2023年10月

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23/10/31(Tue)

年内いっぱい二カ月ほどかけて庭木の剪定をしてまして、今日の一本はカシ(アラカシ)。今年はドングリの不作が理由で熊の出没事故が増えているとニュースでよく聞きますが、うちのアラカシは例年通りの量でドングリをつけています。うちの樹は表年・裏年の区別があまりないみたい。まぁ、この辺に熊・猪の類は住んでいないので、関係ないですけど。

うちでは高い樹を剪定する場合、高所作業は直接登って行うものと梯子から手を伸ばして行うものがあります。この樹は前者。こんもりした樹形なので、梯子を立てても中までは手が届かないため、直接樹に登って中から剪定した方が楽なのです。ただし、枝の先の方の剪定は、無理して細い枝を踏み抜くと大惨事になるので、梯子を立てて行ってます。この樹に登る作業、年甲斐もなく結構楽しいんですけど、大きなデメリットが一つ。靴へのダメージがとても大きいのです。樹に登ると足場確保の際に靴底が凄い角度で曲がるので、靴が古くなってくると靴底のゴムが割れたり、靴底と本体が剥がれてしまったりします。日常生活だと自転車に乗っての信号待ちで片足をついた際に似たような状況になりますが、木登りの場合はさらに激しい感じ。今回も作業後に確認したら靴底が広範囲にわたって剥がれてしまい、常備してあるボンドで補修する羽目になりました。この靴ももうそろそろ買い替え時だとは思うのですが、もうちょっと頑張ってほしいものです。

23/10/30(Mon)

父親が地域の清掃活動に行って余った弁当を押し付けられてきました。父親自身は要らんというので、私の今日の昼食は弁当。ラベルが貼っていないので詳細は不明ですが、揚げ物メインでちょっとした副菜と漬物がついた、所謂典型的なコンビニ弁当です。ですが、このコンビニ弁当(仮)のご飯の美味しさに私衝撃を受けました。白米美味い。

うちでは父親は炊飯器で普通に白米を炊いて食べているんですが、私は圧力鍋で玄米を炊いて食べてます。白米を食べる機会は年に1回あるかないか。うちでは自家製の米を玄米の状態で保管してまして、当座食べる分の米袋1袋分30kgを近所で精米してくるという運用をしています。ただ、栄養価の面を見れば玄米が白米に優れていることは明らかで、わざわざ手間と金をかけ栄養価を下げて白米を食べるのはアホらしいと思いまして、現行の玄米食になってます。それが極端に不味ければ続きませんが、圧力鍋を使えば普通に食えるレベルにはなるので、私の日常食は玄米なわけです。

ただ、こうやってたまに白米を食べるとやっぱ美味いっすね、白米。噛みしめた時の甘さが玄米とは全然違います。そりゃ日本人がわざわざ精米して白米を食べるわけですよ。今回のお弁当はお世辞にも高級とは言えないものなので、白米ご飯のレベルもそれなりな筈ですが、それでも私の舌にはちょー美味い。喩えるなら、亀仙人の修行甲羅を外してヒャッハーってなってる悟空(歳がばれますが…)。ただ、この感覚は日々玄米を食べているから味わえるのであって、毎食白米を食べている父親には多分全く理解できないでしょう。とはいえ、今後の食事を白米に切り替えるかというと別にそんな事は無く、次の食事からはいつもの玄米で特に不満もありません。たまに白米を食べた時の感動こそありませんが、玄米は玄米で普通に美味しいですからね。

23/10/29(Sun)

今日は先延ばししていたサツマイモの芋掘り1日目。全部一気にやろうとすると腰が死ぬので、2日に分けて行います。先延ばしの理由は面倒臭かったのもありますが、第一は雨が降ったから。最近天気予報が外れて突然雨が降る日があり、予定狂いまくりです。雨が駄目なのは、雨中での作業が大変というよりも、水分が多い土から掘り出した芋は傷みやすいというのが大きいです。雨の量にもよりますが、降った日の最低翌々日まで作業には向きません。サツマイモはああ見えてめっちゃデリケートな野菜で、扱いを間違えるとすぐに腐りますし、保存場所を間違えるとネズミにやられます。結構大変。

まず、サツマイモは水分厳禁。掘ってきた芋の土を落とそうと水洗いしたらもうアウトです。掘ってきた芋は土付きのまま陰干しして表面の水分を飛ばします。その後1個ずつ新聞紙で包み、持ち手を段ボールで目張りしてネズミが入らないようにした野菜コンテナに茎がついていた方を上にして詰めます。この際、収穫時にスコップで傷つけてしまった物・握り拳大以下の小さなものは弾きます。これらは長期保存していると腐ったり干からびたりするリスクが大きく、保存には向きません。ですんで、何らかの方法ですぐに食べます。芋を詰めた野菜コンテナにベニヤ板で蓋をし、使っていない毛布を掛けて冷暗所に保管して完成。ただ、コレでも年明け位になると半分くらいの芋は傷んで食べられなくなっています。寝かせて置くと甘くて美味しくなるのは事実ですが、その保存がめちゃ難しいのですよね、サツマイモ。傷・ネズミ・乾燥・寒さ・水、サツマイモの保存は敵が多過ぎると思います。

23/10/28(Sat)

畑の大根がだいぶ大きくなり、太いものではマッキー位になってきたので間引き作業を行いました。基本的には無駄を嫌い食材を捨てるなど言語道断という主義の私ですが、間引き大根は別。何せ数が多くてとてもじゃないけど食べ切れないので、基本的に畑に捨ててきます。ただ、抜き菜の塩漬けはご飯のお供として優秀なのも事実ですんで、4本だけ持って帰ってきました。まさに氷山の一角。もっと大規模に漬けても良いんですが、あと1カ月もすれば食べられるようになる白菜の塩漬けという強力ライバルの前には全く敵わないので、それまで繋げれば良いというコンセプトで少量持ち帰ってきました。

持ち帰ってきた抜き菜は葉と良く洗ってから葉を根を切り離します。この時葉の部分に少し根を残し、葉がバラバラにならないようにすると多少作業が楽です。葉と根をザルに広げ、日当たり・風通しが良好な場所に1〜2日放置。葉は丸一日でシナシナになってOKですが、根はU字に曲げても折れないレベルにしようとすると2日か下手したら3日かかります。あとは塩15%と気分で柑橘類の皮・鷹の爪・昆布などのフレーバーをまぶし、ポリ袋に入れてから漬物樽の中で重石をかけます。重石は本体の2倍が基本。あとはこのまま数日待って完成です。感想:上でも書きましたが、正直白菜の方が癖が無くて美味い。大根の葉は独特の苦みがあるので、白菜漬けほどバリバリは食べられませんが、少量ご飯に添えるととても食が進みます。わざわざ買ってまで作るほどのものではないですが、あれば余力でちょっと作る位が適正かと思います。とはいえ、大根の葉って自分で育てて無いとなかなか手に入りません。市販品でも申し訳のように5cmほど葉の根元が付いているのがありますが、アレじゃあ作ってもね…という感じ。まぁ、無ければ無いでそんなに困るものでもないですが。

23/10/27(Fri)

10月も終わりになりましたが、ビニールハウス内に植えたプチトマトはまだ花が咲いて実が出来続けています。元々は種から植えた苗の脇芽を挿して増やしたものなので、物凄いコスパ。少なくともあと1カ月はいけそうです。ただし、自宅の軒先に置いてあるオリジナルの鉢植えはもう限界。花も咲かなくなりましたし、何より今回は前半ハモグリバエ、後半は黄化葉巻病にやられて散々でした。来年はもっとガッツリ農薬散布して病害虫の防止に努めようと思います。無農薬栽培なんて考えません。

今日はそんなトマト残骸の片づけ。終わった鉢をいつまでも置いていると家がみすぼらしく見えますんで、とっとと片付けるに限ります。行燈仕立ての支柱から茎を固定していたビニタイをひとつづつ丁寧に外し、まだ使えそうなものは再利用ボックスへ。茎は適当にカットして焼却処分の山へ。支柱は折り畳んで定位置へ。土は畑へ持っていきます。最後に植木鉢を軽く洗ってコレも定位置へ。用途の狭い支柱はともかく、植木鉢は効率的な減価償却の面から休ませずに冬場も使っていきたいので、ちょい使い用のレタスでも植えてみようと思っています。

23/10/26(Thu)

今年もあと2カ月と少し。気温も随分下がって庭の虫も減ってきたところで、今年度の庭木剪定作業を開始しました。かかる時間は例年の経験上60時間前後。雨の日や買い物で作業が出来ない日を除き、1日1時間作業をすればちょうど年内に終わる計算になります。何となく年を跨ぎたくはないので、例年こんな感じのスケジュールで進めてます。

樹を切る順番はとにかく端から樹種を問わず機械的に順番に、です。同じ種類をまとめて伐ろうなど小賢しい事を考えると、面倒臭くてやりたくない樹がどんどん後回しになってやる気が減退していくので、そういうのは一切考えず端から順番に作業していくのが私流。ただ例外もありまして、例えば50分の時点で大物を終えて次の樹もまた大物の場合。残り10分では到底作業は終わらないので、ルールからすれば10分作業して翌日に回すことになりますが、何となく日を跨ぐのが嫌なので、残りの10分はその辺にあって短時間で出来る低木の手入れをして時間調整をします。今年も事故なく怪我なく安全に年末の剪定作業を終えたい物です。

23/10/25(Wed)

朝晩寒くなってきたので、パソコン仕事時の対策として膝掛けと毛糸の靴下を解禁しました。コレでしばらく戦えます。膝掛けを成人男性で使っている人は少数派だと思うのですが、あると無いとじゃ大違いです。膝に毛布を掛けているだけで温かさ・快適さが全然違います。使っているのはバスタオルより少し大きいサイズのミニ毛布。自分で買った記憶は無く、いつからかうちにある代物です。多分何かの引き出物で貰ったんじゃないでしょうか。

毛糸の靴下は自作。作るのにはめちゃ時間がかかります(両方で15時間位)。最低自給の1,000円で作って貰ったとしても人件費だけで1万5千円ですが、一応特殊技能なのでもう少しかかるでしょう。ココに毛糸代を加えると靴下1足2万円が妥当な金額です。市販品は1,000円位から売ってますが、アレがべらぼうに安過ぎるだけ。まぁ、私も1足2万円の靴下なんて絶対買いませんけど。そんな靴下ですんで、なるべく長持ちさせたい。そこで私が生み出した毛糸の靴下を長持ちさせる一番のコツはズバリ、“靴下を履いて歩かない”です。靴下を履いて歩くと、外側は床との摩擦で・内側は足の裏との摩擦で減っていきます。おまけに接地時には体重60kgがモロにかかっている状態で。そりゃ減りますよ。というわけで、私お手製の毛糸の靴下は、パソコン前に座っている時だけ使い、食事に行く時・庭掃除の時などは市販の靴下にわざわざ履き替えます。他人がやってるのを見たら失笑モノですが、自分の事なので何とも思いません。笑わば笑え。

23/10/24(Tue)

うちは古い農家造りで、家の中でも土足の場所が多いのですが、屋内含め主に敷地内の移動に夏場は下駄・冬場はサンダルを使っています。最近朝晩中心に随分寒くなってきたので、この切り替えをしました。切り替える理由は寒くなって靴下を履くようになると、下駄が履けなくなるからという単純なものです。別に通年サンダルでも良いんですが、下駄箱の中に死蔵されていた高そうな下駄をそのままにするのは惜しくなり、裸足でいられる時期は下駄を使っています。

その下駄ですが、このオフシーズンに要補修です。この下駄は本体が木製(桐?)で接地部分には滑り止めのゴムが貼られています。前の部分はまだ大丈夫なのですが、かかと部分のゴムが擦り減って本体の木の部分が削れ始めています。とりあえず残ったゴムをキレイに剥がし、サンドペーパーで表面をキレイにした後、手持ちのゴム板を接着からの余計な部分カットからの、もしかしたらタッカーで接着の駄目押しという感じになりそう。サボっていたミシン仕事も結構溜まってきているんで、先日のペンキ塗りの勢いで色々やっていこうと思っています。

23/10/23(Mon)

畑の隅に置いてある揚水ポンプ、当然雨ざらしにはできないので合板で簡単な屋根を作っているんですが、塗ってあるペンキが随分剥がれてきたのでDIYで塗り直しています。週間天気予報を見るとこの先1週間はずっと晴れ続きなので、良い機会だと思いました。ただコレ、初期段階から失敗していることは否めません。薄板を接着剤で貼り合わせている合板は水に弱い素材なので、いくらペンキで防水するとはいえコレで雨除けを作ったこと自体が間違いです。私だったら波板で作ります。

ただ、作り直すほどの気合は無いので、とりあえず家にあったペンキで塗り直して時間を稼ぐのが今回の趣旨です。ペンキ塗りのコツはとにかく焦らない事。膜を作ろうと厚塗りすると、乾燥後に衝撃や紫外線で割れて塗装した意味が無くなります。シンナーで濃度を調整し、ちょっと薄い?位で何度も塗り重ねます。薄く塗っていれば丸一日で乾きますんで、そうしたら表面に軽くサンドペーパーをかけ塗装でけば立った部分を取り除いてから再塗装、というのを最低5回(屋内の紫外線直撃の場所で使うので)。イチイチ刷毛を洗うのは面倒臭いので、期間中はシンナーに浸した刷毛全体をポリ袋で密封して保管します。こうすれば1セット10分以内で作業可能。木口は塗料の吸収が激し過ぎてそのまま塗っても全然膜が出来ないので、予め砥の粉で穴を埋めておきます。まぁでも、次は作り直しですね。

23/10/22(Sun)

最近東北や北陸地方では熊の被害が報告されています。幸いこの辺りに熊はいないのでうちでは特に心配していないのですが、熊の被害を防ぐために柿を放置しないという対策は他人事じゃないです。柿、困るんですよ。うちの敷地内には柿の木(甘柿)が4本ありまして、年によってかなりの増減はありますが、多分200個位の実が採れます。正直食べ切れません。柿は嫌いじゃないのですが、200個の柿を頑張って1日2個ずつ食べたとしても100日かかります。柿は常温で放置すると割とすぐにグズグズになってしまいますし、冷蔵庫で保存すると水分が抜けてすぐにシワシワになります。意外に長期保存が難しいのです。

かといって加工手段がないのが柿。果物の加工手段というとジャムにするか乾燥させるかの二択が王道で、ネットで調べるとどっちも載ってます。が、正直私は美味しいと思いません。ジャムにすると何故か風味が飛んで砂糖の味しかしなくなります。乾燥はまだマシですが、すぐにハエが飛んでくるのでネットに入れなくてはならず数がこなせません。それに手間暇かけて作るほどの味かと言われたら、生で食べた方がマシだと思います。そんな柿ですが収穫が結構大変なのも放置しがちになる要因だと思います。柿は放っておくとかなり大きくなるので、上の方の実を採ろうと思ったら高枝切りハサミは必須。柿は昔から折れやすいんで登るなと言われているように、登っての収穫は危ないので避けた方が良いです。そして慣れない高枝切りばさみを振り回しての収穫はかなりの肉体労働なので、お年寄りには酷だと思います。そんなわけで過疎化・高齢化が進む山村部で柿の実が放置されているのは仕方が無いと同情してしまうのです。いっそ樹ごと切り倒してしまえば良いのですが、こういうのは色々思い出が詰まっていたりもするので、難しいのですよね。

23/10/21(Sat)

ピーマン・茄子・トマトなど夏野菜のほとんどは枯れてしまい、株ごと引っこ抜いて処分済みなのですが、唯一残ってまだまだ実をつけ続けているのがシシトウです。流石に葉はやや黄色味を帯びてきましたが、この粘りっぷりは凄い。6株植えて1株は枯れてしまいましたが、5株はいまだに毎日結構な量の実をつけます。シシトウは時々滅茶苦茶辛い個体が現れるのが最大のデメリットです。ネットによると10%ほどらしいですが、体感だとそれほど多くはありません。生育環境に大きく左右され、ストレスが大きいと辛くなるそうですが、うちの畑だと多分3〜5%程度だと思います。

私が一番美味しいと思うシシトウの食べ方は天婦羅です。味付けは塩ではなく天つゆで。ただ、そんなに気軽に作れないのが天婦羅のデメリット。ですんで、次点として素焼きで醤油を押します。ヘタをとり、軽く一本切れ込みを入れ(爆発防止)、ごく薄く油を引いたフライパンで表面がやや焦げるまで時々転がしながら焼き、醤油をほんの少しかけて食べるのが美味い。ただ、この料理は作り置きには向かないので、大量のシシトウを一気に常備菜にしたい場合は、味噌と酒で甘辛く炒りつけ胡麻で風味をプラスしたものが好きです。辛いのは基本気にしません。私は辛いのが好きなわけではないですが、耐性は結構あるので、あー辛いな―と思ってもシシトウくらいだったらそのまま食べてしまいます。子供がいる家庭で料理に使うのは厳しいですが、大人だけだったらシシトウの辛さ程度は許容範囲内なんじゃないでしょうか。

23/10/20(Fri)

葉物野菜が生え揃ってきました。まだまだ市販品に比べると小さいのですが、元々混みあうように種を播いているので、間引きが必要です。そんなわけで最近は、3〜4日に一度混みあっているところを狙って間引いてきてはお浸しにするというルーティンが完成しました。対象は小松菜・ホウレンソウ・蕪・春菊の4種類。小松菜と蕪は科が同じで大して味は変わらないのですが、何となく嫌なので混ぜて使わないのがマイルール。

問題は根をどうするかですが、抜き菜は小さい分数が多く、いちいち根を切除する手間暇が惜しいですし、まだそんなに硬いわけではないのでそのまま一緒に食べてしまっています。抜いてきた菜っ葉は水を張ったタライでザブザブ洗います。こういう菜物の根は細くてまっすぐなので、一本ずつ丁寧に洗わなくてもコレで大体泥は落ちます。多少残っていても、その後茹でる→水に晒して絞るという過程でほぼほぼキレイになるので、あんまり神経質になる必要は無いです。あとは醤油・塩・鰹節で和えるだけ。大した作業でもないので、うちでは朝食のパンを焼きながら並行して作ってしまうので、手間もかかりません。しばらくはお浸し生活が続きそうです。

23/10/19(Thu)

香典返しのギフトブックで頼んでおいた各種魚の味噌漬けセット冷凍便が届きました。この先少しずつ焼いて食べようと思います。ちなみにうちではガステーブルについている魚焼きグリルは使わないことにしています。アレはすぐに魚などの脂でベトベトになるのに、掃除がやたら大変ですぐに汚くなるので嫌いです。同様の理由でトースターも駄目。こっちは脂が垂れるので直焼は論外ですが、金属製のバットなどを使うのも結構面倒臭いので。

というわけで愛用しているのはテフロンフライパンとフッ素加工のアルミホイル。うちでは基本的に鉄のフライパンを使っているのですが、この用途だけはテフロンフライパン(テフロンはほぼ剥げてる)を使っています。この調理をするとほぼ空焚き状態になり、鉄のフライパンではせっかくできた油膜が焼き切れてしまうので、どうでも良い状態になったテフロンフライパンを敢えて捨てずに使っているのです。

ちなみに今回の冷凍便は発泡スチロールの箱に入って送られてきたのですが、こういう荷物で真っ先にやらないといけないのが、父親より先に受け取って箱を壊す事です。見つかると何かに使えるかもしれないからとっとけと言われてしまうので、言われる前に壊すのが重要。壊してしまえばこっちのもんです。無論発泡スチロールの蓋付き箱がとても重宝する場合がある事は否定しません。ですが、もう既に3〜4個の在庫があるので、これ以上は不要です。いつか使えるかもしれない物に関しては、在庫量を決めておきそれ以上は捨てるor古いのを1個捨てて新しいのを入れるといった運用が必要だと思います。

23/10/18(Wed)

全然関係ない作業をしている時に、あれっ?そういえば以前に買ってストックしておいたパスタどうなったっけ?と思い出しました。パスタは業務用スーパーで買うとキロ150円程度と安いので、以前は常備して昼食に使っていました。ですが最近の物価高騰でキロ350円とかになってしまいすっかりご無沙汰に。補充が無いものだから自然と使わなくなって食品ストックの底に沈んでいました。今回確認したら在庫が2kg弱で賞味期限は来年の2月。多少期限が切れても無問題で食べる私ですが、切れてないに越したことはないわけで、この機に食べ尽くしてしまう事にしました。しばらく昼食はパスタです。

個人的に一番好きな食べ方はペペロンチーネですが、夏前に作ったトマトピューレの水煮瓶詰がたくさんあるので、ブッタネスカとペペロンチーネの中間くらいのパスタを狙います。日頃はなるべくその時にあるもので作るというのがモットーですが、パスタの際は安くても良いのでベーコンは必須。あと、玉葱も出来れば欲しい。ニンニクは冷凍してあるのを使って、バジルは少し色が褪せてきたけどまだフレッシュなのがギリギリ使える感じ。パスタは茹で時間9分のものですが、2時間前から水に浸すことで茹で時間を3分に短縮し、6分分のガス代を節約します。というわけで久しぶりに昼食パスタを作ったのですが、一時期コレばっかり作っていた時期がある事もあって、安定の美味しさでした。時々はパスタも食べたいんだけど、これからますます価格が上がってキロ500円とかも見えて来てしまったので、食べられなくなるんですかね。

23/10/17(Tue)

庭のキンモクセイがいい感じで咲き、良い香りがしているので、花を片手に乗る位の量採ってきました。コレを寒天で固めるとなかなか美味しいのです。勿論花そのものが美味しいわけではなく、香りだけを楽しむものです。以前欲張って沢山収穫し、砂糖で煮詰めて瓶詰にしたことがあるのですが、かな〜り大変なうえにモッタイナイと思い過ぎて食べられない間に瓶の中で黴てしまったことがあり、それ以来保存は止めています。花が昨シーズンに1〜2回食べる位で丁度良いと思い知りました。

作り方は簡単で、キンモクセイの花を煮出した液に10%の砂糖で甘みをつけ、4%の粉寒天で固めるだけ。煮出した後の花は茶漉しで除去して食べません。うちには春先に作り溜めた桑などのジャムが割と大量にあるので、添えて味変するのも乙なものです。以前はキンモクセイの香り=トイレの芳香剤というイメージでしたが、最近ではキンモクセイの香りの商品が無くなりそういうイメージも消えてきたので、キンモクセイ寒天を食べてもトイレを連想する事は無くなりました。とても良い事だと思います。

23/10/16(Mon)

今年の5月に作ったサクランボのジャム、脱気密封していたはずですが、表面に黴が浮いてました、痛恨です。中を確認しようとしたら、温めもしていないのに簡単に蓋があいたので、多分蓋の締め方が不十分だったのだと思います。市販品がこの状態だったら全廃棄しかないんですけど、このサクランボのジャムはそれなりに思い入れがあるので、簡単には捨てられません。まず、材料が少ない。材料を採るのは高さ3m程の桜の樹ですが、そんなに大きくない事もあって全部で1.5kg位しか採れません。それも、実った粒から一個ずつ採って冷蔵保存しながら、一週間ほどかけて採るという面倒臭さ。そしてそこから軸と種を取り除き、砂糖を加えてジャムにする。結構大変なのです。そして何より美味い。ジャムは色々作りますが、サクランボのジャムは私の中ではトップ3確実の一品です。ですんで、どうでも良いジャムは気前よく人に配りまくりますが、サクランボのジャムは基本的に自家消費のみとなっています。

そんなサクランボのジャムですから、安易に廃棄は出来ません。とりあえずカビた部分を取り除き、少量味見。結果そんなに問題はなさそうですが、とりあえず丸一日様子見。お腹が痛くなることも無かったので多分大丈夫。ですが、万一を考えて加熱して利用することにします。具体的にはうちで定期的に作っている寒天に流用。適宜薄めてから寒天で固め、常備している梅の甘露煮などと共におやつ枠です。他人には全くおススメできませんが自己責任でやるわけですし、最悪でも下痢レベルでしょうから、まぁ大丈夫かなと思います。

23/10/15(Sun)

今季私が毎週楽しみにしているドラマがありまして、それは“きのう何食べた?season2”です。数年前のseason1も大概面白かったのですが、今期も安定の面白さ。このドラマは週刊モーニングで連載されている漫画が原作になっていて、コミックスが発売されたら必ず買う事にしている二つしかない漫画の一つです(ちなみにもうひとつは朝日新聞連載四コマ漫画のののちゃん)。このドラマ、事件らしい事件は全く起きません。中年のゲイカップルがご飯を作っていちゃいちゃするだけ。ですがそれが良い。

いちゃいちゃとはいっても、どぎついラブシーンとかも皆無なので、凪の心で安心して見ていられます。主人公のシロさんはとにかくドケチでツンデレの弁護士。安い食材を買って料理することを生きがいにしている人で、相方のケンジはお姉言葉の美容師。この二人の出す空気感がとても良い感じです。このドラマ、テレビ東京系列なので当然私の住んでいる地域では放送していないのですが、今はTverで無料視聴できるのがありがたいです。ちなみに私、ドラマはほぼ見ません。多くて3〜4年に1本ペースです。ドラマって続きあるので毎週見ないとという強迫観念が出てくるのですが、この作品は続き物ではないので、そういうのが無いのも良いですね。

ちなみに今季毎週楽しみにしているその他の番組は、笑わない数学・100カメ・ブラタモリ・72時間・サイエンスゼロ、辺りです。特に笑わない数学は放送前からめっちゃ楽しみにしていました。NHKは受信料問題で槍玉にあがることが多いですが、何だかんだで上質な番組も作っているのですよね。

23/10/14(Sat)

年配者に不足しがちなたんぱく質を定期的に摂るという目的で、現在2日に1度卵4個で厚焼き玉子を焼くというのがルーティンになっています。自分で言うのもなんですが、私の厚焼き玉子技術は結構高くて、その辺の市販品にも早々劣ってません。そんな私が好きなTV番組の一つがNHKのサラメシ。働く人のお昼ご飯をレポートする30分番組で、中井貴一さんの軽妙なナレーションが魅力的です。

そんな番組ですが、お昼ご飯を紹介するという性質上、お弁当がたくさん紹介されます。そしてお弁当の定番厚焼き玉子もかなりの頻度で出てきます。お弁当だけうつす回もありますが、そのお弁当を作っているシーンが出てくることも多くて、そこで他人(素人)の卵焼き制作シーンを見て心の中でマウントをとるのが性格の悪い私の恒例行事です。うわー下手糞かよ…と思いつつ見る場合が多く、この人には負けるなと兜を脱ぐケースはほぼありません。我ながら嫌な奴です。

番組を見ながらマウントといえば最近見たイモトアヤコさんのドキュメンタリー。丁寧な暮らしを目指す彼女が鍛冶屋の元でフライパンを自作し、それを自分で使うという企画。フライパンを自作といっても鉄板をハンマーで1度叩いてヘロヘロになっているシーンしかうつっていなかったので、多分ほぼ作って貰ったのでしょう。そんな新品フライパンで炒飯に挑戦し、ご飯をべっとり焦げ付かせてしまってまして、アレはマウント以前に可哀想でした。ただでさえ焦げ付きがちなご飯を、まだ油が碌に馴染んでない新品のフライパンで作るとか無謀過ぎです。とりあえず最初の内は野菜炒め辺りにしとけとか、誰かアドバイスしてあげなかったんでしょうか。あの番組を見たら、やっぱり鉄フライパンって難しそう…と思ってしまう人の方が多いんじゃないかと感じました。鉄フライパン、使い方を間違えなければとても良い道具なんですけどね。

23/10/13(Fri)

畑の葉物が順調に育っているので、食卓に間引き菜のお浸しが並ぶようになりました。ちなみに間引き菜というのは固有名詞ではなく、主にアブラナ科の葉物野菜を間引いたものです。こういう野菜は畝にバーッと種を播き、ワサワサっと出てきたところで成長の良いものだけを残して間引きます。その間引いた苗をそのまま捨てるのは言語道断なので、持ち帰ってお浸しにするという流れ。

うちの場合、キャベツ・白菜・ブロッコリーは苗で買ってくるので間引き菜は出来ません。間引きするのは、青梗菜・蕪・大根・水菜・ホウレンソウ。ホウレンソウ以外はどれもアブラナ科で、成長したら全然違う味の野菜になりますが、間引き菜の頃は殆ど味の違いを感じません。ちなみに、根はまだ細くて柔らかいため、いちいち取り除くのがめんどくさいのもあってそのまま一緒に茹でてしまいます。茹であがったらよく絞ってから食べやすい大きさに切り揃え、醤油・塩・味の素・鰹節で味を調え完成。最近涼しくなってきたので、冷蔵庫に入れておけば3〜4日は楽に持つので、食卓に青みを添えるという意味でも非常に重宝しています。

23/10/12(Thu)

早朝の庭先で高枝切りばさみを使って柿を収穫していたら、朝コーヒーをしばきに行く父親に“常連仲間に配りたいから”と華麗に横取りされました。配りたいんなら自分で採れやとしみじみ思います。ところで、柿関連の話題として定番なものに、柿は固いのと柔らかいのどっちが好きかというのがあります。ですがこの問題の本質は、熟々になった柿を美味しく食べられるかという点にあると思います。固い柿が大嫌いで食べられないという人はまずいないのに対して、熟してドロドロになった柿は賛否が分かれます。

かくいう私は勿論大好き。濃いオレンジ色でぶよぶよになった柿の天辺をナイフでくり抜き、スプーンを突っ込んで食べるのが至福です。当然ですが、種の周りのゼリー状組織もキレイに剥がして食べ尽くします。ですが、このドロドロが気持ち悪いという人もかなりの数おり、かくいううちの父親もその一派に属しています。おかげで熟し柿は私の総どり。こんなに美味しいのに、それが分からないなんて可哀想な人達だとすら思います。

ところで、柿の木を自分で持つとその害虫ホイホイっぷりに驚きます。うちの柿の木をメインターゲットにしているのはイラガとミノムシの2種類。イラガは言わずと知れた毒毛虫で、ショッキンググリーンのミニサボテンといった風情のファンキーな見た目で、触ると激痛が走るんで、見つけ次第踏み潰します。ミノムシは毒こそありませんがその食欲と繁殖力はイラガを凌ぎ、葉を丸坊主にするだけではなく柿の実に変なトゲトゲガついてるぞ?と思ったら全部極小のミノムシだったとかよくある話。こんな柿ですから市販品レベルにきれいな商品を作るためにはガッツリ消毒しないと駄目な筈で、やっぱり無農薬ってのはファンタジー上の存在だよなとしみじみ思います。

23/10/11(Wed)

畑のブドウがほぼ終わりですが、個人的にはこの終わる寸前のブドウが一番美味しいと思っています。軸の部分は完全に干からびて枯れ枝の様になっており、実は半分ほどの大きさにしぼんでシワシワ。商品的な観点からしたらゴミとしか見えないような状態ですが、よくよく考えてみるとコレ、自然発生的なレーズンです。レーズンほど本格的に乾いてはいませんが、いい感じで乾燥して甘味が凝縮されており、非常に美味い。自宅でブドウを作っている人だけが味わえる珍味と言えます。

ただし注意点もあります。順調に乾燥している粒は美味しいのですが、中にはガチで腐っている粒もありまして、それを選り分ける必要があります。ですがそんなに難しいことではなく、何個か失敗すれば何となく勘所が分かってきて失敗しなくなります。色合いや皴の入り方が、食える粒と食えない粒とでは結構違うのです。考えてみれば市販のブドウもこうやって少し乾燥させて食べた方が美味しいような気もしますが、価格の事を考えるともったいなくてそんなことは出来ないのかもしれません。1房1,000円以上のブドウを干せるかというと、私もちょっと出来ませんので。

23/10/10(Tue)

食事の準備の時間などを利用して先日貰った栗をちゃちゃっと渋皮煮に加工しました。総重量1.5kg。とにかく鬼皮を剥くのが面倒臭いんですが、一気にやろうとすると集中力が切れて渋皮を傷つけてしまうので、一回の作業時間は30分に限定。朝晩2回作業して二日かかりました。渋皮は多少なら傷ついてもいけなくはないんですけど、傷が入ってしまうとその後の煮込み作業で割れてしまう可能性が爆上がりするので、可能な限り慎重に作業します。うちでは60度のお湯に15分漬け込んだ後、尖った部分から薄いバターナイフを差し込み、引っ掛けて引き下ろす方法でやってます。この方法で話にならない程渋皮が破れてしまい、渋皮煮にはできなくなって栗ご飯に回す確率が大体5%程度。爪でやるともう少し歩留まりが良いのですが、爪がボロボロになるので数個ならともかく1.5kgとか無理です。

鬼皮を剥いた栗は重曹水で煮てアクを抜くんですが、毎回悩むのがこの抜き具合です。個人的にはかなり渋みを残し目にした方がお茶にあいますし、抜き切ったらただの甘い栗になって甘露煮でも一緒だろと思ってしまいます。ただ、作った渋皮煮はかなりの量他人にあげることになるので、それだったらあんまり渋みを残さない方が受けるんじゃないかと思ったりもして。ちなみに栗の様な煮崩れやすい食材をコトコト煮なくてはいけない場合、シャトルシェフ(保温調理鍋)は神アイテムです。保温状態で放置して火を通すという仕組み上、中で具が全く動かないために理論上煮崩れが発生しません(取り出すとき煮崩れたらそれは自己責任)。シャトルシェフのおかげで多少皮が破れた個体もキレイに煮ることが出来るので、買って良かったシャトルシェフ。うちでは最低でも週に一回は使っているので、1万円くらいしましたが十分に元はとったと思います。

23/10/09(Mon)

最近作るメニューがマンネリ化していて、この辺で新しい風でも吹き込むかと料理系サイトをうろついていて見つけたのがなめ茸。子供の頃は母親がたまに瓶詰を買ってきてたんですが、ここ数十年すっかりご無沙汰でしばらくぶりに食べて見たくなりましたんで、早速レシピサイトを参考に材料となるエノキダケを買ってきました。作り方はごく簡単。買ってきたエノキダケは食べられそうもない根元の部分を切除後、半分にカット。根元の部分は手で細かく裂いておきます。エノキダケ200gに対して水60ml、味醂と醤油各大匙2、顆粒だしの素適量を加え、火にかけます。沸騰したら全体をかき混ぜつつ2〜3分煮て完成。ちょー簡単です。

味はまんまなめ茸。そうそう、こんな味だったって感じです。なめ茸は市販品を買うとやたら分厚くて内容量の少ない瓶詰に入っており、結構割高。この程度の材料費と労力で出来るんなら、絶対に自作した方がお得です。そして今問題になっているのは、今後常備菜とする場合に、一回に1袋200gで作るかその2倍で作るかという点です。うちでは週一ペースで買い物に出るのですが、1袋だとちょっと足りず、2袋だと微妙に多い感じ。うーん、当面2袋かな。

23/10/08(Sun)

随分涼しくなってきて、夏の間ペースダウンしていた草むしりが本格化してきたんですが、最近厄介な新参者が現れて困っています。それは(多分)ノイチゴ。ノイチゴといえば野生種にあるまじき甘さでノイチゴジャムという非常に魅力的な植物ではありますが、余計な場所に入り込むとこれほど面倒臭い雑草は無いです。特徴としてはヤブカラシの上位互換。

ヤブカラシは地下茎で増えるので、どんなに地上部を駆除しても殆どダメージを与えられず、すぐに復活してしまいます。ノイチゴもヤブカラシと同様地下茎で増えるのですが、それに加えてヤブカラシには無い棘という武器を装備しています。このためヤブカラシは素手で掴んで除去できますが、ノイチゴは無理。軍手なんて何の意味もないので、農作業用のゴム手袋と軍手を二重に身に着けて作業しないといけません。そしてそれだけ頑張って作業しても地下茎までは駆逐できないので、所詮時間稼ぎに終わります。まさに徒労。ヤブカラシもノイチゴも単体で生えていれば強力な除草剤を使えるんですが、そんな事はまず無くて、枯らしたくない果樹や野菜の根と絡まって生えているので、強硬手段がとれません。

そして一番ムカつくのがこのノイチゴ、数年前から見かけるようになり、葉や茎の特徴からノイチゴであることはほぼ確定なんですけど、何故か実を一度も見かけたことが無いのです。実が出来ればジャムにして有効活用することで多少溜飲が下がるんですが、それもないとなるとムカつくばかりです。

23/10/07(Sat)

近所のおばちゃんから栗を貰いました。ありがたいことはありがたいんですが、その反面で栗は面倒臭いのも事実です。まぁ、他にやってくれる人がいないんで仕方なくやりますけど。栗の保存は甘くするかしないかの二択です。甘くする場合は渋皮煮、しない場合は冷凍して少しずつ栗ご飯として使います。今回は結構量があるので半々でいいかなと安直に考え中。

栗の場合何が面倒臭いって、鬼皮と渋皮に種類の皮があることが面倒臭いです。渋皮煮にする場合は渋皮は剥かなくても良いですが、逆に渋皮を傷つけないように鬼皮を剥かなきゃいけないわけで、考えただけでも嫌になります。ただ、今ではネットで何でも調べられる時代ですから、検索をかければ鬼皮を剥くコツがいくらでも出てきます。基本は熱湯でふやかしておいて剥く、です。ただネット情報はまた聞きのものも多く、実際やってみるとうまくいかなかったなんてザラ。鬼皮剥きの場合、尻の方は皮が固着していて剥きづらく、強引にやると実が壊れるんですが、そこまで言及しているサイトはあんまりありません。この部分は無理して剥がそうとせず、再び水に漬けて時間をかけるのが正解です。まぁ、面倒臭い面倒臭い言ってても不毛ですし、明日から少し天気が崩れそうなので、庭仕事時間を栗の下処理に回そうと思っています。

23/10/06(Fri)

私が大好きでいつも聴いている、先週の日曜天国で干し芋をとりあげてまして、その手があったかと自作してみる事にしました。うちの畑ではサツマイモが採れはじめており、どうせ食べ切れなくて腐らせるんだから焼き芋以外に用途を見つけたいという意図があります。ネットで作り方を調べたところ、20〜40分かけ竹串がスッと通るようになるまで茹でてから皮を剥きカットした後、2〜3日かけて表面は乾いて中はしっとり状態にすれば完成と比較的簡単です。早速やってみました。

結果:30点。初回だからこんなものでしょうが、まぁ失敗です。原因1. タイマーをかけて茹でていたのですが、目を離した隙にガッツリ煮崩れてしまいました。崩れていないのもありましたが、全体的に失敗です。原因2. 甘くない。サツマイモの甘味はじっくりと熱を通すことで生まれるのですが、この20〜40分茹でる作業ではサツマイモの甘味を殆ど引き出せません。先日同じサツマイモで焼き芋を作ったのですが、茹であがった段階でその時の甘味の1/4がいいところです。焼き芋の味を知っているので、これじゃあ干しても駄目。…もったいないので干しますけど。ということで、次回は茹でるのは止めてそもそも焼き芋から干そうと思っています。ですが、焼き芋状態で十分に美味しいわけですから、そこから更に手間をかけるとなると相応のメリット=美味しさアップが必要になります。保存性は多分大して上がらないっぽいので、そっち方面でメリットを期待は出来ません。他人にあげるには良いかもしれませんが、自家消費用にわざわざ作るかとなると、あまり期待できないかもと思ってしまいます。まぁ、一度はやってみますけど。

23/10/05(Thu)

今日の貰い物はヤリイカ×4。胴体だけだと長さ15cm程度なので、4杯といってもそんなに量はありません。父親からは刺身を所望されたんですが、個人的にイカの刺身はそんなに好きじゃない…というか、イカは加熱した方がポテンシャルを発揮できると思っているので、却下です。私の一押しはイカ大根なんですけど、この時期はまだ大根がアホみたいに高いので断念。今回は焼きイカにしました。

イカはまず胴体とゲソを分離し、ゲソから内臓を切り離します。スルメイカクラスの胆があれば有効活用も考えますが、ヤリイカの内臓は大した魅力が無いので廃棄。ゲソは流水に当てながらツメをこそげとり、頭を開いて目玉とクチバシを取り除きます。大きなイカならクチバシも食べますが、このサイズだと小さ過ぎるので廃棄。目玉は問答無用で廃棄です。キレイにした胴体とゲソを1時間ほど味醂醤油に漬け込んでから、テフロンアルミ悪を敷いたフライパンで良い感じになるまで焼いて完成。七味マヨを添えます。感想:不味く作りようがない料理。料理とも言えない料理ですが、まぁ美味いよね。スーパーの特売でスルメイカが定番商品だったのはもう随分昔になってしまいました。あんな風に美味しいスルメイカを安く食べられる時代はもう来ないかもしれませんね…。

23/10/04(Wed)

もうそろそろえぇやろということで、畑のサツマイモを掘ってきました。今年もいい出来です。以前はスイートポテトや大学芋など色々作った事もありましたが、最近ではかける手間と結果の収支を考えて焼き芋一択です。次点でクチナシを使った甘露煮。裏漉ししなきゃいけないスイートポテトとか、揚げなきゃいけない大学芋なんてやってられません。

焼き芋の焼き方ですが、途中で温度を変えたりアルミホイルを開いて焼き目を漬けたり、手間をかけようと思えばいくらでもかけられるんですが、面倒臭いので温度は一定の200度です。水洗いして食べられそうにない細い部分をカットしたサツマイモを新聞紙で2重に包んでから一瞬だけ水に浸します。この水は芋を洗った水をそのまま使うとロスが無くて良い感じ。更にその上からアルミホイルでキッチリ巻いて(最近ではふんわり巻く派が主流ですが、アルミホイルがもったいないのでうちはキッチリ巻く派)、余熱の済んだオーブンで90分。時間が来てもすぐには開かず、30分以上オーブン内に放置して、余熱で更にデンプンを糖化させて完成。感想:まぁ美味いよね。この作り方のポイントは90分放置で出来る点で、その間私はキッチンにすら居ません。オーブンが火を噴いて火事になる可能性も無くはないですが、まぁ大丈夫でしょう。仕事してたら焼き芋が焼けるとか最高です。

ちなみに、しばらくの間はその日に調理できる分だけ掘ってきて焼き芋にするスタイルで、11月後半くらいに掘り返してきて屋内保存というやり方でいきます。サツマイモってとにかくデリケートで、濡らすと腐る・低温に当てると腐る・すぐにネズミが寄ってきてかじられると、保存の敵が一杯。掘ってきた芋を洗わず天日に当てて表面をよく乾かし、一個ずつ新聞紙で包んで野菜コンテナに茎がついていた側を上にして縦に詰め、毛布を掛けて保存するとか結構面倒臭いうえに、年明けには半分くらい腐っているという悲劇。まぁ、やりますけれども。

23/10/03(Tue)

思い付きで朝食のパン焼きにトースターではなくフライパンを使うようになってしばらく経ちました。最初からポテンシャルは感じていましたが、焼き時間や火加減を微調整して現在ではかなり完成度が上がっています。現段階での工程はこんな感じ。1. 約1.5cm厚に切ったパン(自作)の片面にオリーブ油小匙1/2を垂らして広げる。2. 冷凍保存のニンニク1片を凍ったまま擦りおろし、オリーブ油を塗った面に広げる。3. 温めたフライパンにニンニク面を下にしてパンを入れ、弱火で4分→ひっくり返して4分(蓋はしない)。4. トマトピューレ(自作)を塗り、ドライバジル(自作)をたっぷりふりかけ、塩をひとつまみで完成。

多分チーズをのせて少し溶かせば更なる高みが目指せるのは明白なんですが、そンな事を日常的にやっていると雷に打たれて死にそうなので、この辺で止めています。そして最近悩んでいるのがトースターの今後です。パンを焼かなくなって一気に使用頻度が下がりました。無くてもオーブンレンジかテフロン処理したアルミ箔を敷いたフライパンがあるので特に困らないのですよね。半年くらい様子を見て処分というのが残当なんですが、それなりに古くからある家電なので愛着もあり、迷っています。でも使わないのにとっておくのもなー。

23/10/02(Mon)

春植え牛蒡の最後の一本を食べ切りました。ココまで来ると中にはスが入りまくっていて、市販品でこんなの売られていたらクレームまっしぐらですが、自家消費用なので問題ありません。私の味覚が鈍いからかもしれませんが、スが入った大根はスポンジみたいになって食えたものじゃなくなり、スが入った人参は固くなって食えたものじゃなくなりますが、牛蒡はスが入っても味自体はそんなに変わりません。見た目は悪くなりますんで、市場価値は急下降しますけど。

うちでは元々牛蒡は作っていなかったんですが、私が好きで作り始めました。偏食気味で有り余っているピーマンやシシトウには見向きもしない父親の食いつきが妙に良いのが牛蒡。歯が悪いので食卓にキッチンバサミを持ち込んでまで食べてます。牛蒡の何がそんなにヒットしたのかよく分かりません。牛蒡といえばキンピラゴボウが一番有名で私も大好きですが、ササガキにするのが結構面倒臭い。ですんでうちではたたき牛蒡にしてしまいます。直径の一番大きな鍋に合わせて牛蒡をカットし、更に太さに合わせて更に1/2〜1/4にカット。10分ほど茹でて柔らかくなったらすりこぎで満遍なく叩いて潰してから一口大に切り揃え、沸かした甘酢に絡めつつアクセントに胡麻と鷹の爪を加えて完成。感想:メインのおかずにはならないですが、小鉢的な一品として優秀。酢を使っているのでそれなりに日持ちが良いのもメリットです。個人的にはおススメの一品

23/10/01(Sun)

自作の梅シロップを濾して残った出し殻の梅5kg、6日間でのべ3時間かけて身と種を分離し、身を干して10日ほど。やっといい感じで乾いてきました。この調子だとあと1週間程度で完成できそう。感想に時間がかかっているのは一応理由がありまして、干す場所が限定されていることが最大の要因です。干し大根なんかは竹のザルを使って干すんですけど、何せ今回のは梅シロップの残骸ですから糖分がめちゃ多い。コレを竹ザルに広げてその辺に干したりしたら、あっという間に蟻まみれになりますし、糖分が竹ザルにしみ込んで考えたくないレベルの後片付け作業が発生します。

ですんで今回使うのは魚干しの網。吊るした紐から蟻が進入する可能性もゼロではないですが、竹ザルを無防備に地面に置くよりは遥かに安全です。そして、梅を直で魚干し網に入れるとコレまた糖分でベトベトになるので、アルミのバットに広げたうえで魚干しの網に入れました。ただ、コレによって広げられる範囲が限られてしまいますし、下からは風が全く通らなくなります。その分乾燥が遅れるわけですが、コレはもう仕方ありません。まぁ、放っておけばそのうち乾くので、10日かかろうが20日かかろうが誤差ではあります。とにかく雨に当たって黴が生える事だけが怖いので、天気予報を確認し実際の空を自分の目で確認しと、干し物を作っている時はいつもお天気がとても気になりますね。

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