2023年1月

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23/01/31(Tue)

仕込んでいた大根の麹漬けに失敗しました、痛恨です。半分に割った大根を2段に重ねて樽の中で漬けていたんですが、上段の空気に触れていた部分が黒く変色してしまい、変な雑菌が繁殖しているっぽい感じ。泣く泣く廃棄です。原因ははっきりしていて、放置し過ぎた為。本漬けしてから本来なら数日で食べ頃になるので、そのタイミングで樽から取り出してジップロックに移し、冷蔵庫で保存すべきだったのですが、大寒波が来ていたこともあり多少なら大丈夫やろと油断してチェックもせずに1週間そのままにしてしまったのが敗因です。下の段は変色が無かったので、ワンチャンいけるか?と食べてみたら大丈夫っぽかったので、そのまま食べます。試食してから半日経つけど、腹痛とかは無いので多分いけるでしょう。

私もついつい誤解しそうになるんですが、漬物は思っているほど保存が効きません。たとえば、梅干し。うちでは長期保存を狙って12%の塩で漬けますが、減塩にしようとして10%以下で漬けると、よほど保存に気を配らない限り高確率で腐ります。翻って今回の麹漬けの場合、下漬けの段階で3%、本漬けの段階で0.5%の塩分を追加して漬けますんで、最終的に3.5%。10%で腐るのに3.5%で無事な筈がないのです。それでも空気に触れなければ結構いけるので、白菜漬けの様に塩分が入ると嵩がグッと減り、染み出た塩水に完全水没するケースならまだ大丈夫ですが、大根の場合は本体が白菜ほどは潰れないので、どんなに水が出ても完全水没はしません。ジップロックか何かを使って空気を遮断すべきなのかなぁ…と改善策を考慮中。冬季にあと1回は漬けられそうなので、次は今回の失敗を生かして頑張ってみようと思っています。

23/01/30(Mon)

最近の寒波で水道管が凍っては大変なので、天気予報で翌朝の最低気温を確認しつつ、危なそうなら蛇口の水を少しだけ出しっぱなしにしています。とはいえ、水を無駄に流しているのだから心が痛むのは仕方がありません。うちは井戸水なので水道代はタダですが、ポンプアップする為にモーターを回しているので、電気代はかかっています。そんな水を少しでも有効活用すべく、蛇口の下にバケツを置いて最低限の回収を試みます。多分1/100も取り戻せていないですが、気分の問題ですね。

溜めた水は洗い物や掃除に使います。バケツを奇麗に洗っていれば理論的には料理に使っても問題ない筈ですが、流石に気分的なハードルが高くてそれはNG。7〜8Lのバケツ一杯に水が溜まっていれば、その日一日の洗い物と掃除分は余裕でカバーできます。実際どれだけの水をくむのに何Wの電気が必要なのかは定かじゃないですし、多分誤差程度の電気量だとは思うのですが、それでもやらずにいられないのがケチの性です。

23/01/29(Sun)

干し大根が完成してザルがあいたので、早速次のロットを開始しました。ルーティンのテレビ体操を終えた後、まだ結構暗い中で一輪車を押して畑に行き、4本引き抜いてきます。2本までなら手持ちで帰ってこられるので一輪車は不要なんですが、4本だと一輪車を押していった方が作業効率が良いです。当初は大きなバケツに入れてこようとしたんですが、かなり長い大根をバケツに入れると重心が高くなり、運んでいる内にひっくり返ってしまう事が多いので、結局一輪車に落ち着きました。

採ってきた大根は奇麗に洗ってヘタと先端を包丁で落としてからピーラーで皮を剥き、5mm厚にカットしてザルに並べていきます。ザーッとまいて重なっているところを外す方が簡単かと思いきや、この作業は意外に手間を食うので、結局最初からキチンと並べる方が結果的には早く終わります。あとはこのザルを日当たり・風通しが良い場所に並べ、1週間ほど放置してカラカラにすれば完成。ただし、雨に当たるとすぐに黴が生えるので、天気予報は毎日要チェックです。正直干し大根はそんなに好きではないのですが、放っておくと食べ切れない大根の賞味期限を取っ払い、一年かけてゆっくり無駄なく食べ切れるというのが干し大根の最大のメリットだと思います。大根を作ると大体余りがちなので、そういうのがある人はやってみても良いんじゃないでしょうか。

23/01/28(Sat)

風呂場で毎日身体を拭くのに使っている手拭いが寿命を迎えつつあり、いつ交換するかを迷っています。うちの脱衣場には主に父親が使う用にバスタオルも常備しているんですが、私はもっぱら手拭いを使っています。バスタオルはそれなりに大きいので、洗うにはそれだけの水や洗剤が必要になります。不可能ではないですが、手洗いはちょっと難しいサイズ。それに比べて手拭いなら、入浴後にサッと洗って干しておけばよほどの雨でない限り翌日も確実に使えるのが良い感じ。

そんな手拭いですが、毎日同じのを洗って干してを繰り返し使い続けて、寿命は多分3年位です。傷むのは決まって真ん中あたりから。うちではスタンドタイプの物干しに二つ折りにした手拭いを引っ掛けて干すんですが、この引っ掛かってる部分がすり切れてきます。加えて、一番日光が当たる部分何で紫外線劣化の要素もあると思います。個人的には本来の使用で傷んでいくならまだしも、干している間に劣化するというのはイマイチ納得がいかなくて、何か他にいい方法はないかと考えましたが、ありません。洗濯ばさみで挟んで干せば100%挟んだ場所から傷んでいきますし、まさか毎日着物の様に洗い張りをするわけにもいきません。いうても3年はもつんで、大人しく交換しとけよって事なんですけど、どうしようもないギリギリまでは使うと思います。ネットを見るとタオルなんかは1年を目安に交換しましょうなんて書いてありますが、1年なんてまだまだひよっこ。ちなみに、交換した手拭いは小さく切って台所のオイルポットを拭くのに使い、紙ゴミと一緒に燃やして畑のPh調整剤として活用し、徹底的に使い倒します。

23/01/27(Fri)

畑のキャベツを少しでも消費すべく、ここ2ヶ月くらい毎日昼はお好み焼きを食べてます。お好み焼きを作ると1食で150gのキャベツを消費できまして、他にこんな高効率な料理は多分存在しません。ただ、最近やっぱり飽きてきました。畑にはまだまだたくさんのキャベツがありますが、多分食べ切れるまえに暖かくなって花が咲くので、どうせ全部は食べ切れません。花が咲いても菜の花としておひたしなどに有効活用はするんですが、キャベツとしてはを食べるのに比べると格段にロスが大きいのも事実です。事実ですが、どうせ食べ切れないんだからと諦めて、最近は時々浮気をしています。というわけで、今日は焼きそば。

先日買い出しに行った際に棚の焼きそば袋を見て、久しぶりに作ってみるかと思い立ちました。ただし、買ったのはその焼きそば袋(3玉粉末スープ付きで150円)ではなく、1玉20円の麺のみの商品。ソースとセットで買うのに比べて半額以下ですから、そりゃこっちを選ぶでしょう。ソースは家にあるウスターソースで間に合いますし。豚肉は50gずつ小分け冷凍してあるのを解凍して半分だけ使います(残り半分は翌日の焼きそば2弾目にまわす)。野菜は畑のキャベツと人参。もう1〜2品欲しい所ですが、畑に適任者がいないので諦めました。これら全部をソースで炒め、目玉焼きをトッピングして完成。多分原価70円位ですが、久しぶりに食べると焦げたウスターソースがジャンクでとても美味しい。ずっと食べ続けたいとは思いませんが、たまに食べるとこういうのってめっちゃ美味しいですね。

23/01/26(Thu)

私は大体週に一度のペースで買い物に行くんですが、最近の値上がりっぷりには怒りを通り越して恐怖を感じます。ちょっと前まで卵1パック100円台前半で買えていたのが、今は200円台後半から下手をすると300円を超えます。サラダ油も1リットル200円弱だったのが今じゃ300円台半ばに。今までなら“今年は不作でリンゴが高い”みたいに不漁・不作を原因としてごく一部の商品の値段が上がる事はありましたが、こんな風に全ての商品が満遍なく値上げという事態はちょっと記憶にありません。

そしてこういうベースになる商品が値上げされると、当然そこから派生する商品も連鎖的に値上げされるわけで、ケーキやクッキーなんかの菓子類業者は大変だろうなぁと思いますし、外食全般原材料費が値上げされていて、おまけに給料も上げなきゃいけないとなると、経営者大変そう(他人事ですが…)と思わざるをえません。でも、このまま戦争が続いてコロナが収まらず、鳥インフルエンザが猛威をふるい続けたら、卵1パック500円の時代が現実味を帯びてきてしまいます。本当にラブ&ピースの世の中にならないものですかね。

23/01/25(Wed)

数年に一度レベルの寒気が入ってきてめちゃ寒いということで、今日の夕食は水炊き。2人しかいないので小さな土鍋で十分足りるため、とても気楽に作ることが出来ます。鶏肉は安いぶつ切りの鶏もも肉を100gずつ小分け冷凍してあるので、特に買い物に行かなくても好きな時に作れるのがポイント。準備としては昼食片付け時に500mlの計量カップに水と昆布を入れて出汁をとっておくことと、鶏肉を冷凍庫から出して自然解凍しておくこと。今の時期ならシンクの上に放置しておけば傷まず自然に解凍できますが、万が一ネズミに齧られると嫌なので、ステンレス製のザルをかぶせておけば万全。

土鍋に昆布水を移して鶏肉も投入。水の量を調整してから点火し、沸騰したら弱火に落として5分。適当な野菜を入れて軽く火を通したら完成です。今回は畑から白菜・水菜・春菊を採ってきました。白菜は葉が大きければ中央の芯の部分を分けて先に入れた方が良いです。タレは醤油と酢を半々に混ぜたものを水炊きの汁で適当に薄めて使います。薬味は大根おろしと刻みネギというスタンダードな構成。ちなみにうちでは余った汁で〆に雑炊や麺という習慣は無いので以前は捨ててました。でもそれはあまりにモッタイナイという事で、翌日に温め直して茶漬け的にご飯にかけて食べています。最近鏡開きした餅が随分乾いてアラレを作れるようになったので、この自家製アラレを少し加えると超美味い。高級食材の豪華な食材が美味いのは当然ですが、日常的にはこういうので良いんですよ。

23/01/24(Tue)

今日は先日の神事で使った夫婦鯛の処理。何度かココに書いたことがありますが、正直コンディションは最悪です。無いと困るので数日前に買って丸ごと冷凍しておいたのを前夜から冷蔵庫で解凍して使うんですが、エラ・腸を抜かずに作業しているので、解凍して腹を裂くと中から鮮度の落ちた腸がどろっと出てくるのを見ると食欲が失せます。身の張りは全く無くなっていて、正直捨てても良いんじゃね?と思うんですが、ケチなので捨てられません。ただし、使うのはフィレのみ。いつもなら中骨はアラ汁・カマは焼きなど徹底的に使いまわすのが私のモットーですが、今回はフィレ以外の粗は全部捨てます。大量生姜をぶっ込んで臭みを消してまで食べたい物ではないので。

調理方法は臭みを消せるということでフライ一択です。塩を振って20分ほど放置してでドリップを出し、それをペーパータオルでよくふき取ってからおろしにんにく&酒少々を絡めて一晩冷蔵庫で馴染ませます。あとはいつものように衣をつけて揚げるだけ。結果:食えなくはない。鯛独特の臭みがけっこうあって、外食で出てきたらもう行かないかな?レベルではあるんですが、あの鯛をここまで食えるようにしたという内幕を知っていれば、まぁ合格点でしょう。

ちなみにこの鯛、昨年までは冷凍前に見えないように切れ込みを入れて腸とエラだけでも抜いてくれと頼んだのに丸ごとなのが重要だと聞く耳持たなかった父親ですが、今年は何故か処理済みになっていました。その点を尋ねると、スーパーで買った時点でこうなっていたとのこと。想像でしかありませんが、アニサキス対策でしょうね。神事の謎習慣もアニサキスという実害には勝てなかったというわけです。

23/01/23(Mon)

家でこの地域独特の神事がありまして、こういう時にかなりの確率で少しイラっとする事が発生します。神事では人参や大根を畑から採ってきて神棚に供えるんですが、掘っている時に折れてしまって使えないから適当に何か料理に使ってと言ってくる件。マジでムカつきます。今年はでかい人参が2本。そりゃ使えないことはないですが、一応数日先まで野菜在庫を計算して、どのタイミングで何を何本掘ってくるかとか、頭の中で割とキッチリ計画している私にとって、イレギュラーに野菜を供給されると畑に行かずに済んでラッキー…とはなりません。

神事の他にもこういう事は発生します。よくあるのが、友人に持っていこうと思って大根や人参を抜いたんだけど、二股三股になっていて形が悪い為にあげられないので、適当に使ってというヤツ。別に腐ってるわけじゃないし、相手も金払ってるんじゃないんだから、形が悪いくらいどうって事なんでそのままあげてしまえ、と思います。百歩譲ってあげないとしても、自分で抜いたら自分で最後まで責任をもって処理していただきたい。それでも大根や白菜は地中にあって抜くまで形が分からないので、言い分は分かるんですが、過去一ムカついたのは、白菜を採ってきたんだけど採ってからよく見ると虫食いが酷いんであげられないから以下同文。採る前によく見ろよと言いたい、マジで。ちなみに今回の人参は、自家製の牛蒡と一緒にキンピラにして美味しくいただきました。そのキンピラを何も言わずにもしゃもしゃ食ってるのを見るのがまたムカつくのですが。

23/01/22(Sun)

朝起きて台所に行くと、何故かゴミ箱の中でネズミが死んでました。結構深いゴミ箱なので出られなくなったのかとも思ったんですが、ネズミの身体能力は半端ないので多分違います。以前壁を駆け上がって天井近くにある穴に飛び込むのを目撃したことがありまして、あの時はネズミに対する嫌悪なんて吹っ飛んで尊敬しかありませんでした。そんなネズミがたかがゴミ箱から脱出できないなんて考えられません。元々弱っていたのかとも思ったんですが、最近はあんまりネズミの害がなかったので毒餌を使ってなかったのです。うーん、謎。

こういうのがドラマの中でおきると家中大騒ぎとかになるんでしょうが、うちではあーネズミ死んでたのね位の些末な事件でしかありません。とはいえ放っておくわけにもいかず。生ごみの袋に入れて出してしまうのが一番簡単ですが、うちは2カ月に1回位しか可燃ごみの袋を出さないので、その間ずっと袋の中で腐らせておくのは不衛生。こっそり家横の用水路に流してしまうのも簡単ですが、公共的にそれはどうなんだと思います。というわけで結局死んだら皆仏様の考えから、庭の柿の根元に植えて養分になって貰う事にしました。家からネズミを追放する決定的な方法があればいいんですけど、人間は有史以前から追い払えてませんからね。半ば諦めつつ共生するしかないんだと思います。

23/01/21(Sat)

野菜の中には白菜やキャベツといったレシピが無限に広がるものがある一方で、用途が割と限定されてしまう野菜もあります。その一つがブロッコリー。異論はあるかと思います。グラタンやポトフなど検索すればレシピは沢山出てきますけど、うちでは結局ほぼ、塩茹でからのマヨネーズです。それがいけないというのではなく、私も色々試してはみたんですが、料理のしやすさ・その野菜のポテンシャルを活かしているか、など諸要素を総合的に勘案した結果、結局のところ塩茹でマヨになってしまったのですよね。

というわけで、今の時期冷蔵庫には常にコレが入っています。ブロッコリーは一番最初に真ん中にできる大きな部分を収穫した後、周囲からそれより一回り小さな脇芽がガンガン出てきますが、今はその脇芽を食べている状態です。どうせ茹でる際には火が通りやすいように小さな房に分けますんで、味なんて変わりません。ちなみにタッパーで保存する際には少し塩を振って揉んでおいた方が長持ちします。マヨネーズをかけるので塩は入れたくないのですが、保存期間が全然変わってきます。無塩で保存すると有塩の半分くらいでタッパーの底が粘々してヤバい臭いがしはじめます。塩分摂り過ぎは怖いですが、食べ物を無駄に腐らせるのはもっと怖い。塩分はかけるマヨの量で調整しています。

23/01/20(Fri)

畑の牛蒡が良い感じに食べ頃になりました。私が記憶している限り祖父母→父母の時期にうちでは牛蒡を作った事がありません。ですが私が牛蒡大好きなもので、せっかく畑があるのだから一回作ってみたいとトライしたのです。種一袋150円なら最悪失敗してもダメージは極小でしたし。牛蒡の面倒臭いポイントは何と言ってもその細さと長さです。普通に畑で育てると、収穫自体死ぬほど大変ですし、掘っている途中に高確率で途中で折れます。牛蒡や自然薯といった細くて長い野菜は斜めにした波トタンの上で育てるという方法が確立されていますが、初年度から設備投資してそれをやるのもリスキーなので、今年は家庭菜園用のごく短い牛蒡の種を買ってきました。今回収穫したらせいぜい30cm。少人数家庭なら十分すぎるので多分来年からもこの系統でいくと思います。

牛蒡といえば代表的な料理はキンピラゴボウですが、キンピラゴボウをタッパー一杯作ろうと思ったら、目算でうちの牛蒡が10本程度必要になります。そんなペースで使っていたらほんの数回でせっかくの牛蒡を食べ尽くすことになり、それはモッタイナイよねという事で今回はかき揚げを作りました。買い置きの玉葱縦スライスとササガキにした牛蒡を2:1位の割合で混ぜ、小麦粉を溶いた生地を加えて全体をよくかき混ぜます。あとは揚げるだけ。かき揚げは結構難しくて、私も最初はまとまらないなど苦労しましたが、最近ではかなり上達したのでお手の物です。160〜70度の中温で両面2〜3分ずつしっかり中まで火を通してから火を強めて湯温を上げ、両面カリッと仕上げるという二段階作業がポイントだと思います。揚げ物は面倒だから家ではやらないという人が多いですが、使用済み油の再利用ルーティンさえしっかり確立しておけば、さほど面倒でもないんじゃないでしょうか。

23/01/19(Thu)

正月飾りの片づけの中で何が一番憂鬱かといえば、それは断トツで鏡開きです。プラスチックで密封されていて水分が全く抜けていない餅を小さく切り分けてアラレの素にする作業はちょー大変で、いっその事捨ててやろうかと何度も思いますが、ドケチなので捨てられません。ただ、何度も繰り返す内に手の抜き方を覚えてきて少し楽になってはいます。最初の内は包丁で5mm角のサイコロにする所までをやっていましたが、そこまで必要が無いと気づきました。

鏡餅って中の餅組織は均一ではなく、多分製造上の都合なのでしょう、シートを積み重ねた様な年輪状の組織になっています。ですんで縦にスライスすると断面にこの線が現れ、少し干すだけで勝手に割れていくのです。というわけで私が包丁でやるのは5mmの縦スライスまで。あとは天日で乾かしつつタイミングを見て手で割っていきます。割ると表面積が増えて乾燥速度が速くなり、黴が生えるリスクが減るので、なるべく毎日少しずつでも時間を作って手でパキパキ割っていきます。ただ、この5mmスライスが結構大変。餅が粘るので摩擦がとても大きいのです。私は身幅の大きい肉切包丁を使い、シーソーの様に刃を前後に揺らしながら切っていきます。ただ、切り込みで少しでも角度が狂うとゴールではそれがかなり大きな誤差になってしまうので、完璧に5mmのシートにするのはほぼ不可能。ですんでそれはもう最初から諦め、厚くなってしまった部分はあとで頑張って割るという運用で帳尻を合わせます。

ちなみに小さく割った餅を今の季節外で干していると、バードフィーダーかというくらい小鳥が寄ってきます。私は鳥にやるつもりは無いので、サルを伏せて防御しています。我ながら心が狭いなぁと思いますけど、アラレを食べたいから作業しているのであって、えさをついばむ鳥を見て和みたいわけではないので、そこはキッチリ線引きを。まぁ、DIYでキチンとバードフィーダーを作っても良いかも…とは思っていますけど。

23/01/18(Wed)

今朝は朝食ついでにまとめて作っているおでんの大根と蒟蒻の下茹で&常備している焼き芋の仕込みの2つの作業が発生しました。こういう場合にどっちを先にするかを割と真剣に考えます。おでんの方は大根の皮を剥き、食べやすい大きさに切って水ひたひたで点火。沸騰して3分の段階で食べやすい大きさに切った蒟蒻を投入して2分。火を止めて茹で汁を全部捨て、新たにひたひたに水を注いで夕方本格的に煮る作業に備えます。焼き芋の方は洗ってから両端を少し切り落とし、断面で傷んでいないかチェック。それから大きさによって2〜3個ずつまとめて二重に新聞紙で包み、桶に溜めた水にドボン。引き上げてアルミホイルで巻き、200度で余熱オーブンに入れて90分です。

この場合手がかかるのは大根の皮を剥き、蒟蒻と一緒に食べやすい大きさに切り揃える作業と、サツマイモの両端をカットして新聞紙・アルミホイルで巻く作業です。このどちらを先にすれば1分でも早く作業を終えられるか、それが問題です。今回の場合はおでん→焼き芋だと判断しました。焼き芋は90分の焼き時間の間オーブンの前にいる必要はありませんが、大根と蒟蒻の下茹での場合、ガスの火を点けっぱなしで台所を離れるわけにはいきません。ですんでおでんの準備を先行させ、手が離れた茹で作業と並行して今度はサツマイモの処理をし、それが終わるころにはガス台も大体使い終わっていて、あとはオーブンにサツマイモを入れて時間をセットしたら今朝の作業終了、とするのが合理的だというのが今回の結論です。逆に焼き芋を先にすると、オーブンをセットした後もおでんの下茹でが終わるまで台所で待機しないといけない時間が発生するので、トータルの所要時間が更にかかると思われます。

私が思うに台所仕事の一番の要点はこのマルチタスクの段取り力であって、レシピの細かい調味料の配分や煮る時間なんかはむしろ些末な事です(極論塩加減さえしくじらなければ、食えない料理なんてそうそう出来ない)。レシピだとその一品だけを説明すればいいですけど、実戦では何種類もの料理や道具の片づけを同時進行で行うわけで、その段取り力が一番大事。でも、料理サイトや料理番組ではあんまりとりあげられません。千変万化過ぎてとりあげにくいというのは分かるんですが、もうちょっと何とかならんもんかなとは思いますね。

23/01/17(Tue)

今シーズンはザル2〜3枚を使って4本の大根を常に干し大根にしているんですが、今期初めて失敗しました。この週末が雨なのは前から予報で知ってたんですが、干せない日はせいぜい2日だろうと踏み、スケジュールを崩さずに普通に干したのが裏目に出ました。まさか4日も干せないとは。しかも、途中で少し晴れ間があったので焦った私はつい少しでも乾かそうと外に出してしまったんですよね。それで、1時間ちょっとで帰ってくるからその間は持つだろうという希望的観測にすがって買い物に出たら割とまとまった雨。思うにこの時雨に当たったのがとどめの一撃になりまして、気がついたら全体的に黒っぽく変色し始めてしまいました。黴が発生したらアウトです。

場所によっては無事っぽい個体も結構あったんですが、黴が既に入ってしまったけどまだ発現していない個体なんてのもあると思われるので、無念ですが全部廃棄です。今回の教訓として、これからはより一層天気予報に気を配り、干し物のスケジュールを立てようと思いを新たにしました。蜜柑の皮とか多少黴ても風呂に入れるなど食用で無いものは割とラフに作れますが、干し大根は結構デリケートな部類です。ただ、技術的には簡単なので、家で大根が余っているという人は干してみても良いんじゃないでしょうか。一年通して無駄なく使い切れます。

23/01/16(Mon)

足裏に何となく違和感を感じたので調べてみたら、何年かに一回再発を繰り返す魚の目が出来始めていたので、リューターを使って自分で治療しています。リューターというのは主に工作に使われている道具で、ペン型のドリルと言えばいいでしょうか。包丁の柄位の円柱に回転するビットをつけて作業します。ドリルと違うのは穴をあける事ではなく削ることに重点を置いていることです。様々な形のビットがあり、削るものの材質や削りたい形によって使い分けます。魚の目の治療は完全に想定の範囲外ですが、とても便利なので毎回お世話になってます(無論、魚の目治療の為に買った道具じゃありません)。

治療方針としては簡単で、厚くなった部分を削るだけ。サンドペーパーなどと違ってリューターはごく狭い範囲を掘れるので、魚の目だけをピンポイントで削って取り除くことが可能です。作業していくと足の裏に意外に深い穴がえぐられていき、そりゃコレだけ深く皮膚が中まで浸食したら痛いよねと思います。治療のコツはただ一つ、焦らない事。一日で済まそうとすると脳内で変な物質が出るのかどんどん調子に乗って掘っていき出血とかしてしまうので、腹八分どころか五分位で止めるのが吉。そのまま数日放っておくと掘った穴の部分に内側から圧がかかって平らになるので、またそこから様子を見ながら削ってというのを何度か繰り返します。

この治療というのは結局対処療法でしかなく、本当は魚の目が出来る原因自体を潰すべきだとは思います。ただ、そうなると歩き癖や日常的な姿勢といった矯正が非常に難しい部分に手を出さなきゃいけなくなるわけで、それは事実問題不可能に近いです。ですんで、何年かに一回こうやってリューターを使って足裏を掘るわけです。まぁ、こういう作業は結構好きなんで本人は楽しんでやってるんですけど。

23/01/15(Sun)

1月も折り返しという事で正月飾りを片付けました。藁なんかは可燃ゴミにするしかないんですが、ドケチの私は出来るだけ再利用したい。1. 橙は風呂に入れます。流石に食用にはできませんが、入浴剤として使うなら無問題。2個の橙の内1個は竹串をぶっ刺していたせいでそこから傷み始めていますが、香りを使うだけなら大丈夫じゃろという事でこっち優先。全体に菜箸で無数に穴をあけ、風呂に放り込みます。昼間は取り出して夜また放り込むという運用で3〜4日は大丈夫。2. 干し柿はドライフルーツとして再利用。ちょっと固くなっているので少し大変ですが、串・ヘタ・種を取り除いて小さな賽の目に切り揃えて冷凍保存し、定期的に焼いているドライフルーツのパウンドケーキの具として利用します。

3. 餅はアラレの素に加工。餅は剥き出しの小さなものと樹脂で密封包装されたそこそこ大きなもの(下の段で直径15cmクラス)があり、それぞれ扱いが違いますが、前者の方が遥かに楽です。剥き出しのものはそのままステンレスのトレイに並べて日向で乾燥させ、定期的に力をかけて割れる所は割っていきます。そのままどんどん小さくしていきながらカラカラに乾燥させます。密封タイプは全然水分が飛んでいないのでとても大変。正直捨ててしまおうかと思う事も多いですが、ドケチなので出来ません。包装を剥いてから1.5cm程度の厚さに頑張って切り分けて干しつつ、↑と同様ある程度乾燥して割れてきたらそこで割って…というのを繰り返して小さくしていきます。ちなみにこの餅は小鳥の大好物なので、無防備に干しているとどんどん食べられてしまいます。ですんでうちではトレイよりも一回り大きな笊をかぶせて鳥除けにしてます。直径5mm以下のカラカラ状態になったらジップロックに入れて冷凍庫で保存。都度取り出して油をひいたフライパンでゆっくり火を通しアラレに加工します。正直言って1〜3のどれも買った方が早いです。早いですが、捨てたくないのでやらざるを得ないのですよね。

23/01/14(Sat)

今日は近所のおっちゃんから50cmクラスの鯛を貰いました。最近ココに貰っても嬉しくない物…などと不遜な事を書くことが多かったのですが、鯛は素直に嬉しいです。ただ、50cmクラスというと結構な大物に聞こえるかもしれませんけど、鯛は頭の比率が大きいのと身が扁平なために、サクにすると意外にこんなもの?レベルの大きさになってしまいますが、コレばっかりは仕方ないです。鯛というと割と最近Eテレでやってるさかなクンの番組でとりあげられてたばかりで、そこでやっていた鯛の鱗の素揚げが気になってました。存在自体は昔から知ってて、今回丁度いいのでやってみるかと随分悩んだんですが、結局止めました。面倒臭いのと、素揚げで塩振った鱗の味って割と想像が出来るので。

ただ、身は番組を参考にして湯霜造りにしました。私は通常ならバーナーを使った焼霜造りをメインに作っているんですが、先日の番組では熱湯をかける湯霜をやってて、たまには湯霜も良いかな?と思って今回はこっちをチョイス。勿論普通に美味しかったんですが、私が鯛の刺身で一番好きなのは切れ端で作る鯛茶漬けです。コレに比べたら普通の刺身なんてタダのおまけ。使うのは尾鰭に近く細くて筋の多い部分とエラに近くて良い形がとれない部分。ココを15分ほど味醂醤油に漬け込んでからご飯に乗せ、熱々のお茶をかける一品は絶品です。この部位は捌いた人特権で私が独り占めします。

あと当然ですが粗も翌日以降に出来る限り有効活用します。中骨と白子はお吸い物に加工予定。正月の餅が少し残っているので、焼いて入れたら美味いでしょう。頭・カマ・腹骨の剥き身は塩焼きに。アラ炊きと迷ったんですが、鯛は長時間加熱すると結構臭いので、素直に焼きます。また、初日に少しだけ残った刺身は最近マイブームが続く茶わん蒸しなんて良いんじゃないかと思っています。コレで鱗も食べれば完璧だったんですが、油の片づけはともかくとして、油が汚れそうなのが致命的ですね。

23/01/13(Fri)

ここしばらく庭先でザル2〜3枚を使って干し大根を常時作っています。畑から採ってきた大根3〜4本の皮を剥き、5mm厚にスライスして重ならないように並べて干します。夜中は屋内に取り込んで、朝イチで出すスケジュール。大体10日位でカラカラに乾きますんで、そうしたら取り込んでレジ袋に入れ、玄米貯蔵庫の壁にぶら下げて保存します。稀に周囲がカラカラでも少し水分が残っている個体があり、そういうのは保存中にカビが生えて周囲も汚染するので、レジ袋に入れる際はザっと流し込むのではなく、1個ずつ手で摘んで水分を確認しつつ移していくのがポイントです。

そんな干し大根ですが、夕方になって取り込もうとするといくつかドーナツ状に中心が食い破られている物がありました。初めての体験です。現場を見たわけではないのですが、多分鳥でしょう。ネズミなら中心ではなく周囲から齧りますし、何より日中の明るい時間帯に庭に干してある大根を齧ったりはしません。猫やハクビシンなどの小動物系ならコレまた周囲から齧るでしょうし、干し大根がザルから出るなどもっと派手なアクションがある筈。というわけで犯人は消去法的に鳥、それも烏ではないもっと小型の鳥だと思われます。この辺で最近よく見かける小型の鳥で干し大根みたいな植物性の物も食べそうなヤツというと、真っ先に容疑者として浮かぶのはハクセキレイです。でも、犯行の場面を捕まえるのは多分不可能なので、迷宮入り案件でしょうね。とはいえ、食われているのは全体から見るとほんの少しですんで、餌台も兼ねてると思えばそれはそれでいいかと思ってます。

23/01/12(Thu)

今日のメイン食材は特売でゲットした手羽元。100g60円のを1kg600円でゲット。流石に一度に全部料理すると食べ切れないので、半分は冷凍です。合わせるのは畑に山ほどあるキャベツ。暖かくなるって花が咲く前にどれだけ食べられるかが勝負です。手羽は保温調理鍋に入れて水をひたひた迄注ぎます。塩と裏庭に生えてるローリエ、それに自家製の鷹の爪を入れて点火し、沸騰したらアクを掬いながら10分ほど煮ます。そのまま火からおろして保温モードに移行し1時間。コレで肉が骨から簡単に外れるレベルでホロホロになります。ガスを使うのはわずか10分ですんで、燃料代高騰の昨今の情勢を鑑みるに、本当に買って良かった保温調理鍋です。

ココにざく切りにしたキャベツを山ほど投入。加熱すると劇的に嵩が減るので、物理的に蓋が閉まらないレベルでキャベツを入れても大丈夫です。味付けはケチャップメインで。塩コンソメベースの方が大人っぽい味付けになりますけど、個人的にクタクタになるまで煮込んだキャベツはケチャップ味が好きなのでこの方針で。多分コレは子供の頃母親の作るケチャップベタベタのロールキャベツが好きだった事の延長だと思います。幼少期の味のすり込み恐るべし。野菜はキャベツだけでも大丈夫ですが、今回はブロッコリーも沢山あったので、コイツも追加で。どちらも似たような味の野菜なんで、不協和音を起こす可能性はほぼゼロの安全牌な組み合わせです。また、私は野菜は一般的にやや硬めに費を通すのが好きですが、今回は例外的にキャベツもブロッコリーも敢えてクタクタになるまで過剰気味に火を通します。何故ならそっちの方がケチャップの味わいもあってジャンクっぽくなるから。手羽は骨から軟骨ごと簡単に外れるレベルで柔らかいですし、そこにケチャップ味のクタクタキャベツとブロッコリー。現状私が作る料理の味系統からはかなり外れているんですが、何かコレ私の味の原風景っぽくて時々作ってしまうんですね。

23/01/11(Wed)

年末年始に近所の人から蕪を貰う事が多くて、うちの畑の蕪は後回しになってしまっていました。土に植わっているものと掘り出して葉も切ってしまったもののどちらを優先するかといえばそりゃ後者なわけで、畑の蕪が放置されていたのも仕方がない事ではあるのですが、今回久しぶりに掘ってきました。ただ、内心は多分駄目だろうなぁ…と思って期待していなかったんですけど、その期待に添わず駄目でした。

まず、スが入ってしまっています。大根でも収穫時期を逃すと起きるんですが、中心近くからスポンジ状になっていき、味がガクッと落ちます。コレだけでも致命傷なのに、中心付近が茶色く変色してしまっているのが致命打です。この茶色い部分は硬くてえぐくて食えたもんじゃありません。うちの畑はどうもホウ素欠乏症になりやすいようで、アブラナ科の野菜全般に様々な不具合が出ます。昨年それに気が付き、今年はホウ素入りの肥料を使ったおかげで大根・キャベツ・白菜などは好調なんですけど、蕪のエリアにこの肥料を使い忘れてしまったんですよね。結果蕪だけ昨年通りの散々な出来です。ただ逆に考えればコレで畑のホウ素欠乏状態が完璧に証明されたわけで、来年からはさらに自信をもってホウ素を使えます。ちなみに今回の蕪は畑に放置後すき込んで有機肥料にします。モッタイナイ気持ちはあるのですが、この蕪を無理やり食べなくても他に上手に出来た野菜が沢山あるので、そっちを優先すりゃ良いだけの話ですから。それでもドケチの私にとって痛恨事であることにかわりは無いんですけど

23/01/10(Tue)

今朝は貰い物のブルーベリーティーを飲み切りって達成感に浸っています。1箱に個別包装されたティーバッグが50包み入っているもので、正直あんまり美味しくない。紅茶にブルーベリーの香りなんぞ求めてないんで、自分では絶対に買わない代物なんですが、貰ってしまった以上のまずに捨てるという選択肢は私にはなく、頑張って毎朝飲んでいました。ワンチャン途中で味覚が変化して美味しくなるかも…と思わなくもなかったですが、そんな奇跡は起こる筈もなく最後まで口に合わないままでした。

今回の紅茶の件は当然ですが、たとえそれが気に入ったものだとしても、使い切ってパッケージを捨てる時の快感は得難いものがあります。私が片付け魔だからでしょうか、お茶でも調味料でも食材でも、この感覚は一緒です。なんだか自分、食材にとっても失礼な事をしてるんじゃないかと思う事もありますが、性分なんで仕方がないです。今回の紅茶は後継が無いので終わったらそれっきりですが、例えば醤油やサラダ油なんかはそれぞれ3本ずつ未開封のをストックしておき、現行品を使い終わったら未使用品を前から1本取り出して後ろの2本を前にずらします。次の買い物の機会に1本買ってきてそれは一番後ろに入れる。醤油とか油そのものの味は割とどうでもよく、この完成された在庫管理を常に行う事の方に快感を感じてしまう私。最早料理好きでも何でもない気がしますね。

23/01/09(Mon)

先日書いた予定の通り、今日は七草粥を作成しました。といっても真面目にオリジナルの七草を集めるわけでも、ましてやセット商品を買うわけでもなく、畑の葉物を適当に何種類か(もう七種類ですらない…)摘んで入れるという適当過ぎる七草粥です。今回のチョイスは、大根・蕪まではオリジナル通りですが、後は水菜・人参・ホウレンソウ・小松菜。七草粥を作り細に一番注意しないといけないのは葉の量です。かなりの種類使うので、それぞれを相当控えめにしないとバランスが崩壊します。一種類に付き小さな新芽1本ずつ位が適量で、欲張ると碌な結果になりません。

本体のお粥はご飯からショートカットして作るとか、炊飯器に任せるとか、手抜き方法は色々ありますが、うちではお粥を作る機会なんてそんなにないからという事で、土鍋で米から炊きます。所要時間40分、全くエコではありませんけど。材料は米1/4カップに水500mlと塩少々。コレだけ米が少ないと糠臭さは誤差になるので研ぎません。土鍋に米と水と塩を入れて点火。沸騰したら極弱火に落とし、木べらで鍋底に張り付いた米をそっと剥がしてから少しずらして蓋をし、吹き零れないよう時々チェックしつつ40分。その間は原則ノータッチで木べらを使って混ぜたりもしません。最後に適当な大きさに切った葉っぱを入れて蓋をし、火を止めて少し蒸らして完成。結果:当然美味い。40分もガス使って不味かったら反乱がおきる所です。時間がかかるだけで簡単なんで、年に一度くらいは土鍋で七草粥作ってみても良いんじゃないでしょうか。

23/01/08(Sun)

今日は七草粥の日ですが、買ってきてしまった合挽ミンチでのハンバーグを先延ばしするわけにもいかず、七草粥は翌日の8日に持ち越し。正月料理に飽きた反動もあるのでしょうか、やたらとハンバーグが食べたくなったので仕方がないです。ハンバーグ自体はもう何度となく作った安定の味なんですが、今回のテーマはソースです。うちでは大体の場合、ハンバーグを焼いた後のフライパンに醤油・味醂を同量と砂糖少しを加えたものを煮詰めて照り焼きソースにし、大根おろしを添えるのが定番になっています。ですが、このソースが結構余るんです。あんまりギリギリに作って足りないと嫌なので少し多めに作るのが駄目なのか。今まではその残ったソースをそのまま捨ててたんですが、コレはいけないと思い直し、有効利用を考えました。トーストに塗ったら美味いんじゃないかと。

それで、残ったソースを集めて小さなタッパーに入れて翌朝のトーストに回してみました。普通にトースターでパンを焼き、軽くバターを塗ってから残った照り焼きソースを控えめに塗って食べたんですが、イケる。普通に美味いです。まぁ、ある程度は予想していましたが、肉の旨みが入った甘じょっぱい醤油ベースのソースがトーストに合わない筈がないのです。マックやモスにも照り焼きバーガーという定番商品がある位ですから。というわけで、今後はハンバーグソースは捨てずに翌朝のトーストに回すローテーションが出来ました。

23/01/07(Sat)

最近(でもないかもしれないけど)世の中にはチートデイという言葉があるようで、日頃節制している人がその日だけは自分の好きなものを好きなだけ食べてストレスを発散する日という意味だそうです。私は食に関しては特に節制している意識が無いのでチートデイを設ける必要性は無いのですが、たまに(月一くらいで)睡眠に関してはチートデイを設ける事があります。それもただ睡眠時間を延ばして好きなだけ寝るというのではありません。寝ている最中って意識が無いので、無駄に長時間寝ても意識がない分モッタイナイ気がするのです。

そこで私の睡眠チートデイではキッチンタイマーを15分にセットして睡眠→起きたら再びセットしてというのを好きなだけ繰り返します。要は二度寝を何回もやるバージョン。私には布団に入ったら1分と待たず熟睡できるというのび太君も真っ青な特技があるので、このローテーションが十分に成り立ちます。また、派生技として好きな本を読みながら寝落ちするというのも素敵。ただこの場合、初めて読む本は先に進めたいという興奮で頭が活性化して眠れなくなるので駄目。何度も読み返した好きな本が最適で、数ページ待たずにあっという間に寝落ちできます。コレを繰り返し、寝ているんだか寝ていないんだかわからない状態の時間を長く楽しむのが至福。毎日やると生活リズムがズタズタになるので、時々しかやりませんけども。

23/01/06(Fri)

私も中年ど真ん中になり、目立った自覚症状こそないものの以前よりは格段に健康に気を遣うようになりました。特に母親が肥満からの高血圧→心臓トラブルというありがちな流れで亡くなったので、毎朝体重と血圧を測って記録管理するようにしています。それで最近この数字が少し悪いのですよね。体重は正月太りの影響がモロに出ています。おせち料理&正月貰い物の甘味というコンボで太るのは不可避。これから頑張って戻していかないといけません。

血圧の数字が悪いのは↑の正月太りと寒さのコンボだと思います。特に冬場は血圧が高くなりがち。確か武田信玄も冬場のトイレで脳卒中を起こして亡くなったんじゃなかったでしょうか。他の時期よりもプラス10位の数字になってしまうんですけど、いくら寒さという自分ではどうしようもない条件によるものだとしても、あまりいい気分ではありません。また、ウォーキング10,000歩→エアロバイク40分に変更して運動量が落ちたことも影響している気がします。ということで、テレビを見ている際はなるべく意識して腿あげをやったり、Youtubeを見ながらのプランクやったりと色々やるんですが、どうにも焼け石に水感は否めません。30分くらい時間をとって何かガッツリ運動すべきかと最近やや悩んでいます。

23/01/05(Thu)

正直飽きて見たくもなくなっていたお節をほぼ食べ終わり、その反動でカツカレーが食べたくなったので新年早々カツを揚げました。おせち料理に慣れた舌にはカツカレーのスパイシーな味わいがめっちゃ新鮮。カレーばっかり食べたらお節よりも早く飽きるんでしょうけど、お節ばかりの後のカレーの美味い事よ。うちはカレーのレトルトパックをかなりの量常備してあるので、やろうと思えばご飯を炊くだけでカレーがすぐに食べられるんですが、マイルールとしてカレーを食べる時はカツを揚げるということにしているので、今回も揚げました。

ちなみにこのカレーは冠婚葬祭などで貰ったカタログギフトを使って注文しています。カタログギフトは数センチ厚の冊子の中から好きなものを選べる筈なんですが、元々物欲が薄い事もあり、何度見返しても食品以外は欲しいものが無い場合がほとんどです。そしてその食品の中で賞味期限が長いものという条件で絞ると結局残るのはカレーなんで、毎回カレーを注文しています。一応賞味期限の管理は厳密にしているんですが、うちでカレーを食べるのは2カ月に1度程度のペースなのでほぼ無くなる事はありません。

カツもスーパーの総菜コーナーで買ってくるのが手っ取り早いんですけど、スーパーのカツは衣でごまかして肉が極薄の場合が結構あり、なおかつ揚げてから時間が経っているのでそんなに美味しくないのがネック。カツの2枚くらいなら揚げても大した手間ではないので、家で作って揚げたてを食べるのが美味しいと思います。一度食べると連続で食べたいとは思いませんが、ときどき無性に食べたくなって作ってしまうのがカツカレーという料理ですね。

23/01/04(Wed)

お節に作っていた鯖の棒寿司を食べ切り、やっと通常営業の玄米ご飯が帰ってきました。普通のご飯、マジ美味い。棒寿司も一食二食なら美味しくいただけるんですが、それが連日となるとあっという間に飽きてきます。それに何より酢飯が固くなってくるのが致命的。自分で作ったので不味い…とは断言できませんが、控えめに言っても美味しいとは言えない代物です。何でもそうですが、ちょっと足りない・もう少し食べたいって量がベストですね。

ちなみに他のおせち料理も似た様なものです。黒豆・栗金団はもう見たくもないレベルですが、食べないわけにもいかないので頑張って食べてます。数の子は↑よりはマシですが、来年までさようならでもいいかなレベル。比較的食えるのは菊花蕪・紅白なます・叩き牛蒡などの酢の物で、日常的な総菜に近いせいかあんまり飽きません。蒲鉾も大丈夫。私はお節はなるべく自分で作ってその過程で年の瀬を実感するのがポリシーなんですが、考え方によっては2〜3,000円で2人前の小さなお節セットを買って済ませてしまうのも一つの方法かもしれない…と思っています。まぁ、当分はやりませんけどね。

23/01/03(Tue)

田舎で暮らしていると色々な貰い物をします。大体はありがたいんですが、中には稀にそんなにありがたくない物もあります。今回はそんなありがたくないもの、レモン20個です。どーすんのこんなの、と正直途方に暮れております。同じ柑橘系でも生食できるものならまだ嬉しいんですが、レモンは…。一般的にはママレード系か蜂蜜レモン系の二択なんですが、正直どちらも選びたくないです。まずママレードケーですが、最近朝食パンにジャムを塗るのを止めまして、それに伴ってジャムの消費量がほぼゼロになったため、ジャムを作るのを止めました。自分で作るリーン系のパンだと、ジャムを塗るよりもガーリックトーストにしてオリーブ油垂らした方が100倍美味しいのです。そしてこの朝食需要が無くなると、私の生活の中でのジャムの用途はゼロになります。

蜂蜜レモン系も↑と少し関連するのですが、ウォーキングをエアロバイクに切り替えてからこっち、40分漕いでも以前より太りやすくなってしまったので、糖分を控える事にしました。その一環として蜂蜜レモンなんて絶対駄目です。類似品としてレモネードの素がありますが、コレもスライスレモンを砂糖漬けにしてエキスを引き出しているので、やっていることはほぼほぼ蜂蜜レモンと一緒。当然駄目です。砂糖と合わせないという条件下でのレモンの大量消費は無理ゲーとしか言えません。誠に遺憾ですが、ほんの少しを除いて畑の肥やしですかね。

23/01/02(Mon)

正月二日目ですが、既におせち料理に飽きています。特にヤバいのがタッパー一杯の黒豆、正直もう見たくもない。自作のデメリットはこういう所にもありまして、特に黒豆はほんの少しだけ作るという事が出来ません。私の行きつけのスーパーでは黒豆は1袋300gです。下茹で→味付けにかかる時間を考えると100gずつ3回に分けて1年かけて食べよう…とはならず、必然的に1回で全部使ってしまう事になります。吸水させても倍にはなりませんが、それでも結構な量になりますし、他の豆料理と違って基本甘いだけの黒豆は1度にそんなにたくさんは食べられません。隣家に押し付け…貰ってもらったりはしますが、それにも限界はあるわけで、2日目にしてもう見たくないという今の状態になります。

ちなみに、黒豆のパッケージやネット等各種レシピを見ていていつも疑問に思う事があります。一晩の浸水の後、皮が破れた豆は取り除けってあるんですが、取り除いた豆は捨てるんですかね。もしそうだとしたらとんでもない事です。ですが、取り除いた豆ってどう考えてもその先がありません。下茹でした後だったらまだご飯に炊き込むとか用途はありますけど、下茹で前ということは下茹でしないととてもじゃないけど食えません。ですが、皮の破れた豆ってそんなにないのですよ。300gのパッケージの中で5%位でしょうか。そのごく少量ロットの黒豆をわざわざ別建てで何時間も下茹でしてリユースするってのはちょっと現実的じゃないです。商売で大量の黒豆を茹でるので、皮の破れた豆も相当量出るって事なら話は別ですが。皮が破れて弾いた黒豆、皆どうしてるんでしょうか。ちなみに私は弾かず一緒に煮てしまってます。気にしなきゃ問題ないんで、そこが自分用と売り物用の違いなんでしょうね。

23/01/01(Sun)

今年も始まりましたが、先日の大晦日は恒例の天婦羅ソバを作りました。いつも天婦羅は小エビのかき揚げを作ってきたんですが、何故か今年は行きつけのスーパーに冷凍品がなく、かといって解凍品を買うとすぐに使わなきゃいけないので、今年の買い物最終日28日に買うのは少し早いかなと思いまして。結局冷凍浅利剥き身を買ってきて浅利のかき揚げにしたんですが、悪くありませんでした。

ところで、誰も言いませんが天婦羅ソバって私が作る料理の中では筆頭格に段取りが面倒臭いです。出来立ての天婦羅ソバを食べようと思ったら、茹でたてのソバ・熱々の汁・揚げたてのかき揚げを同じタイミングで揃えないといけません。料理の組み合わせによっては茹で汁を共有するなどしてひとつの火口で複数料理を作ることも可能ですが、天婦羅ソバの場合は3つがそれぞれ全然違うので共有不可。おまけに葱刻んだり丼を温めたりと、たった一品の割にアホみたいに忙しい、それが天婦羅ソバです。ですんで、家で奥さんが天婦羅ソバを作ってくれたりしたら、五体投地クラスで感謝すべきだと思います。

ちなみに今年はたまたま大晦日に近所の知り合いから大葉を貰ったので、大葉天も添えました。多目の衣を作って大葉を揚げる→残った衣に玉葱と浅利を加えてかき揚げにする、という手順を踏めば、衣が無駄にならずにいい感じ。かき揚げは年に数度しか作りませんが、年末の定番という事もあり最近腕が上がってきました。最初は揚げている内に分解するなど散々でしたが、近年は見かけだけなら市販品レベルの物を安定して作れるようになり、年末は天婦羅職人を自称しています。近い内に海老買ってきて天丼とか作ってみようかななどと計画中です。

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