2023年5月

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23/05/31(Wed)

愛用のCDラジカセが壊れました。いつもの様にAMでNHK第一放送を聴きながら夕食を作っている時に突然音が消えまして、元々スイッチ部分の接触が悪かったのでまたそれか?と思ってガチャガチャやってみたんですけど復活せず。接触不良とかそういうレベルではなく、本格的に壊れてしまったようです。このCDラジカセは確か10年ほど前で3,000円程だったと記憶しています。ですが、コストに見合う働きは十分したので今までご苦労様→新しいのを買うか、とはなりません。

このCDラジカセ、用途で分けるとラジオを聴くのが1〜2割で、残りはMP3プレイヤーの外部スピーカーとして使っています。ラジオが聴けなくなっても外部スピーカーとしての機能は問題なく働いているので、まだまだ使えます。ちなみにラジオを聴きたい場合には、庭仕事に使っている携帯ラジオをMP3プレイヤーと同様に繋げば今まで同様の働きが出来るので、こちらも問題ありません。

うちでこのラジカセを使うのは主に食事の準備中と入浴中。入浴中は脱衣場に持っていき、洗面台のコンセントに繋いで風呂の中から聴いています。食事の準備中はテレビの画面を見る暇なんてないですし、うちの風呂にはテレビが無いのでこちらも同様。ながらの重要な音源としてこの半分以上機能停止したCDラジカセにはもうしばらく頑張ってもらおうと思っています。ちなみにMP3プレイヤーで聴いているのは主に日曜天国。もう70本近く入っており、ランダム再生で無限に楽しめています。

23/05/30(Tue)

6月前に梅雨に入ってしまい、週間天気予報によるとこの先1週間程度は雨の日が続くようです。こんな場合に重要なのが、前日に予定を決めておくことです。私は毎日時間を決めて庭の草むしりや落ち葉拾いをしていますが、雨が降ると当然作業は中止になり、その時間が空くことになります。その時間を臨機応変に有効活用できればいいのですが、根がズボラな私が何も考えずにその時間を迎えると、ほぼ100%の確率でボーっと無駄な時間を過ごしてしまいます。そんな無駄な時間を作らないための一番の方法が、前日から予定を立てておくことです。

常日頃から緊急ではないけど雨天時に屋内で出来る作業をピックアップしておき、それに順序をつけて雨の日の本来外仕事をしている時間に当ててやると、雨の日を有効活用できていい感じです。今回は主にミシン仕事。部屋着でいくつか擦り切れて破れてしまったけどまだ捨てるほどではない物がいくつかあるので修繕します。あとは扇風機を出すとか、水に挿したトマトの脇芽最終ロットがいい感じで発根しているのでポット苗に移すとか。コレも当日やろうと考えてもついダラダラ怠けてしまうので、前日から明日のこの時間はコレをやろうと決めておくことが結構なポイント。まぁそれでも、時々は無為にダラダラ過ごす時間も必要なんですけどね。

23/05/29(Mon)

何年か前からこの時期の課題となっているのが玉葱の保存です。ネットで検索をかけると玉葱を腐らせないで常温保存する方法が山ほど出てくるので、みんな同じような事で悩んでいるんだなと思います。玉葱は水分の多いうえに外側がパリパリの皮で覆われているので、言ってみれば生鮮食品を袋で包んだ状態です。それを常温で保存しようとすればそりゃ腐るよねという話。ですが、そこを何とか長期保存したいというのが人情というものです。

最大のポイントは収穫のタイミングと陰干しです。収穫のタイミングは玉から出ている葉が萎れて倒れた頃です。この頃になると特に首部分の水分が抜けているので、腐るリスクが落ちます。そして陰干し。根を切り落としてから3〜4個ずつ紐で縛って振り分けにし、1週間ほど日に当ててよく乾燥させてから風通しの良い日陰に移して保存します。ネットで見るとコレで1年もつ!みたいに書いている人も多いですが、正直言ってうちだとこの方法を忠実に行っても確実に2割は腐ります。玉全体が傷んでいなくても、表面の皮一枚が腐ってドロドロになるとかはザラ。特に内部で分球してしまった個体はかなりの確率で傷みます。私も色々試行錯誤しているのですが、正解にたどりつけてはいません。結局のところ温度と湿度を管理した倉庫で保管というのが理想なんですが、素人の採れる方法じゃないので論外です。結局のところ傷むのを計算に入れて、なるべく早く食べ尽くすというのが、遺憾ながら現状の最適解だと思います。

23/05/28(Sun)

庭仕事や野菜作りをしていると、それぞれの種類の樹や野菜に特定の害虫がいる事に気づきます。そして、その樹や野菜を大事にしているほどその害虫を見るだけで殺したくなるまでが一連の流れ。最近の私が目の敵にし、見つけ次第指で潰して殺しているのがウリバエです。ウリバエというのは文字通りウリ科の植物につく害虫ですが、ハエではなく甲虫の仲間です。見た目はテントウムシを少し細長くして、羽をオレンジ色にした感じ。こいつらが最悪なのはまず、家庭菜園で作る野菜にはウリ科の植物が結構多い点です。うちで今作っている野菜だと、キュウリ・スイカ・南瓜・ズッキーニがターゲットになります。そしてさらに厄介なのがその食性です。成虫は葉や実を齧ります。苗がある程度大きくなった段階なら食害も誤差で済みますが、小さな苗の内に食害にあうと高確率で苗そのものが枯れてしまいます。

そして幼虫はさらに厄介。土中に潜んで根を食い荒らすんですが、当然見えないので気がつくと“あれっ、最近苗の元気が無くね?”と思った時点ではもう遅く、手遅れの場合も珍しくありません。そんなウリバエへの対抗策ですが、殺虫剤をまくのは当然として、見つけたら捕まえて潰すのが基本です。ただし、こいつ等は結構勘が鋭くて、捕まえようとこちらが動き始めた時点でそれを察知して飛んで逃げてしまいます。捕まえたら文字通り潰されるので向こうも必死なんでしょうが、大人しく潰されて欲しいものです。ちなみに都会の人にしてみれば、素手で虫を潰すなんて信じられないかもしれませんが、こんなのは慣れです。放っておいたら大事に育てている野菜が台無しにされる局面で、手袋をしたり殺虫剤を構えたりしていたら逃げられるリスクが増えるわけで、結局のところ素手が一番成功率が高いとなれば、特に躊躇はしなくなりますね。

23/05/27(Sat)

ズッキーニの収穫量が需要を上回り始めており、畑の行き帰りで会った近所の知り合いに進呈するとか、毎食焼いて食べるとかしても野菜室を圧迫し始めたので、ネットで何かいいレシピはないか調べてみました。結果、結構な上位にナムルが入っており、その発想は無かったということで試してみる事に。作り方としてはまず、5mmの輪切りにしたズッキーニをラップをかけた容器に入れて1分加熱するんですが、下拵えになるべく電子レンジを使いたくない&ラップの使い捨てが嫌いな私は、普通に下茹でします。様子を見ながら1分では少し硬い感じだったので30秒延長で良い感じ。

調味料は醤油と胡麻油を同量に鶏がらスープの素でコクを出し、塩で味を決める感じで。この辺はモヤシなんかで作る普通のナムルと一緒です。最後に胡麻を多目に入れて完成。感想:ネットでは絶賛のコメントが多かったのですが、レギュラーで作るかといわれると微妙です。今後味の微調整を続けていけばもう少し上は狙えますが、結局のところ多目の油で両面炒めたヤツがキング過ぎて、多分それは抜けません。更にうちではズッキーニをラタトゥイユに入れる事も多いのですが、ラタトゥイユとナムルのどっちに使いたいかと言われたら圧倒的にラタトゥイユと言わざるをえません。不味くは無いんですが、それじゃない感じと言えば分かっていただけるでしょうか。ネットはその性質上大げさであおるコメントも多いので、特に料理関係はこうやって自分で作ってみないと分からないことも多いのだなぁと思います…当たり前ですが。

23/05/26(Fri)

近所の農家のおっちゃんからキュウリを大量に貰いました。寿命の苗を引き上げる際についていた実を根こそぎ収穫したもので、小指より一回り小さいサイズのものから通常サイズのものまでとりどりです。こういう場合は何はさておきとりあえず分類。大きさによって用途が変わってくるので、通常の使い方が出来る一般的なサイズと、それが難しい小型のものに分けます。通常サイズはどうとでもなるので、ポリ袋に入れて野菜室で待機。適宜キュウリ揉みなどの材料となります。

小さいものはピクルスとキューちゃん漬けの2種類に加工。2種類にしたのは単に全部入るタッパーが無かったためです。ピクルスは酢ベースのピクルス液に漬け込むオーソドックスなもので、キューちゃん漬けは市販品として有名なアレです。ネットで検索すると沢山レシピが出てきますが、熱々の醤油&酢ベース漬けダレに投入して冷ます→液体固体を分離して漬け汁を沸かしたものに固体分を投入して再び冷ます、を2度リピートすることで味はしみているけどキュウリのパリパリは残す保存食です。コレ、冷凍してもあんまり味が落ちないのがポイントで、うちでは大量のキュウリを処理する有効な手段となっています。冷凍する際は液体部分を取り除いたものを200gずつ小分けし、ポリ袋に入れて冷凍庫へ。ちなみに取り除いた液体部分は最近マイブームのボイル鶏ムネ肉の漬け汁として二次利用するので、その辺の対ロス対策もバッチリです。

23/05/25(Thu)

ズッキーニの収穫が本格化してきました。ズッキーニは油との相性がとても良いので、うちでの定番は厚めの輪切りにし、油を多目に引いたフライパンで両面を少し焦げ目がつくくらいまで焼き、塩胡椒というのが結局一番美味い気がします。天婦羅もかなり美味いのですが、まさかズッキーニ単体で天婦羅を作るわけにもいかず、かといって今は端境期で碌な野菜の手持ちが無いので、あまり作ってません。そしてコレに加えて、常備菜としてラタトゥイユを作っています。

使う野菜はその時ある物なので、現状の主力はラタトゥイユと玉葱。ただ、2品だといくら何でも寂し過ぎるので、春先に見切りをつけて引き上げた冬ホウレンソウを茹でて冷凍保存してあるものと、買ってきた人参・ピーマンもプラスしています。ラタトゥイユの作り方は簡単。まず、粗目のみじん切りにした玉葱を弱火〜中火でキツネ色になるまでよく炒めてから、賽の目に切ったその他の野菜を投入。全体に火が通ったら鍋に移して水を加え、小さく切ったベーコンも投入して点火。コンソメ・塩で味を調えつつ、その日の気分で裏庭からローリエ・タイム・セージなど適当に採ってきて香り付けに加えます。沸いたら小さめのマカロニを加え、マカロニの標準茹で時間の倍を目安に弱火で煮込み、日からおろして粗熱をとってから冷蔵庫で良く冷やして完成。食べる時にパセリorバジルを散らします。4〜5日はもちますし、野菜なら大体何でもいけるので、冷蔵庫の掃除にも便利。ズッキーニの件がなくともラタトゥイユはおススメ料理の一つです。

23/05/24(Wed)

5月も終わりに近づき、随分気温が上がって日中の庭仕事が厳しくなってきたので、私にとって夏場の神アイテムであるところの空調ベストを使い始めました。最近では工事現場などでも普通に使われるようになってすっかり一般化しましたが、出始めの頃は何の冗談アイテムだろうと思ったものです。それがバッテリー技術の進化で強い風を長時間送り続けられるようになって状況が一変。正直、空調ベスト無しでは夏場の外仕事は無理な体になってしまいました。

私の使っているものはもう5年ほど前に買った物で、現行品と比べると型落ちも良い所ですが、まだまだ普通に使えます。ネットで現行品のスペックを見ると悲しくなりますが…。それでもフル充電からなら一度に5〜6時間は問題なく動きますし、空になっても一晩充電すれば余裕でフルまで持っていけるので、運用上特に不具合はありません。そんな私が今気になっているのがネッククーラー。保冷材の入ったC字型の道具で、冷やしてから首に引っ掛けて使うと涼しいというもの。首には太い血管が通ってますんで、そりゃ効くでしょうよと思います。ただ、稼働時間が2〜3時間と短いのが気になって、購入には至っていません。現在の心境としては買う2割vs買わない8割といったところでしょうか。まぁ、こうやって迷っている時間が一番楽しいので、多分今期はダラダラ迷った末に買わないんだと思います。

23/05/23(Tue)

部屋着として使っている短パンの裾が破れました。変な話ですが、こういうのは私の大好物です。どうしてそこが破れる(or壊れる)に至ったのかという原因を考え、適切に直すというのが私の趣味なので。今回の場合、原因は簡単に特定できました。私は椅子に座ると足を組む癖があり、左足が下・右足が上になります。そうすると短パンの左足前部分に摩擦が集中して薄くなっていき、破れるという流れです。

こういう場合修理方針は主に2つあります。1つはそもそも修理を諦め、短パンの中でも比較的布の強度が残っている部分はこれからの修理の為の部品としてキープしておく方法。ただ今回の件では、全体的にそれほど傷みがひどいわけではないので、この方法は採りません。2つ目は当て布をして繕う方法。もっともスタンダードです。破れた個所はそこだけでなく周囲の布も弱くなっているので、当て布はかなり大きめに準備します。ほつれ防止で周囲を折返してミシンをかけ、補修箇所に当ててとりあえず周囲を縫ってから、内側は適当にランダムで縫って強度を上げ完成。コレで2年くらいは寿命が延びたんじゃないでしょうか、多分。ちなみに当て布に関して、表から当てるor裏から当てる問題があります。勿論裏から当てた方が目立ちませんが、所詮部屋着なのでその点はどうでも良いです。むしろ今後も足を組んでのダメージが続くことを考えると、表から当てる方が多分ベターです。万事がこんな感じなので、うちの部屋着の寿命は、多分平均の3倍くらいあるんじゃないでしょうか。

23/05/22(Mon)

鉢植えのミニトマトが草丈50cm程になってきたので、今後を見据えて挿し枝をしました。うちの鉢植えミニトマトはうまくいけば8月いっぱいくらい収穫できるんですが、気温的にはもう少し採ることが可能です。ただ、この頃になると本体が随分くたびれてしまうので収穫は厳しくなってしまいます。そこで今の時期の挿し枝。脇芽をとって発根させ、鉢に植えると親から2カ月遅れ位の苗になり、上手くいけば寒さが来る直前まで収穫を続けられるという計算です。…上手くいけばですが。

挿し枝には脇芽を使います。トマトは脇芽がバンバン出ますが、私がやっている一本仕立てという方法では主枝に栄養を集中させるため、見つけ次第脇芽は全部摘み取ります。ただ、あまり小さい内に摘み取ると挿し枝をして根が出る前に枯れてしまうので、刺し枝を狙う場合は敢えて15cm程まで放置して大きくします。コレを採ってきて1%のメネデール液に挿し、2日に1回ペースで液を交換しながら祈り待ちます。場所は直射日光の当たる場所厳禁。日光は当たらないけどなるべく明るく風通しの良い場所が最適で、うちではキッチンの窓傍に置いてあります。根が出てきたらポット→最終鉢と植え替えていき、後は通常の苗と同じ扱いでOK。ちなみに採れたプチトマトはほぼすべて乾燥後オリーブ油に漬け込みます。コレをトーストに乗せて食べるのが好物で、この為に毎年プチトマトを育てているといっても過言ではありません。

23/05/21(Sun)

今日は今年二度目のキャラブキ作成。前回1kg作ったのが割とあっさり無くなったので、今回は増量して1.7kgで作ります。私は1食あたり長さ約3cmのキャラブキ3本というのがレギュレーションになっていますが、うちの父親は妙にこのキャラブキが気に入っているらしく、倍食べます。食塩摂取量的に全く好ましくは無いのですが、自分の価値基準を人に押し付けるのもどうかと思い静観中。たくさん食べてくれるのは嬉しいんですが、結局キャラブキって佃煮の一種なんで、食べ過ぎは絶対に体に良くないですから。

ちなみに今年から少し作り方を変えました。下茹での際以前は蕗の下茹でに準じ、葉を落としただけの長い状態のツワブキを、折れないように丸めて大きな鍋に詰め込んだ状態で作業していたんですが、よく考えるとこの作業、全く意味が無いんじゃね?と気がつきました。蕗の下茹での際にこうやって折れないように作業するのは、その後の皮剥き作業を楽に進めるためですが、キャラブキ作成時のツワブキは皮を剥かずにそのまま味付けに入るので、折らずに丸ごと下茹でする意味がありません。むしろかさばって鍋は大きくなり、茹でる為の水が増えてガス代が嵩むというマイナスばかり。ですんで今年からは、下茹で時からもう最終形態である3cm長にカットしています。この方が圧倒的に楽。味に反映しない苦労なんて所詮はくたびれもうけ以下です。

味付けが済んだキャラブキは200gずつ袋詰めにし、空気をなるべく抜いた状態で口を縛って冷凍します。キャラブキは冷凍→解凍しても味が変わらないので、冷凍庫のスペースに余裕があるのなら一気になるべく沢山作って冷凍しておくのが楽です。うちでは現在ご飯の友は梅干しとキャラブキの二本体制ですが、個人的にはキャラブキの方が好きです。半年かかる梅干しとは比べ物にならないくらいあっという間に完成しますしね。

23/05/20(Sat)

先日の梅寒天、固まりませんでした。寒天の量が少なかった?とも思いましたが、キチンと量って入れたので多分それは無い。寒天でありがちな失敗として、投入した後十分に煮溶かさなかったというのがありますが、5分以上沸かしているので多分それもない。という事で調べてみたら、寒天って酸に弱いのですね。多分コレですわ。酸と一緒に煮溶かすと、寒天の食物繊維が切れて固まる力が落ちるのだそうです。それを防ぐには、予め少量の水で煮溶かした寒天を少し粗熱をとった果汁に入れて混ぜる方法か、そもそも寒天を諦めてゼラチンにしてしまうかの二択です。そういえば先日、いつもはペクチンで作る桑の実のジャム作りに寒天を使ってみたんですが、コレもイマイチ固まりが悪かったのでした。多分この件も桑の実の酸味と寒天の相性が悪かったのが原因でしょう。やっぱりジャムには大人しくペクチン使っとけという話なんですね。

ちなみにこのような失敗は今後の寒天使用における重要な知識なので、しっかりとフィードバックします。具体的には寒天の袋にメモを貼り付け、強酸厳禁とか〇〇の果汁には◎◎%の寒天を加えたらベストだったとか、記録に残していきます。情報過多だと目が滑るようになるので、多くなってきたら再編集を施して貼り替えを行い、寒天を使い切ったら次の袋に移動します。ペクチン・ゼラチンの袋にも同様の知識メモを貼り付けてあり、失敗を失敗で終わらせず次への糧にするモッタイナイ精神が料理のクオリティーを上げる一番の近道なんじゃないかとすら思いますね。

23/05/19(Fri)

梅仕事の一環として作った梅の甘露煮ですが、液体分が結構出ます。私が使うレシピだと500gの梅に対して同量の水と300gの上白糖を使うんで、梅から出る水分もあわせて結構な量が液体分です。これは高濃度砂糖水なんで、そのまま飲むのは明らかに健康に悪そうです。昔から私がブックマークしているほぼ同年代の絵日記作者さんが最近糖尿病を発症したのをネタにしているのですが、糖分摂り過ぎというと肥満・糖尿病辺りが心配になるお年頃。とはいえ、固形分だけ食べて残りは捨ててしまうのも何だかなーということで、寒天で固めたら結構美味しかったのです。

液体分200mlを水700mlで薄めた後、火にかけて沸騰したら粉寒天4gを投入。泡だて器でダマにならないようにかき混ぜながら弱火で5分。タッパーに移し、コレまた作るだけ作って割と消費に困っている金柑の甘露煮を大き目に刻んだものをバランスよく投入し、粗熱がとれるのを待って冷蔵庫で冷やし固めれば完成。器に盛り、最近大量生産中の桑の実ジャムを回しかけて食べます。ちなみにジャムは瓶詰で余ったハンパ分をタッパーに入れ、とりあえずすぐ食べる枠で冷蔵保存してあるものを使います。結果:普通に美味い。コレだけ薄めると、市販のゼリー・寒天類よりかなり甘さ控えめになりますが(市販品の半分くらいの甘さ?)、個人的な味覚としてはコレでも十分というか、桑の実ジャムをかける関係上もう少し甘さを抑えても良いくらいです。

今回大活躍の大量買いした粉寒天、本当に便利で重宝しています。うちでは当然大量買いした粉ゼラチンも常備しています。液体を固めるという効果は共通していますが、材料が全く違うだけでなく、完成した際も食べた時の感触は全く別物。私の中では寒天がやや優勢ですが、寒天ばかり食べていると揺り戻してゼラチンが食べたくなるので、一本化することが出来ません。どっちもそれぞれ美味しいですからね。

23/05/18(Thu)

梅仕事にはそこでしか使わない道具というのがいくつかあります。個人的には減価償却の観点から用途の少ない道具はなるべく減らしたいところですが、年に数回とはいえ梅仕事含めジャム関係は必ず作りますんで、それが道具1つで快適になるのならば必要経費といえるでしょう。一つ目はレードル。フランス料理屋の映像なんかでよく見られる、卵型をしたお玉で、ジャムをビンに注ぐときに使います。最初は普通のお玉で良いじゃないかと思っていたのですが全然駄目。普通のお玉だとよほど慎重に作業しない限り作業中に瓶の外に零れまくります。その点レードルならそこそこ雑に作業してもほぼ零れません。もしゼロにしたいのならジャム用のロートという選択肢もあり実際私も持っていますが、実際問題レードル&瓶の下に保険のアルミトレイという組み合わせでいけてしまうので、買ったはいいものの全然使ってません。

そして去年から使っているのがシリコン樹脂製の手袋で、コレがマジで神。ジャムに使うビンは予め熱湯消毒するのですが、熱湯の中からビンを取り出すのは結構大変です。容量200ml以下の小瓶なら箸で引っ掛けて簡単に取り出せるんですが、うちの主力である500ml瓶は重過ぎて箸ではほぼ無理ゲーですし、中に熱湯がたっぷり入っている関係上むしろ危ない。そこでこのシリコン樹脂手袋。元はオーブンの天板を掴むためのものなのですが、軍手&シリコン樹脂手袋を装着すると沸騰した熱湯でも15秒位なら平気で手を突っ込んでいられます。15秒あれば瓶を取り出して中身の熱湯を捨てる事も余裕。この手袋のおかげでジャムの生産性がかなり上がりました。一般的な台所にはこれらレードルや手袋は正直無用の長物ですが、うちではなくてはならないアイテムとなってます。

23/05/17(Wed)

梅仕事前半終了。今回は梅酒に2kg、梅シロップに5kg、甘露煮に500gで残った3kgは500gずつ小分けにして冷凍しました。今後順次甘露煮にして食べていく予定です。例年ならこの3kgを梅干しにするのですが、先日ココで書いたように梅干しは在庫が沢山あるので、調整の為に今年はお休みです。そして恐ろしいのはコレがあくまで梅仕事前半だという点です。今回は小梅でしたが、数週間遅れて通常梅が食べ頃になります。冷凍庫の残り容量も多くないですし、正直使い道に困っています。こういう時は先送り。何にも思いつきませんが、悩んでも仕方が無いのでとりあえず思考停止してその時を待ちます。

梅仕事をしていると本当に呆れるスピードで砂糖が無くなっていきます。今回、梅酒と梅シロップでは梅と同量の砂糖を使うので、ココだけで7kg。甘露煮は60%なので300gですが、7kgと比べてしまうと全然大した事なく思えます。実は300gの砂糖って結構な量なのですけど…。1kgの袋の封を切り、そのまま逆さにして鍋に投入するので、砂糖が秒で消える感覚。最近の物価高で砂糖代も馬鹿にならないですが、コレばっかりは減らすわけにもいかずどうしようもないです。

ちなみに以前Amazonで買ったら安いんじゃね?と思って調べたのですが、全然安くないです。うちの近所だと上白糖が1kg200円弱で買えるんですけど、Amazonだと同じ袋が500〜600円します。砂糖は重くて持ち帰るのが大変だから、多少高くてもAmazonで買ってしまえというお大尽層が一定数いるのでしょう。また、大容量で買ったらどうかと思い20kg袋を見てみたのですが、キロ単価が300円程度とコレも全然安くありません。ちなみに梅酒を漬ける瓶もAmazonは全く安くないです。うちの近所で700〜800円程度で売っている5Lの瓶がAmazonだと1500円前後。Amazonは安いというイメージがありますが、分野によってはむしろかなり割高になっているので、比較検討は大事だなと思います。

23/05/16(Tue)

うちでは色違い以外は全く同じキッチンタイマー2台を台所仕事に使っているのですが、その内1台をうっかり水没させてしまいました。茹で卵の殻を剥きやすくするために、鍋に水を張って茹でた卵を漬けておくのですが、うっかりその上で手を滑らせ、キッチンタイマーがダイブ。1秒と経たずに引き上げたのですが、液晶の表示がスーッと消えていき、あぁ死んだなと思いました。このキッチンタイマーは何かあって壊れるたびにAmazonで色が被らないように注意しながら毎回同じ機種を買っているもの。500円弱のものなので、金額的には大して痛く無いのですが、Amazonの送料無料は2,000円から。ということは、あと1,500円以上何かを買わないと送料がかかってしまいます。とはいえ、今のところ緊急に欲しいものはなく、かといって気長に欲しいものが出てくるのを待てるほどキッチンタイマーの重要度は低くありません。というわけで修理に挑戦しました。

塩水に落としたのなら可能性は下がりますが、今回は真水なのでワンチャンあります。私がいつもこの機種を選ぶ理由に、本体の固定にネジが使われている事があります。最近の安い機種はプラスチックの爪で固定されていることが多く、その場合分解途中に折れるリスクが多々あります。その点ネジ止めなら奇麗に分解整備が可能なので気に入っています。ちなみにもう一つ重要なポイントは電池が単四だという事。中にはボタン電池駆動の品がありますが、コンパクトなのはメリットだとしても電池のランニングコストがかかるので私は使いません。

修理方針は簡単。とにかくバラせる部分は全部バラし、風通しの良い日陰に丸一日置いて徹底的に水分を飛ばします。途中一度ひっくり返して風の当たらない所を無くすのもポイント。あとは再び組んで、祈りながら電池を入れるだけ。今回は(多分)私の日頃の行いが良いせいで成功しました。液晶復活。ただし、しばらく経ったらやっぱり駄目だったという事も多々あるので、数日間は注意深く経過を観察し、それで駄目なら買い替えです。大丈夫だと良いなぁ…。

23/05/15(Mon)

近所から小梅を2kg貰ったので、今年の梅仕事開始です。うちで作る梅商品は梅干し・梅酒・梅シロップの3種類。その内梅干しは在庫がだぶつき気味でこれ以上作っても使い切れないので、今年はお休みします。梅酒が2〜3kgで残りは全部梅シロップに突っ込みますが、最近梅の紅茶煮という少し気になるレシピを見つけたので、そちらを多少作るつもり。ただコレは全く保存性がないので、せいぜい数百グラム単位でしょう。

こういう手仕事系はそれぞれ面倒臭いポイントがありますが、梅はホシとりだけといっても過言ではありません。梅の実が枝についていた凹んだ部分に枝の残骸?の様なものがはまっているので、コレを竹串で除去するのがこの作業。面倒かそうじゃないかと言われたら確かに面倒ではあるのですが、サクランボの種をとったりラッキョウの皮を剥いたりするのと比べたら楽勝と言わざるをえません。梅酒・梅シロップに共通の作業ですが、前日からタライの水に漬けてアクを抜き、ひとつづつ竹串でホシをとり、タオルで水気を拭きとるまでが一連の梅作業です。あとは砂糖・ホワイトリカーなどと専用の瓶に漬け込むだけで、たまに思い出したように振って砂糖が溶けるのを助けるだけなので、作業とも言えない作業です。

ちなみに自家製の梅干を食べていると、市販品を口にした際に旨味が強過ぎて違和感しかなくなります。無理に減塩しようとして保存料も沢山入っているみたいですんで、わざわざ買ってまで食べたい物ではないです。梅干しは作成難易度も大して高く無いので、時間があれば自分で作ってみると良いんじゃないでしょうか。

23/05/14(Sun)

今日は雨で庭仕事が出来ない時間をミシン仕事に当てました。最近食器拭きに使っている布巾を何枚か退役させました。元々は枕カバーに使っていたバスタオルだったもので、頭に当たる部分が薄くなって破れてしまったので、無事な部分を切り出して食器拭きにしたものです。その布巾の比較的弱っていた部分が、使っている内にすり切れて穴があいてしまったというのが今回のケース。その穴が付近の比較的端の方に集中していたのでこの部分を切除し、同じように朽ちていた布巾とペアにして剥ぎ合わせ、ニコイチ作業をしました。コレでまたしばらく使えそうです。

とはいえ、正直この作業に合理性はありません。そのまま使えるハンドタオルの在庫はそんなにありませんが、通常サイズのタオル在庫は山の様にありまして、コレを二つに切って端を折り返し縫いすれば遥かに簡単に布巾が作れます。無理やりニコイチしなくても、今ある在庫だけで多分あと300年分くらいはあるので、とてもじゃないけど使い切れません。ですが、使えるのに捨てるというのが何となく嫌なのです。ちなみに、切除したボロボロの部分もとっておき、オイルポットの掃除に使います。オイルポットはずっと使っていると底に網を通り抜けた細かい揚げカスが溜まって泥の様になるのですが、それを掃除するのにこういったボロ布が最適です。拭いたら他の紙ゴミなどと一緒に焼却用のペール缶に溜めていき、大体月一の頻度で燃やして灰にして畑のPh調整剤として最終利用しています。ココまでする必要は全く無いのですが、性分というヤツですね。

23/05/13(Sat)

昨年植えた桑の実の収穫が本格化してきました。以前ココで2kg位かな?と書いたんですが、とんでもない。今日時点で1kgを超え、残りの実をザっと目測したら、ヘタするとコレ5kg超えるんじゃね?レベルです。たった1年でこの収量、桑の実ハンパないです。ただ、今回の収穫で枝が地上に垂れ下がると実が潰れて良くないなど、色んな課題も見えてきたので、次回の剪定の際にはその経験をフィードバックして作業をしたいと思います。

桑の実のレシピは基本ジャムしかありません。とはいえ、1日に採れる実でジャムを作るのは無理なので、ジップロックに入れて冷凍保存していき、ある程度溜まったところで煮るという運用をします。ネット情報だと桑の実はペクチンが少ないので煮てもゼリー状にはならないそうですが、そこは文明の力。うちで常備している粉ペクチンに頑張って貰えば済む話。一般的にはペクチンを補充するためにリンゴの皮や梅の種の部分を入れる(完成時には取り除く)のですが、粉ペクチンがあれば手間が省けます。ジャムをよく作る人にとっては粉ペクチンはマストアイテムじゃないでしょうか。

ところで桑の実というと必ず、昔は学校帰りに食べて口の中が真っ赤になったという話が出てきます。私が子供の頃はもうこの辺りでは養蚕は一般的でなく、所々にその名残の桑の樹が数本残っているという状態だったので、この経験はありません。ただ、桑の実を摘んでいるとそれだけで指が真っ赤になるので、そりゃコレを食べたら口の中赤くなるわ…と思います。ちなみにビギナーが勘違いしそうなポイントとして、赤い桑の実はまだ未熟で食べられません。真っ黒(極端に濃い赤)になった時点が食べ頃ですんで、道端の鍬をつまみ食いする際は要注意です。

23/05/12(Fri)

暖かくなって庭の草むしりが本格化しています。うちの場合時間を決めてむしるのですが、それでも草の伸びるスピードには全然追いつけません。かといって追いつこうとするとそれこそ毎日3〜4時間草むしりに費やさないといけない計算になり、流石にそれは無理です。ところでこの草、朝ドラのモデルになっている牧野富太郎がが“雑草という名前の草は無い”と言ったとか言わないとか。実際その通りで、抜く草によって特性が違うので、手で抜くor道具を使うとか、私も微妙に色々変えます。

雑草は勿論季節ごとに種類が変わりますが、手入れを進めると消える草・新たに入っている草があって面白いです。私がうちの庭の手入れを始めた頃、目の敵にしたのはドクダミとムラサキカタバミでした。今でも絶滅はしていませんが、目の敵にし続けたおかげで随分減ったと思います。次に目の敵にしたのがカタバミ。苔の中に地下茎を通して繁殖する苔好きの私にはとんでもない草で、コレも目の敵にして抜き続けたおかげで随分減りました。そして今、絶賛目の敵にしているのがツメクサです。一般的には花冠を作るシロツメクサがよく知られていますが、ツメクサとシロツメクサは名前こそ似ているものの、科違いの全く赤の他人(他草)です。

ツメクサはとても小さい雑草で、高さはせいぜい3cm程度で多くは1cm以下です。直径も3cm程度以上には広がらないとてもコンパクトな雑草で、地下茎は無く根も浅くて単体なら雑魚同然の戦闘力しかありません。ですがとにかく数が凄い。ゴマ粒ほどの実の中に大量の種が詰まっており、コレがばらまかれるとそこらがあっという間にツメクサだらけになります。ネットで調べると芝生で庭を作っている人が目の敵にしているようです。低過ぎて芝刈りで取り除くことが出来ず、気がつくと致命的に広がってしまっているらしいです。単体なら簡単に抜けますが、物量で攻めてくるツメクサは本当に侮れません。

23/05/11(Thu)

畑のズッキーニが採れはじめました。ズッキーニが一般的になったのは割と最近(20年位?)だと思うのですが、癖が無くて油との相性が良い、とても使いやすい野菜だと思います。栽培難易度も低いんですが難点としては、場所をとる&雨に弱いの2点がネックになって、気軽に作れるとはいいがたい野菜です。場所をとるためベランダでのプランター栽培が難しいですし、露地栽培で雨に当たるとすぐに腐ってしまいます。うちは小さなビニールハウスがあるのでそこで作っていますが、一般的にはなかなか難しいかも。

ズッキーニはとにかく成長が早くて、1日採り忘れると市販の食べ頃サイズが倍になってしまうので、毎日の見回りが必須です。また、人工授粉が必要なので、見回りの際に雌花が咲いていたら、雄花から花粉をつけてやらないといけません。コレが面倒といえば面倒かも。また、葉がアホみたいに大きくなる割に、それを放っておくと風通しが悪化してすぐに病気が出るので、実を収穫したら根元からそこまでの葉は全部除去してやる必要があります。この葉が微妙にチクチクして痛かったりもします。あとは、成長が早い=肥料をアホみたいに喰うので、適宜追肥をしてやらないとすぐに勢いが切れます。とまぁそれなりに面倒臭い野菜ではありますが、個人的に好きなので毎年作ってしまうのですよね。

23/05/10(Wed)

愛用しているサンダルが壊れかけているので現在修理中です。人件費・材料費・道具費などかける手間を考えたら、どう考えても買い替えた方が安上がりなんですけど、直せる物は直したいですし、今回は材料・道具全てを手持ちでいけたので、比較的ハードルは低かったです。サンダルが壊れやすいのはアッパーとソールの接続部分。長年使っているとココが段々ちぎれてきます。左右それぞれに内側と外側があるので全4箇所。そのうち1箇所は以前修理しているので、今回は残りの3箇所を全部処理してしまいます。

サンダルのこの部分は負荷が大きいので、かなりキチンと直さないとすぐに再発してしまい無意味です。ですんでうちの直し方としては、1. アッパーとソールをハサミで切り離し、アッパーの切断面を奇麗にします。糸屑やちぎれた生地はなるべく除去し、よく絞った雑巾で奇麗に拭いてよく乾かします。2. 使わなくなったジーンズの皮タグを2cm幅で切り出し、アッパーの端にゴム系接着剤でくっつけます。位置が決まったらクランプでガッチリ固定し、24時間放置。3. 皮タグの左右をアッパーの形に添ってカッターで成形した後、上辺3箇所をカシメで固定、下辺2箇所にハトメを取り付けます。4. ソールに千枚通して穴をあけ、ハトメとの間を針金で繋いで固定すれば完成。強度的にはソールにもハトメを通したいのですが、厚さ的に無理なのでここは妥協してます。

この方法だと接地部分の針金が地面との摩擦でいずれ切れますが、それでも1年程度はもつので今のところココも妥協しています。ちなみに私がこのような修理で一番に心がけていることは、とにかく作業をゆっくりする事。焦って勢いでやろうとするとどうしても雑になり、良い仕上がりになりません。毎日少しずつ、もうちょっとやりたいなと思ったあたりで止めておくと、丁寧にキレイな作業が出来ると思います。まぁ、何でもそうですけどね。

23/05/09(Tue)

うちでは毎日500ml×2回のお茶を淹れて魔法瓶に移し、1日の水分摂取をしているんですが、ちょうど茶葉のストックが切れたところで水分を熱いお茶から冷たいミント水に変更しました。ミントはもう何年も前に買った100円の苗が延々生き続けて、毎年使い切れない量の葉を供給してくれています。ネットで調べるとミントはアイスや冷たい飲み物に飾りとして乗せる用途がよく紹介されていますが、あんなおままごとみたいな使い方で十分な使用量が確保できる筈もなく、結果まとまった量を使う方法として落ち着いたのがこのミント水です。

ミント水を作るのは前日夜です。300ml(適当)の水を鍋に入れて火にかけ、ミント2本(葉っぱにして20枚位)と昨年作っておいた乾燥レモングラス少々を入れて沸かします。沸いたらそのまま1分ほど放置し、固形分を箸で取り除きます。これを1Lの計量カップに移し、水を加えて1Lにしてから冷蔵庫に入れ一晩良く冷やします。後は翌朝コレを魔法瓶に移し、氷を少々加えたら完成。砂糖を加えるとぐっと飲みやすくなりますが、明らかに身体には良くないので、うちでは入れません。ミントってハーブの中では指折りに育成難度が低く、しかも多年草で1回買ったら毎年延々と収穫できるので、入門用として紹介されることが多いです(繁殖力が強過ぎて、地植えにするとミント地獄になるパターン多し)。ただ、如何せん香りの特性上デザート以外のおかず料理として使い辛く、実際は使い切れてない人が多いんじゃないでしょうか。何度か作った事のあるミントシャーベットは美味しかったですが、如何せん作るのが面倒臭くて長続きしませんでした。その点このミント水は比較的簡単に作れて毎日コンスタントに刃を消費できるので、ミントの用途に困った場合はおススメの一品です。

23/05/08(Mon)

先日のAmazonでヘルメットと一緒に買った粉寒天ですが、当然近所のスーパーでも普通に売ってます。にもかかわらずAmazonで買うのは、内容量の問題です。うちの近所で売っている粉寒天は1袋80gのもので、今回買ったのは500gの袋。当然価格は500gの方が圧倒的に高いですが、グラム単価に計算するとこれまた当然のことですが500gの方がずっと安くなります。ドケチの私が日々実践している簡単な節約方法がコレ。調味料系は大ロットで買え、です。何でもそうですが、まとめて買った方が安くなります。5gのスティック砂糖を1kg分買うよりは、1kgの砂糖を買った方がずっと安いというような例を待たず、コレは当然の真実です。

ただし大ロットの買い物には、それをキッチリ使い切れるならという条件が付きます。今回の場合、500gの粉寒天の何割かを持て余している内に湿気を吸い、廃棄せざるをえなくなってしまったら、最終的に使った分の粉単価を計算した場合にかなりの割高になってしまう可能性があります。うちの場合は今までの経験と実績から絶対に使い切れると確信して買っているので大丈夫ですが、慣れない場合は小ロットで買ってみて、自宅での使用頻度を実際に測ってみてから大ロットでの買い物を検討するのが賢いやり方だと思います。ちなみにうちの場合、500gの砂糖袋とか存在意義が分かりませんし(いつも1kgで買っている)、塩は5kg袋を買うのが定番。酒や酢は基本的に1.8L以下のものは買いません。調味料って意外に食費に占める割合が大きいので、この節約方法は結構有効ではないかと思います。万人には勧められませんけども。

23/05/07(Sun)

今日はAmazonで頼んでいた荷物(自転車用ヘルメットと粉寒天)が届きました。私は便利過ぎるAmazonはなるべく利用せず近所の実店舗を優先する主義なので、Amazon利用は今年2度目。結構少ない方だと思いますが、実査に使ってみると圧倒的に便利ですね。無計画にポチらないように今後も自分を戒めていきたいです。ヘルメットは近所のチェーン展開している自転車屋で買おうと思っていたんですが、着用の努力義務化が原因でとても品薄になってます。問い合わせると入荷は8〜9月ごろになりそうとの事。この店を利用すると市からの補助金が出るんですけど、店で聞いたヘルメットの平均価格から補助金を引いても、Amazonでの売れ筋商品より遥かに高かったですし、8〜9月まで待つと何だか熱が冷めてしまいそうな気もするので、今回はAmazonを利用しました。

私は今まで自転車用ヘルメットを使ったことがありません。中高は片道10kmと結構な距離を自転車通学していたんですが、通った高校にヘルメットの着用義務がなく、当時は誰もかぶっていませんでした。その頃はヘルメット通学の他校学生を見ると、ヘアスタイルが悲惨になりそうとか、頭が蒸れそうとか失礼な事を考えていた気がしますが、今となってはそんな事気にもしていません。むしろ事故に遭って高次脳機能障害を負ってその後の人生が大変になるリスクをたかがヘルメット1つで少しでも減らせるのなら、むしろこちらからお願いしてかぶらせて欲しいまであります。一応自宅には災害時用のヘルメットを備えてはおり、全く人目が気にならないならそれを使っても良いのですが、流石に私もこのヘルメットで日常的にスーパーに買い物に行く勇気はなく、今回の買い物となりました。思っていたよりずっと軽く、穴があいていて通気性も悪くなさそうなので、夏場にかぶっても多分気にならないと思います。良い買い物をしました。

23/05/06(Sat)

昨年植えた桑の実が実り始めました。桑、舐めてました。成長が早過ぎてヤバいです。うちで植えている果実だと、無花果も相当成長が早いですが、桑はそれを軽く上回る成長具合を見せ、とんてもないです。更に、植えてまだ一年目なのに実が山の様についています。行きつけのスーパーに寄るたびに、買い手がつかず値引きシールを重ね貼りされ、結果的に定価の1/4以下で叩き売られていたのをサルベージしたとは思えない生命力です。

近所の道端に自生している桑はこれほど実がつかないのですが、流石実を採るために品種改良された桑だけあって、圧倒的な収穫量が期待できそうです。あと、私のよく知る桑の葉は先が三つに割れた独特の形なんですが、うちに植えた桑は何故か切れ込みが無く特徴のないごく一般的な葉の形をしています。ネットで調べると桑の葉の形はバリエーションが多いそうなので、その一環かもしれません。というわけで、黒く色付いて食べ頃になった実は適宜収穫し、冷凍庫にストック。ある程度溜まったところでジャムに加工するという流れになります。パッと見た感じ最終的に2kgは固い感じなので、期待しています。生食すると甘いだけではなくキチンと酸味も入っているので、良いジャムになると思うのですよね。

23/05/05(Fri)

5月に入り、夏野菜の作業が本格化しはじめています。ココで手を抜くと収量にガッツリ差が出るので、気合を入れないといけません。トマトは脇芽かきとトマトトーンの噴霧。トマトは放っておくと葉の付け根から脇芽がガンガン出るのですが、コレを放置すると根からの栄養が分散して美味しい実が出来ないらしいので、見つけ次第除去します。ただし、天気予報を見て翌日が雨の日はNG。切断面から病気が入るリスクが上がるので、そういう日は作業を延期します。トマトトーンは一種のホルモン剤で、花に噴霧すると実の大きさがあからさまに変わるので、私は昨年あたりから愛用しています。200円程度で数年間使える量があるので、お財布に優しいのも嬉しい。

ズッキーニは受粉作業が必要です。最初コレを知らなくて放置していたら、奇形の実しかできず随分悩みました。放っておいても蟻などが受粉してくれる場合もあるみたいですが、確実性を考えるなら手作業が必要です。キュウリやナスは一定のルールに従って葉を落とす作業が必要です。地上に近い部分の葉は泥の跳ね返りなどで汚れ、病気の原因になりやすいので、ある程度葉が増えてそれが無くても光合成的に問題がない程度まで成長したら取り除きます。また、それぞれ実を育てるのに適した苗の形というのがあるので、それに近付けるように枝を落として整えていく作業が必要です。夏野菜だけではないですが、こうやって自分で手をかけるまでは、こんなに色々作業が必要な末にあのスーパーの棚の野菜があるなんて知りもしませんでした。知ったからといって何かが変わるわけではないですが、ささやかなベランダ菜園でも自分で何か野菜を作ってみると、スーパーであんなに安く売られているようなきれいな野菜を作るのは、実はかなり大変な事なんだと知って見方が変わるかもしれません。バジルとかパセリ辺りならどこでも作れるので、一度試してみると良いんじゃないでしょうか。

23/05/04(Thu)

今日は台所で食器を拭く為に使っている布巾の中で破れが激しくなってきたものが数枚あるので、ストックと交換しました。正直吸水力は落ちていないというか、むしろ新品より良いくらいなのですが、穴があると作業中に引っ掛かったりして、そっち方面で効率が落ちている気がしたので、思い切って交換です。冠婚葬祭で貰うタオル系ギフトでは、一般的なサイズのタオルが一番多く、次点がバスタオル、その次がハンドタオルです。うちで食器拭きに使っているハンドタオルは貰う頻度こそそんなに高くありませんが、交換頻度も高く無いので、時間が経つ内にそれなりの量が溜まるのです。まぁ、無くなったらタオルを半分に切り、ほつれ止めに縫って作ればいいだけなんですけど。

そして問題なのがお払い箱になった方の布巾。破れてはいる物の全面的に破損しているわけではなく、吸水力は良い。コレを捨てていいものか、むしろ無事な部分だけ縫い合わせてニコイチの布巾にすべきでは…などと考え、しばらくその辺に積んであるのですが、結局使い道が無くて燃やすという結末を迎える気がします。ネットで調べると使わなくなった布の最終的な行き場所はウェスというのが定番ですが、ウェス用の布は既に沢山確保してあるし、そもそもうちでは布を使い捨てなきゃいけない局面がそんなに無いのです。やっぱ燃やして灰にし、畑のPh調整剤ってのが一番現実的なのですよね。うちの布巾は全部木綿なのでこの手が使えますが、化繊だったら廃棄一択ですが。

23/05/03(Wed)

畑のニンニクの地上部分がいい感じに枯れてきました。このように地上部分が枯れるとニンニクは収穫のタイミングです。また、雨の直後で土が湿っている場合は収穫後に傷むリスクがあるのでNGですし、収穫直後に雨の日が続くとコレまた十分に乾燥できずにカビるリスクがあるので駄目です。そんな諸要素を勘案しつつ検討を重ねた結果、ニンニクを収穫してきました。ただし、ニンニクはここからが結構大変。

ニンニクの保存面倒臭いポイントは長期保存が必然になる事です。一度に沢山食べられる食材ではないので、新鮮な内に食べ切ってしまうという手段が使えません。仕方が無いのであの手この手で保存を考える事になります。世間的には玉のまま縛って吊るして乾燥&保存というのをよく見かけますが、個人的な意見ですけどあんまり良くありません。皮の中で湿気が籠って腐る事が割とよくあるのです。というわけで私のおススメは一片ずつばらし、皮は剥かない状態で丸一日よく乾燥させ、その後ネットに入れて風通しの良い冷暗所に吊るしておく方法です。

ただし、この方法が通用するのはせいぜい半年までです。ニンニクは長期保存すると水分が抜けてどんどんスカスカになっていき、食味も落ちます。ですが、ニンニクは来年の同じ時期までは採れないので、せめて一年間は保存したいということで、うちでは半年で使える以上の分は乾燥ニンニクにしています。皮を剥き、厚めにスライスしたニンニクを天日でカラカラに乾かし、ジップロックに入れて冷蔵庫で保存します。使いたい時は半日前から水に浸しておけばOK。うちでは朝のトーストで毎日使うので、数日分まとめて戻して手抜きしてます。乾燥ニンニクは勿論香りで新鮮なニンニクには勝てませんが、そこそこは期待できます。世の中的にはオイル漬け・醤油漬けも有名で、私も以前挑戦したことがありますが、意外に汎用性が低くて使い辛い印象でした。皮を剥いてスライスするのが手間ではありますが、個人的には乾燥ニンニクを押しますね。

23/05/02(Tue)

庭のツワブキが増え過ぎてきたので、間引きも兼ねて久しぶりにキャラブキを作る事にしました。キャラブキの材料は蕗と思っている人が結構多いのですし、実際に蕗を材料としたキャラブキもあるんですが、オリジナルの材料は多分ツワブキです。ツワブキは遠目から見ると少し蕗に似ていますが、近付くと全然違います。まず色。蕗が薄い緑色なのに対して、ツワブキはもっと濃い色をしています。そして表面。蕗の表面は細かい毛に覆われてますが、ツワブキの表面はツルツルです。全然違うので、知ってれば間違える事はまずありません。

収穫の際の注意ですが、なるべく太いものを選んで採るのがポイントです。細いのは柔らかそうに見えますが、煮ている最中に水分が抜けて小枝の様になってしまう事が多いので避けます。採ってきたツワブキは葉をカットし、寸胴に入れて数分茹でます。火が通ったら湯を捨てて水をひたひたに注ぎ、そのまま一晩放置してアクを抜きます。その後、3cmの長さに切り揃えてから砂糖・醤油で濃い目に煮付ければ完成。冷凍可能なので、うちではジップロックに小分けして保存し、使う分だけ冷蔵庫で解凍して使っています。ツワブキは食材として売られることはありませんが、日本庭園のグラウンドカバーとしてメジャーですし、特に海岸近くに行けばその辺にいくらでも生えている雑草です。ただし、うちは海から遠いのに、全く世話しなくても庭のあちこちで普通に育っているので、キャラブキ狙いで塀際に植えてみるのも良いんじゃないでしょうか。

23/05/01(Mon)

今日は久しぶりのミシン仕事。シンクやガス台周りを拭く布巾を作成します。うちには布巾の類が3種類あります。1. 食器やキッチン用品を拭くもの。2. シンクやガス台周りを拭くもの。3. 雑巾。この内1.はハンドタオルサイズで、元々ハンドタオルだったものを使うか、タオルを二つに切って切断面を折り返し縫いして使っています。コレに対して残りの二つはタオルサイズで使うんで、1.と間違う事は無いですが、2.と3.を間違うことはあり得ます。ですんで、そのミスを無くすために、2.は両端を縫い合わせてループ状にしたもの、3.は無加工のタオルのままで使うというのがうちのルールです。今回作るのは2.のループタオルの方。

作るといっても簡単で、端を合わせてマチを打ち、直線縫いするだけです。現状2枚のタオルを1週間交代で使っているので、次回の予備も含めて今回は4枚作成しました。ちなみに、うちではタオルを厚いタオルと薄いタオルに分けてストックしてあります。厚いタオルは冠婚葬祭などで貰う質の良いタオルで、薄いタオルは商店やガソリンスタンドの粗品として貰うもの。顔を拭いたりするのは厚いタオル、今回の様な布巾は薄いタオルという風な使い分けをしています。厚いタオルは耐久性はありますけど細かい部分に届かないのでイマイチ掃除には向きません。その分駄目になるのは早いですが、元々有り余っている物なのでガンガン使い潰すつもりで使ってもどうせ貰う方が多いために無問題です。冠婚葬祭タオル、マジで要らないので止めて欲しいですね。

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