来たシロップや梅干しは多目に上納し、翌年からも快く梅を分けてもらえるようにしています(悪く言えば贈賄)。まぁ、誰も損していないのでいい贈収賄と言えるでしょう。

22/05/15(Sun)

ネットで植物の水遣り方法を調べると、大体の場合において“土の表面が乾いたら鉢底から溢れるくらいたっぷり水を遣りましょう。やり過ぎは厳禁です”みたいなことを書いてあります。そりゃそうなんですけど、実際に色々育ててみるとコレが実際難しい。例えば朝、鉢の土表面がまだ濡れていて今朝は水遣りしなくていいなと思っても、日中25〜30どの気温でバンバン水分が蒸発し、午後の早い時間で水切れ→萎れるというパターンが一番困ります。それじゃ萎れた時点で水を遣ればいいと思うかもしれませんけど、日中の暑い時間帯に水を遣ると、鉢の中が蒸れて植物にダメージを与えるので駄目です。水遣りはあくまで涼しい時間にというのが鉄則。すると、目の前で萎れているこの苗はどーすんの?という事になります。それにそもそも、四六時中苗を見張っているわけにもいかないので、気が付いたら水切れが致命的なダメージを与えて復活不可という最悪の事態に至るケースも珍しくありません。

そこで私の解決方法としては、天気予報を見てその日の天気がよさそうな場合、ポット苗などの小さな鉢物は土の表面の状態がどうであれ、水遣りをします。ただし、20cm〜のそこそこ大きな鉢物の場合は、一日で水切れからの致命的な状態になるリスクは低いので、表面の土の様子から水遣りするかどうかを都度決めます。

あと、面倒臭いのはポット苗の場合、水が葉につくとそこから弱る場合が結構多いです。小さな苗は葉を一枚失うだけで光合成量がガクッと下がりますから、水遣りは小さなジョウロのシャワーユニットを取り外した状態で、本体に水がかからないように注意しながら土にだけ丁寧に水遣りをしていきます。野菜なんてスーパーで買ったら大して高い物じゃないんですが、市販品レベルの野菜を作るのにどれだけの技術ノウハウ労力が必要なのか、自分で作ってみるとよく分かります。たかが水遣り・されど水遣り。私もまだまだ先は長そうです。

22/05/14(Sat)

近所のキュウリ農家の人から折れたキュウリをレジ袋一杯貰いました。ラッキーです。折れてしまっているので商品にはなりませんが、すぐに食べる分には無問題。うちで作るキュウリレシピといえば、浅漬け・酢の物・サラダのほぼ二択になります。浅漬けは5cmに切って太さにより半分〜四つ割りにしたキュウリを4%の塩水に漬けて半日ぐらいから食べられます。ただし、ただ塩水に漬けるのも芸がないので、昆布・鷹の爪・乾燥蜜柑の皮・乾燥柿の皮などフレーバーを足すと味だけでなく見た目も良い感じになってオススメです。

酢の物は超スタンダードな一品なので説明不要かも。スライスして塩揉みしたキュウリに戻して湯通ししたワカメ・戻した春雨・胡麻などのフレーバーを加え、甘さ強めの酢和えにするだけ。個人的には冷凍保存してある生姜を刻んで加えるのが好きですが、もう少しして庭に大葉が出てくれば、そっちの風味も結構いけます。サラダは言わずと知れたサラダ。今の季節だったら玉ねぎがたくさんあるので、スライスしてしばらく水に晒した玉ねぎ・細く刻んだキュウリ・畑から採ってきたセロリの新芽を刻んだものを混ぜ合わせ、ドレッシングで食べます。これからの時期は何だかんだ言って買わないでも野菜系の食材は手に入ってしまうので、ドケチには嬉しい季節です。

22/05/13(Fri)

ズッキーニの実が軌道に乗ってきて、ほぼ毎日数個の収穫があります。夏野菜の中ではトマトと並んで好きな野菜なので、私としては大歓迎。料理方法は焼きほぼ一択。5p程の長さに切ってから半分〜1/3にスライスし、両面焦げ色が付くまでやや強めに焼いてから塩胡椒で食べるのが簡単で美味しい。スープに入れても美味しいんですが、トマトやナスなど他の夏野菜がまだ出そろっていないので、今のところは焼きが主力になっています。

ズッキーニのメンテナンスは比較的簡単。毎朝の受粉作業・実った果実の収穫・不要になった葉の除去がレギュラーの3点セットです。中でも割と重要なのが不要な葉の除去。ズッキーニはアホみたいに大きな葉が大量発生するので、出るのに任せているとあっという間にジャングル状態になり、風通しが悪くなって病気が発生したりします。ですんで、実を収穫したらその位置でそこより根元寄りについている葉は全カットします。また、短期間にかなりの実をつけるために肥料の消耗が激しく、月に2回程度は追肥をしないとどんどん実が出来なくなってしまいます。もっぱらスーパーで野菜を買っていた頃はこんなの気づきもしませんでしたが、野菜を作るってかなり大変で手間暇かかりますんで、手に入った野菜は無駄なく奇麗に食べてほしい物ですね。

22/05/12(Thu)

雨でいつもの草むしりルーティンが出来ないので、その時間をトマト吊り下げ栽培の準備時間に当てました。基本は昨年と一緒ですが、昨年の反省を生かして少しだけバージョンアップします。1. 吊り下げ場所の変更。昨年は日当たりを重視して家の南の壁際に吊るしましたが、ココは日当たりが良過ぎてすぐに水が切れます。ですんで今年は家の北側、勝手口を出た屋根付きのスペースで栽培します。脚立を立てて屋根の骨組みから紫外線劣化に強そうな紐を垂らし、先端を丸めてS字フックをセット。

2. ペットボトルの改良。昨年は2か所に穴をあけて紐を通し、フックに吊っていましたが、コレだと吊るした時にペットボトルが傾き、土にしみ込む前の水が零れてロスになります。ですんで今年は穴を2か所増やして4か所にし、2か所ずつ紐を通して吊るした際にペットボトルが傾かないように改良。また、昨年はUターンして上ってきた茎をペットボトルに結んだ紐でくくっていましたが、いちいち結び直すのがダルいので、更にペットボトルに2か所穴をあけ、ビニタイを通して簡単に固定と開放が出来るように改良しました。

一番の心配はやっぱり水切れで、場所を北側に移しても切れるようなら朝晩2回水を遣らないといけないかな、面倒臭いな…と思っています。まぁ、勝手口を出てすぐの所なので今までよりも格段にアクセスが上がり、料理中に僅かな隙を見つけて水遣りできるので、何とかなりそうだとは思いますけど。

22/05/11(Wed)

ふと思いつきでいつもと少し違うコースを歩いたら、そこには手つかずの筍フロンティアが広がっていました。ココも自由に採って構わないエリアだという事は確認済みなので、いつも畳んで持ち歩いているレジ袋一杯に収穫して持ち帰ってきました。アク抜き不要というのは本当に楽。まぁ、アク抜きといったって茹で汁に入れたまま丸一日放置するだけなんでどうという事もないんですけど、とても気が楽です。下茹でが済んだ筍は4L位入るうちで一番大きなタッパーに詰め、水をひたひたに注いで冷蔵庫で保存します。ただし、毎日の水替えは必須。少し面倒臭いですが仕方ありません。

うちの筍メニューといえばとりあえず煮物はマスト。後は炊き込みご飯も好きですけど、私の場合は4食分を1回で炊くので、一度筍ご飯を炊いてしまうと4日連続となるのでやや厳しい。冷凍保存は多分味が落ちるのでやりたくないですから、炊き込みご飯はシーズンにせいぜい1回です。煮物以外でよく作るのは炒め物です。吊るして乾燥中の玉ねぎ・最近採れてこれまた乾燥中のニンニク・50gずつ冷凍ストックしてある豚肉などを炒め合わせ、テンメンジャンベースで甘めに味をつけ、豆板醤で少し辛味を加えるのが好き。筍の浸水冷蔵保管は1週間が限界だと思っているので、この期間中は必然的に筍尽くしとなります。筍が簡単に冷凍保存出来れば良いんですが、絶望的に冷凍保存と相性が悪いが筍の一番の弱点なんじゃないでしょうか。

22/05/10(Tue)

去年Daisoで買って余ったトマトの種をポットに播いたものがいい感じに育ってきたので、30cmの鉢植えに移植しました。最終的に出来た苗は9本で、その内4本を2本ずつ30cmの鉢2つに植え、一般的な行灯仕立てで育てる予定です。残りの5本は去年に引き続き、ペットボトル逆さ吊り栽培というのをやります。底を抜いて口から葉を出した2Lのペットボトルを吊るして栽培します。茎が伸びてくると上にUターンして成長するので、ペットボトルの底辺りで茎をビニタイを使って固定してやるだけで支柱不要のお手軽栽培です。

ただ、この逆さ吊り栽培には弱点もありまして、大きな2Lのペットボトルを使っていますが、如何せんそれだと土が少なくて、日当たりの良い場所に吊るしておくと朝水遣りをしても夕方にはカラカラになり、1日2度の水遣りが必要です。それだけならまだ頑張ればいいだけなんですが、暑さが本格化するとそれでも水切れで次々に枯れていきます。本当は4〜5Lの焼酎ペットボトルでやりたいのですが、道端に時々落ちている2Lペットボトルと違い、4〜5Lのペットボトルはまず落ちてません。買い物もしないのに酒屋で頼むのもアレですし、メルカリで買うのも何だか負けた気がするので、入手手段がありません。今年は家の北側の比較的涼しい場所に吊る計画ですが、果たして上手くいくでしょうか。まぁ、駄目なら駄目でまた来年次の策を考えるだけですけど。

22/05/09(Mon)

うちの近所の空き地に立派な蕗が生える場所があります。完全に放置されている様子だったので、土地の所有者に確認したら好きに使っていいと許可を貰え、食べ放題状態になってます。うちの敷地や畑の隅にも蕗は結構生えるんですが、あれほどの太さと長さにはなりません。勿論肥料なんてやってないはずなので、品種が微妙に違うのか何なのか謎です。特に今の季節は、夏野菜が成長中で自家製野菜に乏しいため、蕗は貴重な野菜担当として頑張ってくれています。

蕗の下茹でにはとにかく大きな鍋が必要。後工程の皮剥きを考えるとなるべく折らずに一本のままで茹でたいので、直径の大きな鍋に曲げて入れます。私がこの時使うのは、完全に死蔵されていた28cmの蒸し器です。直径が大きいのは勿論ですが、底板が超便利。鍋の直径にぴったりの円盤に蒸気が通る多数の穴と下に空間を作るための足が付いてます。本来はこの上に茶わん蒸しなんかを乗せるんですけど、コレをひっくり返して上から乗せると、曲げた蕗が弾けてお湯の上に出てしまうのを防げます。落し蓋でも同じようなことは出来るんですが、蕗を茹でるような大きな鍋にぴったり合う大きな落し蓋は持ってないので、蕗に下茹ではこの蒸し器の独擅場です。

また、蕗を茹でる際は中央のデッドスペースがとても気になります。曲げて鍋に入れるので、鍋の中心部分は何も茹でるものが無い状態になって、非常にモッタイナイ。ですが今回はウォーキング途中に折ってきたハチクを入れて一緒に下茹でしてしまうことでこの空間を有効活用し、ガス代と時間の節約にもなって非常に満足。蕗を茹でるためにメスティンの3倍くらいの長さの長方形専用鍋とか無いですかね。あったら迷わず買うんですけど、無いでしょうね…。

22/05/08(Sun)

先週の日曜天国のお便りで、玄米ご飯に関する投書があって本当にその通りだと思いました。投稿者はふとした切欠から主食を玄米ご飯に切り替え、玄米ご飯ってもちもちして香りも良く、普通に美味しいじゃないのと思っていたそうです。それがある時旅行先の旅館で久しぶりの白米を食べ、衝撃を受けるほど美味しかったと。いつもは小食なのにご飯を何杯もお替りしてしまい、翌朝は白米or五穀米を選べるメニューで何の躊躇もなく白米を選んだという事です。本当にコレよく分かります。

私の夕食は玄米を圧力鍋で炊いて主食にしています(夕食×4回分3合をまとめて炊いて小分け冷蔵保存)。コレはコレで美味しくて、何の問題もないんですけど、極稀に外食した際に出てくる白米を食べると感動します。そりゃ精米なんていう面倒臭い工程をわざわざ挟むわけですわ。でもこの感動的な美味さ、毎食白米を食べている人(うちの父親とか)は多分全く分かっていません。毎食食べてその味に慣れきってしまっているので、感動とか皆無なのです。とはいえ、私も玄米を止めて白米に戻す気はありません。玄米は玄米で美味しいですし、ミネラルや食物繊維が豊富でお通じにも寄与。白米の感動はたまに食べる時にとっておくご馳走的な位置づけでちょうど良い位です。でも、白米を何の感慨もなく食べている人に言いたい、白米マジで美味いから!。

22/05/07(Sat)

毎朝のウォーキングコースにいい感じでハチクの筍が生えてきました。筍は美味しい野草なので権利関係が厳しく、私有地に生えている物を採ったりしたら大問題になるんで、その辺に詳しい父親に確認したところ、あのエリアのハチクは採ってよしというお墨付きをもらい、今日は10本ほど収穫してきました。太い真竹の筍を収穫するには専用の鍬などが必要ですが、ハチクは細いので道具フリー。根元から折るだけです。

更にハチクが素晴らしいのは、アク抜き不要という点です。真竹に比べるともう神レベルのお手軽さ。皮を剥いて軽く下茹でするだけで、煮物に炊き込みご飯にと何にでも使えます。半面欠点というと、コレはハチクに限らないのですが、皮を剥くとがっかりする位量が減る点でしょうか。小さなものだと体積が半分以下になってしまうこともザラ。まぁ、こればっかりは筍がこういうものだという事で納得するしかありません。ちなみに私がウォーキング時にはくジャージのポケットには、こういう事態にいつでも対応できるように、折りたたんだポリ袋が大小各種3〜4個ほど常に入っています。備えあれば憂いなし。今回のハチクは貰い物のエンドウと一緒に煮物にする予定です。材料は変わらないんですが、タダで手に入ったというだけでワンランク上の味になるのは私がドケチだからですね、多分。

22/05/06(Fri)

個人的にはまだ少し早いんじゃないかなと思っていたんですが、父親がニンニクを収穫してきてしまってその後の作業を丸投げされたので、粛々と実行します。以前はニンニクの保存は玉のまま3〜4個まとめて紐で縛り、それをペアにしたものをフックに引っ掛けて乾燥させてたんですが、この方法だと中で蒸れて傷んでしまうことが結構ありました。ですんで、最近はもう最初の段階で房にばらしてしまいます。完全に皮を剥いてしまうとそれはそれで傷むし乾くので、房にばらして皮一枚残っている状態がベスト。このまま笊に広げてしばらく天日で干し、いい感じになったらネットに入れて玄米貯蔵庫の中に引っ掛けて保存というのが現状の最適解です。

ポリ袋に入れて冷蔵庫というのを割と長い時期やってたんですが、袋の中がニンニクから出た水分で高湿度になり、冷蔵庫の中でも発芽してしまうのでやめました。ニンニクの保存には低温と乾燥が重要なファクターだと思われます。ところで、ニンニクの一番の用途は香りづけですが、それだと量がはけずに翌年新ニンニクが出た頃に廃棄する羽目になります。ですんでニンニク収穫直後のフレッシュな状態の時に丸ごと素揚げである程度の量を一気に消費しておき、その後はちびちびと消費していって、切れる頃が翌年のニンニク収穫期という風に持っていくのが理想です。ただ、割とタイミングがシビアなので、うちでは何年ももつカラカラの乾燥ニンニクを作っておき、端境期はこれで乗り切るという運用をしています。せっかく作ったんだから、なるべく余さず有効活用したいというのが人情なので。

22/05/05(Thu)

気温が上がって畑のズッキーニに食べられそうな実が出来てきました。ズッキーニの実は花が咲いてから一週間経たずにあっという間に大きくなり、ベストの日を二日も過ぎると大人の腕サイズになってしまいます。味はそんなに変わらないと思うんですけど、食べ切れなくなるという理由から早めの収穫を心がけています。そこで必要になるのが受粉作業。ウォーキング帰りに畑に寄って、その日の受粉作業をして帰ってくるのがルーティンとなりつつあります。

ズッキーニは雄花と雌花が別に咲き、放っておいても蟻が花粉を運んで勝手に受粉してくれることもあるんですけど、何もしない場合の受粉率は決して高くありません。そして受粉しないで花が終わると、大きさはベストの状態の1/3位までしか成長せず、形も瓢箪みたいな不格好なものになってしまいます。ですんで美味しいズッキーニを食べるためには受粉作業は必須。雄花の花粉を筆で雌花につけ、受粉完了の証明として5枚ある雌花の花弁のうち一枚をむしっておきます。また、雄花は一日で枯れるので、余計なエネルギーを使わないためにも受粉作業後の雄花は根元から摘んで処分します。

せっかくわざわざ畑に寄ったのだからと、トマト・茄子・キュウリなど夏野菜の脇芽をかきつつ、昼食のサラダに使う為のサニーレタスやセロリを収穫して総作業時間15分ほど。ちゃちゃっと終わらせて帰宅するのがここ最近のウォーキング帰りのルーティンです。

22/05/04(Wed)

暖かくなって気温が上がり、庭の草むしりも本格化してきました。そしてここで、今まで頑なに縛りをかけていたラウンドアップ(除草剤)の使用を解禁しました。ターゲットは主にドクダミとヤブカラシの二種類で、それ以外には使いません。この2つは地下茎で増えるタイプの雑草で、地上部を抜いてもほぼ意味がありません。地下茎はせいぜい地下10cm程度の場所にあるので、周囲に何もない場所なら掘り返して根こそぎにすることも難しくないですが、庭には他の植物や岩があります。それらに絡まってしまうと、手掘りで駆除することは事実上不可能です。

そこでラウンドアップ。ラウンドアップは葉に塗ることで薬剤が茎を伝って根まで浸透し、根こそぎ枯らしてくれるとても有名な除草剤です。コレなら岩があろうが樹木があろうが無関係。ですが、私が今までこの除草剤を使ってこなかったのにはそれなりの理由があります。1. 雑草の根→土→周囲の樹木の根というルートで周囲に影響がありそう。エビデンスがあるわけではないのですが、何となくこのルートで周囲の樹木にも影響を与えている雰囲気があって、避けてました。2. 作業中に周囲の植物に除草剤が付いてしまう。作業では筆で薬剤を雑草の葉に塗るんですが、その最中に筆先が隣の植物に触れてしまったり、筆から落ちた雫が隣の植物に落ちてしまったりします。塗装の様に周囲の植物にビニールなどをかけて養生してから…なんてかったるい作業が出来るわけもないので、周囲にノーダメージとはいきません。3. コレは完全に私の落ち度なのですが、薬剤の入った瓶を倒しがち。作業中は周囲に瓶を置いているんですが、体が当たって瓶ごと倒したりするんですよね。そうすると、周囲は全滅です。気を付けていても倒すときは倒しますし、当たらないように遠くに置くと作業効率が落ちるので、難しいところです。

それでもラウンドアップを投入した理由は、もうそんな事言ってられない位ドクダミ・ヤブカラシの成長が洒落にならなくなってきたから。悪あがきとして地上部をこまめに除去して光合成を邪魔しようとしてきましたが、全然追いつきません。多少の周囲の被害は必要悪と割り切る時期かなと思って、今回のラウンドアップ投入となりました。

22/05/03(Tue)

うちの庭には何か所かにミツバが自生しているんですが、ほとんど利用せずに捨てていました。別に嫌いというわけではなく、むしろ好きの部類なんですけど、用途に恵まれなかったのです。ミツバの一番の使い道といえばお吸い物ですが、うちでは鱧の様な特殊な食材が何かの偶然で手に入らない限り、基本的にお吸い物は作りません。お浸しも定番ですが、お浸しにするほどまとまった量が採れないのでこちらも無理。というわけで、トウが立つまで放置し、その後地上部分を刈り取って廃棄というのが今まででした。

ですが、先日コシアブラで混ぜご飯を作ったら美味かった経験から、ひょっとして混ぜご飯にしたら日常的に有効利用できるんじゃね?と思い立ちました。うちに生えているミツバの葉は市販の物よりずっと大きく、MAXで手のひら位のサイズで結構硬いです。ですんで、茎ごと粗微塵にします。冷凍ストックしてある油揚げを小さく刻み、ミツバと一緒にごま油で軽く炒めます。醤油を少し加えて香りを出したら、炊きあがったご飯に混ぜ込んで完成。感想:いける。今まで捨てていたミツバの有効活用方法が見つかって大満足というだけではなく、もう一つの今まで捨てていた葉物・紫蘇の有効活用方法にも道が開けました。紫蘇はミツバ以上にどこからでも出てきてむしろ迷惑。うちではごみ扱いでしたが、こうやってご飯に混ぜるふりかけ的なものに加工してストックしておけば、有効利用できそうです。

22/05/02(Mon)

今日のメインは特売で買った3枚入りグラム50円の鶏胸肉。1枚目は買ってきたその日にチキンカツにして2人前。1枚を2人で分けるとか貧乏臭いと思うかもしれませんが、観音開きにして厚さをそろえた胸肉はかなりの量があって最早チャレンジメニューなんで、大人でも2人で分けるのがちょうどいい位です。そして今日は2日目、とり天。一口大にして予め塩をしておいた鶏肉に小麦粉を溶いた衣をつけて揚げるだけ。

そこで例のごとくの付け合わせ。最近、天婦羅のサブ種はその辺で採ってきた野草を使うのがお約束になりつつあり、今回はユキノシタ・ヨモギ・ノビルの3種です。前2つはうちの常連ですが、ノビルは初めて。ノビルといえば食べられる野草の大定番なんですけど、問題が一つ。ノビルの一番の可食部分は地下の球根なので、土を掘る道具を持っていないと収穫できません。私は主にウォーキング途中で野草を採ってくることが多いので、道具持っていくのがかったるかったのです。ですが今回はノビルを採るぞと決め、ドライバーを一本ポケットに忍ばせて出発。職質を受けたら一発アウトですが、この辺では歩行者を職質する警官なんていないので無問題です。

で、採ってきたノビル。実は最近ノビルをちまきの様に巻いて揚げるレシピを見つけてやってみたかったんですが、思いの外地上部分が固くなってしまっていたので断念。定番通り地下部分だけになってしまったのはやや残念。よく土を落として茎と根を切り取ります。小ぶりのラッキョウみたいになったので、コレは衣をつけるよりも素揚げで塩では?と思い立ち、急遽路線変更しました。感想:普通に美味い。やった事ありませんが、生ラッキョウを素揚げしたら多分こんな感じ。ノビルなんてその辺になんぼでも生えてますが、それがこれだけ美味いとちょっと感動しますね。

22/05/01(Sun)

いい加減わさってきたので、鉢植えのミントを収穫しました。例えばパセリやバジルだったら、根こそぎ刈り取るとその後の成長に影響があるので、10枚程度の葉っぱを残す必要があります。ですが、ミントにそんな遠慮は全く不要。地上部分をごっそり全部刈り取っても、あっという間に復活しますから完全に無問題です。正直ミントは使い道に困るんですが、仕方がないので消去法でシロップにしました。

今回収穫したミントは100g。ネットで調べると、茎を入れると苦みが出るので葉っぱだけにしましょう、なんて書いてありましたが、面倒臭いですしそこまで労力をかけるモチベーションもないので、丸洗いして全部使います。水800mlに砂糖400gを加え、火にかけてよく溶かします。砂糖が完全に溶けたらミントを投入。2分煮出した後10分蒸らし、葉っぱを取り除きしばらく放置して粗熱をとります。最後にペットボトルに詰めて冷蔵庫で冷やせば完成。水で4〜5倍に薄めて氷でキンキンに冷やして飲みます。ぶっちゃけ、炭酸で割った方が美味しい気がするんですけど、炭酸水を常備ストックするのが面倒臭いですし、うちは井戸水で蛇口からの水がタダかつカルキ臭ゼロなんで、出来ればこっちを使いたいのが人情です。ただ、同時期に作ったサクランボのシロップの方がどう考えても美味しいのが悩み所ではありますね。

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