2023年6月

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23/06/30(Fri)

軒下で植木鉢栽培しているプチトマトが採れはじめました。今年は先発部隊3本・脇芽から作った後発部隊4本・プランターが無くなりビニールハウス内に地植えした3本の計10本体制で、色付いているのは当然先発部隊の3本です。プチトマトは10個ほどがついた房が下から出来ていくんですが、現在結実しているのは4段目までで、花は7段目まで咲いています。捕らぬ狸の皮算用ですが、7段目までしっかり収穫できたとしたら、それだけで210個の収穫になる予定。ココに後発部隊も加わるのですから、実に楽しみです。ちなみに植木鉢栽培の分は全て脇芽を落とした1本仕立てにし、行灯状の支柱に巻き付けて仕立てています。逆にビニールハウス内の苗は初の3本仕立てに挑戦中。コレは勢いのある脇芽を敢えて2本残し、主軸と合わせて3本で成長させる方法です。根からの養分吸収が等しいとすると、それぞれの軸に供給される水と養分が1/3になり、縦への成長が抑制されるのがメリットです。トマトはどんどん伸びていくので、支柱の付け直し作業が非常に面倒で、しかも作業中に軸がポキッと折れてしまうこともしばしばですんで、漬け直し作業が減るとそれだけでとてもありがたいのです。

ちなみにプチトマトの用途ですが、生食:乾燥が2:8位。生食はサラダで、感想はオリーブ油漬けです。特にオリーブ油漬けはここ数年ハマっている物で、赤道線で二つに割ったプチトマトに塩を少し振ってから天日でカラカラになるまで乾燥させて保存します。コレを当面食べられる分だけお湯で戻し、水気を切ってオリーブ油に漬けこんだもの。トーストに乗せるとちょー美味いので多分今後も毎年作るでしょう。唯一の問題が、作業は全てお天気任せという点。週間予報ではこの先1週間はずっと曇りor雨なのに、プチトマトはどんどん色付いてしまいます。ですんでこれらは仕方がないですが、しばらくは冷蔵保存。お天気ばっかりはどうしようもないですから。

23/06/29(Thu)

うちの庭には近所の野良猫が入り込んで糞尿をするのが悩みの種です。猫自体は嫌いじゃないんですが、糞尿は駄目。尿に関して言えば、臭い自体は比較的短時間で飛ぶのでそんなに問題ではないですけど、苔の上でされるとその部分が茶色く枯れてしまうのが非常にムカつく。苔を大事にしている私としては許せないポイントです。ただ、頻度がそんなに高くないのが救いですが。

糞の方はもっと厄介です。猫の糞って臭いんです。それを臭いで前もって見つけられればまだマシですが、最悪なのは知らずに踏んでしまった場合。何か臭い…と思ったら靴の裏に糞がべっとりというケースです。私は庭仕事に使わなくなった登山靴を使っているんですが、この靴は滑り止めの為に溝がとても深く切ってあります。その溝に糞が入り込むので、取り除くのも一苦労。かといって放っておくと非常に臭い。特に座って草をむしっていると、足裏と鼻の距離が近くなるので、臭いをより一層感じます。猫は可愛いと思いますけど、あの糞の臭いを考えると、最近の進化した消臭グッズを総動員するとしても、私にとって猫の屋内飼いはハードルが高過ぎます。

23/06/28(Wed)

今日は肉じゃがの下準備として以前貰って冷凍しておいた猪肉を下茹でします。肉は前日から冷蔵庫に移して解凍してあり、コレを圧力鍋に入れて水ひたひたに生姜&葱を入れます。生姜はたくさん貰った物をスライス・乾燥して冷凍庫でストックしてあるもので、葱は畑で収穫機を逃して硬くなってしまった物を使います。圧力鍋に蓋をして点火し、蒸気が上がってきたら火を弱めて20分。そのまま自然に圧力が抜けるのを待って蓋を開けます。

取り出した肉約300gは半分に分けて片方は冷凍庫へ。もう片方を保温調理鍋で肉じゃがにします。また、臭い消しに使った葱と生姜は捨てますが、煮汁は捨てません。猪肉の下茹で汁というと相当臭そうな印象がありますが、実際はそれほどでもないので普通にスープとして飲めます。ですが、その前にギトギトのラードはしっかり分離しないといけません。茹で汁だけになった圧力鍋を蓋を外した状態で冷蔵庫に入れ、半日ほど置くとラードが煮汁表面に白く固まりますんで、コレをスプーンなどですくって除去します。無論このラードは後日チャーハンなどに有効活用するのは言うまでもありません。それで残ったスープはタッパーに入れて冷蔵保存し、チマチマと使っていきます。

とりあえずは本来目的の肉じゃがの煮汁に使います。そして、昼食時のスープに活用。コレはタッパー保存しておいた茹で汁をマグカップに移し、冷凍ストックのホウレンソウと乾燥ワカメを加えてからレンチンしたもので、簡単な割に普通にスープしているのでうちではよく作ります。ラードはそのまま下水に流すと管が詰まって大変な事になったりするので、その点からも有効活用が推奨されるわけで、冷やして固めて炒飯に使うというのはなかなかいい再活用方法だと我ながら思っています。

23/06/27(Tue)

毎日作る冷茶の材料として活躍中のミント。ミントテロという言葉もある通り、アホみたいな繁殖のいう力で地植え厳禁といわれるハーブです。うちでは底の浅い植木鉢で栽培しており、切っても切っても再生するので非常に重宝しているんですが、意外に虫に弱い一面があります。ミントエキスは虫除けとして使われており、ミント本体も虫の食害とは無縁だろうと思っていたんですが、結構食われます。

うちで一番ミントを食っているのは名称不明のアオムシ(コナガっぽい?)。体長は5mm程度の極小で葉の裏に糸で巣を作り、新芽を食い荒らします。いつも葉の裏に居るので殺虫剤がかかり辛く、しかも葉をそのまま食用にするミントの特性上あんまり殺虫剤そのものを使いたくないのが頭の痛い所。そして次点がバッタ。体長1cm未満のショウリョウバッタが葉をモリモリ食っている場面に時々出くわします。その場で潰して殺しますが、バッタは飛べるので逃げられることも多々。結局のところミントの場合は、そのアホみたいな繁殖能力を利用して、食べられる以上に茂らせて、どんどん収穫して回転させるというのが最適解なのかなと思います。初心者のハーブ第一歩として紹介されることも多いミントですが、食害が結構激しいのと、いざ作ってみると意外に用途が無いことは心の隅に止めておいた方が良いかもしれません。

23/06/26(Mon)

今年も枝豆の時期がやってきました。私は酒類を一切飲まないのですが、枝豆は大好きなので当然畑でも作っています。枝豆は栽培難易度が低い野菜ですけど、唯一の注意点はカラス対策。特に収穫期間近になるとカラスに狙われ、あっという間に食い尽くされますんで、対抗策は必須です。うちでは実が大きくなってきたタイミングで農業用支柱を使ってドームを作り、鳥除けネットで覆っています。運が悪いと端の方が突かれたりもしますが、カラスは賢いので鳥除けネットに絡まって自滅するリスクを考えているのか、ほぼ被害をゼロに抑えられます。

採ってきた枝豆は塩茹で一択です。この際のポイントは塩をキチンと計量する事。うちでは4%の食塩水で5分茹でるというルールですが、水500mlに対して塩20gというのは普段料理をする感覚からするととんでもなく多くて、例えばこの量で煮物を作るととてもじゃないけど食べられません。そしてそんな感覚が身に付いている状態で作業をすると、必ずビビッて塩が少なくなるのです。コレを防止するために塩と水はキッチリ計測します。コツはコレだけ。量った塩を枝豆に揉みこんで10分ほど放置。沸騰したお湯に枝豆を投入し、塩もシリコンヘラでなるべく残さないように熱湯へ。5分茹でたらサルにあけ、扇風機強風モードの前でザルを振って速やかに熱気を逃がせば完成。水で冷やすと旨味が逃げて駄目らしいです。個人的には誤差じゃないかとも思うのですが、この季節台所では普通に扇風機が動いているので、だったら使えばいいじゃないか精神です。そして相変わらず枝豆は美味い。残ったらかき揚げとか炊き込みご飯にしようと妄想したりもしますが、塩茹で時点ですぐに無くなってしまうので、その先はまずありません。

23/06/25(Sun)

親戚に春キャベツを貰い、鮮度保持の為に外から一枚ずつ剥がして刻んでサラダにし、順調に減って残りが1/3程度になったところで久しぶりに餃子でも作るかと思い立ちました。餃子の主原料であるキャベツor白菜は基本的に冬の野菜なので、うちで餃子を作るのも冬場がほとんど。この機会を逃したら次に餃子を食べるのは5〜6カ月先になる可能性が高いので、キャベツがあるこのタイミングがラストチャンス。

というわけで、足りない材料を買い物ついでにゲットしてきました。豚挽き肉と餃子の皮。挽肉売り場で一番多く売られているのは合い挽き肉ですが、餃子用途に限って言えばNGだと思います。牛肉の香りがどうにも餃子にあいません。餃子には豚挽き肉一択で、売ってなかったら作るのを延期するレベルだと思います。餃子の皮は30枚入り。当然中高年二人では食べ切れないので、うちでは1度に10個の餃子を半分ずつ食べ、残りの20個は冷凍という運用をしています。ステンレスのトレイにパン焼きで繰り返し使っているテフロンシートを敷き、その上に餃子を並べて冷凍庫で急速冷凍した後、ジップロックに入れて冷凍庫保存しておけば、2回分はごく簡単に餃子が作れます。

餃子の作り方はネット検索かければ大量に出てきますが、うちでは基本的に餃子のパッケージにほぼ忠実に作ります。ただし、餃子パッケージのレシピは少し餡多目になっているので、完成量を8掛け位で作るのがベスト。形は完璧にスタンダードなタイプです。一時はネット情報に踊らされ、均一に火を通すためにはヒダが無い方が良いという甘言に騙されましたが、正直ヒダを作ったところで火の通り方は誤差です。だったら格好の良いヒダ付きの方が良かろうもんと思いますし、慣れればヒダ付きを作ったところで大して手間は変わりません。ただ一点妥協できないのは、挿し水に熱湯を使う事。水でも運が良ければ大丈夫ですが、皮が開くリスクがあるので、ココで手を抜くのは得策ではないと思います。今は冷凍餃子の味も随分上がっているようですが、私としては餃子は自分で作るのが美味しいと思います。以前皮も作った事があるのですが、それは流石に大変過ぎるので今はやってませんけど。

23/06/24(Sat)

現在食材の中心は畑で採れる夏野菜ですが、それに加えて冬場に作っておいた干し大根が大活躍しています。うちでは200本位の大根を毎年作るんですが、当然自宅だけでは食べ切れず、周囲にあげまくっています。ただ、近所で畑を持っている人はほぼ100%大根を作っているので流石に無理。かといって遠くの知り合いとなると数が限られてくるので、毎年食べ切れずに畑で腐らせる大根が相当数あるのです。そんな大根を少しでも有効活用すべく、冬場に大量生産したのがこの干し大根。一般的に干し大根というと細いひも状のものが多いですが、うちでは伝統的に輪切りタイプです。大根の皮を剥いて輪切りにし、良い感じになるまでザルに広げて天日で干します。保存は常温だとかなりの確率で黴&虫が来るので、うちでは玄米保存用の保冷庫を間借りしています。

干し大根の用法としてはほぼ一択。半日ほど水で戻してから油揚げと一緒に煮るだけ。夏野菜だとこういう系統の煮物は茄子orカボチャに限られ、今はまだカボチャが未熟なので実質茄子のみ。そんな中干し大根の煮物は目先が変わってとても大きな存在です。保存食って作るまでで満足してしまい、キレイに使い切るのが意外に難しかったりするんですが、この干し大根は本当に作って良かったと思います。今年も冬になったらせいぜい生産に励もうと思います。

23/06/23(Fri)

よほどの雨でない限り、毎朝庭を一周して落ち葉を拾いつつ何か異常がないかをチェックするのが日課になっています。最近喜ばしいのは、無花果に実がつきはじめたこと。うちでは特にここ5年位、庭の隙間を見つけては果樹を植えているんですが、その中で現状一番結果を出しているのがこの無花果です。非常に丈夫で環境変化に強く、致命的な害虫がほとんどいない無花果は、育てるのがとても簡単。とはいえ、多少の世話は必要になるわけで、最近近くを通りかかるたびにやっているのが脇芽の除去です。うちはメインの土台から4本枝を伸ばして実をつけさせる樹形にしているんですが、この季節根元その他の場所から小さな脇芽が出てきます。コレを放置すると主となる4本意外にエネルギーが分散されてしまうので、見つけ次第むしりとってます。

あと、先日葉の上にしれっととまっていたカミキリムシ。カミキリムシは非常にスタイリッシュな形をしており、見かけだけなら格好良くてそのままにしてあげたいところなんですが、残念ながら害虫のほぼつかない無花果にとっての例外的な害虫がこのカミキリムシです。成虫は葉を多少かじる位なのでスルーしても良いんですけど、幼虫が最悪。別名テッポウムシと呼ばれる幼虫は、幹の中にトンネルを掘って食い荒らします。幹の中にいるので当然普通の殺虫剤は届かないのがとても厄介。見つけ方としては樹周辺の地面や幹に注目し、樹の粉が落ちていたら居ます。そういう場合は外に通じる穴を探し、長めの針金を突っ込んで物理的に始末するのが一番手っ取り早いです。ちなみに今回見つけたカミキリムシ(成虫)は持っていた剪定鋏で問答無用に真っ二つです。例えばテントウムシを見つけたら、害虫のアブラムシを食べてくれてありがとうと感謝する一方で、カミキリムシは即処分。我ながら身勝手だと思いますが、人間だもの仕方ないですね。

23/06/22(Thu)

昨日のトマトピューレ、ネットで作り方を検索するとこんな感じ。“湯剥きしたトマトをざく切りにして鍋に入れ点火。沸騰したら弱火で30分ほど煮詰め、半量になったら完成。”ネットって妄信するもんじゃないなと常日頃思ってるんですが、この記述には落とし穴があります。うちは大鍋一杯3kg程のトマトを材料にするんですけど、とてもじゃないけど30分で半分にまでは煮詰められません。極強火でかっとばせば煮詰めるまでの時間は短縮できますけど、まず間違いなく鍋底に焦げ付きが出来、香り面で失敗作になる事間違いなし。

今回私は鍋を自室に持ち込んで、パソコン仕事の傍らカセットコンロで煮込みましたけど、時々ヘラを立てて水深を図りつつ煮詰めていき、半量になったのが3時間後です。以前ネット記事を信じて30分で切り上げたことがあるんですが、その際は水気が多くてシャバシャバで大失敗でした。トマトピューレを作る時は時間に余裕が必要です。

ちなみに今回作ったトマトピューレやジャムは瓶に詰めて定位置に保管しており、時々父親が何かのお礼や妹への荷物に入れたいといって徴収していきます。一言声をかけてくれれば基本的にどれだけ持って行っても構わないというのが私のスタンスですが、現状このトマトピューレとサクランボのジャムの二つは持ち出し禁止で、自家消費専用となっています。サクランボのジャムは材料が希少で種を取り除く手間もかかるという点、トマトピューレは下拵えこそ簡単ですがあまりに煮込みに時間がかかるという点で、とてもじゃないけど他人にあげる気にはなりません。自分で全部使います。

23/06/21(Wed)

今日は雨で庭仕事が出来ないので、その時間を使って野菜室でオーバーフローを起こしつつあるトマトをピューレに加工します。トマトはかなり好きな野菜ですが、だからといって一人で食べられる量には限りがあります。ちなみに父親はあんまり好きじゃないらしく、ほぼ手を付けないので私の総取り。とはいえ、毎日コンスタントに収穫はあるわけで、日々野菜室のキャパが減っていきもう限界という所でピューレーに加工という流れです。

ピューレの作り方は簡単でヘタを取り除いて湯剥きしたトマトをざく切りにし、鍋に入れて点火。塊をヘラで潰しつつ弱火で煮詰めていき、良い感じになったら塩で味を決めて完成。ハーブは入れても良いんですが、そうすると汎用性が落ちる気がして、私は入れません。必要なら料理するときに加えれば良いですし。熱湯消毒した瓶に詰めて脱気処理をすれば常温保存が可能になります。この常温保存可能というのが重要なポイントで、こうしておけば野菜室のキャパを圧迫することなく、通年でトマトが保存できます。ちなみに使い道としてはほぼパスタ。ネットで調べると色々使い道は出てくるのですが、うちは基本パスタにしか使いません。一応蓋には製造日を書いたシールを貼るんですが、基本1年以内で使ってしまうので、あんまり意味はないかも。かといって貼らないのも何だか不安なので、まぁお守りみたいなものですね。

23/06/20(Tue)

庭のサツキの花が終わったので梅雨の晴れ間を狙って剪定開始です。うちの庭木は基本的に年末に剪定をしているんですが、ほぼ唯一の例外がこのサツキ。サツキは冬に剪定すると花芽を落とす結果になってしまうので、翌年花が咲きません。くっそ暑いので気は重いのですが、やるしかないです。

サツキの剪定は簡単です。マツの様に芽を一本一本切っていく必要は無く、刈り込み鋏で平面や球形など適宜形を作りつつバッサバッサと刈り込んでいくだけ。買った枝の片づけが大変なので、予め要らなくなったシーツを敷いておくと多少楽が出来ます。ただし、サツキの維持管理で最も大変なのは、剪定ではなく雑草の除去だと思います。サツキの茂みの中からはいろんな雑草・雑木が生えてきます。根が貧弱で抜くのが簡単な雑草なら問題は無いのですが、すぐ近くの樹から落ちてきた種から生えるカエデやウバメガシは根がガッチリしていて抜くのが大変ですし、ヘクソカズラもよく生えてきますが、正直根こそぎは諦めています。

問題はサツキが藪になっている点です。根元が見えないので、雑草を抜く為に手を突っ込んで根元を掴むのすら結構大変。おまけに雑草の根がサツキの根と絡まっているので、どんなに注意深く抜いても必ず残ってしまってそこから復活します。有名庭園ではほとんどの場合サツキの茂みがありますが、アレってどうやって維持管理しているのか、本当に謎。庭木にはそれぞれ違った面倒臭さがありますが、サツキはかなり面倒臭い度が高い樹種だと思います。

23/06/19(Mon)

うちの畑の隅に自生しているヤブカンゾウが今年も咲き始めました。ですが、その花を見て私が思うのは、キレイとかではなく、花が咲いたら食えなくなるから今日は天婦羅だ!です。食べられる野草は多々ありますが、その中でわざわざ採ってきて食べたいと思うレベルのものはごく僅か。そんな僅かな野草の一つがヤブカンゾウの蕾です。濃いオレンジ色の花の蕾で、大きさは大人の人差し指程度と結構大きく、食べでがあります。えぐみは皆無で、火を通すとほんのり甘くなって本当に美味しい。採っていい場所に生えているなら、ぜひ採って試してほしい食材です。

というわけで今日のネタはヤブカンゾウ・大葉・茄子・ズッキーニ・シシトウ。大葉は庭や道端のどこにでも生えているので、草むしりの際などにいい感じの株の場所を覚えておき、いざという時に活用します。茄子・ズッキーニ・シシトウは今が旬で畑にいくらでもあるので食べ放題。天婦羅のコツとしては、高温・短時間でサッと揚げる事に尽きます。この中だと茄子・ズッキーニは少し時間をかけて中まで火を通す必要がありますが、ヤブカンゾウ・大葉・シシトウに関してはあっという間に火が通るので、高温の油に入れて衣が固まったらもういい感じ。仮に火が通ってなくてもそれでお腹を壊すような食材ではないので、気にせず短時間で上げてしまった方が上手にできると思います。

23/06/18(Sun)

6月というのに30度を超える日が出て来てしまったので、ますます水分補給が重要になりました。うちでは毎朝1Lの冷たいお茶を作って一日の水分にしているんですが、最近のお茶は収穫が完全に安定してきたミント&レモングラス茶です。どちらも多年草で、1度植えると枯らさない限り無限に収穫出来、しかもアホみたいに栽培難易度が低く、しかもお茶にするとそこそこ美味しいという素晴らしいハーブ類です。ちなみにお茶作成のルーティンはこんな感じ。

前日の夕食準備時、ミント&レモングラスを200〜300mlの水で1分煮出し、粗熱がとれるまで放置。固形分を箸で取り除いたら出来たお茶を1Lの計量カップに移し、900mlにまで文字通り水増ししてから冷蔵庫へ。翌朝冷えたお茶を魔法瓶に移し、氷を限界まで加えて完成。ちなみにお茶の量が900mlと妙に中途半端なのは、うちの魔法瓶の容量が1Lなので氷を加える事を考えてこの量が最適と判断したためです。最近の魔法瓶は本当に優秀で、お茶が少しでも残っていたら翌朝まで氷が溶け残っているレベル。水分補給といってもこの魔法瓶からだけではないので、900mlあれば十分足りる量です。ちなみに前夜から仕込んでおくのは、お茶を十分に冷やして氷の負担を軽くするため。コレをやらないと、魔法瓶にお茶と氷を入れてすぐに氷が溶けてしまい、午後まで冷たさをもたせられないためです。たかが冷たいお茶ですが、それなりに試行錯誤とノウハウがあるのですよ。

23/06/17(Sat)

随分気温が上がってきて、私の部屋にも蚊が入り込んでくるようになったので、蚊取り線香が欠かせなくなりました。今ではリキッドタイプなどもっと近代的な品があることは重々承知していますが、私はいまだに蚊取り線香派です。あの匂いが結構好きですし、なによりあの煙を見るとちゃんと働いているなって実感します。無香料で効いてるのかいないのかわからないリキッドタイプはイマイチ気分が上がらないのです。

そんな蚊取り線香運用に欠かせないのがロウソク。うちで使っている点火にマッチとライター両方使ってます。これらから直に蚊取り線香への点火も出来なくは無いのですが、蚊取り線香は安定して火がつくまで少し時間がかかるので、マッチだとその間消えてしまうリスクがありますし、ライターだとガスがもったいないうえに指先が熱いという問題があります。その点一旦ロウソクに火をつけてから蚊取り線香に点火するという方法をとれば、迂回は迂回ですがとても安定しているので私はこの方法です。

ちなみにマッチとライターは以前家の大掃除をした際にデッドストックとして大量発掘されたもの。ライターはガスが抜けて使い物にならない物も多かったですし、マッチはそもそも薬剤が劣化して擦るとボロボロになるものが結構ありました。特に凝った色付きのマッチはほぼ駄目。また、軸よりも箱の薬剤の方が劣化しやすいらしくて、中身だけ他の無事な箱に移して運用なんてケースも多々ありました。貰うだけもらっておいて結局使えなくなるなんてアホみたいな話でして、キチンと使えないならそもそも貰ってくるなよと思ったりします。まぁ、昔は喫茶店はじめいろんな場所でタダでマッチを貰えたので、何にも考えずに集まってしまったのでしょうけど。そんな年代物のマッチを数十年後に私が蚊取り線香着火に使っているというのも味わい深いものです。

23/06/16(Fri)

そこそこ高価なペクチンの代わりに寒天で粘度を出そうとしたものの、寒天は酸に弱いという事を知らずに失敗し、全然固まらなかった失敗桑の実ジャムの不良在庫。このまま放っておくわけにもいかないので、再度寒天で固めて食後のデザートとして粛々と使っています。瓶も置く場所も有限なので。ポイントとしては寒天は本体と一緒に煮立たせず、後で追加するスタイルをとります。今回の場合失敗ジャム100gに水600mlを加えたものを沸騰させて火を止め、60度位まで冷まします。水100mlに寒天4gを加えて火にかけ、沸騰したら弱火に落とし、シリコンヘラでひたすらかき混ぜながら3分。その後本体に合流させ、泡だて器でなるべく泡立てないようにしながら全体をよくかき混ぜる事3分。ジャム100gに水600mlと100mlで800gになり、コレの0.5%の寒天4gで固めるという計算です。

正直コレだとちょっと甘さが足りないのですが、そこは砂糖ではなく失敗桑の実ジャムを追加で少し加える事で、より一層在庫消費の速度を加速させます。また、アホみたいに貰って常時甘露煮にして粛々と消費中の梅甘露煮3粒も加え、味に変化をつける方向で。糖尿病などのリスクを考えるとこういうのは止めた方が良いですし、私の思考としても甘味に対しては思い入れが無いのですけど、食材を無駄にすることに対して物凄い罪悪感がありそっち方面から止められません。いっその事貰い物がゼロなら後腐れも無いのですが、それはそれで贅沢な悩みですね。

23/06/15(Thu)

せっかくミシンを出してきてテンションが上がっているので色々作りたいところではあるのですが、残念ながらこれ以上作るものが思い浮かばないので、今回はコレで打ち止め。最後に注油・掃除等の整備をして片付けます。ミシン作業は結構楽しいんですが、食べると消える料理と違って結果がその場に残り続けるので、そんなにネタがありません。トランクスも1回作っても10枚のルーティンでは3〜4年はもちますんで、1年に2枚も作れば余裕で回せます。繕い仕事も楽しいですが、ジャージの尻や膝だって穴があきやすいとは言ってもそうそう簡単にあくもんじゃないですから。理想を言えば埃除けの布だけかけて出しっぱなしにしておけば、使用までのハードルが下がっていいんじゃないかと思うんですけど、残念ながら私の部屋にはそこまでのスペースが無いので、使わない時は押し入れです。

整備に関しては使用頻度が低いので、半年〜一年に一回のペースで良いんじゃないかと思っています。マニュアルで指示された場所に注油をし、専用のブラシで埃を落とすだけなので、せいぜい10分位。確かに面倒臭いんですが、整備を怠けて調子が落ち、業者に送ってメンテしてもらう面倒臭さを考えたら、ある程度自分でやる方がまだマシだと割り切っています。

以前は男性でミシン仕事を趣味にしているというと変な目で見られることもありましたが、最近は男性向けのミシンが売れたり、芸能人の中でもミシン仕事好きを公言する人(三山ひろしさんやロッチのコカドさん)が出てきたりしていい感じです。個人的な感想ですが、家事スキルの中で真っ先に身に着けるべきは間違いなく料理ですけど、その次は裁縫なんじゃないかと思うんですよね。ミシンが使えると間違いなくQOLが上がりますんで。

23/06/14(Wed)

先日のエコバッグから取り外したアルミ蒸着の保冷シート、主に縫い目に沿ってかなり破れてしまっているので、当初はそのまま廃棄の予定だったのですが、思いついたことがあって予定変更です。先日書いた通り、うちでは買い物の際にはのエコバッグを持参し、特に保冷が必要な肉魚のパックは別途エコバッグの中に常備している小さな保冷バッグに入れて持ち帰っています。通常はコレで回せているんですが、たまに買うお徳用1kg入り豚バラのパックが大き過ぎて保冷バッグに入らないのがずっと気になっていました。というわけで今回取り外したアルミ蒸着シートで新しくこの豚バラパック用の保冷袋を作る事にしました。

形状としてはマチのある一般的なエコバッグの形ではなく、完全にこの豚バラパックに特化した封筒型にします。外装の生地と内装のアルミ蒸着シートの二層構造で、特に専用の蓋などは設けず適当な場所で折り返して軽く密封するだけにとどめます。単体では使わずエコバッグの中に入れて極短時間持ち運ぶ事を想定しているので、機能的にはコレで必要十分でしょう。

制作の手順としてはまず、リッパ―を使って袋型に縫われたアルミ蒸着シートの縫い目をキレイに外します。この縫い目には補強の為にバイアステープが一緒に縫い込まれているんですが、作り直す際に当然このバイアステープも有効活用するので、傷つけないようにキレイに取り外します。いつもの様にストックから適当な布を引っ張り出してきて布−アルミ蒸着シートの二層構造にして縫い合わせ、それを裏表になるように配置してバイアステープを取り付けながら更に縫い合わせ、最後にひっくり返して完成。そのままだとゴミになるものを有効活用できるってのは、実に充実感がありますね。

23/06/13(Tue)

いつもは押し入れに仕舞ってあるミシンを出してきたので、この機会に直せる物は全部直してしまおうと妙なテンションになってしまいました。そこで思い出したのが愛用のエコバッグです。コレ、元々は新品でうちの畑に不法投棄されていたんですが、良い感じだったので拾ってきてそのまま使い続けて約5年。外はポリエステルで内側にアルミの蒸着シートという2層構造になっており、マチが広くてサイズも大きいのでとても使いやすいのです。ただ、このアルミシート部分の劣化が気になっていました。特に強靭なポリエステルの外装と比べるとその貧弱さは明白で、重い荷物を入れると縫い目から破れるように。ビニールハウス用の透明ガムテープで補修していたんですが、そろそろそれも限界です。

当初は手芸店でアルミ蒸着シートを買って作り直そうと思い、実際に店に行ってみたんですが、コレが結構高い。材料費だけで2,000円位してしまい、それだったら新品を買えば良いんじゃね?レベルです。そこで考えた結果、別にアルミ蒸着シートではなく、適当な布で良いんじゃね?という結論に達しました。元々買った商品全部を保冷して持ち帰る必要は無く、今でも肉や魚は発泡トレイが2〜3個入る小さな保冷バッグに入れ、それを今回のエコバッグに入れて持ち帰るという運用をしているので。

ということで、うちにあった適当な布で内張を作って張り替える術式を採用しました。使うのは妹が高校時代に買ってデッドストックになっていた布。偽サンリオみたいな変なキャラクター柄が入っていますが、別に気にしません。私はトランクスを自作してるんですが、トランクスにするにはちょっと生地が厚くて持て余してたのが、今回はむしろその厚さが丈夫さというメリットになりました。また、全体が黒ベースで汚れが気にならなさそうなのも〇。手順ですが、形が複雑なら切り出したアルミ蒸着シートから型紙を作るんですが、今回のは底に向かって狭くなる台形…いわゆる正四角錐台なので、型紙は不要。要所のサイズを測って設計図に起こし、縫い代を加えて生地に直書きしてしまいます。縫い目はいつもの様に折り伏せ縫いでほつれを防ぐ感じで。デッドストックの布を有効活用でき、エコバッグの寿命も延びる、我ながらいい仕事をしたと思います。

23/06/12(Mon)

うちでは古いCDプレイヤーを外部スピーカー代わりにし、MP3プレイヤーをつないで台所や風呂場で聴いているんですが、先日突然音が出なくなりました。こういう場合は慌てず騒がず、接続コードのジャック周辺をグリグリ回してみます。すると、一瞬だけ音が聞こえたり、曲げ方によって聞こえるポジションがあったりするので、原因は断線に確定です。樹脂の被膜の中で銅線の一部が切れてしまっているのでしょう。こういう時、普通は買い替えになるんでしょうが、そこそこレアなオス−オスの30cmミニプラグコードを近所の家電量販店に探しに行くのが面倒臭いですし、Amazonで頼んだら500円程度なので送料無料にするためにあと1,500円何かを見繕うのもだるい。ということで、修理しました。

こういうコードはほぼ100%一体成型されているので、分解して線を繋ぎ直す事は出来ません。ですが、うちでは(特に端子の付け根付近で)断線しやすいミニプラグやイヤホンコードの為に端子部分だけまとめていくつか買って在庫しています。今回は断線した辺りをニッパーで切断し、皮膜を剥いて適切に交換用端子に繋ぎ、はんだ付けし直すだけの簡単な作業です。ちなみにミニプラグのコードは左右とアース3本の線が入っており、うちはMP3をモノラルで聴いているので左右は間違えても無問題ですが、アースを間違えると多分音が出ないので、そこだけは指差し確認・二重チェックで徹底します。マクロレベルで見れば壊れたらとっとと買い替えた方が経済は回るんでしょうけど、私個人のミクロレベルだと壊れても直せる物は直して使い倒したいです。完全に私の趣味嗜好の範囲内ですけど。

ちなみに今回断線が起こった原因を検証するに、コードでCDプレイヤーに繋いだMP3プレイヤーを固定せずブラブラ吊り下げながら移動していたことが不味かったと思われます。ですんで、今後の為にココも改善。お互いの邪魔にならなさそうな場所にそれぞれマジックテープを接着剤でくっつけ、MP3プレイヤーを固定できるようにしました。こうすれば充電やデータ移行時は簡単に外せ、しかも移動時にMP3プレイヤーがブラブラ揺れて無駄にコードに負荷がかかるのを避けられます。色々使うマジックテープも勿論常に在庫しており、無駄に準備は万全です。

23/06/11(Sun)

せっかく短パン修理の為にミシンを押し入れから出してきましたし、最近の雨で庭仕事が出来ないので、いつも庭仕事に使っている時間でトランクスのストックを作ってみました。材料は最近たまってきた端切れ。これらをパッチワークの様に組み合わせて型紙に合わせたパーツを作り、それを縫い合わせて完成品に仕立てます。通常トランクスは前右・前左・後ろの3パーツから作るんですが、今回は15パーツほど。縫い合わせてパーツを作るといっても単に直線縫いすればいいわけではなく、ほつれ止め目的で全て折り伏せ縫いにするので手間がかかります。また、一か所ごとにアイロンを起動して当てていくので、温まるまでの時間も馬鹿になりません。アイロンつけっぱなしは時短になりますが、電気代を考えるととてもじゃないけど論外です。

今回使った端切れは主に他のトランクス作成に使った余り布です。トランクスの型紙って意外に不定形で、余り布は曲線で出来ている箇所が多く、とても使い辛いです。結局曲線部分は切り落とし直線にして使わざるを得ないのですが、そのロスをなるべく減らすように配置を考え、組み合わせていく作業が結構好きです。その結果、柄がとんでもない事になったり、布の裏表も滅茶苦茶になったりしますが、どうせ他人に見せるものじゃないのでその辺はアッサリ割り切ります。ちなみにできたトランクスはゴムを通さない状態で定位置にてストックします。いざ出番となったらその時初めてゴムを通し、左の脇に当たる部分に使用開始年月を4桁で刺繍して使い始めます。ちなみに、ゴムを通さないのはその方がキレイに畳んで収納できるからで、刺繍は耐用年数を定量的に把握してストック作成スケジュールの目安にする為です。我ながら面倒臭い性格だとは思いますが、別に他人に強いているわけではないので、良いんじゃないでしょうか。

23/06/10(Sat)

長年はいている部屋着の短パン、ポケットの生地が経年劣化でボロボロになり、少し引っ張っただけで破れるようになってしまいました。当初は端切れを縫い付ける事で胡麻化していましたが、とうとう縫い付けた端から破れるようになってしまい、いっその事捨てる…わけもなく、根本的な修繕をしました。術式としてはポケット全部を作り直します。まずは洗濯をするときの様にポケットを裏返して表に出し、そこだけハサミで切り取ります。それを型紙に起こして適当な布からコピー作成。今回はボロボロになって履けなくなったジャージの比較的無事な部分を切り出してリサイクルしました。洗濯中にほつれないように、縫い目は全て折り伏せ縫い。面倒ですが、端処理用のロックミシンを持ってないので仕方ないです。最後に本体にポケットを縫い付けて完成。平らな布同士を縫い付けるのとは異なり、お互いが複雑な形なので油断すると縫ってはいけない部分まで巻き込んでしまいがちなのだけ十分に注意して作業します。

今回はついでという事で他にも気になっていた部分をいくつか修繕しました。尻の当て布がほつれ始めていたので、再ミシン。膝が抜けかけていたので新規に当て布。ウエストのゴムが緩んでいたんですが、構造的に交換が出来ないので、ウェストに何か所かタックを作って縮め、市販のバックルとナイロンテープでずり落ちないような仕掛けを新設しました。正直ここまでやるほどの思い入れはない短パンですが、直せる物は徹底的に直すのがモットーですし、色々工夫して手を動かすのが好きなので、今後もこの癖傾向は変わらないと思います。

23/06/09(Fri)

夏野菜が出そろってきたので、今日の夕食は久しぶりの天婦羅セットです。内容は夏野菜陣営から茄子・ズッキーニ・シシトウの3種。加えて庭のあちこちに自生している大葉、たんぱく質枠として鶏ムネ肉の5品です。ピーマンを入れようか少し悩んだんですが、同業他社のシシトウがあったので今回はパス。夏野菜が豊富なので、ユキノシタなどの山菜枠も今回は見送りました。

世の中的には面倒臭いと敬遠されがちな天婦羅ですが、うちでは結構作ります。理由としては何といっても美味しいから。私は自分にそんな大した技術があるとは思っていませんが、揚げたてという一点でかなりのアドバンテージです。そして私が思う天婦羅上達の最大のコツは、とにかく回数をこなす事。面倒臭いといってやらないと絶対に上達しませんが、定期的にそこそこ揚げていると、音や泡の状態から何となくちょうどいい火加減や揚げ時間が分かってきます。あと、揚げ物は残った油の処理が面倒臭いというのもよく聞きますが、うちの場合揚げ油は全て茶漉しで濾してストックし、炒め物としてすべて有効活用します。また、基本的にこのリサイクル油がある内は次の揚げ物はしませんし、どうしてもする場合はこの油を揚げ油に混ぜて調理するので、無駄が出ません。以前は残った衣を天かすに加工して更に無駄ゼロを狙っていましたが、手間暇考えると完全に赤字の為最近はやってません。小麦粉も粉の状態なら専用のタッパーに入れて冷凍保存していますが、水で溶いてしまうとどうにもならず、この辺は今後の課題と言えますね。

23/06/08(Thu)

5月に仕込んだ梅酒・梅シロップが台所の片隅で順調に熟成しています。ただし、瓶の底にはまだ結構な量の溶け残り砂糖が沈殿していますんで、毎日一度瓶を振って少しでも溶かすように努力はしています。今までのデータによると、あと二月もすれば全部溶ける筈。こうなると問題になるのは発酵問題です。梅シロップは高い気温&糖分のコンボで当然発酵して泡立ってきます。ネットを調べるとなるべく早く砂糖を溶かすために様々な工夫が紹介されていますが、私は発酵しても別に良くね?というスタンスなので、基本的に何もしません。

どのみち発酵したってアルコールの濃度は知れてますし、最終的にこの梅シロップは5倍以上に薄めて飲むので、多少残っていても無問題です。むしろそこまで発酵しないように気を付ける意味が分かりません。酒税法的には発酵させたらアウトらしいですが、まさかうちの梅シロップを摘発するために国税庁からがさ入れが来たりはしないでしょう。ちなみに梅酒・梅シロップどちらも漬け終わった固形分は種と実を分離し、実は乾燥させてドライフルーツに、種は煮出して砂糖を加えゼリーに加工した後乾かして灰にするので、一切無駄は出ません。相変わらず我ながらエコですね。

23/06/07(Wed)

健康診断の結果が返ってきまして、一項目を除いて無問題でした。そしてその一項目とは腹囲。ハッキリ言えば、中年太りで腹が出てきたということです、ショック。ただ、体重・BMIは標準圏内なので、内臓脂肪がついてきたというよりは、腹筋が弱って内臓の重みを抑えられなくなったという要因の方が大きいと分析しています。そうと分かったらとりあえずやる事は腹筋の強化です。目標が見えたんだったらあとはやるだけ、簡単なお仕事ですね。

ちなみに現在でもそこそこ運動はしています。エアロバイク毎日40分、スクワット毎日70回、腕立て伏せ隔日40回、Eテレのテレビ体操毎日etc、同世代の男性に比べると結構運動している方じゃないでしょうか。今後はここに腹筋運動が加わります。運動嫌いだった私がこんな風になってしまったのは、どう考えても亡くなった母親の影響です。うちの母は平均寿命マイナス10歳位で亡くなったんですが、その原因は高血圧と体重を真面目にコントロールしなかった事です。私は少なくとも平均寿命よりは元気で長生きしたいので、母を反面教師にして健康維持に努めています。亡くなった母なら、そこまでやりたい事を我慢して長生きしたくないと嘯いたでしょうが、私は単純に元気で長生きしたいのでそこそこの節制は受け入れるつもり。間食・酒・煙草、どれにも全く思い入れが無く、ゼロにしても無問題なのもプラスに作用しているのかもしれませんが。

23/06/06(Tue)

近所で不幸があり、葬式で香典返しを貰ってきました。香典返しにランキングをつけるのはルール違反も甚だしいですが、やっぱりつけてしまうのが人情。個人的に最悪なのはタオルorバスタオル。もうコレが断トツです。うちには今のペースで使えばあと200年はもつ量のタオル・バスタオルがストックされており、正直もう要りません。でも、結構な割合でタオル・バスタオルなんですよね。マジで勘弁してほしいです。次点がココから大きく離れてコーヒー紅茶とクッキーのセット。今回はコレです。私はコーヒーや紅茶には特に思い入れが無く、クッキーも間食系は基本買わない人間なので同様。あれば口に入れますが、コーヒーや紅茶は歯に色素が沈着して嫌だなとか、クッキーは毎日のカロリーは十分足りているので、これ以上は余分になって肥満や高血圧症のリスク要因になるなとか、すぐにそんな事を考えてしまいます。とはいえ、食べ物を無駄に捨てるの禁止という行動原理がDNAレベルで身体に刻まれているので、食べますが。

一番マシなのがお茶セットor海苔セット。これらは食事に組み込めますし、良い感じの茶筒が手に入る可能性もあります(捨てる方が多いですが)。食事はクッキーなどと違って生活に必要不可欠なものなので、喜んで積極的に口にできるという点で全然違います。最近とあるブログを見ていて気がついたんですが、私食べる事にあんまり興味がないようです。食事を作るのは好きですが、強くコレを食べたいと思うことがありません。適当に腹が満たされれば、中身は(嫌いな椎茸以外)基本的に何でもOK。冷蔵庫の常備菜も、今何を食べたいかというよりも、賞味期限的な問題で何を優先的に食べないといけないかという観点でその時のおかずを選んでいます。冬場は畑のキャベツを消費する為に3カ月連続毎日昼はお好み焼き・夏はお中元を消費する為に2カ月連続毎日昼は素麺とかでも、全然かまいません。結局食事時にお腹さえすいてればなんだってそれなりに美味いのです。書いてしまうと身も蓋もないですが…。

23/06/05(Mon)

私がよく見ている農業系のYoutubeチャンネルで、卵の殻をキャベツの株元に播いたら生育が良くなったというのをやってまして、今まで捨てていた卵の殻が有効活用できるのならと飛びつきました。うちの卵の殻の処分方法には三段階の変遷があります。一番初期、母の生前は普通に生ゴミとしてゴミ収集に出していました。その後母が亡くなって私がメインで料理をするようになると、生ゴミはコンポスト送り・紙ゴミは燃やして灰にしPh調整剤として再利用というシステムが構築され、生ゴミの量が極端に減りました。市の一番小さな有料ゴミ袋でも2カ月以上かけないと袋が一杯にならなくなり、そんな期間何の対策もしないで卵の殻をゴミ袋の中で放置していたら臭い的に大惨事になるのは確実なので、その頃から卵の殻・魚や鳥の骨は一旦冷凍庫で保管し、ゴミ出しの時にゴミ袋に入れるように運用を変えました。コレが第二段階。

ところが、卵の殻って結構かさばるのです。うちの場合、栄養摂取の観点から1日に1個ずつ卵を食べるようにしており、1日最低2個消費は確実。そこにポテサラ・フライ・パウンドケーキなどを使うと更に消費します。大体の目安ですが、2パック20個の卵を8日で消費するのがうちのペースです。冷凍する際には無論砕いてカサを減らしてからレジ袋にレ冷凍保存するんですが、コレが2ヶ月分とかになるとかなりスペースを圧迫しますし、殻の端でレジ袋が破れてしまう事もしばしば。それに何より、うちは一気に採れたものを冷凍保存してチビチビ使うという運用が結構多いので、冷凍庫は貴重。そんな貴重な冷凍庫をゴミの卵の殻で圧迫するのはアホらしいと思っていました。

そこで第三段階の乾燥です。卵の殻を専用にしたタッパーに入れ、半日ほど天日に当ててカラカラに乾かしてから砕いてゴミ袋に入れていきます。コレなら冷凍庫のスペースを圧迫することはありません。ただし、卵の殻はただのゴミになります。そこで今回の第四段階。この卵の殻を肥料として有効活用できるのなら最高ですし、どうせ今までも乾かして砕いてたんで、その行き先をゴミ袋から卵の殻専用の貯蔵袋に変えるだけです。今までゴミにしていた卵の殻を有効活用でき、ゴミが減って有料ゴミ袋代も削減できる、最高ですね。

23/06/04(Sun)

苗を4本植えたズッキーニの収穫が本格化しており、平均して1日2〜3本の収穫があります。数だけ見れば大した事ないと思うかもしれませんが、大体20cmを目安に収穫しており、太さは同じサイズのキュウリの倍以上あるので、余裕で食べ切れません。うちの場合は新聞紙で包んで野菜室で保存していますが、所詮は一時しのぎ。とにかくガンガン食べていかないと話にならないのです。

というわけで主にズッキーニの消費目的で常備しているのがマリネです。油との相性がいいズッキーニを酢でサッパリ食べるというコンセプトがハマり、割と飽きません。調味料以外の材料を自給自足できるので、材料費がアホみたいに安いというのも重要なポイントです。材料の基本はズッキーニ・玉ねぎ・キュウリの3つ。ズッキーニはヘタを落として1.5cmの輪切りにし、多目の油で両面やや強めに焦げ目がつくまで焼きます。玉葱はスライスして塩で揉み、水に晒して絞ったものをサラダ用に常備しているので、それを流用してやれば簡単。キュウリはヘタを落としてからすりこ木で叩いて割れ目を入れ、1.5cmの輪切りにしてから塩を振ってしばらく放置後絞ります。

これらを全部合わせて酢・サラダ油・塩でマリネするのですが、隠し味的に砂糖を少し入れると割と簡単に味が決まるのがポイント。無論味の素も多少は使うのですが、意外に砂糖が効きます。風味はすりおろしニンニク・胡椒・みじん切りパセリorバジル。酢を使うのでタッパーに入れて冷蔵庫に入れておけば4〜5日は大丈夫ですが、大体3日で食べ切ってしまい次を作成して切らさないようにしています。ズッキーニは日本でもすっかり一般化しており、値段も大して高くないので、買ってでも積極利用すると良いんじゃないでしょうか。

23/06/03(Sat)

持ち主に許可を得て、今年も近所の放置梅を採らせてもらったのが通常サイズと小梅をあわせて13kg程。在庫過多を理由に梅干し作成は休んだものの、シロップ漬けと梅酒を仕込み8kg使ったところで漬け込む瓶が無くなりました。これ以上瓶を買っても仕方が無いので残り5kgは500gずつ小分けにして冷凍し、主に甘露煮を作って少しずつ食べています。固形分はコレで問題なくはけていくのですが、問題はシロップの方。直飲みはどう考えても体に悪いので、5倍に薄めたものを寒天で固め、失敗して固まらなかった桑の実ジャムをソースであわせてデザートにしています。とはいえ、コレも最近飽きてきたので今回は久しぶりに琥珀糖を作りました。

琥珀糖を作る際に一番大事なのはお天気です。表面をシャリっとさせるために天日乾燥させるのですが、最近雨の日ばかりなのでチャンスを覗っていたら、この週末は晴れっぽいので仕込んでみました。琥珀糖のポイントは寒天の濃度です。↑のデザート用では固める液体の0.5%の粉寒天を使うのですが、今回は2%使ってかなり固めに仕上げます。また、通常寒天は固めたい液に混ぜ弱火で5〜10分沸騰させるんですが、酸味の強い梅シロップでコレをやると固まらない(経験済み)ので、予め少量の水で煮溶かしてから本体に合流させます。今回の場合梅シロップが300mlで溶かす水を100ml使うので、寒天の量は合計の400mlに対して2%の8gになります。コレを100mlの水と混ぜ、シリコンヘラでかき混ぜながら弱火で5分煮立てます。本体シロップは一旦沸かしたものを60〜70度に冷まして寒天液を合わせ、5分ほどヘラでしつこくかき混ぜて寒天が均一にいきわたるようにしてからバットに入れて固めます。固まったらバットから取り出し、エモい感じで割ってから天日乾燥させ、最後にグラニュー糖を振って完成。感想:ほぼ砂糖の塊なので、食べ過ぎると明らかに体に悪いですし、実際そんなにたくさん食べたい物でもないですが、パット見は奇麗で日持ちもしそうなので、お茶請けには良いんじゃないでしょうか。

23/06/02(Fri)

去年植えたパセリに花芽が出てきました。花が咲くと一気に株が弱っていくので、花芽は見つけ次第摘むのが鉄則です。勿論株の寿命があるので、摘んでも早晩弱ってはいくのですが、そのスピードを遅らせるという意味で重要な作業です。ちなみに摘んだ花芽も普通にパセリの香りはするので、捨てません。同じタイミングで摘んだ葉と一緒にレンチンしてカラカラにし、砕いてから小さな瓶に入れて冷蔵庫の扉でストックしています。主な用途はオリーブ油を塗った自家製パンをトーストしたものに、この乾燥パセリと塩胡椒を少し振って食べるというもの。シンプルですがちょー美味しくて飽きないので、割を食ったジャムが全然減らなくなってしまいました。

ちなみにうちの場合パセリは葉っぱ7〜8枚の状態を基本とし、それ以上増えたら収穫→乾燥→ストックというルーティンで回しています。また、パセリを常備して回すために春秋に2鉢ずつ植えて切らさない体制を構築しています。同業他社のバジルは冬越しできないので植えるのは春一回ですが、パセリは耐寒性が高いので秋に植えても無問題。よっぽど寒い場合は屋内に入れますが、大体は外でも大丈夫です。難点は種からの発芽率が悪い事ですがそこは数で補ってやればOK。一旦発芽したらあとは楽勝なので、最初は大人しく苗を買ってきてもいいかもしれません。一旦作り出したら多年草で止めるに止められず、かといって料理に使うのが難しくて扱いに困ってしまう某ミントさんより、パセリはよっぽどおススメのハーブだったりします。

23/06/01(Thu)

久しぶりに毛虫に刺されました。庭仕事をしていて刺された事に気付いていなかったんですが、作業を終えて部屋に戻ってきて手首が痒い事に気がつき、見てみると結構な広範囲が腫れ始めました。あーコレは刺されたなと思っていると、肌が露出していた首・足首も痒くなってきて、どうも被害は相当広範囲な感じ。ですが、いつ刺されたか本当に全く分かりません。

うちの庭に出る毒毛虫はイラガとチャドクガの二択ですが、同じ毒毛虫とはいっても腫れ方が全く違います。イラガは別名デンキムシという位、刺された瞬間に強烈な痛みが出て腫れますが、痛みの時期はせいぜい1〜2日で長持ちしません。それに対してチャドクガは刺された時の傷みは全然大した事ないのですが、その後ガッツリ腫れて運が悪いと1か月くらい腫れが長引きます。今回のは腫れの感じから多分チャドクガなんですが、その日の工程を思い返しても、チャドクガがいる樹(ツバキ)周辺では作業してない筈。刺された箇所が被害に遭うような行動を思い返してみると桑しかないんですが、ネットでも実体験からでも、桑には大した毛虫は付かない筈なのですが、本当に謎です。ただ、刺されてしまった事実は変えようが無いので、今後はかゆみ止めを塗りつつなるべく掻かない・触らないようにして自然治癒を待とうと思います。

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