2023年4月

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23/04/30(Sun)

うちの畑にはそこそこ大きな金柑の樹が一本生えてまして、今年もかなりの量の金柑が実っています。畑へ行く途中に2〜3個もいで食べたりはしていたのですが、当然それでは供給が需要を完全に上回っており、実は鈴なり状態。金柑の有効活用といえばまず甘露煮が思い浮かびますが、個人的に甘露煮に対する思い入れがそこまで無いので、収穫する労力&下拵え労力&砂糖代&ガス代&瓶詰労力をかけてまで作るかといえば、否と言わざるをえません。ということで放置していたんですけども、父親から、収穫はやるから甘露煮にしてほしいというリクエストが来てしまったので、仕方が無いので作りました。

甘露煮で一番面倒臭いポイントは煮る前の下処理です。種がたくさん入っている場合、皮の形をなるべく崩さずにそれを抜く作業なんて、しんど過ぎてやってられませんけど、うちの場合種無しの品種なのでそこはラッキーです。ですんで作業としては、ヘタを取り除く&味が沁み込みやすくするために皮の縦方向に切れ込みを入れる(1個につき5〜6本)です。この内切れ込みを入れる作業がそこそこ面倒臭いですが、1個1個が大きいので先日のサクランボの下処理ほど絶望的な戦いではありません。

鍋に下処理の済んだ金柑と金柑重量の1.3倍の水を入れ点火。沸騰したら弱火に落として10分。金柑重量の0.6倍の砂糖を加え、更に5分煮てから瓶詰にして完成です。ただし、このレシピだとたっぷり目の煮汁で煮る結果、瓶に金柑と煮汁をバランスよく詰めていくと煮汁がそこそこ余ります。余った煮汁はペットボトルに入れて冷蔵保存し、5倍に薄めてゼラチンで固めるといい感じのデザートになります。個人的には甘露煮よりもこっちのゼリーの方が好きかもしれません。ちなみにゼラチンはうちの常備品目で、スーパーで売っているけち臭い5gずつの小分け包装品とかやってられないので、Amazonでどーんと業務用500g袋を買って常備しています。コレだと固めたい時にガンガン固められて吉。ゼラチン常備はおススメですね。

23/04/29(Sat)

夕食を食べながらニュースを見ていると、顔認証での決済システムがとりあげられていました。ニュースでは財布を持っていなくても文字通り顔パスで買い物が出来るとメリットの面ばかり強調していましたが、私に言わせればこんな恐ろしいシステムは無いと思います。顔をカメラに向けるだけで買い物が出来るという事は、お金を使う実感がカード払いよりも更に無くなるという事です。それって大変な事だと思うのです。

人間がいつでも感情抜きの合理的な判断が出来る存在だったら、顔認証決済はプラスしかないと思いますが、そうじゃないです。絶対に調子に乗って買い過ぎると思うのです。人によっては買い物依存症になってしまうでしょうし、さらに進んでこのシステムが馬券・車券の購入やパチンコなどに使えるようになったら、大変でしょうね。勿論しばらくはそんな事は無いでしょうけど、当たり障りのない自動販売機辺りから始まって、日常の決済にどんどん侵食していくであろうことは火を見るよりも明らかです。個人的には決済なんてちょっと不便な位が丁度良いです。私はAmazonこそカードで決済しますが、それ以外は全て現金。財布の中には多くても数千円しか入れておらず、それ以上の物を買いたいと衝動的に思った場合は、ATMへの往復時間が頭を冷やす良いインターバルになっています。新しいものを何でも否定すると老害と呼ばれてしまいますが、顔認証決済にはなるべく近寄らない方が良いと思いますね。

23/04/28(Fri)

最近暖かくなったせいで庭木のあちこちに害虫が発生し始めており、毎朝の庭パトロールの際にはスミチオン(殺虫剤)100倍希釈液の入ったスプレーボトルが欠かせません。敵はバラ科の新芽周辺に大量発生するアブラムシ。こいつ等は芋虫系と違って葉を食べるのではなく、尖った針を突き刺して樹液を吸うタイプなので、多少いても芋虫系ほどの直接ダメージはありません。ただし、一度に発生する数がとにかく多いので、見逃しているとあっという間に新芽が枯れてしまいます。また、芋虫よりもずっと小さくて一匹ずつ捕獲して潰すのは現実的でなく、結果的に殺虫剤散布が一番手っ取り早い結果となっています。

柑橘系にはもれなくアゲハの幼虫が発生します。こいつ等は葉を食べるタイプで、一番小さな糸屑サイズの時は大したダメージではないですけど、あっという間に親指サイズまで大きくなり、その頃には洒落にならない食事量になってしまって、3〜4匹もいれば背丈ほどの柑橘が数日で丸坊主にされてしまいます。ですんで、見つけ次第即殺が基本。幸いな事に、小さい内は真っ黒で緑色の葉の上にいると非常に目立つうえに、何故か葉の表側にいる事が多いので、見つけるのは簡単です。むしろ少し大きくなって体色が緑色になってしまうと、保護色で見つけ辛くなります。毎朝見回って捕獲すべし。

芋虫系でさらに厄介なのが椿系に大量発生するチャドクガ。こいつ等は毒の毛を持っているので触れません。一枚の葉にまとめて卵を産み、小さい内は固まって暮らすので、一枚の葉の裏に小さな毛虫がびっしり張り付いている様子はちょっとしたホラーです。この段階だと、葉ごと切り取って家の横の用水路に流してしまうのが基本。後で焼きに行こうと思って落ち葉袋に入れて一時仮置きなんてしていると、幼虫が動いてとんでもない惨事になるリスクがあるので、その場で処理しないと駄目です。流してしまうか、それが無理なら徹底的に踏み潰して磨り潰す必要があります。柿系に発生するイラガも最悪の毒虫です。もう見るからにヤバそうなカラーリングと形。一度見たら二度と忘れられないビジュアルをしており、こいつ等も見つけ次第即殺が基本です。こう考えると、虫が苦手な都会人は田舎暮らしとか絶対無理ですね。

23/04/27(Thu)

サクランボ収穫も4日目。樹にはまだ少し残っていますが、これ以上引っ張ると既に収穫した分の鮮度低下が怖いですし、残った量は多分全体の1割程度なので、この辺りで見切りをつけました。残りは生食に回し、今までの分はジャムに加工します。サクランボのジャム作りの佳境は、一番最初の実・種・軸を分ける場面です。単純な作業ですが、とにかく量があるので大変。今回最終的に実がちょうど1kg採れましたが、作業時間は1時間半。作業中に未処理のサクランボの山を見ると心が病むので、そちらには極力目を向けないようにしつつ、心を無にして作業をする事1時間半。

実は重量の50%の砂糖を加え(今回は500g)、よくかき混ぜてからラップをし、冷蔵庫で半日寝かせます。鍋に移してクエン酸0.5%とペクチン2%を加え点火。沸騰したら弱火に落とし10分煮てから瓶詰にして完成です。と書くとそこそこ面倒臭そうですが、↑の分別作業に比べたら屁みたいなもので楽勝レベルです。軸は使い道が無いので捨てます。ただ、捨てるとは言っても紙ゴミなどと一緒に焼いて灰にし、畑のPh調整剤として利用するので、ただ捨てるわけではないのですが。種は10%の砂糖水でよく煮出し、ゼラチンを加えて固めゼリーに加工します(最終的に種は濾して廃棄)。ちなみに、ジャムとゼリーは食紅で色付けをしています。味には何の関係もないですが、イメージって結構重要で、サクランボのジャムやゼリーが薄いピンク色だとなんだか美味しそうに見えますし、実際美味しく感じます。一度買うと10年以上使い放題出来るので、食紅は冷蔵庫の片隅に準備しておく事推奨です。サクランボのジャムはあんまり市販されてませんが、本当に美味しいです。ジャムにできないというわけではなく、多分コスト的に難しいのでしょう。ですが、サクランボの苗木って結構安い(1,000円位)なので、家に庭があって気が長い人は植えてみても良いんじゃないでしょうか。

23/04/26(Wed)

最近キッチンのあんまり掃除しなくて汚れている部分を見つけて少しずつ掃除するというのがマイブームで、今回は砂糖と塩のポット。私だけかもしれませんが、他人の家に行って砂糖と塩のポットがピカピカだとやるな!と少し尊敬します。面倒なんですよね、砂糖と塩のポットの掃除。まずこれらは結構汚れます。ガス台の傍に置いているので、上面には気化した油が付着して埃を呼びますし、側面は料理中に油や調味料がついた手で掴むので当然汚れます。ですが、洗うのが面倒なのですよね。基本的にこれらのポットは、中身が少なくなってきたら都度補充するので、空になる事がありません。ですんで、洗いたければ一旦中身を他に移さないといけないのが面倒臭いポイント。また、少しでも水分が残っていると砂糖や塩がくっつくので、布巾で吹いただけでは不十分であり、時間をかけて完全に乾かさないといけないのも面倒臭い。

そんなポットの掃除ですが、まずは中身をタッパーに移して空にします。側面は長期間の油汚れがこびり付いているので、普通に洗剤を使って擦っただけではなかなか落ちません。ですんで、風呂の残り湯に放り込んで1時間放置。コレでだいぶ緩むので、あとは洗剤をしみ込ませたスポンジで擦って汚れを落とします。きれいな水で仕上げてからザっと拭き取り、布巾の上に伏せて一晩放置。徹底的に乾いたら中身を戻して完成です。1週間に一度は少しやり過ぎですが、1か月か2カ月に1度くらいの頻度で掃除するのがベストだと思います。ただ、この頻度の習慣を定着させるのがなかなか難しくて、過去に何度も挑戦しつつ失敗しています。砂糖と塩のポットをキレイに維持できている人は、個人的にかなりの料理上級者だと思いますね。

23/04/25(Tue)

昨日ココで書いたんですが、キッチンの特にコンロ周りは霧状になった油が飛ぶので、結構汚れます。しかもその範囲が結構広い。一回の料理で飛ぶ油の量は大した事ないですけど、それが半年・一年と積み重なると結構な量になるため、キッチンの対角でもこの油汚れは馬鹿になりません。そんなわけで私の理想とするキッチンは、小物系は極力表に出さないキッチンです。無論、お玉やヘラや砂糖塩のボトルなど本当に使用頻度の高いものは表に出しておきますけど、それ以外の例えばスパイス類の小瓶なんかは冷蔵庫の中などに仕舞ってあります。油汚れが溜まった時に洗うのが面倒臭いので。

私は料理が好きなので、Youtubeでもそれ系の動画をよく見るのですが、小物類をむき出しに置いているキッチンが多いので吃驚します。スパイスの瓶に始まり、いろんな種類の皿小鉢や調味料の瓶など。見てると確かにすごくオシャレではあるんですが、油汚れを考えると自分でやろうとは全く思いません。皿系なんて特にそうで、沢山あってもよく使う一軍相当の皿は決まってきてしまうもので、使わないでずっと置きっぱなしの皿に油の霧が降り積もり、埃を呼んでベタベタになるというのはありがちな話です。何でもかんでもミニマリストがいいとは思いませんが、少なくともキッチンの見える所はミニマリストでいた方が良いんじゃないでしょうか。

23/04/24(Mon)

うちでは流しの奥に大きめのコップを二つ置き、箸やお玉などよく使うキッチン道具を立てているんですが、このコップが気がつくと結構汚れています。中に立てている箸やお玉は使う度に洗うので、いつもキレイな状態が保てているんですが、コップはそんなに洗いません。毎日使っているといえば使っているんですが、実際手に取っているわけではないので、何となく使っている実感がありません。それに、中に立ててあるもの全部を同じタイミングで使って空になるという事は基本無いので、それをわざわざ取り出して洗うのも面倒だよねということで、いつもそのまま。食べ物に触れたりすることはないので、そんなに汚れないだろうと思いきや、コレが意外に汚れるのです。理由は油。

台所は炒め物や揚げ物をした際の油が気化して舞っています。それが何かに付着するとその油汚れが埃を吸着し、更に油→埃と繰り返した結果、特にガラスなんかは顕著に汚れるのです。ただ、その汚れは毎日少しずつ積み重なっていくってのが問題です。ある日急に汚れたんなら、あぁ汚れたのねという事ですぐ洗おうという事になりますが、毎日少しずつ汚れていくと、目がだんだんその汚れに慣れてしまうので、汚れているという実感が沸きにくいのです。そして、ある限界点を超えるとコレは不味いということになり、久しぶりに洗ったのがつい先日の事。

うちの場合、油汚れには風呂の残り湯というのが定番です。風呂に2時間ほど漬け込み放置すると、温度で油汚れが緩むので、あとは洗剤をスプレーしたスポンジで擦ると簡単にキレイになります。ただ、いかに口に入れる事は無いとはいえ、キッチン用品を風呂の残り湯で洗って使うのはいかがなものかと私も思うので、最後に蛇口からの水ですすいで完成。本当はもっと頻繁に洗うと良いんでしょうけど、包丁研ぎもそうですが、少しずつ汚れる(切れ味が落ちる)と、慣れのせいでどうしても作業に踏み切るタイミングが遅れてしまうのが私の悪い所。以前から直そうとは思っているんですが、どうしても上手くいかないのですよね。

23/04/23(Sun)

畑の玉葱を全部掘ってきました。玉葱は地上の青い部分が萎れてきたら収穫時。それ以上引っ張ると腐り始めるので、タイミングを見て収穫する必要があります。採ってきた玉葱は葉を付け根から20cm残してカット。4〜5個ずつ紐で付け根を縛り、ペアにして門扉に引っ掛けて乾燥させます。ココでガッツリ乾かしておかないと保存期間が極端に下がり、運が悪いとそのまま腐るので、この乾燥作業は超重要です。1か月〜干すので、天気を見て雨が降りそうなら予め取り込んでおくことも重要です。

ちなみに以前は玉葱ネットを使って乾燥保存していましたが、うちではイマイチだったので止め、縛って振り分けで干すスタイルにしました。ネットは意外に風通しが悪く、特に玉葱同士が接触した部分から傷むケースが多いように感じました。特にネットの下の方は接触&上の玉葱の重みが割と致命的っぽいです。場所が確保できるんなら、紐を使って干した方が良いと思います。

あと、拳大の半分以下の小さな玉葱に関しては、長期保存をしようと乾燥させていると、内部まで干からびて食べる所が無くなるので、保存には回さず優先的に食べてしまいます。特に小さい玉葱は丸ごとコンソメ味で柔らかくなるまで煮て冷やしたものがとても美味。玉葱は作るのもそんなに難しくないですし、汎用性・保存性共に高いので、畑が余っていたら是非作ってみると良いんじゃないでしょうか。

23/04/22(Sat)

今日は庭のサクランボの収穫。うちの庭には1本だけサクランボの実る樹がありまして、色付き始めたので収穫開始です。サクランボは非常に甘くて美味しい果実なので、油断していると鳥に襲われて一瞬で無くなります。ですんで、色付きはじめたら鳥に喰われる前に先制で収穫するのが肝心です。このサクランボ、生で食べても美味しいんですが、私は長期間楽しみたいためにジャムにします。ただ、色付きのタイムラグの為に収穫時期は1週間〜10日かかるので、その間は冷蔵保存になります。ですんでなるべく鮮度が落ちないようにするために、軸を鋏で切って残すようにしています。こうすると実に傷が入らないので、鮮度落ちのスピードが気持ち遅くなる気がします。

また、今の時期葉がついてくると枯れたり勢いが無くなったりした枝が分かるので、そういうのは速やかに切除します。その際、桜の枝の断面はとても腐りやすいので、癒合剤を塗って腐食を防ぐのがポイント。木工用ボンドでもいいらしいのですが、私は万一を考え専用の癒合剤を使っています。あと、数年先を見越した枝ぶりの管理も大事です。桜は太い幹の部分から新芽が出る機会が少ないので、そういう芽を見つけたら、芽の出た位置や方向を考え、今後育てるかどうかを決めます。駄目っぽいのは早々に除去しますが、活かせそうなのはとても大事にします。桜の枝は原因不明に枯れる事が結構あるので、実が沢山なる実績のある枝もある時突然枯れたりするため、そこに頼りっきりなのは良くないのです。気分はいっぱしの植木屋ですね。

23/04/21(Fri)

今日はデンドロビウムの植え替え。父親の居室の窓辺にある奴で、増え過ぎて鉢がパンパンになりどう見ても要植え替えの物件です。この鉢が軒下の目につきやすい場所に1カ月ほど前からこれ見よがしに移されていまして、正直私の案件ではないので放置していたんですが、父親に全くやる気が見られないので手を出しました。ずっと置いておかれても迷惑ですしね。ただ、手を出した途端“数日内にやろうと思ってたんだけど、スマンスマン”とか言われるとマジで殺意が沸くので止めて欲しいです。

植え替え作業は簡単です。とりあえず鉢から抜いてトリミングします。一回り大きな鉢に移すとか、鉢数を増やすとかすればロスなく全部生かせるんですが、正直それをやるとキリが無いので、同じ鉢に植えるという事で、ノコギリで元気な場所1/3程を切り出して残りは廃棄します。また、萎れて棒状になってしまった幹も今後復活の可能性が無いのでカット。あとは、周囲を水はけのよい赤玉土&鹿沼土のミックス(再利用品)で埋めつつ、中に空洞が出来ないように適当な棒で突きながら詰めていきます。最後に水を遣れば完成。デンドロビウムは日当たりを好みますが、植え替え直後は根が不安定で弱っているので、日当たりの弱い場所に置いて養生しつつ体力の回復を待ちます。個人的には食えない植物にほぼ興味は無いのですが、今あるものを積極的に枯らすほど憎んでもいないので、お世話はするよって感じですね。

23/04/20(Thu)

シンク下の観音開き戸の取っ手が壊れました。プラスチック製で指を引っ掛けて扉を開けるタイプだったのですが、先日普通に開けようとしたところでバキッと逝ってしまいました。もう40年くらい経つものなんで、多分金属疲労ならぬプラスチック疲労が起きていたのでしょう。このまま使い続ける事も一瞬考えたんですが、指が引っ掛からなくなったため、その扉を開けようとしたら隣の扉を開けてから、開けたい扉の端に指を引っ掛けて開けるという余計なアクションが必要になるので、それも怠いと思いまして、サッサと直す事にしました。

直し方としてまず頭に浮かんだのは、ホームセンターで適当な取っ手を買ってきて取り付ける事。ですが、わざわざその為に新しい取っ手を買うのもなぁ…と思い、家にあるもので何とかできんかと考えた末、木工DIYで使った直径15mm程の竹棒がある事を思い出しました。コイツを取っ手の長さに切り出し、両端は適当にペーパーをかけてバリをとります。壊れた取っ手の内部に2か所5mmの穴をあけ、竹棒を通したビニール紐をくぐらせて扉の内側で結んで完成。コレで竹の棒が取っ手代わりになり、見かけは全然駄目ですが、機能的には問題ない状態になりました。買ってきた取っ手をつけても不格好になるのは避けられないので、どうせ不格好ならコストゼロの方がマシかなと思います。今はこの状態が物珍しいので目立ちますが、どうせ1週間もすれば目が慣れてそれが当たり前の状態になるので、無問題だと思います。

23/04/19(Wed)

夕食の準備を夕食前だけでやろうとすると結果的に非効率的になってしまう事が多いので、うちでは前日の夕食時に冷蔵庫の中身を確認しつつ翌日の献立と段取りを決め、朝食・昼食時も有効活用して準備を進める事にしています。今朝は夕食時に温泉卵とスパサラを作ることにしているので、温泉卵用に半熟卵2個・スパサラ用に固茹で卵2個を作るプランです。この場合、茹で時間が違うからと言ってわざわざ鍋を分けて2回作業するのは、時間もガス代もモッタイナイ。というわけで1度でやってしまいます。

まず卵2個を取り出し、割れ防止のためにピンで丸い側に穴をあけ、油性マジックで大きく“固”と書いてたっぷりの水を注いだ鍋に入れてから点火します。沸騰したらタイマーを7分にセットしてスタート。7分経ったら今度は“半”と書いてピンで穴をあけた卵を静かに投入し、タイマーを6分に設定して再スタート。6分経ったらボウルに張った水に網杓子で卵をそっと移してそのまま昼食準備時まで放置します。ちなみに鍋に残ったお湯は昼食時に洗い物用として使うのでそのまま捨てずにキープ。

昼食準備時、固茹で卵は殻を剥いてタッパーに入れて夕食準備時まで待機。半熟卵は殻を剥いて薄めためんつゆに漬け込み、これまた夕食時まで待機。こうやって時間差で茹でれば同じ鍋で一度に半熟卵と完熟卵を作れ、時間とガス代を節約できます。まぁ、料理に慣れた人なら誰でもやってるんでしょうけども。

23/04/18(Tue)

家庭菜園をやっているとよくある事ですが、野菜って無い時には全く無いかわりにある時はアホみたいにあります。冬場だとキャベツ・白菜・大根などは食べ切れないほどありますけど、今の時期これらの野菜は全くありません。今の時期に食べ切れないほどあるのが新玉葱です。そしてその新玉葱をなるべく食べる為に常備しているのが晒し玉葱。

ネットを見るとたまに、新玉葱は水に晒さなくても軽く塩とオリーブオイルを振っただけで美味しく食べられる、なんて書いてますけど私には無理。涙誘発成分が鼻の奥を直撃して涙が止まらなくなってしまいます。かといって毎食少量の玉葱を水に晒して絞って…という作業をするのはカッタルイので、うちでは1個の玉葱を全部スライスして塩揉み→水晒ししたものをタッパーにとっておき、少しずつ使っています。うちで採れる玉葱は結構大きくて大体大人の拳二つ分くらい。根元部分を除去して切ったらばらけるようにしておいてから縦スライス。塩を振ってしばらく置いてからたっぷりの水に突っ込み、ザルにあけてよく絞ったら完成。1個の玉葱で大人2人のサラダ2日分が目安です。今後の予定としてはいい感じで葉の部分が萎れてきているので、五月に入ったら全部引き抜いてきて数個ずつ縛り、門扉に引っ掛けて乾燥させ、夏位をめどに食べ切るって感じですね。

23/04/17(Mon)

今シーズン4回目の筍ゲット。最早既に飽きはじめているんですが、下茹でを先延ばししてもアクが強くなるだけでデメリットしかないので、グッとこらえて下処理をします。ただし、筍で困るのは保存スペースの確保。筍は冷凍すると解凍時にスポンジ状のスカスカになってしまうので、よほど薄く切るなどの手間暇かけない限り基本的に冷凍不可です。んじゃどうするかというと、水に浸して冷蔵保存して毎日水を替える、コレだけです。ちなみに賞味期限は大体10日。ですが煮物2〜3回分の筍&ひたひたの水を入れるタッパーはうちでも最大のもので、冷蔵スペース下段の1/3がこれだけで占有されてしまい、マジ迷惑です。ワンチャン常温保存でも…と思わなくもないですが、最近最高気温が20度ヘタすると25度に迫る日もあり、ややリスキー。

そんな筍ですが、とりあえず煮物は常備菜として切らしません。筍だけで煮るのはちょっと寂しいので、蒟蒻やさつま揚げなど時々の気分で会い方をチョイスして煮ます。ですが、コレだけだと供給スピードに追い付かないため、最近では炒め物をよく作ります。小分け冷凍してある豚バラを解凍し、新玉ねぎ・筍と一緒にオイスターソースベースで炒めるのが定番。塩胡椒やカレー味など一通り試しましたが、筍を炒める際はオイスターソースベースが一番美味しいと思います。欲を言えば緑が欲しいんですけど、今の季節は端境期で野菜が本当に無いのです。唯一セロリがあるんですが、入れると筍の微妙な香りまでセロリがあの強烈な香りで塗り潰してしまうので不可。嫌いなわけじゃないけど、扱いが難しいセロリです。

23/04/16(Sun)

今日は植木鉢の受け皿を改良して自作した育苗箱に植えていたパセリがいい感じで生えてきたので、一回目の間引き。最初からポット苗に植えたものがことごとく失敗したので、泥縄的に第二弾としてやったんですが、こっちはかなり成功。発芽率も良く、1箇所辺り5粒ほど播いた種がほぼ発芽している感じです。十文字に5箇所播いており、保険も含めて1箇所辺り2本残して残りは全部撤去。密集しており指先だと残す予定の個体も傷つけてしまいそうなので、ピンセットを使って丁寧に引き抜きます。この時期の根はまだ枝分かれしておらず一本なので、慎重に作業をすれば周囲の個体に影響を与えずキレイに除去可能。今後の予定としては本葉が数枚になった時点でポット苗に移し、高さが10cmを超えたあたりで最終的な鉢に移して世話をするという感じでしょうか。昨秋に植えた二鉢同様二鉢作り、時間差を設けて今後も二鉢ずつ作っていけば、年中パセリが使えるというのが最終的な計画です。

発芽といえば、昨秋に庭で偶然見つけてとっておいた自然薯のムカゴを1月ほど前にポット苗に植えたんですが、3個の内1個が発芽していました。ほぼほぼ諦めていたので、コレは嬉しい誤算です。自然薯は収穫が大変なので最初から期待はしておらず、100%ムカゴ狙いです。自然薯はつる性植物なので支柱が必要ですが、丁度ラズベリー用として壁際にネットを設置してあるので、その隅っこを利用する予定。保険も含めてもう1鉢発芽してくれれば最高なんですが、後は祈るのみですね。

23/04/15(Sat)

今日のメイン料理は肉団子の甘酢餡かけ。冬場はずっとおでんを常備菜にしていたんですが、その時の具材の一つとして買ってあったのが冷凍肉団子。ですが暖かくなって畑から大根が消え、おでんもしばらくお休みとなったにもかかわらず、冷凍庫には冷凍肉団子が残ってしまいました。あと半年以上そのままにしても食べられなくはないんでしょうけど、うちの冷凍スペースには限りがあるので、こんな死蔵品を飼っておくわけにはいかず、肉団子使い切りメニューとして手っ取り早い甘酢餡かけを作成したというのが今回の流れです。

肉団子は凍ったまま軽く片栗粉をまぶし、油で揚げて表面をパリッとさせます。甘酢は鶏がらスープの素をベースにし、ケチャップ・酢・塩で味を決め、片栗粉でとろみを出したもの。ざく切りにした新玉ねぎを軽く炒め、揚げた肉団子を投入。味を馴染ませてから甘酢を絡め、仕上げに胡麻を多めに振り入れて完成。感想:普通に美味い。元々冷凍肉団子には完成された味が付いているので、ほぼ失敗しようのない料理です。人参のストックがあったので入れようかと少しだけ悩んだのですが、今回はシンプルに玉葱と肉団子だけにしました。わざわざ冷凍肉団子を買ってまで作るほどではないと思っていましたが、今回作ってみて、たまになら良いかも…と考えを変えました。味覚が変わったんですかね。

23/04/14(Fri)

今日は地植えにしたレモンとライムのお手入れ。柑橘系はあんまり深く考えず機械的に作業が出来るので楽です。まずは枝の間引き。柑橘系は基本的に剪定不要の樹種ですが、とはいえ放っておくと枝が混み過ぎて風通しの悪化と虫の大発生を招くのは他の樹種と一緒です。この種の特徴として一か所から多数の新芽が出てくるので、一番強い芽だけを残して後は全部毟ってしまいます。また、昨秋に出た新芽の中でこれ以上の成長が見込めそうにないものもカット。

後は摘蕾作業です。果樹全般に言える事ですが、樹が小さい内に実をつけさせると、リソースがそっちに割かれて成長が遅くなってしまいます。ですんで、樹を成長させたい間は実をつけさせないために蕾が出たら全部毟ります。予定としては来年か再来年位までは摘蕾する予定。そして最後にこれが一番肝心、アゲハ幼虫潰しです。もう既に1齢幼虫が出ているので、卵ともども見つけ次第即潰します。放っておくとあっという間に大きくなり、葉に洒落にならないダメージを与えるので、私にとってはゴキブリよりも目の敵にしているのがこのアゲハだったりします。終齢に近くなり人の指サイズになるとさすがに私も指先で潰すのはちょっと無理ですが(踏み潰します)、糸屑サイズの1齢幼虫だと指先で潰しても全く心が痛みません。今年は同じ柑橘系の山椒も植えてしまったので、庭の柑橘系の数もそこそこになり、もはや日を決めて殺虫剤を播くべきなのでは…と思っています。

23/04/13(Thu)

行きつけのホームセンターで朝倉山椒の苗(1,000円)を見つけて思わず買ってきてしまいました。葉山椒の苗だと200円と遥かに安かったのですが、どうせ山椒を植えるなら実の佃煮を作りたいのです。ただし、山椒は私にとって鬼門。山椒の定植は一般的に難易度が低いと言われているのですが、何故かうちでは失敗続きで、今回多分四度目。ポイントとしては、根の土を崩さないで植え替える事と、日当たり・水はけがよい場所を選ぶことの二点。毎回条件は満たしている筈なので、今回はとにかく祈ります。

ところで山椒や果樹といった食える収穫物が得られる樹は維持管理のモチベーションが沸きますが、何の役にも立たない庭木は正直うんざりです。特にこの時期はマツ。マツは基本的に今の時期と年末の年2度のお手入れが必要です。年末は混みあった枝の間引き剪定で、今の時期は若芽摘みです。コレがもううんざりするほど面倒臭い。マツは1か所から原則3本の新芽が出ます。コレを全部放置するとモッサモサの団子状になり、風通しが悪化して毛虫が大発生します。ですんで、この3本の若芽の内一番弱い芽を残して摘むのが今の時期の作業です。

作業そのものは難しくないんですが、とにかく数が多いのと手が松脂臭くなるのが最悪です。鋏を使うと手は臭くなりませんけど、作業効率が一気に落ちるので結局素手で作業するのが一番早い。そして、マツは高所作業がとても面倒臭いのです。マツは末広がりに仕立てるので、中心部の一番高い部分にアプローチするために脚立を立てようとすると、裾の枝が邪魔になります。梯子を立てかけようとしても、やっぱり裾の枝が邪魔になって上手くいかない場合が多いです。マツの手入れで一番のポイントは、どこに梯子・脚立を立てられるかを覚えておくことだと思うくらい、梯子・脚立の足場確保は面倒臭いのです。それでいて果樹の様に美味しい実が出来るわけでもなく、単に風情を楽しむだけのマツ。そりゃ手入れのモチベーションが上がらないのも仕方のない事です。とはいえ、放置すると後々もっと面倒臭くなるのでやらないという選択肢はないのですが。採算度外視で庭を好きにしていいと言われたら、迷わず全部平らにして好きな果樹を植えまくりますね、私は。

23/04/12(Wed)

ポットに種植えしていたレタスが葉っぱ5枚程度のいい感じになってきたので、植え替えました。例年は畑の隅に植えてたんですけど、今年は思うところあってプランターを使う事にしました。作ってみて分かったんですが、レタスはとにかく雨に弱い。1日位なら大丈夫ですが、数日間雨が続くと葉がドロドロになって腐ります。畑を使うのならビニールでドームを作ると良いんでしょうけど、面倒臭い。うちには小さなビニールハウスがあるので、その中で作ることも検討したんですが、今度はハウス内の高温が問題になります。レタスって高温にも弱いのですよね。

というわけで、プランターを買ってきて軒下で作ることにしました。軒下だったら置く位置を考えれば温度管理が比較的容易ですし、食べたい時に数枚採って使うのも楽。ということで、ホームセンターに行って50Lの大型プランターをとりあえず1個買ってきました。土は畑の土なんですが、うちの畑は元々田んぼだったこともあって、水はけがめちゃ悪い。ですんで、うちにあった大粒の鹿沼土をぶっ込んで水はけを確保します。あと、Ph調整用に灰を投入。コレは可燃物を焼却処分して出た灰をふるいにかけて少しずつ溜めたものです。最後に落ち葉堆肥と化学肥料も追加。落ち葉堆肥は庭で集めた落ち葉を大きなビニール袋に入れ、水分を足して日陰で半年以上腐らせたものです。用意周到。

植え替えてから今日で2日目ですが、6本植えた苗はどうやら全部定着しそうで一安心です。レタス難易度が低い野菜なので多分大丈夫だろうと思っていましたが、上手くいくとやっぱり安心します。そういえば最近少し発芽が遅れていたトマトがやっと芽を出しました。播種は芽が出てくるまで結果が分からないので、こっちは苗の植え替えよりも更にドキドキします。今年は簡単な筈のバジルの芽が全然出てこず、バジルで失敗するなんて…と落ち込んでいたくらいです。10日ほどで見切りをつけて播き直しましたが、流石に2連続失敗はない、と思いたい。

23/04/11(Tue)

夏野菜を植えないといけないので、畑のホウレンソウを泣く泣く処分しました。背丈が胸位になって花芽も出てしまっているんですが、基本的に花が咲いたら固くなって食えなくなるアブラナ科の野菜と違い、ホウレンソウは花芽が出ても固くならず普通に食えます。中心の茎は空心菜の様に中空になっており、縦割りにして茹でれば食えますが面倒臭いので私は捨ててます。しかし、その他は普通に食えるので、処分前にバケツ一杯のホウレンソウをサルベージしてきました。

1/3程は茹でていつものようにお浸しに加工。問題は残りの2/3です。ホウレンソウは水に漬けておいてもすぐ萎れるので、この状態だと頑張って2日しかもちません。茹でて絞って冷蔵保存もいいとこ4〜5日。今回作ったお浸しを食べ終わるころには余裕で傷んで食べられなくなっています。というわけで、今回は冷凍保存にしました。茹でてざく切りにしたホウレンソウをよく絞り、ラップをひいたタッパーの上で出来るだけ薄く伸ばします。更に上からラップをかけ、冷凍庫に入れて凍らせます。凍ったらタッパーから取り出し、ラップを外して使いやすい大きさに切り分け、ジップロックに入れ直して再び冷凍声へ。コレでしばらくはホウレンソウがいつでも食べられます。

当面の予定としてはスープの具材。先日下茹でした猪の茹で汁があるので、ワカメなどと一緒にマグカップに入れ、冷凍ホウレンソウをそのまま投入。塩で味を調えつつレンチンすれば完成です。お浸しを作ればあっという間に使い切れるんですが、結構な手間暇をかけて作った冷凍ホウレンソウを1〜2度で使い切るのは何となく納得いかないので、チマチマと少しずつ使っていこうと思います。

23/04/10(Mon)

コシアブラとタラの芽を貰いました。春を感じますね。子供の頃は全く美味しいと思えなかったこれら山菜ですが、最近では当然の様に超美味い。レシピとしては天婦羅一択です。よほど大量にあればサッと茹でて酢味噌和えというのが次点なんですが、それほど量が無いので天婦羅行きです。とはいえ、2品だけというのはあまりに寂しいので、家の周りをまわって何品か見繕ってきました。

まずマストなのが庭に生えているユキノシタ。最近Youtubeの某チャンネルでユキノシタの事を天婦羅専用機と言っていましたが、本当に言い得て妙だと思います。天婦羅にすれば抜群に美味いんだけど、お浸しなどその他の用途に回すとイマイチというある意味珍しい野草がユキノシタです。次に三つ葉。ここ半月ほどで急激に巨大化しつつあり、いくらでも採れるので採用。天婦羅にするとよほど香りが強くないと平凡な山菜天婦羅に成り下がるのですが、三つ葉は天婦羅にしても個性が生き残ります。最後に筍。少し前に貰った筍をアク抜き下茹でし、毎日水を科ながら冷蔵保存しているので、その中から穂先の柔らかそうな部分を取り出し、やや厚スライスにして揚げます。というわけで今回は5品。ドクダミやヤブカラシなど春先になって食える雑草は結構あるんですが、今回は一軍選手が充実しているので、これらには無理に手を出さなくてもいいやという判断です。油の値段が爆上がりしているのが懸念材料ですが、たまにはまぁ良いでしょう。

23/04/09(Sun)

Youtubeで“畑に生えたスギナやヤブガラシなどの頑固な雑草を除草剤を使わずに根絶する方法”的なタイトルの動画が上がっていまして、とても興味深いテーマだったので思わず見てしまいました。その方法とは“芽が出るたびにこまめにツルハシやシャベルなどを使い、地下茎を丁寧に取り去る作業を地道に繰り返す”です。正しい、何の文句もなく非常に正しいのですが、私の心はコレジャナイ感で一杯になりました。

お金をかけないで健康的に痩せられる方法と言われて聞いてみると、食事制限と適度な運動と答えられたようなものです。正しい事は分かるし、結局そこに行きつくんでしょうけど、もったいぶって教えられた結果がそれだと、肩透かしというか何というか。スギナ・ヤブカラシ・ドクダミなどの地下茎で増える系の雑草は本当に厄介で、庭や畑を弄る人なら誰でも困っていると思います。除草剤を使えば枯れますが、地下茎の先の先まで枯れるわけではなく、そこからまた再生して元の木阿弥というのがよくあるパターン。結局本当に根絶したければ今回の動画の通りこまめに掘り返すのが遠回りであり近道なんですけど、なかなかそれが出来ないのですよね。第一面倒臭い。土を掘るのは純粋に大変です。そして何より障害物が多い。畑に生えた場合、勿論目的の作物が植わっているわけですし、庭だったら庭木や庭石が散在しています。そういうのを除けて地下茎を掘り出すのはマジで大変、やりたくない。Youtubeは好きでよく見ますが、こういうタイトルはマジで止めて欲しいです。“重大発表!”とかいう場合は大体どうでもいい内容で、一回それをやるとオオカミ少年効果でハイハイまた重大なのねと思われて逆効果なんじゃないでしょうか。視聴回数稼ぎたいのはよく分かるんですけども。

23/04/08(Sat)

うちは常備菜を5〜6種類常備しており、1種類食べ切ったら1種類作るという運用をしています。その目安になるのがタッパーの数。冷蔵庫内の具合を見るのが直接的ではありますが、そのためには勿論冷蔵庫のドアを開けないといけません。ですが、タッパーの数は視線を移すだけで確認できるので、こっちの方が1アクション分手っ取り早いのです。最近では冷蔵庫の中身を自動的に検知して出先のスマホに送るシステムが出来つつありますが、そこまでしなきゃならんもんなのか?と私には疑問。毎日システマティックに料理することを心がけていれば、今冷蔵庫の中に何がどれだけあるかは、常時大体把握できると思うのですけど。

その常備菜を作るのは基本的に夕食準備1時間の間に限定しています。そしてその時間帯に何を作るのかを決めるのは、前日の夕食準備時が多いです。今回の夕食でこのタッパーが無くなるから、明日はコレを作ろう…みたいな感じで、必要であれば翌日に買い物スケジュールを組み込みます。また、常備菜を作るのは基本的に夕食準備時ではありますが、朝食のパンを焼く時間や昼食準備時も手すき・コンロすきがあれば積極的に活用して時短を狙うのもポイントです。今朝は夕食にスパサラと肉じゃがを作ることが決まっていたので、パンを焼くのと並行して固ゆで卵2個を作り、卵を取り出して冷水に放した後の熱湯片手鍋は再び沸かして糸蒟蒻の下茹でに利用。わざわざ二度お湯を沸かすのに比べてガス代を半分にできますし、パンを焼きながらボーっと新聞を読んでいる時間を下拵えに使う事で、夕食準備の1時間に出来る事を増やせます。私思うんですけど、料理は段取り8割・塩加減1.5割、その他5分位の割合なんじゃないでしょうか。

23/04/07(Fri)

うちでは玄米炊飯の為に大体2日に1回の割合で圧力鍋を使っています。勿論その都度洗うんですが、とり切れない汚れが徐々に蓄積していくために、時々リセットの意味での大掃除が必要になります。今日はそんな日。圧力鍋で汚れが蓄積するのは何といっても蓋中央の錘周辺です。吹き出す蒸気に含まれる米成分が熱い鍋蓋に当たって蒸発し、黒く焦げた米のカスが徐々に蓄積していきます。割とガッチリ固着しているので、スポンジで少し擦ったくらいではとれないのが面倒。加えて次点で鍋蓋表面の油汚れがあります。うちのコンロは二口なんですが、圧力鍋調理中に隣のコンロで炒め物や揚げ物をすると、油がはねて鍋蓋につき、それが高温で変質して固着してしまいます。コレもかなり厄介。

そんな掃除方法は簡単で、タライに水を張って台所洗剤を適当に加え、錘とパッキンを取り外した蓋を2時間ほど沈めておくだけ。コレで錘周辺の焦げ付きは劇的に緩くなるので、後は軽くスポンジで擦ってやれば簡単に落ちます。固着した油汚れはもう少し力が必要ですが、2時間の漬けこみでかなり緩んでいるので、そんなに大変ではありません。ちなみにタライに張った水は再利用です。こんな事の為に新しく水を出すのはモッタイナイ。今回は夕食時にホウレンソウのお浸しを作ったんですが、茹でた後浸した水を捨てずにとっておき、圧力鍋掃除に流用しました。肉や魚の下茹で汁は用途が著しく狭いですけど、野菜を茹でた汁は洗い物など多岐に再利用が可能です。むしろ温度を利用すれば普通の蛇口からの水よりも優秀だったりするので、我が家では積極的な再利用が推奨されています。SDGsなどと大上段に構えるのは嫌いですが、出来る事を無理のない範囲でやるのは良いんじゃないでしょうか。

23/04/06(Thu)

先日久しぶりに鶏ムネ肉の水煮を作ったんですが、ややパサパサ気味になってしまい失敗でした。以前よく作っていた時はこんなにパサパサしてなかったのにな…と思って記憶を掘り返したところ、原因に思い至りました。コツはポリ袋を使う事です。軽く塩をした鶏ムネ肉をポリ袋に入れ、空気をなるべく追い出してから口をしっかり縛り、袋の余った部分は切り取っておきます。コイツを保温調理鍋に入れて水をひたひた迄注ぎ、落し蓋をして点火。沸騰したら弱火で5分→保温30分。時間が来たらすぐに茹で汁からバットに移し、なる早で温度を下げて完成。

ポリ袋ごと茹でるというのは最初気分的なハードルがありましたが、慣れてしまえばどうという事はありません。コレで明らかに美味しくなるんだからやらない手は無いです。ちなみに今回は少し前にキュウリのキュウちゃん漬け作成の際に出た醤油酢ベースの漬けダレを冷蔵保存していたものを流用しました。コレで更なるコストカットを実現。キュウリはほぼ臭いが無いのでそっちの面は全く気になりません。懸念すべきはキュウリの水分が入った事で漬け汁として薄すぎるんじゃないかという懸念だけでしたが、それは味を見て大丈夫という確信を得ているので無問題です。うちの場合、食費の中で調味料代が結構な割合を占めている印象なので、ココを削るのが節約の近道だと思っています。まぁ、限界はありますけども。

23/04/05(Wed)

今日は久しぶりに揚げ物が食べたい気分だったので、冷凍ストックしてある鶏ムネ肉を使ったチキンカツを作成しました。鶏ムネ肉は前夜から冷蔵庫に移して自然解凍しておきます。翌日の昼頃には8割方解凍が済んでいるので、観音開きにして二等分した後、塩をして再び夕食準備時まで待機。揚げる直前に胡椒を少し振り、いつものように小麦粉→溶き卵→パン粉の順に衣をつけて、両面それぞれ3〜4分ずつ揚げれば完成。毎度思うんですが、揚げ物は自宅で作るに限ります。チキンカツは総菜の定番としてスーパーでも売ってますけど、毎日揚げてるプロが作った揚げ物も素人がたまに作る揚げたてには勝てません。揚げ物は面倒だから…というのは料理界隈で定型句の様に言われるフレーズですけど、個人的にはそんなに面倒かな?と思っています。

以前の私は片付けの面倒臭さよりも衣や油のロスが出る事の方がハードルでしたけど、今では可能な限り再利用するシステムを作ることでそれを回避しています。まず、衣に使った小麦粉・パン粉は専用タッパーに移して冷凍保存し、次回揚げ物の際に再利用します。卵は塩胡椒を加え、揚げ油の残りでスクランブルエッグにして一品追加。残った油はカスを濾して専用のオイルポットに保存し、毎日の炒め物や揚げ物の際新品油に優先して使っています。よく言われる油跳ねですが、うちでは食事の準備が済んだら必ずコンロをどけて背面・側面・下面を拭き掃除し、五徳も外して本体上部も同様の拭き掃除をします。調理直後なので油汚れが固まって落ち辛いという事もなく、すぐにキレイになるので大した負担感もありません。とはいえ最近戦の影響でサラダ油の値段がアホみたいに上がってしまったので、そっちの影響で揚げ物の頻度が下がっていることは否めません。戦が終わっても最早価格は下がらないでしょうが、それにしても早く平和にならないですかね。

23/04/04(Tue)

近所のおっちゃんから今年初の筍を貰いました、ありがたいことです。そのうち食べ飽きて変わったレシピに逃げたりもしがちですが、初手は定番の煮物。その前に下茹でをしてアクを抜かないといけません。筍の下茹ではいろんな流派がありますけど私の場合、前もって皮は全部剥いてしまい、米糠や鷹の爪は使わない派です。皮を剥く理由は単純に体積削減のためです。ただでさえでかい筍なのに、食べない皮までつけてたらとんでもない体積になり、うちで一番大きな寸胴にも入らない事態になりがちなので、少しでも小さくするために皮は全部剥いてから下茹でします。定番の米糠や鷹の爪を使わないのは、これらが単なる迷信だからです。筍のアクは水溶性なので、お湯で茹でてそのまま一晩おくだけで普通に抜けます。迷信の為に余計なコストをかけるのはドケチの私には耐えられないので、米糠や鷹の爪は使いません。

ところで、毎年筍を煮るたびに小さい頃に一緒に住んでいた祖母を思い出します。この祖母の煮る筍がくっそ不味くて、当時は筍が大の苦手でした。基本的に料理の美味い祖母でしたが、いくつか地雷がありまして、その一つが筍。今考えると単純にアク抜き不足でしたね、アレは。下茹でした筍を煮汁に漬けたまま一晩放置することでアクが抜けるんですが、祖母は下茹で完了したらすぐに茹で汁から出して味付けをしていたようで、そりゃアクが抜けてない筈だわと思います。食べると口の中から喉にかけてえもいわれぬイガイガ感が充満し、今考えてもとても食えるもんじゃなかったんですが、周囲の大人は普通に食べてたのが謎。後から聞くと、竹林近くで筍をよく食べて育った母は祖母の筍煮つけが嫌でしょうがなかったんだけど、立場的に我慢して食べていたようです。父と祖父は…慣れてたんですかね。祖母は基本的に料理上手だったんですけど、思い出の中ではこの不味い筍で料理関係の思い出全てが塗り潰されていて、残念な結果となっています。遺憾ながら美味しい料理よりも不味い料理の方が圧倒的にインパクトがあります。ちなみに母親関係で思い出す料理も不味い料理の方が多いです。現実は非情ですね。

23/04/03(Mon)

近所から地鶏の卵を沢山もらったので、毎晩厚焼き玉子を焼いています。私は君のトロっとした食感が好きなので、うちでは卵はもっぱら温泉卵にしています。ただし、地鶏の卵は例外。市販の卵が1個50g強なのに対し、地鶏の卵は約30gです。温泉卵にするには沸騰したお湯に卵を入れ、沸騰状態を6分間キープすることでベストの茹で具合になるんですけど、卵の大きさがこれだけ違うと地鶏卵を同じ時間茹でたら間違いなく固茹で卵になってしまいます。かといって年に数回しか貰わない卵の茹で時間を試行錯誤して突き止めるのも怠いので、厚焼き玉子にしてしまう私。

ちなみにうちで使っている卵焼き器は祖父の自作品です。2mm厚の銅板で出来たA4程度の大きさの卵焼き器で、取っ手は銅?の棒を溶接してあります。同じものをオーダーしたら、今では多分数万円じゃ効かないと思うので、私が最も大事に使っている調理道具の一つです。溶接とかどうやったんだろうと思っていたら、父によると勤務先だった国鉄整備場で道具を借りたんじゃないかとの事。蓋は無かったのですが、卵焼きならともかく餃子を作る際は必須なので、私がその辺の木っ端で自作しました。実は温泉卵じゃなくて厚焼き玉子を毎日焼いても良いんですが、1個の量がハッキリ分かる温泉卵と比べると、厚焼き玉子は倍くらいのスピードで卵が消費されていってしまうので、自粛しています。2人家族なのに4個の卵が1日で消えるのはちょっと辛いのですよ。

23/04/02(Sun)

最近パスタがキロ300円を超えるようになってしまい、単価を考えたらそれでも十分安いにもかかわらず、どうにも購入ハードルが高くなってしまいました。以前は昼食メインが冬キャベツで作るお好み焼きから夏場に箱で貰う事の多い素麺に切り替わるまでの春〜初夏は玉葱中心にパスタを作ることが多かったんですけど、最近ではもっぱら炒飯・ピラフ・チキンライスなど炒めご飯系が主です。とはいえ、去年買ったパスタ1kgパックが3〜4袋残っていまして、まだ賞味期限切れまで1年以上あるとはいっても、そろそろ食べなきゃなと思い立ち、そんなタイミングで読み返していた“きのう何食べた?”でスパサラが出てきたので、久しぶりに作ってみました。

お湯を沸騰させて塩をたっぷり入れた鍋に半分に折ったパスタを投入し、標準茹で時間6分の倍12分茹でます。スパサラの最大のコツはコレ。イタリア人に激怒されようとも、アルデンテとか論外です。とにかくソフト麺っぽくやわやわに茹でます。茹であげたら水気を切ってサラダ油を絡ませ、くっつかないようにしてからバットに広げて冷まします。理想は一晩寝かせて伸び伸びにするのが最高なんですが、今回は省略。玉葱は縦スライスして塩でもんでから水洗いして水切り。キュウリはスライスして塩を振り、しばらくおいてからよく絞ります。固茹で卵を白身と黄身に分離し、白身は粗微塵・黄身は適当に潰します。全部を1つのボウルに入れ、買い置きのシーチキンを油ごと投入。たっぷりマヨで合え、最後に塩胡椒で鯵を調整して完成。感想:まぁ美味いよね。ベッタベタのマヨネーズ和えなので、決して上品な味ではありませんが、私にとってはちょー美味い。ただ欠点は作り過ぎたことです。作中で主人公が老齢の両親との3人の食卓で、母親に言われて200gのパスタを使っていましたが、よくこんなの3人で食べられたねという量が出来ます。パスタ100gと具材たっぷりで大人2人3日分くらいが楽々できるので、次からはパスタは100gだなと思いました。久しぶりにパスタを使ったので、量の感覚が狂っていたのです。反省しきり。

23/04/01(Sat)

同時期に種蒔きをしたパセリとバジル。バジルは順調に発芽しているんですが、パセリの方がサッパリです。このままもう少し我慢強く待つという選択肢もありますが、そうすると駄目だった際に種蒔きのタイミングを逸してしまうというリスクもあるので、保険の意味も兼ねてもう一度種蒔きをすることにしました。そして今回は袋の説明通りに作業します。説明によると育苗箱で発芽から葉っぱ数枚まで育てた後にポットに移すとあるんですが、うちでは最初からポットに種を播いてたんです。一応家に育苗箱はあるんですが、新聞紙サイズのでかいやつでして、最終的に苗2本が手に入ればいい私にとってはオーバースペック。端の方だけ使えばいいんでしょうけど、培養土が流れそうとか色々考え、いきなりポット方式にしてました。

とはいえ、新しく育苗箱を買うのもなんだかなーという感じ。無いなら買う前に作れるかどうか検討というのが私のモットーなので、とりあえず作ってみました。材料は山の様にあるプラスチック製鉢受け皿。コイツの底面に1.5mmのドリルで穴をあけまくるだけです。バリが出まくるんで商品化するなら研磨も必要なんでしょうけど、面倒臭いんで指でざっと擦って粗方除去するだけにします。ココに培養土を浅く敷き詰め、指先で軽く凹ましてからパセリの種を5〜6粒まとめて投入後、ごく浅く土をかぶせます。パセリはまとめて播いて競わせると発芽率が上がるそうなので、個人的にはもったいないなと思うんですが、必要経費と思って諦めます。水遣りは普通に上から如雨露で撒くと種が流れてしまうリスクがあるので、一回り大きな受け皿に水を張り、育苗箱ごと浸水。しばらく放置した後引き上げる、下から水遣り方式が安全です。何の種でもそうですが、播種から芽が出るまでは変化が目視出来ないので、本当にドキドキします。バジルやトマトなどまず失敗しない品種でもやっぱり心配。パセリは発芽率が悪いのでますます心配です。今度はうまく発芽すると良いんですけど。

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